スコティッシュフォールドがかかりやすい病気は?確率・発症時期を解説

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スコティッシュフォールドがかかりやすい病気は?確率・発症時期を解説

スコティッシュフォールドは高い人気を誇る、丸顔で折れ耳が特徴の猫。とても可愛らしい猫ですが、病気になる確率が高いといわれています。

とくに完治が難しい遺伝病のリスクが高いため、子猫のうちから生涯にわたって付き合っていくことになるケースも少なくありません。

この記事では、スコティッシュフォールドがかかりやすい病気、病気になる確率、治療方法について詳しく解説していきます。

>>犬の病気についてはこちらをご覧ください

スコティッシュフォールドの特徴・性格

スコティッシュフォールドの特徴・性格

原産国 イギリス
サイズ セミコビー(中型)
体長・体重 約60cm
オス 3~5kg
メス 3~4.5kg
毛質 ダブルコート
身体的特徴 ややがっしりした体格
耳は立ち耳あるいは折れ耳
平均寿命 約13.6歳
病気のなりやすさ 高い
気をつけたい病気 骨軟骨異形成症(骨瘤)、外耳炎、肥大型心筋症など

スコティッシュフォールドは、折れ耳や丸い目、丸顔が特徴的

体長は60cmほど、体重は約3~5kgの中型サイズの猫です。

ややがっしりした体格で、胴体、足、しっぽが少し長めの特徴をもちます。

性格は温厚で、子どもやほかのペットとの相性も良く、賢くて遊び好きな子が多いといわれています。

スコティッシュフォールドの立ち耳・折れ耳について

スコティッシュフォールドは折れた耳の印象が強い猫ですが、実は、「スコティッシュストレート」といわれる立ち耳の猫もいます。

スコティッシュフォールドが立ち耳になる確率は約70%、折れ耳になる確率は約30%で、耳が折れる原因は軟骨異形成という遺伝性の病気によるものです。

折れ耳のスコティッシュフォールド同士で繁殖させると、遺伝によって折れ耳の猫が生まれます。

立ち耳の猫はスコティッシュフォールド同士の繁殖では生まれず、アメリカンショートヘアやブリティッシュショートヘアーと交配することで生まれ、立ち耳同士で繁殖させると折れ耳は生まれません。

スコティッシュフォールドの平均寿命は13.6歳

スコティッシュフォールドの平均寿命は13.6歳で、人間でいえば70歳くらい

他の猫種と比べても平均的で、とくに寿命が短いというわけではないようです。

猫の年齢まとめ表

猫の年齢 人間の年齢
1歳 15歳
2歳 24歳
3歳 28歳
4歳 32歳
5歳 36歳
6歳 40歳
7歳 44歳
8歳 48歳
9歳 52歳
10歳 56歳
11歳 60歳
12歳 64歳
13歳 68歳
14歳 72歳
15歳 76歳
16歳 80歳
17歳 84歳
18歳 88歳
19歳 92歳
20歳 96歳

また、最高齢のギネス記録は見つかりませんが、国内には21歳の子がいるという情報もあります。

スコティッシュフォールドが病気になる確率

折れ耳のスコティッシュフォールドは、100%の確率で「骨軟骨異形成症」になります

というのも、骨軟骨異形成症が原因で耳が垂れるため、折れ耳である時点で既に発症しているのです。

このほか、遺伝性の「多発性嚢胞腎」という泌尿器の病気は、両親のどちらかが持っていると50%の確率で発症するとされています。

参考
血液検査で分かるネコの遺伝性疾患「多発性嚢胞腎」(外部リンク)

スコティッシュフォールドがかかりやすい病気

ペット保険会社が公表している保険金の請求実績や猫種ごとの遺伝性疾患に関する情報を参考に、スコティッシュフォールドがかかりやすい病気をランキング形式にまとめました。

スコテッシュフォールドがなりやすい病気ランキング

気になるのは、筋骨格の病気のリスクが非常に高いこと。他の猫種と比べて、2倍以上のリスクがあります。

詳しい病名でみると、以下のとおりです。

病名 病気の特徴 おもな症状 治療法 予防法
骨軟骨異形成症
(骨瘤)
骨や軟骨に変形が生じて強い痛みが生じる ・関節にコブができる
・歩き方がぎこちないなど
・消炎鎮痛剤
・手術
・放射線治療
早期発見と足腰への負担軽減により悪化を防ぐ
肥大型心筋症 心臓の筋肉が厚くなって心機能が低下する ・元気がない
・疲れやすい
・ずっと寝ているなど
・ACE阻害薬など 早期発見して進行を緩やかにする
外耳炎 耳の中に炎症が起きてかゆみや悪臭が生じる ・耳のかゆみ
・耳の赤み
・耳が臭い
・耳垢が増える
・耳洗浄
・点耳薬
耳を清潔に保つなど
眼瞼内反症 まぶたが内側に入り込んで眼球に炎症が起こる ・涙の増加
・まばたきが増える
・点眼薬
・まつげを抜く
猫風邪を予防するワクチンを打つ
尿路結石症 腎臓、尿管、膀胱、尿道のどこかに結石ができる ・頻尿
・血尿
・食事療養
・輸液
・手術
水をしっかり摂る
多発性嚢胞腎 腎臓に嚢胞ができて腎機能が低下する ・多飲多尿
・食欲不振
・嘔吐など
・皮下輸液
・投薬治療
・食事療養など
早期発見を心がける

参考
アニコム家庭どうぶつ白書(外部リンク)
遺伝子検査とは|Veqta(外部リンク)

1位:筋骨格の病気

スコティッシュフォールドに最も多いのが、筋骨格の病気。

なかでも、「スコ病」と呼ばれる骨軟骨異形成症(骨瘤)に注意が必要です。

骨軟骨異形成症(骨瘤)

骨軟骨異形成症(骨瘤)は、骨や軟骨に変形が生じる遺伝病

スコティッシュフォールドの特徴である折れ耳は、この骨軟骨異形成の症状によって耳が折れることによるものです。

折れ耳以外にも、関節に大きなコブ(骨瘤)ができる、しっぽが短く変形するといった変化があらわれます。

痛みを伴うため、歩き方がぎこちない、足を引きずるなどの症状がみられたら要注意です。

広く知られている「スコ座り」(人間のように足を前に投げ出して上体を起こす座り方)も、通常の猫の座り方では痛みを感じたり、体に負担があったりすることが原因ではないかと考えられています。

この病気は進行性なので、歳を重ねるごとにコブが大きくなる可能性があります。

通称「スコ病」といわれる遺伝性疾患

スコティッシュフォールドが発症しやすいことから、「スコ病」と呼ばれることもある骨軟骨異形成症(骨瘤)。

遺伝子の異常によって起こる遺伝性疾患で、折れ耳にするために骨軟骨異形成症の遺伝子をもった猫で交配させることが大きな要因と考えられます。

骨軟骨異形成症(骨瘤)を発症する確率

先述のとおり、折れ耳のスコティッシュフォールドは、100%骨軟骨異形成症(骨瘤)を発症します

一方で、立ち耳のスコティッシュストレートは軟骨異形成の遺伝子を引き継いでいないため、発症率が低いとされています。

なお、両親が折れ耳だと骨軟骨異形成症(骨瘤)が重症化しやすい傾向があり、現在は折れ耳同士の交配は禁止されています。

骨軟骨異形成症(骨瘤)の治療方法と治療費

治療はおもに対症療法で、消炎鎮痛剤などで関節炎や痛みを緩和する方法が中心となります。

骨や軟骨の変形そのものを治すことは難しいのが現状です。

ただ、重症の場合は手術によって関節の可動域を広げたり、放射線治療で歩行異常などの症状を改善したりできるケースはあります。

こうした治療にかかる費用は、おおむね以下のとおりです。

・投薬治療:1回で約5千円~1万円
(鎮痛剤、サプリメントなど)
・外科手術:約20万円
・入院料:3~4泊で約1万円
・放射線治療:1回で約5万円
(数回おこなう必要がある)

骨軟骨異形成症は発症したら完治するものではなく、生涯ずっと付き合う必要がある病気です。

お薬やサプリメントでコントロールするとしても、生涯にわたって投与を続けるとなると、治療費が積み重なって高額になります。

どうしても負担が重い場合は、最初は獣医師に薬を処方してもらい、次回以降は同じ効果をもつ薬を通販で安く購入して治療費の負担を軽減するという方法もあります。

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骨軟骨異形成症(骨瘤)の予防は困難

遺伝性疾患である骨軟骨異形成症(骨瘤)は、残念ながら予防することはできません。

早期発見を心がけ、急速な悪化を防ぐためにも、できるだけ足腰に負担がかからないよう配慮することが重要です。

骨軟骨異形成症(骨瘤)

  • 治療法:消炎鎮痛剤、手術、放射線治療
  • 治療費:数万円~数十万円(年間)
  • こんな症状に注意!
    耳が折れている、歩き方がぎこちない

2位:循環器の病気

筋骨格の病気に次いで注意すべきなのは、心臓病などの循環器系疾患です。

なかでも遺伝的になりやすい肥大型心筋症は、中高齢のオスがとくに発症しやすいといわれています。

肥大型心筋症

肥大型心筋症は、心臓の筋肉が厚くなって血液を十分に送り出せなくなり、心機能が低下する病気です。

猫によくある心臓病で、初期段階ではあまり症状がみられないため、健康にみえても病気になっているというケースが少なくありません。

症状としては、咳をする、あまり動かない、疲れやすい、ずっと寝ているなどがありますが、こうした症状がみられたときはすでに病気が進行しているケースが多いです。

とくに注意したいのが、血栓が血管に詰まる「動脈血栓塞栓症」の併発

緊急性の高い病気で、後ろ足の麻痺や非常に強い痛みが生じます。

肥大型心筋症の平均生存期間は732日とされ、動脈血栓塞栓症などを併発すると寿命はさらに短くなります。

この病気には投薬治療がおこなわれ、血管拡張や血圧低下により心臓の負担を軽くするACE阻害薬などがもちいられます。

発症を予防する方法はないため、早期発見を心がけて進行を緩やかにすることが重要です。

肥大型心筋症

  • 治療法:ACE阻害薬などの投与
  • 治療費:およそ82,000円(年間)
  • こんな症状に注意!
    咳をする、あまり動かない

参考
内科症例|もみじ山通りペットクリニック(外部リンク)

3位:耳の病気

スコティッシュフォールドは、耳の病気にかかりやすい傾向にあります。

とくに折れ耳の子は外耳炎に注意が必要です。

外耳炎

外耳炎は、外耳(耳の入り口から鼓膜までの部分)に炎症が起こる病気です。

細菌や寄生虫、アレルギーなどが原因で起こります。

立ち耳に比べて折れ耳の子の方が、耳の通気性が悪く雑菌が繁殖しやすいため、外耳炎の発症リスクが高いようです。

典型的な症状としては、耳のかゆみや赤み、悪臭、耳垢の増加など。

炎症が進むと中耳炎になり、ひどい場合は周辺の神経に影響して唇やまぶたに麻痺がおこる恐れもあります。

外耳炎の治療では、耳洗浄と点耳薬の投薬が一般的です。

外耳炎を完全に予防する方法はありませんが、耳を清潔に保つことは有用です。

日ごろから耳周りの汚れをケアしつつ、耳に異常がないかチェックすることを習慣化しましょう

外耳炎

  • 治療法:耳洗浄、点耳薬
  • 治療費:およそ12,000円(年間)
  • こんな症状に注意!
    耳をよく掻く、耳垢が増える

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4位:眼の病気

スコティッシュフォールドがかかりやすい病気4位は、眼の病気。

特徴的なまん丸な目にまつ毛が当たりやすいスコティッシュフォールドは、眼瞼内反症に注意が必要です。

眼瞼内反症

眼瞼内反症(がんけんないはんしょう)とは、まぶたが内側に入り込んでしまう病気です。

これにより、まつ毛が眼球やその周辺に刺激を与え続け、炎症を引き起こします

軽度の場合、涙の増加やまばたきが増えるといった症状がみられ、放置すると結膜炎や角膜炎など、より深刻な病状に進行する可能性があります。

さらに、角膜が損傷したり、炎症が眼球内部に広がったりすると、最終的に失明する恐れもあるため注意が必要です。

眼瞼内反症の根治には外科手術が必要ですが、軽度の場合は点眼薬の使用や、定期的にまつげを抜くなどの治療がおこなわれます

先天的な原因で発症する眼瞼内反症は、予防が難しい病気です。

ただし、猫風邪が原因となるケースがあり、この場合は定期的なワクチン接種により予防できる可能性があります。

眼瞼内反症

  • 治療法:点眼薬、まつげを抜くなど
  • 治療費:およそ7,000円(年間)
  • こんな症状に注意!
    眼をこする、涙が多い

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5位:泌尿器の病気

スコティッシュフォールドは、泌尿器にまつわる病気が多い傾向にあります。

とくに、結石ができる尿路結石症や、腎臓に膿疱がたくさんできる多発性嚢胞腎に注意しましょう。

尿路結石症

尿路結石症は、結晶や結石が尿路にできる病気です。

尿路には腎臓、尿管、膀胱、尿道が含まれ、これらのいずれかに結晶や結石ができることで、頻尿や血尿を引き起こします。

結石が尿路を完全に塞いで尿が出なくなると、急性腎不全や尿毒症を発症する恐れがあり、最悪の場合、命に関わることもあります。

治療法としては、療養食による食事療法や、輸液で排出を促す内科的治療が基本です。

重度になると外科処置で取り除くこともあります。

完全に予防することは難しいですが、常に新鮮な水を飲めるようにする、ウェットフードで食事の水分量を増やすなど、結石ができにくい環境を整えることが有効です。

尿路結石症

  • 治療法:食事療養、輸液、手術
  • 治療費:およそ67,000円(年間)
  • こんな症状に注意!
    尿がキラキラしている、頻繁に排尿する

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多発性嚢胞腎

多発性嚢胞腎は、遺伝子の異常により腎臓に嚢胞(液体がたまった袋)が多数できることで、腎機能が徐々に低下していく遺伝性疾患です。

多くは3~10歳の間に慢性腎臓病と似た症状、つまり多飲多尿、食欲不振、嘔吐、脱水、貧血などがみられます。

治療法としては、皮下輸液や投薬で体内の毒素を排出させる内科的治療や、腎不全の進行を遅らせるための食事療養がおこなわれますが、完治させる治療法は現在確立されていません。

また、予防することも難しいので、気になる症状がある場合は早めに動物病院を受診しましょう。

多発性嚢胞腎

  • 治療法:輸液、投薬、食事療養など
  • 治療費:症状による
  • こんな症状に注意!
    よく水を飲む、排尿が増えた、食欲が落ちる

犬の病気については、こちらも参考にしてください。

▼犬種別かかりやすい病気を見る▼

トイプードルがなりやすい病気
柴犬がなりやすい病気
チワワがなりやすい病気
ミニチュアダックスフンドがなりやすい病気
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犬がなりやすい病気

スコティッシュフォールドの病気の発症時期

年齢別にみると、発症リスクが高まるのは次のとおりです。

スコテッシュフォールドの年齢別の要注意疾患

生まれつきの遺伝病が多いため若齢期の要注意疾患が多いですが、実際に症状が出るのはもう少し成長してからというケースが多いです。

それぞれ詳しくみていきましょう。

骨軟骨異形成症
1歳未満から進行が始まる。
折れ耳だけでなく立ち耳も発症する確率はゼロではない。

外耳炎
1歳ころの若齢期から発症しやすい。
再発を繰り返してシニア期まで続くケースも珍しくない。

眼瞼内反症
0-6歳の若いうちに発症することが多い。
生まれつきまぶたに構造的問題がある場合は子猫のうちに症状が出ることもある。

尿路結石症
1~3歳に発症することが多い。
再発率も46%と高い傾向にある。

多発性嚢胞腎
3~10歳ころに症状が出る。
ゆっくり進行するため目立った症状が出にくい。

肥大型心筋症
7歳ころまでに症状が出る。
雄に圧倒的に多く発生する。

スコティッシュフォールドは、遺伝病を発症しやすい猫種です。

遺伝病は成猫期に症状が出た場合でも、病気自体は子猫のうちから進行して、加齢とともに悪化していきます

愛猫に長く元気でいてもらうためには、小さいころから定期的に健康診断を受けることが重要です。

スコティッシュフォールドの死因となる病気

猫全体の死因をみると、断トツで多いのは泌尿器の病気です。

猫に多い死因

  1. 泌尿器系の病気
  2. 腫瘍
  3. 循環器系の病気

スコティッシュフォールドも例外ではありません。

先に説明したとおり、尿路結石症や多発性嚢胞腎といった泌尿器にかかわる病気になりやすいので要注意です。

参考
動物病院カルテデータをもとにした日本の犬と猫の寿命(外部リンク)

スコティッシュフォールド特有の病気を予防する方法

愛猫の健康寿命を延ばすためには、飼い主さんのサポートも大切です。

ここでは、スコティッシュフォールド特有の病気を予防する方法を紹介します。

年1回の健康診断を受ける

スコティッシュフォールドが抱える遺伝病の中には、なかなか症状がみえず見過ごしやすいものもあります。

症状が出ていなくても、病気は徐々に進行していくものです。

こうした病気を早期発見するためにも、健康診断は欠かせません。

1歳になったら年に1回、7歳を過ぎたら頻度を増やして半年に1回を目安に受けるようにしましょう。

リスクが高い心臓病は超音波(エコー)検査で見つかることがあるので、検査項目に入れておくと安心です。

関節に負担をかけない

スコティッシュフォールドは骨や関節の病気になりやすく、とくに折れ耳では100%骨軟骨異形成症を発症します。

病気の進行を遅らせるためにも、関節に負担をかけないよう対策してあげましょう。

自宅でできる関節の負担を軽くする対策
・床にラグを敷いて滑りにくくする
・よく登る場所にステップを設置する
・太らないよう体重管理をする

おしっこをチェックする

スコティッシュフォールドがなりやすい泌尿器の病気はおしっこから察知することができます

愛猫に次のような異変がないか、意識的にチェックしてみてください。

・色が薄い、あるいは濁っている
・においがいつもと違う
・キラキラ光る結晶が混じっている
・血が混じっている

なかでも、キラキラしたおしっこが出たら要注意。結石ができやすい状態で、尿路結石症のリスクが高まっている可能性があります。

早めに動物病院を受診しましょう。

遺伝子検査を受けて病気に備える

スコティッシュフォールドは、遺伝性疾患に注意が必要な猫種です。

早期発見の可能性を高めるためには、遺伝子検査で事前に発症リスクを把握しておくことはひとつの選択肢となります。

なお、スコティッシュフォールドのリスクが高い「骨軟骨異形成」「多発性嚢胞腎」「肥大型心筋症」は、遺伝子検査の対象となっています。

参考
遺伝子検査とは|Veqta(外部リンク)

このほか、毎年のノミ・ダニ予防もしっかり対策しましょう。



気になる症状があったら獣医師に相談

折れ耳のスコティッシュフォールドは遺伝的に骨軟骨異形成症にかかっており、外耳炎などの病気にもかかりやすいです。
また、立ち耳のスコティッシュフォールドも、骨軟骨異形成症にまったくかからないわけではありません。

もし歩き方がおかしいなど普段と違う行動をしていたり、気になる症状が出ていた場合はすぐに獣医師に相談してください。

スコテッシュフォールドは遺伝病に注意

スコティッシュフォールドが注意すべき病気をまとめました。

病名 病気の特徴 おもな症状 治療法 予防法
骨軟骨異形成症
(骨瘤)
骨や軟骨に変形が生じて強い痛みが生じる ・関節にコブができる
・歩き方がぎこちないなど
・消炎鎮痛剤
・手術
・放射線治療
早期発見と足腰への負担軽減により悪化を防ぐ
肥大型心筋症 心臓の筋肉が厚くなって心機能が低下する ・元気がない
・疲れやすい
・ずっと寝ているなど
・ACE阻害薬など 早期発見して進行を緩やかにする
外耳炎 耳の中に炎症が起きてかゆみや悪臭が生じる ・耳のかゆみ
・耳の赤み
・耳が臭い
・耳垢が増える
・耳洗浄
・点耳薬
耳を清潔に保つなど
眼瞼内反症 まぶたが内側に入り込んで眼球に炎症が起こる ・涙の増加
・まばたきが増える
・点眼薬
・まつげを抜く
猫風邪を予防するワクチンを打つ
尿路結石症 腎臓、尿管、膀胱、尿道のどこかに結石ができる ・頻尿
・血尿
・食事療養
・輸液
・手術
水をしっかり摂る
多発性嚢胞腎 腎臓に嚢胞ができて腎機能が低下する ・多飲多尿
・食欲不振
・嘔吐など
・皮下輸液
・投薬治療
・食事療養など
早期発見を心がける

骨や軟骨が変形して強い痛みが生じる「骨軟骨異形成症」は、スコティッシュフォールドにとくに多い遺伝病です。

折れ耳のスコティッシュフォールドは100%の確率でかかりますので、症状の悪化を招かないためにも足腰に負担をかけない工夫が必要になります。

このほか、気になる症状がある場合は、獣医師に相談するようにしましょう。

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猫に関する病気やお薬については、以下のコラムも参考にしてくださいね。

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