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犬が蚊に刺されることで感染する寄生虫フィラリアは、蚊が発生する期間・時期に合わせて予防薬を投与すれば、100%予防できます。
他方で、フィラリア症を発症すると、完治するのは困難な命に関わる病気になります。100%予防できる病気だからこそ、予防がとにかく大切!
- フィラリア予防薬の投与期間は、多くの地域で5月から12月まで
- 蚊が1匹でもいたら、フィラリア予防薬を投与する
- 蚊がいなくなってから1ヶ月後まで投与する
- この数年、記録的な猛暑で蚊の生息期間が長くなっている
- 東北など寒い地域では従来11月までだったが、この数年は12月まで必要
- お住まいの地域ごとに必要な投与期間を知ることが大切
この記事では、お住まいの地域ごとにフィラリア予防薬の投与が必要な期間を紹介するとともに、フィラリア予防薬のギモンにお答えします!
目次
フィラリア予防薬の投与期間はいつから、いつまで?
フィラリア予防薬は、蚊が出始めてから1ヶ月後~蚊がいなくなってから1ヶ月後の期間に、月1回投与します。地域によりますが、一般的に5月~12月が投与期間になります。
| フィラリア予防薬の投与開始時期(いつから) | 蚊の発生時期から1ヶ月後 |
|---|---|
| フィラリア予防薬の投与終了時期(いつまで) | 蚊がいなくなった1ヶ月後 |
ここで重要なのが、フィラリア予防薬は蚊がいる期間だけ与えればいい、と思いがちですが、実は不正確ということ!
そもそもフィラリア「予防薬」は、体内に侵入したフィラリアの幼虫を駆虫する薬。つまり、フィラリア「駆虫薬」なんです。
フィラリア予防薬の効果
✕誤り→ 投与すれば1ヶ月間、フィラリアに感染しない!
〇正解→ 投与すると、その時点で体内にいるフィラリアの幼虫が死滅する
フィラリアは蚊の体内に潜伏し、吸血時に犬に移動することで感染しますが、その体内に侵入したミクロフィラリアと呼ばれる幼虫・子虫を駆除してくれるのが、フィラリア予防薬です。
フィラリア予防薬を投与しないと、血液中を移動し、成虫になったフィラリアが心臓内や肺動脈に寄生し、こうなると駆除する手段がなくなってしまいます。

このような感染メカニズムなので、フィラリア予防薬は蚊がいなくなった後に投与・接種して幼虫・子虫を死滅させることで、初めてフィラリアの感染を完全に防ぐことができます。
感染して成虫まで成長してしまうと駆除が困難になるので、屋外飼育・屋内飼育に関わらず、犬にフィラリア予防薬を投与することが大切です。
フィラリア予防薬の投与期間が、いつから、いつまでなのかをまとめます。

この「投与開始する時期」と「投与終了時期」を守り、その期間中は月1回投薬することでフィラリア症の予防ができます。
※フィラリア予防薬は休薬期間を設ける場合、毎年シーズンの投薬開始前に必ず抗原検査を行ってください。フィラリアに感染していた場合、大量の幼虫の死骸が発生することにより副作用・アナフィラキシーショック・アレルギー反応などのショック症状が発現する場合があります。
2026年はフィラリア予防薬が何月から何月までの期間に必要?【都道府県別に解説】
フィラリア予防薬は、5月から12月の期間に投与する必要があると一般的に言われています。
しかし、蚊の活動期間は地域差や気候変動の影響を受けるため、住んでいる地域の気温で投薬開始を検討する必要があります。
近年は温暖化の影響で気温が上がり、蚊の生息期間が長くなっているため、フィラリア予防薬の投与期間も長くなってきています!
とくに2024年は4月~11月下旬や12月まで蚊が生息していた地域が多く、フィラリア予防薬も4月から翌年1月まで必要になる地域も出てきました。
そこで、ぽちたま薬局が過去12年の気温データをもとにしたHDUという数値により、感染開始日と感染終了日を算出!
47都道府県別に何月から何月までの期間でフィラリア予防薬を投与すればよいのか、感染期間を算出しました!
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フィラリア予防薬は毎月どのくらいの間隔・期間で投与する?
フィラリア予防薬は、1ヶ月に1度のペースで投与します。
そもそもフィラリア予防薬は、フィラリアが犬の体内に侵入してから血管内へと移動する約2ヶ月間のみ幼虫を駆除する効果がある薬。
そのため、1ヶ月ごとにフィラリア予防薬を飲ませて、幼虫を駆除していく必要があります。

血管に移動した後はフィラリアを駆除する手段がなくなってしまうので、フィラリア症を予防するには、この2ヶ月間に幼虫を確実に駆除することが必要です。
もしお薬を飲ませ忘れてしまったときは、「フィラリア予防薬を飲ませ忘れたときの正しい対処法を解説したコラム」をご覧ください。
フィラリア予防薬は2ヶ月に1回の投与でも大丈夫?
フィラリアの幼虫が、犬の体内に侵入してから血管へと移動するには、約2ヶ月必要です。
そう聞くとフィラリア予防薬の投与も、1ヶ月ごとではなく2ヶ月ごとでいいと思うかもしれません。
しかし、この2ヶ月間はあくまで推定期間・目安。もし早く成長したフィラリア幼虫が2ヶ月経たないうちに血管へと移動してしまうと、タイミングによってフィラリアを駆除することができず、完治することがないフィラリア症になってしまいます。
そのため、フィラリア予防薬を2ヶ月1回するだけでは不十分で、1ヶ月に1回の投与が必要です。
毎月与えることによる費用負担や動物病院を受診する手間を気にされる飼い主さんは、動物病院より安い価格で販売している通販サイトを利用すると、負担を軽減できます。
動物用の医薬品を扱うぽちたま薬局では、フィラリアに加えてノミ・マダニも予防できる人気のネクスガードスペクトラも販売しています。
フィラリア予防薬は通年投与がおすすめ
近年、日本の動物病院でもフィラリア予防薬の通年投与を推奨しているところが増えています。
通年投与とは、フィラリア予防薬を1年間、毎月1回投与し続けるもので、休薬期間を設けない予防方法です。
フィラリアの予防注射薬を注射することによって1年間予防することも可能ですが、フィラリア単体の予防となり、ノミやダニなどを併せて予防することはできません。
ここでは通年投与のメリット・デメリットを解説します。
通年投与のメリット:毎月同じ日で、飲み忘れを防げる!
フィラリア予防薬を通年投与することは、次の4つのメリットがあります。

近年、温暖化の影響で蚊の活動時期が長くなっています。
「季節はずれの暖かさ」の日があると蚊に刺されるリスクもあがるため、フィラリア予防薬を通年投与することで、蚊の活動期間に関わらず確実に感染を予防できます。
また、毎月同じ日に投与する習慣ができるので、予防薬を飲み忘れるリスクを減らすことができます。
フィラリア予防薬は一度投与を忘れるとフィラリア症を一生抱えるリスクがあるため、これらは大きなメリットになります。
通年投与のデメリット:予防薬の費用がかかる
フィラリア予防薬の通年投与には、薬の費用がかかるというデメリットもあります。
予防薬を通年投与することで、毎月のお薬代がかかりますが、通販でまとめ買いすることで、薬代の負担を軽くすることができます。
フィラリア薬の5~12月投与と通年投与の価格比較
| 体重 | 5~12月投与 | 通年投与 |
|---|---|---|
| 2~3.5kg | 18,400円 | 27,600円 |
| 3.5~7.5kg | 19,200円 | 28,800円 |
| 7.5~15kg | 21,600円 | 32,400円 |
| 15~30kg | 23,200円 | 34,800円 |
| 30~60kg | 24,000円 | 36,000円 |
※ぽちたま薬局のネクスガードスペクトラ、2026年3月時点の価格をもとに計算しています。
ぽちたま薬局では、動物病院でも処方される「ネクスガード・スペクトラ」や価格の安いジェネリック医薬品など、多くのフィラリア予防薬を取り扱っています。
動物病院よりも安価で購入でき、まとめ買いでの割引もあるほか、ポイントも付与されるので、通年投与をしている飼い主さんの負担を軽減できます。
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休薬期間を設ける場合は、投与開始前に必ずフィラリアの検査を受けよう!
フィラリア予防薬を通年投与せず、5~12月などに投与して冬季に休薬期間を設ける場合、次のシーズンの投与開始前に必ずフィラリアの検査を受けましょう。
もし冬季の休薬期間中にフィラリアに感染していた場合、命の危険もあるからです。
フィラリア予防薬は、犬の体内のフィラリアの幼虫を駆除する薬
↓
休薬期間中にフィラリアに感染した場合、フィラリアは犬の体内で成虫
↓
成虫が大量の幼虫を生み出し、血管中に生息する
↓
春にフィラリア薬を投与すると、大量の幼虫が一気に死滅
↓
幼虫の死骸で血管が詰まり、最悪の場合に死亡
このようなリスクを避けるためにも、休薬期間を設ける場合、必ず投与開始前にフィラリアの検査を受けましょう。
具体的な時期としては、フィラリア薬の投与をはじめる5月より前、3月~4月の期間に検査を受けるとよいでしょう。
通年投与しなかった場合は、この検査の手間と費用がかかることもデメリットと言えます。
予防薬を投与しなかった場合に、フィラリアに感染する確率
フィラリアに感染する確率は、全国平均で犬が30~40%ほどです。
ただし、地域や気候、外飼いか室内飼いかなどの飼育環境によって、感染リスクが大きく変わります。
フィラリアの感染確率やリスクを高める要因についてより詳しく知りたい方は、こちらのコラムもご覧ください。
とくに、外飼いの犬に対してフィラリア予防薬を投与しなかった場合、3年間で90%以上の確率でフィラリアに感染します。

| 予防しなかった期間 | 感染率 |
|---|---|
| 1年 | 38% |
| 2年 | 89% |
| 3年 | 92% |
犬がフィラリア症に感染すると、初期ではほとんど症状があらわれませんが、進行すると咳が出たり、運動時に失神したりすることもあります。
さらに肝臓や腎臓などの臓器にも障害を起こし、一度感染してしまうと完治が難しく、生涯にわたり治療が必要になる病気です。
愛犬の健康を守るためにも、フィラリア予防薬を投与して、感染を防ぎましょう。
子犬はいつからフィラリア予防薬の投与を開始できる?
フィラリアの予防薬は、生後42~56日から使用できるものが多いので、生後1ヶ月半~2ヶ月を目安に投与を開始するとよいでしょう。
子犬に対してフィラリア予防薬をいつから使用できるかは、薬によって異なります。
子犬は生後42日(6週齢)からフィラリア予防薬の投与を開始できる
もっとも早いもので、フィラリア予防薬は生後42日(6週齢)から使用できます。

薬の種類によって、生後42日(6週齢)から使用できるものと、生後56日(8週齢)から使用できるものがあるので、お使いになる薬がいつから使用できるかを確認しましょう。
なお、子犬にフィラリア予防薬を使用する場合、生まれた時期や住んでいる地域も影響します。
【東京】
フィラリア予防薬の期間は5月下旬~12月上旬
8月生まれ:できるだけ早く、生後42日から使いたい
2月生まれ:5月からでもOK
【沖縄】
フィラリア予防薬の期間は通年
何月に生まれでも、できるだけ早く、生後42日から使いたい
フィラリアだけでなくノミ・ダニ・回虫なども予防できるオールインワンタイプのものは、ほとんどが生後56日(8週齢)からです。
オールインワンタイプの中で6週齢から使える予防薬は「レボスポット犬用」で、滴下タイプのフィラリア予防薬になります。
フィラリア予防薬の種類・選び方
フィラリア予防薬には3つのタイプがあり、犬用ではおやつ感覚で食べられるチュアブルタイプが主流となっています。
- チュアブルタイプ
- スポットタイプ
- 錠剤タイプ
フィラリア予防薬の投与期間Q&A
フィラリア予防薬の投与期間に関するよくある質問と回答をまとめました。
Q.完全室内飼いの犬も、毎月投与した方がいい?
蚊は室内にもいますので、フィラリア予防は必要です。
また、散歩中に蚊に刺されて感染することがあります。
少数ですが、完全室内飼いのワンちゃんが感染してしまった例もあります。詳しくはこちらのコラムをご覧ください。
Q.フィラリアの薬は毎月同じ日に飲ませないといけない?
1週間程度、日にちが前後しても問題ありません。
毎月1回、同じ日にフィラリア予防薬を投与すると決めることで、投与忘れを防ぐことができるため、毎月1日、毎月15日など投与日を決めておくといいかもしれません。
Q.蚊を見なくなったので、投与をやめてもいい?
フィラリア予防の期間は、蚊がいなくなってから1ヶ月後までです。
住んでいる地域によって異なりますが、近年、地球温暖化で気温が上がり、冬でも蚊が発生していることもあります。
自己判断はせず、かかりつけの獣医師にご確認ください。
まとめ
- フィラリア予防薬の投与期間は5月~12月が一般的だが、住んでいる地域によって異なる
- 子犬は6週齢あるいは8週齢からフィラリア予防薬を投与できる
- フィラリア予防薬は1ヶ月ごとに投与する必要がある
- フィラリア予防は通年投与がおすすめ
- フィラリア予防薬を飲み忘れても数日~1週間ならすぐに投与すれば問題ない
- フィラリア予防薬は通販で安く購入できる
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先代犬のラブラドール・レトリバーと13年過ごし、現在は4歳の柴犬と暮らしています!愛犬と添い寝をするのが至福の時間…♪
アクアリウム歴も15年。熱帯魚を中心に、カニなど水生生物も知識も豊富。















