シー・ズーがなりやすい病気ランキング|眼病や皮膚疾患に要注意

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シー・ズーがなりやすい病気ランキング|眼病や皮膚疾患に要注意

シー・ズーは、マズルが短い短頭種に分類され、つぶらな瞳と垂れ耳が印象的な犬種です。

そんなシー・ズーは、とくに目・皮膚・耳にまつわる病気に注意が必要。

年齢ごとにみると、以下のような病気に要注意です。

年齢別のシー・ズーが注意すべき病気

この記事では、こうした病気の詳しい症状や治療費のほか、発症を防ぐ予防法をまとめて紹介します

愛犬といつまでも元気に暮らしたい飼い主さんは、ぜひ参考にしてください。

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シー・ズーの特徴と性格

シー・ズーの特徴と性格

原産国 中国
サイズ 小型犬
体高・体重 27cm以下・4.5~8kg
毛質 ダブルコート
身体的特徴 短いマズル
垂れ耳
骨太で筋肉質
平均寿命 約13.8歳
病気のなりやすさ 高い
気をつけたい病気 ドライアイ、脂漏症、外耳炎など
シー・ズーの特徴レーダーチャート

シー・ズーは、マズルが短い短頭種に分類され、垂れ耳とクリっとした目が特徴です。

体高27cm以下、体重4.5~8kgが標準とされ、小型犬に分類されます。

他犬種よりも皮脂分泌が多い性質があるため、シー・ズー特有の脂っぽい臭いがすることがあります。

活発な性格と落ち着いた一面を兼ね備えており、人や他の犬とも友好的です。

シー・ズーの平均寿命は13.8歳

シー・ズーの平均寿命は13.8歳で、小型犬としては平均的です。

人間の年齢に換算すると、68~70歳ほどになります。

犬の年齢まとめ表

犬の年齢 人間の年齢
1歳 15歳
2歳 24歳
3歳 28歳
4歳 32歳
5歳 36歳
6歳 40歳
7歳 44歳
8歳 48歳
9歳 52歳
10歳 56歳
11歳 60歳
12歳 64歳
13歳 68歳
14歳 72歳
15歳 76歳
16歳 80歳
17歳 84歳
18歳 88歳
19歳 92歳
20歳 96歳

ギネス記録は見つかりませんが、国内外で探すと最高齢は23歳のようです。

シー・ズーの病気のなりやすさは『高レベル』

犬種ごとの年間診療費から「病気のなりやすさ」を調べてみると、シー・ズーの病気リスクは高い傾向にあります。

犬種別の病気のなりやすさリスト

シー・ズーを飼うときは、医療費が多くかかる可能性があることを想定しておきましょう。

シー・ズーがかかりやすい病気ランキング

ペット保険の請求実績をもとに算出した、シー・ズーの病気ランキングはこちらです。

シー・ズーがなりやすい病気ランキング

このようにシー・ズーは、眼と皮膚の病気に注意が必要です。

他犬種と比べて顕著にリスクが高く、眼の病気は遺伝的要因、皮膚の病気は皮脂が多いという性質に起因していると考えられます。

具体的な病気名でみると、以下のとおりです。

病名 病気の特徴 おもな症状 治療法 予防法
乾性角結膜炎
(ドライアイ)
涙が減って炎症が起こる ・ねばねばの目やに
・目をしょぼしょぼさせる
・点眼薬
・眼軟膏
・免疫抑制剤など
目をケアして早期発見を心がける
逆さまつげ まつげが眼に当たって炎症などが起きる ・目の赤み
・涙の過剰分泌
・目やになど
・点眼薬
・人工涙液など
まつげを抜くなど
緑内障 眼圧が上がって視神経にダメージを与える ・瞳孔が大きくなる
・白目の充血など
点眼薬など 早期発見を心がける
脂漏症 皮脂分泌や皮膚の角化に異常がおこる ・ふけが増える
・皮膚がべたつく
・毛が抜ける
・臭う
・薬用シャンプー
・薬浴
・食事療法
・定期的なシャンプー
・シャンプー後にしっかり乾燥させる
マラセチア性皮膚炎 マラセチア菌の異常繁殖により皮膚のかゆみなどがおこる ・強いかゆみ
・皮膚の赤み
・脱毛
・特有の臭い
・抗真菌薬
・薬用シャンプー
・定期的なシャンプー
・スキンケア
外耳炎 耳の中に炎症がおきてかゆみなどが生じる ・耳のかゆみ
・耳が臭い
・耳垢が増える
・点耳薬
・耳道洗浄
・定期的な耳掃除

参考
アニコム家庭どうぶつ白書(外部リンク)
犬の遺伝性疾患について|公益社団法人埼玉県獣医師会(外部リンク)

1位:眼の病気

シー・ズーが最も注意すべきなのは眼の病気で、他の犬種に比べて約2.8倍ものリスクがあります。

遺伝的要因により発症しやすく、なかでも乾性角結膜炎(ドライアイ)は注意が必要です。

乾性角結膜炎(ドライアイ)

乾性角結膜炎(ドライアイ)は、涙の分泌量の低下や涙の成分バランスが崩れることで生じる病気で、刺激や感染症からガードする力が弱まって眼に炎症が起こる病気です。

発症すると、充血が起こる、ねばねばした目やにが出る、目をしょぼしょぼさせる、目を気にするといった異変がみられます。

悪化すると結膜炎を引き起こしたり、視力障害や失明が起きたりする可能性があります。

治療には、免疫抑制剤の眼軟膏や人工涙液、ヒアルロン酸点眼薬をもちいるのが一般的です。

発症を予防することは難しいので、異変に早く気づけるよう日頃から目元を観察するよう心がけましょう。

乾性角結膜炎(ドライアイ)

  • 治療法:眼軟膏、人工涙液、ヒアルロン酸点眼薬
  • 治療費:およそ46,000円(年間)
  • こんな症状に注意!
    目をしょぼしょぼさせる、目を気にする

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逆さまつげ

逆さまつ毛には、おもに2つの状態があります。

種類 特徴 原因
睫毛重生
(しょうもうじゅうせい)
まつげが通常より内側に生える 遺伝的要因が多い
睫毛乱生
(しょうもうらんせい)
まつげが眼球に向けて生える まぶたの構造的要因や感染症、傷など

このうち睫毛重生は遺伝が関係すると考えられており、シー・ズーは好発犬種の1つとされます。

どちらも眼の表面を刺激することで、目の赤みや涙の過剰分泌、目やに、目周辺の炎症、痛みなどの症状が出ます。

さらに悪化すると、視力の低下や角膜の潰瘍・ただれ、感染症につながります。

治療には、眼の炎症を抑えて保護するため、抗生物質や抗炎症薬の目薬、人工涙液などがもちいられます

予防対策として、ピンセットでまつ毛を抜く、物理的に切除するといった方法もありますが、まつげは再び生えてしまうため完全に予防することはできません。

完治を目指すには、手術でまぶたを正常な位置に戻すといった方法が選択されます。

逆さまつげ

  • 治療法:点眼薬、人工涙液、手術
  • 治療費:およそ32,000円(年間)
  • こんな症状に注意!
    目が赤い、涙がたくさん出る、目やにが多い

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緑内障

緑内障は、眼の内側の圧力が上昇して、視神経にダメージを与える病気です。

発症すると、瞳孔が大きくなる、白目が充血するといった目の異変が起こり、目をしょぼしょぼさせたり目を開けなくなったりといった様子がみられるようになります。

命にかかわる病気ではありませんが、進行すれば視力低下や失明につながりかねません。

治療法としては、眼圧を下げるための点眼薬をもちいるのが主流です。

点眼薬による治療が困難な場合や視力の回復が見込めないときは、手術や眼球摘出なども選択肢に挙がってきます。

残念ながら確実な予防方法はないので、緑内障の兆候がみられたら直ちに治療を始めることが肝要です。

緑内障

  • 治療法:点眼薬、手術
  • 治療費:およそ95,000円(年間)
  • こんな症状に注意!
    瞳孔が大きく見える、充血する、目をしょぼしょぼさせる

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2位:皮膚の病気

シー・ズーの皮膚病は、他の犬種に比べて約1.7倍のリスクがあります。

遺伝や体質が原因となるケースがあり、とくに脂漏症やマラセチア性皮膚炎には注意しましょう。

脂漏症

脂漏症とは、皮膚の新陳代謝が速くなって、皮脂分泌の異常や皮膚の角化が起こる病気。

シー・ズーは遺伝的にこの病気になりやすいとされます。

この病気は、皮膚が乾燥してふけが増える「乾性脂漏」と、皮膚がべたつく、毛が抜ける、臭いが強くなるなどの症状が出る「油性脂漏」とに分かれます。

全身に発症しますが、とくに油性脂漏では、顔や指の間、脇の下、陰部周り、お腹などで重症化しやすい傾向があるようです。

治療法としては、角質溶解や保湿作用のある薬用シャンプーによる薬浴、食事療法などが主流

シャンプー後はしっかり乾燥させて、患部を清潔に保つことが求められます。

脂漏症

  • 治療法:シャンプー、食事療法
  • 治療費:およそ70,000円(年間)
  • こんな症状に注意!
    皮膚がべたつく、臭いがきつくなる、脱毛

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マラセチア性皮膚炎

マラセチアというカビの一種が異常繁殖して、皮膚に異常を引き起こす病気です。

マラセチアは常在菌であり、健康なら発症しません。

しかし、エサになる皮脂が多いシー・ズーは、マラセチアが増殖しやすくリスクが高いといえます。

症状としては、皮膚の赤みや強いかゆみ、色素沈着、脱毛、甘酸っぱいもしくはカビのような独特の臭いなどが特徴。

とくに皮脂がたまりやすい指の間や脇の下、耳、下あご、お腹、肛門の周りなどに多くみられ、梅雨の時期や夏に悪化する傾向があります。

治療は、抗真菌薬の投与や薬用シャンプーによりおこないます

予防するには、余分な皮脂をためないよう、定期的なシャンプーや日常的なスキンケアをおこないましょう。

マラセチア性皮膚炎

  • 治療法:抗真菌薬、薬用シャンプー
  • 治療費:およそ47,000円(年間)
  • こんな症状に注意!
    体をかきむしる、皮膚が赤い、独特の臭いがする

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3位:耳の病気

垂れ耳のシー・ズーは耳の病気にもなりやすく、他の犬種より約1.7倍のリスクがあります。

とくに、先述したマラセチアは耳の中に繁殖しやすく、外耳炎を併発することが多いため注意が必要です。

外耳炎

外耳炎は、耳の入り口から鼓膜までの外耳(がいじ)といわれる部位に炎症が起こる病気です。

発症すると後ろ足で耳を掻く、頭を振る、耳が臭い、耳ダレなどの異変がみられます。

悪化すると、炎症が奥まで広がって中耳炎や内耳炎に至り、顔面麻痺や歩行異常などにつながることがあるため注意が必要です。

外耳炎の治療は、抗炎症作用や殺菌作用をもつ点耳薬の投与、耳の洗浄が一般的です。

完全に予防するのは難しいですが、耳の汚れから炎症が誘発されることがあるため、日ごろから汚れがたまらないよう、自宅や病院で定期的に耳掃除をしましょう。

外耳炎

  • 治療法:点耳薬、耳の洗浄
  • 治療費:およそ17,000円(年間)
  • こんな症状に注意!
    耳をかく、耳が臭い、耳垢が増える

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シー・ズーがとくに注意したい病気

ここからは、シー・ズーの遺伝的疾患や、シー・ズー特有の身体的特徴から発症リスクが高いとされる病気を紹介します。

病名 病気の特徴 おもな症状 治療法 予防法
短頭種気道症候群 気管や鼻孔などの変形により呼吸に支障が出る ・ガーガーという呼吸音
・大きないびき
・呼吸がしにくい
・手術 早期の手術で症状の出現を防ぐ
熱中症 高温多湿の環境下で熱を発散できなくなり高体温や脱水が生じる ・パンディング
・粘膜の充血
・けいれん
・体温を下げる ・エアコンで適温を保つ
・真夏の暑い時間は散歩に行かない
僧帽弁閉鎖不全症 心臓の弁が閉じず血液が逆流する ・咳をする
・散歩中にすぐ休む
・あまり動かない
・血管拡張剤
・強心剤
・利尿剤など
早期発見を心がける
椎間板ヘルニア 背骨の椎間板が飛び出て神経を圧迫する ・抱っこすると痛がる
・背中を丸める
・震える
・炎症を抑える投薬
・手術
・段差を避ける
・床に滑り止めを施す

短頭種気道症候群

短頭種気道症候群は、鼻が低い短頭種にみられる呼吸器系異常の総称で、呼吸器官の変形などで呼吸に支障が出る病気です。

若い時期に発症して、生涯にわたって進行するケースも少なくありません。

症状として、「ガーガー」という異常な呼吸音、大きないびき、呼吸がしにくい、運動量の低下などがみられます。

悪化すると、失神、チアノーゼ、呼吸困難、心不全など、命にかかわる症状を起こす可能性があります。

基本的に手術による治療がおこなわれ、器官切除や鼻孔拡張で呼吸をしやすくします。

生まれつきの病気なので予防法はありませんが、去勢・避妊手術とあわせて手術をすれば、症状の発現を防ぐことも不可能ではありません

獣医師さんとよく相談して、検討することをおすすめします。

短頭種気道症候群

  • 治療法:手術
  • 治療費:およそ130,000円(年間)
  • こんな症状に注意!
    ガーガーという呼吸音、いびきがうるさい

熱中症

熱中症は、高温多湿の環境に長時間晒されることによって、体温上昇や脱水などの全身症状を引き起こす病気です。

治療が遅れると高確率で死に至るともいわれ、シー・ズーのような短頭種は体温調節が苦手であるため、とくに注意しなければなりません。

熱中症になると、パンディング(ハッハッという激しい呼吸)やよだれ、粘膜の充血などがみられ、重篤化すると嘔吐や下痢、ふるえ、けいれん発作を引き起こすこともあります。

熱中症が疑われるときは、迅速な応急処置が必要です。

涼しい場所に移したうえで、常温の水道水を全身にかけるか、濡らしたタオルで全身を包み、風を当てて体を冷やします

その後は速やかに動物病院を受診してください。

熱中症の最大の予防法は、高温多湿の環境を避けることです。

室内を快適にしておくことはもちろん、暑い季節のお散歩は時間帯に注意しましょう。

熱中症

  • 治療法:体を冷やすなど
  • 治療費:およそ36,000円(年間)
  • こんな症状に注意!
    激しく口呼吸をする、目が充血する

僧帽弁閉鎖不全症

僧帽弁閉鎖不全症は、心臓の僧帽弁が完全に閉鎖できず血液の逆流が起こる病気です。

犬に最も多くみられる心臓病で、散歩中にすぐ休憩する、寝ている時間が長い、よく咳をするといった症状があらわれます。

さらに進行すると呼吸困難や肺水腫をおこすなど、命にかかわる危険な状態に陥ります。

血管拡張剤や強心剤、利尿剤などの投薬治療により、心臓の負担を軽減する処置をおこなうのが一般的です。

予防することはできませんが、早期治療で寿命を延ばすことができる病気であるため、定期的な健康診断で早期発見を心がけましょう。

僧帽弁閉鎖不全症

  • 治療法:投薬治療
  • 治療費:およそ100,000円(年間)
  • こんな症状に注意!
    よく咳をする、あまり動かない

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椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアは、背骨にある椎間板が飛び出して脊髄を圧迫する病気です。

発症した犬は、抱っこをすると痛がる、散歩や階段を嫌がる、背中を丸める、震えるなどの症状をみせます。

進行して足が麻痺していくと、歩行が困難になるケースもあります。

また、重症化した椎間板ヘルニアで最も怖いのは、「進行性脊髄軟化症」の併発リスク。

脊髄が壊死する危険な病気で、早い場合は発症から2~3日で命を落とすことがあるため、細心の注意を払う必要があります。

軽度であれば、ステロイド剤や非ステロイド剤などを使って炎症を抑える治療を実施。

歩行が困難になるなど重度になると、手術による治療が検討されます。

絶対的な予防は難しいですが、普段から腰になるべく負担がかからないようにすることが肝要です。

椎間板ヘルニア

  • 治療法:投薬治療、手術
  • 治療費:およそ100,000円(年間)
  • こんな症状に注意!
    抱っこを嫌がる、震える、背中を丸める

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▼犬種別かかりやすい病気を見る▼

トイプードルがなりやすい病気
柴犬がなりやすい病気
チワワがなりやすい病気
ミニチュアダックスフンドがなりやすい病気
ポメラニアンがなりやすい病気
シーズーがなりやすい病気
マルチーズがなりやすい病気
ヨークシャーテリアがなりやすい病気
ラブラドールレトリバーがなりやすい病気
ゴールデンレトリバーがなりやすい病気
ミニチュアシュナウザーがなりやすい病気
ジャックラッセルテリアがなりやすい病気
フレンチブルドッグがなりやすい病気
パグがなりやすい病気
コーギーがなりやすい病気

シー・ズーに多い死因とは

シー・ズーの中で多い死亡原因としては、以下のとおりです。

シー・ズーに多い死因

  1. 循環器系の疾患
  2. 腫瘍
  3. 泌尿器系の疾患

シー・ズーが注意したい心臓病を含む「循環器の病気」が最も多くなっています

次いで腫瘍と泌尿器の病気となっており、これらはシー・ズーにも多くみられる病気です。

しこりや尿の異変など、少しでも気になることがあれば獣医師さんに相談しましょう。

早期発見を目指すためにも、定期的に健康診断を受けることが長生きのカギになるかもしれません。

参考
動物病院カルテデータをもとにした日本の犬と猫の寿命と死亡原因分析(外部リンク)

シー・ズーの健康寿命を延ばすには

さいごに、シー・ズーの健康寿命を延ばすために実践したいポイントを紹介します。

愛犬に長生きしてもらうために、飼い主さんは何ができるのか見ていきましょう。

目・耳のケアをおこなう

シー・ズーは目や耳の病気になりやすい犬種。

こうした病気を防ぐためにも、定期的にケアをするようにしましょう。

目周りのケア方法

  1. コットンをお湯で濡らす
  2. 毛を逆立てるように拭き取る

皮膚に汚れがたまると炎症の原因になるので、しっかり毛を逆立てて根本から汚れを拭き取るのがコツです。

目頭の被毛は短くカットしておくと、ケアがさらに楽になります。

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あわせて、耳のケアにもチャレンジしてみましょう。

耳掃除の方法

  1. ガーゼやコットンに洗浄液を含ませる
  2. 耳の入り口を優しく拭き取る

まずは見える範囲だけを優しく拭き取ります。

綿棒は汚れを押し込んでしまうことがあるので、ガーゼやコットンを使いましょう。

慣れてきたら専用の洗浄液を使って、奥まで掃除することもできます。

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こまめなスキンケアで清潔さを保つ

シー・ズーは長毛なうえ、皮脂が過剰に分泌されやすい犬種。

汚れや皮脂がたまって、皮膚病を起こしやすくなります。

とくにマラセチア性皮膚炎や脂漏症は、愛犬のQOLを低下させる厄介な病気です。

定期的なシャンプーやブラッシングによるスキンケアで、清潔な状態を保ちましょう。

温度管理に注意する

シー・ズーのような短頭種は、体温調節が苦手です。

そのためシー・ズーは熱中症のリスクが高く、温度管理には細心の注意を払う必要があります

一般的に犬が快適に過ごせる環境は、室温23~25℃、湿度50%前後とされています。

一緒にいるときはもちろん、留守番をさせるときも、エアコンを活用して快適に過ごせるように配慮してあげましょう。

定期的に健康診断を受ける

健康に長生きしてもらうには、定期的な健康診断が欠かせません。

1歳を過ぎたら年に1回、7歳以降は病気リスクが高まるため年2回の頻度が理想的です。

健康診断の費用は検査項目にもよりますが、安くて5,000円、高いと3万円ほど。

若いうちは検査項目が少ないため安く済むことが多いです。

小さな出費ではありませんが、健康診断を受けることで飼い主さんが気づけない病気が見つかる可能性が高まります。

シー・ズーは眼と皮膚の病気にかかりやすい

シー・ズーは、遺伝的にかかりやすい病気を抱えています。

また、皮脂が多いという性質から、脂漏症など皮膚の病気にも注意が必要です。

元気に長生きしてもらうためにも、普段からケアを行い、定期的に健康診断を受けて病気の早期発見を心がけましょう。

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