ミニチュア・ダックスフンドがなりやすい病気ランキング!ヘルニア・皮膚病に要注意

豆知識

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ミニチュア・ダックスフンドがなりやすい病気ランキング!ヘルニア・皮膚病に要注意

胴長で愛らしいミニチュア・ダックスフンドですが、健康には気をつける必要があります。

なかでも「椎間板ヘルニア」は要注意とされ、さらに皮膚や耳の病気も発症しやすいといわれています。

年齢別のミニチュア・ダックスフントが注意すべき病気
今回は、こうしたミニチュア・ダックスフンドがなりやすい病気をランキング形式でご紹介します。

また、平均寿命や病気を予防するコツも解説するので、ぜひ愛犬の健康管理に役立ててください。

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ミニチュア・ダックスフンドについて

ミニチュア・ダックスフンドについて

ミニチュア・ダックスフンドは、太くて短い手足、長い胴体、そして垂れ耳が特徴的な愛らしい小型犬です。

サイズは胸囲が30~35cm、体重は3.5~5kgほどで、短毛の「スムース」、柔らかくて長い被毛の「ロング」、そして長くて硬毛の「ワイアー」の3種類が存在します。

好奇心が強く、ときには頑固な一面も見せますが、元々は猟犬だったため賢い子が多いです。

しつけもしやすいことから、人気のある犬種となっています。

ミニチュア・ダックスフンドの平均寿命は14.8歳

ミニチュア・ダックスフンドの平均寿命は14.8歳で、小型犬の中では平均的といえます。

ギネスをみると、アメリカに住むChanelちゃんの21歳という記録も。最長年齢を調べてみると、石川県に23歳を迎えた子もいるようです。

ミニチュア・ダックスフンドがかかりやすい病気ランキング

ここからは、ペット保険会社の請求額をもとに算出した「ミニチュア・ダックスフンドの病気ランキング」をご紹介します。

ミニチュア・ダックスフンドがかかりやすい病気ランキング

具体的には、次のような病気に注意が必要です。

病名 病気の特徴 おもな症状 治療法 予防法
アトピー性皮膚炎 アレルゲンに対する免疫の過剰反応が起こる かゆみや湿疹、赤みなど ・内服薬
・外用薬
・スキンケア
・アレルゲン除去
胃腸炎 腐敗したものを口にすることで起こる不調 ・急な嘔吐
・食欲不振
・絶食
・吐き気止め
・皮下輸液
・腐敗物の排除
・誤飲の防止
外耳炎 耳に炎症が起こる ・耳のかゆみ
・耳垢の増加
・耳道洗浄
・点耳薬
・日ごろの耳のケア
椎間板ヘルニア 背骨の椎間板が神経を圧迫する ・後ろ足の力が入らない
・強い痛み
・内服治療
・手術
・昇降を避ける
・肥満を避ける
歯根膿瘍 歯周病の悪化により歯の根元に膿がたまる ・強い口臭
・くしゃみ
・黄色い鼻水
・手術(抜歯、歯垢除去)
・抗生剤や消炎剤の投薬
・デンタルケア

このうち注目したいのが、4位の「椎間板ヘルニア」

ミニチュア・ダックスフンドは胴長という身体的特徴から腰に負担がかかりやすく、他の犬種に比べて圧倒的にヘルニアを発症しやすいといわれています。

このほかの病気についても、詳しくみていきましょう。

参考
アニコム家庭どうぶつ白書(外部リンク)

1位:皮膚の病気

ミニチュア・ダックスフンドがなりやすい病気1位は「皮膚の病気」です。
とくに、アレルギー性皮膚炎やアトピー性皮膚炎が多いと言われています。

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎は、かゆみや湿疹、赤みなどの症状が現れる病気です。

これはアレルゲンに対する免疫の過剰反応によって引き起こされ、慢性化すると皮膚が厚くなったり色素沈着が起こったりします。

多くは3歳までに発症し、その後は生涯にわたって付き合っていくことになります。

そのため、かゆみを抑えるための内服薬やステロイドの塗り薬など、治療にかかる費用が大きな負担となることも珍しくありません

飼い主さんによる日常的なサポートも重要です。

皮膚のバリア機能を維持するスキンケアや、アレルゲンを含まないフードへの切り替えなど、できる限り症状が出ないように予防していきましょう。

アトピー性皮膚炎

  • 治療法:内服薬・外用薬
  • 治療費:およそ58,000円(年間)
  • こんな症状に注意!
    手足を舐める、手足を噛む、後ろ足で掻く、体を床に擦りつける

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2位:消化器の病気

ミニチュア・ダックスフンドがなりやすい病気2位は「消化器の病気」です。
とくに多いのが、下痢や嘔吐が伴う胃腸炎です。

胃腸炎

胃腸炎は、急な嘔吐や食欲不振などの症状が現れる病気です。

原因として腐った飲み水や食べ物、高脂肪な食事、異物の誤飲などがあります。

通常、丸1日から1日半ほど絶食することで回復しますが、嘔吐がひどい場合は、吐き気止めの注射や脱水を防ぐための皮下輸液などの治療が必要です。

こうした事態を防ぐには、飲み水やフードは常に新鮮なものを用意し、脂質が高いおやつや散歩中の拾い食いにも注意しましょう

また、異物を誤飲させないためにも、愛犬が届く場所に物を置かないようにしっかりと部屋を片づけることが大切です。

胃腸炎

  • 治療法:エコー検査、注射、皮下輸液、内服薬など
  • 治療費:およそ17,000円
  • こんな症状に注意!
    急な嘔吐、食欲不振、元気がない

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3位:耳の病気

ミニチュア・ダックスフンドがかかりやすい病気3位は「耳の病気」です。
垂れ耳で耳の中が蒸れやすいため、耳のトラブルはとくに注意しましょう。

外耳炎

外耳炎は、外耳(耳介から鼓膜までの部分)に炎症が起こる病気です。

とくにアトピーがある犬は、外耳炎を併発しやすいことがわかっています。

外耳炎の治療は、耳洗浄や炎症を抑える点耳薬によりおこなわれます。

この病気は2~3歳の若い犬に発症しやすく、いったん症状が治まっても再発しやすいので、長期にわたって治療を続けるケースが少なくありません

外耳炎を完全に防ぐのは難しいですが、イヤークリーナーを使って定期的に耳掃除をおこなうのは有効です。

外耳炎

  • 治療法:耳洗浄、点耳薬
  • 治療費:およそ14,000円
  • こんな症状に注意!
    耳を掻く、頭を振る、耳垢が増える、耳が臭い

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4位:筋骨格の病気

胴が長く足腰に負担がかかりやすいミニチュア・ダックスフンドは、骨にまつわる病気にも要注意。

なかでも顕著に多いのが「椎間板ヘルニア」です。

椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアは、背骨の中にある椎間板が飛び出して、神経を圧迫してしまう病気です。

後ろ足の力が入らない、ふらつく、立てないなどの症状がみられ、強い痛みが伴います。

この椎間板ヘルニアは、ダックスフンドやコーギーといった軟骨異栄養犬種が発症しやすいのが特徴で、症状の強さによって5段階のグレードに分かれます。

椎間板ヘルニアのグレード
  • グレード1:最も軽度。抱っこするとキャンと鳴く。
  • グレード2:軽度。すり足歩行やふらつき。
  • グレード3:重度。後ろ足を引きずる、力が入らない、立てない。麻痺が始まり痛みを感じなくなる。
  • グレード4:排尿が困難になる。
  • グレード5:完全麻痺。足先の強い刺激に反応なし。

グレード1〜2の場合、炎症を抑えるためにステロイドなどの内服治療がおこなわれますが、さらにグレードが進むと、手術で椎間板を除去するという選択肢も出てきます。

予防策としては、高い場所への昇り降りを避けることや、体重の増加に注意することが大切です。

椎間板ヘルニア

  • 治療法:内服薬、手術など
  • 治療費:およそ110,000円(年間)
  • こんな症状に注意!
    散歩を嫌がる、ジャンプしなくなる、とぼとぼ歩く、抱っこすると鳴く

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5位:歯・口腔の病気

犬の歯石は蓄積されるスピードが速く、歯周病になりやすいとされます。

膿がたまるまで悪化すると、歯根膿瘍や根尖膿瘍を引き起こすため注意が必要です。

歯根膿瘍

歯根膿瘍は、歯根の炎症や歯周病が悪化することで、歯の根元に膿がたまる病気です。

中高齢の犬に多くみられ、とくに繁殖経験のあるメス犬は歯が弱りやすく、リスクが高まります。

歯根膿瘍になると、強い口臭やくしゃみ、黄色い鼻水がみられ、膿がたまることで目の下が腫れることもあります。ひどいと皮膚を破って膿が出てきてしまうことも。

治療は手術による抜歯や歯石・歯垢除去が基本となり、場合によっては抗生物質や消炎剤を内服します。

歯根膿瘍の予防策は、日常的なデンタルケアです。

とくに犬は歯垢が歯石になるスピードが人間より速いため、毎日ケアする必要があります

歯根膿瘍

  • 治療法:手術(抜歯)、内服薬など
  • 治療費:およそ48,000円(年間)
  • こんな症状に注意!
    歯石がたまる、口臭が強くなる、くしゃみが増える、顔の一部が腫れる

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ミニチュア・ダックスフンドが注意すべき病気

ここまでランキングをご紹介しましたが、この中に入っていなくても遺伝的な要因や統計データの傾向から、ミニチュア・ダックスフントがとくに注意すべき病気があります。

病名 病気の特徴 おもな症状 治療法 予防法
腫瘍・癌(がん) 犬の死因として最も多い病気 お腹、胸部、リンパ節などにしこりができる ・手術
・抗がん剤
乳腺腫瘍の場合は避妊手術で予防可能
僧帽弁閉鎖不全症 心臓の弁に不具合で血液が逆流する ・咳
・心雑音
・肺水腫など
強心剤、血管拡張薬、利尿剤などの投薬 早期治療が重要
膵炎 消化酵素の活性化で膵臓に炎症が起こる ・食欲不振
・嘔吐、下痢
・皮下輸液
・鎮痛剤、制吐剤
・ステロイド剤
高脂質の食事を避ける
クッシング症候群
(副腎皮質機能亢進症)
ホルモンの過剰分泌 ・多食や多飲多尿
・脱毛
・腹部の膨み
・薬物療法
・放射線治療
・外科手術
ステロイド剤の休薬など
甲状腺機能低下症 甲状腺ホルモンが減少する ・元気がない
・嗜眠
・低体温
・太りやすい
・ホルモン補充 早期治療が重要
進行性網膜萎縮症
(PRA)
網膜が薄くなり失明の危険がある 暗い場所で視力が下がる ・点眼薬、内服薬
・サプリメント
QOLを上げる方策の検討が重要

それぞれの初期症状を把握し、いち早く愛犬の異変に気がつけるようにしておきましょう。

腫瘍・癌(がん)

犬の死因で最も多いのが「腫瘍」です。

とく高齢になると発症リスクが高まり、ミニチュア・ダックスフンドでは乳腺腫瘍や脂肪腫がよくみられます

飼い主がしこりに気づいて動物病院に行くケースが多いようです。

腫瘍や癌の治療では、一般的には手術による腫瘍の除去、場合によっては抗がん剤治療がおこなわれます。

腫瘍そのものの予防は難しいですが、ダックスに多い乳腺腫瘍は避妊手術による予防効果が高く、初めての発情が起こる前に手術することが推奨されます

腫瘍・癌(がん)

  • 治療法:手術、抗がん剤など
  • 治療費:およそ120,000円(年間)
  • こんな症状に注意!
    お腹や胸部、リンパ節にしこりがある

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僧帽弁閉鎖不全症

僧帽弁閉鎖不全症は、心臓の弁に不具合が生じて血液が逆流する病気です。

ミニチュア・ダックスフンドなどの小型犬は遺伝的にこの病気にかかりやすく、年齢が上がるにつれて罹患率も高まります。

初期段階では目立った症状がなく見逃しやすいですが、病気が進行すると咳や心雑音がみられるようになり、さらに悪化すると肺水腫などを起こして命に関わる事態に陥る可能性もあります。

治療法としては、強心剤や血管拡張薬で心臓の負荷を減らす、利尿剤で体内にたまった水を逃がすといった方法がもちいられます。

残念ながら発症を完全に予防する方法はありませんが、この病気は進行を遅らせることで余命を延ばせることがわかっており、できるだけ早く治療を始めることが重要です。

僧帽弁閉鎖不全症

  • 治療法:内服薬など
  • 治療費:およそ93,000円(年間)
  • こんな症状に注意!
    咳をする、散歩中の休憩が増える、動きたがらない

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参考
ACVIM consensus guidelines for the diagnosis and treatment of myxomatous mitral valve disease in dogs(外部リンク)

膵炎

膵炎は、消化酵素が活発になりすぎて、膵臓の組織まで消化してしまう病気です。

食欲不振や嘔吐、下痢といった症状のほか、伏せた状態でお尻を上げる「祈りのポーズ」と呼ばれる姿勢をとることもあります。

完治が可能な病気ですが、重症化すると命にかかわるため慎重な対応が必要です。

膵炎治療は皮下輸液を基本として、症状に応じて鎮静剤や制吐剤、ステロイド剤が使われます。

膵炎を予防するには、膵臓に負担がかからないように高脂質の食事を避けることが肝要です。

膵炎

  • 治療法:皮下輸液、注射、内服薬
  • 治療費:およそ100,000円(年間)
  • こんな症状に注意!
    食欲がない、嘔吐を繰り返す、下痢をする

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参考
犬の急性および慢性膵炎の診断治療の最前線(外部リンク)

クッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)

クッシング症候群は、副腎からコルチゾールというホルモンが過剰に分泌される病気です。

ミニチュア・ダックスフンドでも多くみられる病気で、6歳以上で発症リスクが高まります

クッシング症候群の症状には、多飲・多尿、食欲の増加、左右非対称の脱毛、お腹の膨らみなどがあります。

この病気の治療法としては、薬物療法、放射線治療、外科手術などが考えられますが、予防法は確立されていません。

もしステロイド剤の使用が原因とされる場合は、薬の中止や使用量の調整を検討することになります。

クッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)

  • 治療法:内服薬、放射線治療、手術
  • 治療費:およそ135,000円(年間)
  • こんな症状に注意!
    食欲が増す、飲む水の量が増える、尿が多い、お腹が膨れる

甲状腺機能低下症

甲状腺機能低下症は、免疫機能の異常や遺伝的要因によって甲状腺ホルモンの分泌が減少し、全身的な不調があらわれる病気です。

元気がなくなる、ぼんやりする、体温が低下するなどの症状がみられ、重篤になると意識障害や昏睡状態に陥ることがあります。

不足するホルモンを補充する内服治療がおこなわれ、基本的に一生続けることになります。

予防法は確立されていませんが、症状は早期に治療を始めることで改善されることが多いです。

そのため、定期的な血液検査をおこない、早期発見に努めることが大切です。

甲状腺機能低下症

  • 治療法:ホルモン補充
  • 治療費:およそ93,000円(年間)
  • こんな症状に注意!
    元気がない、ぼんやりすることが増える、寒がるようになる

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進行性網膜萎縮症(PRA)

進行性網膜萎縮症は、犬が遺伝的に発症しやすい遺伝性眼疾患で、ミニチュア・ダックスフンドにも多くみられます。

光を吸収する視細胞が委縮することで網膜が薄くなり、最終的に失明するリスクがある病気です。

暗いところで視力が低下するため、夕方以降は散歩に行きたがらない、動かなくなるなどの変化が認められます。

残念ながら治療法が確立されておらず、内服薬や点眼薬、サプリメントなどで進行を遅らせることしかできません

予防する方法もなく、できるだけQOLを上げる方策を考えてあげましょう。

進行性網膜萎縮症(PRA)

  • 治療法:なし(点眼薬やサプリメントを試す)
  • 治療費:およそ10,000円(診断費用)
  • こんな症状に注意!
    夕方になると動かなくなる、歩きたがらない

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自己免疫疾患

自己免疫疾患は、自分の免疫が正常な細胞を攻撃してしまう病気です。

この免疫システムの異常がどの部位で発生するかによって病名が変わり、なかでもミニチュア・ダックスフンドに多いのは次のような疾患です。

病名 病気の特徴
天疱瘡(てんぽうそう) 皮膚を攻撃する病気。4-5歳の発症が多い。水泡や膿疱が破けてかさぶたになる。鼻や耳にできる「落葉状天疱瘡」と、口腔内や眼の周りにできる「尋常性天疱瘡」とがある。
免疫介在性関節炎 関節を攻撃する病気。幅広い年齢でみられ、骨が溶けたようになって激しい痛みが生じる。いわゆる「関節リウマチ」もこの病気の1つ。

これらの病気は、ステロイド剤や免疫抑制剤などを用いて、長期間にわたって治療がおこなわれます。

自己免疫疾患

  • 治療法:内服薬
  • 治療費:症状によって異なる
  • こんな症状に注意!
    (天疱瘡)耳や鼻を中心にできものができる
    (関節炎)リンパ節の腫れ、発熱、跛行

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ほかの犬種については、以下のコラムも参考にしてください。



ミニチュア・ダックスフンドに多い死因

ミニチュア・ダックスフンドの死因上位は、こちらです。

ミニチュア・ダックスフンドに多い死因
  • 腫瘍(癌など)
  • 神経系の疾患(椎間板ヘルニア、特発性てんかんなど)
  • 泌尿器系の疾患(尿路結石症、慢性腎不全など)

最も多い死因は、悪性腫瘍(癌)を含む「腫瘍」です。

どの犬種にも多くみられる死因で、とくにミニチュア・ダックスフンドなどの小型犬をみると、10~20%が腫瘍によって命を落としています。

参考
動物病院カルテデータをもとにした日本の犬と猫の寿命と死亡原因分析(外部リンク)

ミニチュア・ダックスフンドの健康寿命を延ばすには

愛犬の健康を守って長生きさせるには、飼い主はなにができるでしょうか。

ここからは、ミニチュア・ダックスフンドの健康寿命を延ばすために意識したいことを紹介します。

足腰の負担を減らす

筋骨格の病気が多いミニチュア・ダックスフンドにとって、足腰への負担を減らすことは重要です。

なるべく衝撃を減らすため、ソファーやベッドにはスロープを設置して、階段の昇り降りもさせないようにしましょう

また、足が滑ることでも負担がかかるため、床に滑り止め対策をする、足裏の毛はこまめにカットするといった対策も有効です。

さらに、お散歩では首輪ではなくハーネスを選び、リードを引いても腰へ負担がかからないような対策をしましょう。

肥満を避ける

ミニチュア・ダックスフンドは、肥満にならないように注意してください。

体重の増加は足腰の負担につながります。

さらに肥満を引き起こす高脂質な食事は、胃腸障害や膵炎のリスクを高めます

ちなみにダックスは皮膚やアレルギーにも注意が必要ですが、皮膚ケア用の療養食はカロリーが高いものが多いので注意しましょう。

スキンケアをおこなう

ミニチュア・ダックスフンドは皮膚の病気になりやすいため、スキンケアも健康維持に効果的です。

シャンプーは定期的におこない、できれば薬用シャンプーを使うのがおすすめ。清潔な状態を保ち、バリア機能を高めてあげましょう。

ほかにも、イヤークリーナーで耳掃除をすれば外耳炎のリスクを抑えられますし、毎日の歯磨きを習慣化できれば歯周病予防に効果的です。

健康診断を受ける

健康診断を受けることも、ミニチュア・ダックスフンドの健康寿命を延ばすためには重要です。

検査の頻度は年に1回、シニア期に入ったら年2回が理想的です。

自宅にいるときも、病気のサインを見逃さないように注意してあげてください。

気になることがある場合や、少しでもいつもと違う様子が見られるときは、獣医師さんに相談しましょう。

ミニチュア・ダックスフンドは皮膚病やヘルニアに注意

ミニチュア・ダックスフンドは、発症しやすい皮膚病や椎間板ヘルニアに、とくに注意が必要です。

愛犬の健康寿命を延ばすためにも、定期的なスキンケアや足腰への負担を軽減する対策を取り入れてあげましょう。

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