フィラリア予防薬（猫）

「フィラリアは犬の病気」と考えている方も多くいますが、フィラリアは猫も感染する病気です。

猫がフィラリア症にかかった場合、突然死のリスクが犬よりも高いと言われています。

その理由は、猫がフィラリア症にかかってもおよそ3割は無症状であることが多く、発見が難しいためです。

家族の一員である愛猫をフィラリアから守るためにも、猫のフィラリア予防は必要です。

フィラリア（犬糸状虫）とは、蚊を媒介とする寄生虫で、主に猫の心臓や肺に寄生します。

フィラリア症は犬が発症することが多く、猫のフィラリア症の発生数は多くありません

しかし、猫でも10匹の内1匹がフィラリア幼虫に感染していたとの調査報告があります。

フィラリア症は蚊を媒介として感染を広げる病気です。

蚊が血を吸った動物がフィラリアに感染していた場合、血液と一緒にミクロフィラリア（フィラリアの幼虫）を吸い込んでしまいます。

ミクロフィラリアは蚊の体内で感染に適した姿に成長し、その間に蚊は次の吸血先を探します。

そしてその蚊が猫を吸血すると、クチバシを通じて猫の皮下組織にフィラリアが侵入、感染します。

フィラリアは猫の皮下組織で1ヵ月ほどかけて成長し、血管内へと侵入。

血流に乗って派肺や心臓に到達すると、そこを温床に成虫へと成長を遂げます。

そのためフィラリアが皮下組織にいるうちに感染を予防することが大切です。

猫がフィラリアに感染する確率は、その地域に住んでいる犬のフィラリア感染頭数の10～20%と言われています。

また、首都圏の動物病院が行った2008年の調査によれば、フィラリアに感染した猫の内39%が室内で飼育されている猫だったそうです。

首都圏の動物病院が行った2008年の調査によれば、フィラリアに感染した猫の内39%が室内で飼育されている猫だったそうです。

犬より感染する確率が低いというだけで、猫もフィラリアに感染します。

「うちの子は大丈夫」と安易に考えず、フィラリアに感染する可能性はあると考えてフィラリア予防を行いましょう。

猫は犬に比べてフィラリアの感染に気が付きにくい動物です。

心停止などの突然死に繋がる症状は心臓に寄生したフィラリアが成虫に育つことが原因とされていますが、猫に備わった独自の免疫作用は心臓のフィラリアを死滅させます。

しかし、フィラリアは死骸であっても猫の血管を塞ぎ、重篤な症状に繋がります。

そのため、フィラリアが幼虫の段階、もしくは感染以前の予防が大切です。

フィラリアに感染に気が付きにくいとされる猫も、症状が全くないというわけではありません。

フィラリアに感染した猫は以下の症状を見せることがあります。

これらの症状は、フィラリア症以外の病気の症状でもみられるため、フィラリア感染には気が付きにくいかもしれません。

飼い猫に体調の異変を少しでも感じたらフィラリアを疑うことが早期発見の道といえます。

フィラリアを運ぶ原因である蚊は地球温暖化などの影響で1年を通して現れやすくなり、期間を絞って対策することが難しくなりました。

猫はフィラリア症に感染していても診断することが難しく、治療方法も確立されていないのが現状です。

そのため、レボリューションなどの薬を使った予防がより大切になっています。

月一回定期的にフィラリア予防薬を使用すれば100％フィラリア症の発症を抑えることができるため、早期からの予防が大切です。

フィラリア症は、フィラリアは蚊が媒介する病気のため、室内飼いでも安心はできません。

感染する確率はどれくらい？で記載したように、フィラリアに感染した猫の約4割が室内飼いであり、フィラリア予防をしてないと愛猫がフィラリアに感染するリスクが高くなります。

猫がフィラリアに感染するケースは多くないとはいえ、感染しないわけではありません。
猫に対するフィラリア予防薬の投与は普及していないことから、犬よりもフィラリア感染率が高い地域もあります。
そのため、猫もフィラリア予防が必要です。

なお、フィラリア予防と同時にノミ・ダニの駆除もできるオールインワンタイプのお薬もあります。

フィラリア予防薬は「通販購入」か「動物病院処方」のどちらかで手に入れることができます。

※動物病院の場合、初回は検査料もかかります。
※薬の値段は、薬や動物病院によって変わります。

通販購入は薬代も安く診察の手間もありませんが、商品が届くまでに2週間かかります。

動物病院での処方は薬代が通販より高くなりますが、即日で薬を受けとります。

それぞれメリットデメリットがあるので、十分比較検討して選びましょう。

フィラリア予防薬の投与初回は、動物病院で検査・処方してもらい、次回から通販を利用することで、お薬代の節約につながります。

猫用のフィラリア予防薬は、大きく3種類に分けられます。

猫用のフィラリア予防薬には、次のような成分があります。

猫のフィラリア予防薬として最も多いのがスポットオンタイプです。

猫が舐めにくい背中に薬剤を垂らして、成分を体全体に行き渡らせることでフィラリア予防を行います。

好き嫌いが激しい猫ちゃんの場合、経口薬を飲ませるのが難しく悩む飼い主さんも多くいますが、スポットオンタイプは背中に垂らすだけなので、簡単に投与できるのでオススメです。

レボスポット【猫用】 1箱2,700円(税込)～ レボスポット（レボリューションジェネリック）は、フィラリア予防・ノミ・耳ダニ・猫回虫の駆除を同時に行うことができるお薬レボリューションのジェネリックです。

錠剤タイプのフィラリア予防薬は、食べ物に混ぜたり、直接口の中へ入れたりして飲ませるお薬です。

猫ちゃんが水に濡れるのを嫌がり、スポットオンタイプの薬が使えない場合に使用することが多いです。

ミルプラゾン【猫用】 1箱2,500円(税込)～ 有効成分ミルベマイシンオキシムとプラジクアンテル（プラジカンテル）で、線虫、条虫、多包条虫までしっかり駆除してくれます。

薬の味が苦手な猫ちゃんのために、レバーフレーバーつきのチュアブル錠もあります。

ミルプラゾンチュアブル 1箱3,300円(税込)～ ミルプラゾンチュアブル（猫用）は、フィラリア予防とお腹の寄生虫駆除が同時に行える寄生虫駆除薬です。

フィラリア予防薬の中には、フィラリアだけでなくノミやマダニ、耳ダニ（ミミヒゼンダニ）などその他の寄生虫も駆除できるオールインワンタイプがあります。

複数の薬を使うことなく寄生虫対策ができるので、簡単かつ経済的な薬で、特に猫の保護活動をされている方や自然豊かな地域にお住いの方にオススメです。

ネクスガードキャットコンボ 1箱6,500円(税込)～ ノミ・マダニ、おなかの寄生虫駆除だけでなく、フィラリア予防もできるオールインワンタイプのお薬です。

当サイト、ぽちたま薬局で人気の高い猫用フィラリア予防薬をご紹介します。

特に動物病院でも処方されているレボリューションや、より多くの寄生虫駆除ができるネクスガードキャットコンボなどのスポットオンタイプが人気の商品です。

レボリューション【猫用】

レボリューションは猫向けのフィラリア予防薬として知名度の高い薬です。

毎月一回背中に垂らすだけで、フィラリア予防だけでなくノミ・ダニ駆除の効果があります。

レボリューション【猫用】 1箱5,300円(税込)～ レボリューション（猫用）はフィラリア予防、ノミ、猫回虫、耳ダニの駆除が同時に行える寄生虫対策のお薬です。

レボスポット（レボリューションジェネリック）

レボスポットはレボリューションのジェネリック医薬品です。

低価格で購入できるため、ひと月当たり約900円でフィラリア予防ができます。

日本語パッケージなので、使い方や注意事項をしっかり読んだ上で使用したい方にもオススメです。

レボスポット（レボリューションジェネリック）【猫用】 1箱2,700円(税込)～ レボスポット（猫用）は、フィラリア予防・ノミ・耳ダニ・猫回虫の駆除を同時に行うことができるお薬レボリューションのジェネリックです。

ネクスガードキャットコンボ

ネクスガードキャットコンボはフィラリア予防をはじめ、ノミ・マダニ・ミミヒゼンダニ・猫回虫、犬小回虫・猫鉤虫・条虫（瓜実条虫、猫条虫、多包条虫）の10種類の寄生虫の駆除・予防が行えます。

特に外出する機会の多い猫にオススメです。

ネクスガードキャットコンボ 1箱6,500円(税込)～ ネクスガードキャットコンボはノミ、マダニ、耳ダニの駆除、回虫、鉤虫、条虫の駆除に加え、フィラリア予防がこれ1本で行える猫専用のオールインワン寄生虫駆除薬です。

フィラリア予防薬の使い方を「スポットオンタイプ」と「錠剤タイプ」で分けて解説します。

【スポットオンタイプの場合】

スポットオンタイプは猫ちゃんが薬剤を舐めないよう肩甲骨前方の首筋付近に投与します。

皮膚に直接垂らせるように、被毛をかき分けてチューブ内の薬剤をすべて使い切ります。

【錠剤の場合】
錠剤の場合は、薬を猫ちゃんの口を開けてのどの奥に投薬します。

のどの奥へ投薬するのが難しい場合は、食事に混ぜて与えます。

毎年フィラリア予防薬の投与開始前に、フィラリア抗原検査を受けることが推奨されていますが、猫の場合はフィラリア検査が必ずしも必要ではありません。

フィラリア抗原検査は、フィラリアの成虫がペットの体内に存在するかどうかを確認するための検査です。
犬の場合、感染しているかどうかを正確に判断することができます。

しかし、猫はフィラリアの終宿主ではないため、ミクロフィラリアが血液中に存在することがほとんどありません。
そのため、抗原検査を行っても正確な感染状況を把握することが難しいことから、必ずしも検査が必要ではないのです。

猫は恐怖心や警戒心が強く、加えて味に敏感な動物です。

飲ませるタイプの薬の場合、味や形が見慣れないほど拒否反応を示します。

猫がフィラリア予防薬を嫌がって飲まない時は、フレーバーつきのチュアブル錠や、スポットオン（滴下タイプ）のフィラリア予防薬を試してみるのも一つの方法です。

猫が食べたくなる風味で、錠剤も小さく開発された予防薬なら、ストレスなくスムーズに投与できます。

病院などから処方された薬が、それらに当てはまらず困っている場合は下記のページで飲ませ方を解説しているので参考にしてみてください。

猫がもしスポットオンタイプのフィラリア予防薬を舐めてしまった場合、一時的によだれが垂れる症状がみられます。

一過性の症状ではありますが、一日経っても症状が続く場合は獣医師にご相談ください。

薬剤を舐めるのを防ぐため、投薬後はエリザベスカラーや洋服を着せるといいでしょう。

フィラリアは蚊を媒介にして感染するため、蚊の発生時期に合わせてフィラリア予防薬を定期的に投与する必要があります。

昨今では地球温暖化の影響もあり、蚊の発生時期が例年より伸びてきています。

1年を通して毎月のフィラリア予防が主流になってきました。

正確な蚊の発生時期は住んでいる地域によっても異なるので、注意が必要です。

猫にフィラリア予防薬を投与した際、次のような副作用の症状が現れる場合があります。

フィラリア予防薬の投与で副作用が現れる場合は多くありませんが、もし異常を感じた場合はすぐに獣医師への相談を行ってください。

猫用のフィラリア予防薬について、よくある質問をまとめました。
気になる点がある方は、参考になさってください。

Q.月に一度のフィラリア予防薬を与えるのを忘れてしまいましたが、大丈夫ですか？

Q.フィラリア予防薬は他のお薬と併用できますか？

Q.錠剤のフィラリア予防薬を吐き戻してしまいましたが、再度与えた方が良いでしょうか？

Q.フィラリア予防薬を投与した後にシャンプーしてもいいですか？

Q.去年買ったフィラリア予防薬は使えますか？

Q.国内から発送ですか？

Q.どれくらいで届きますか？

Q.海外通販でフィラリア予防薬を買うのが不安です

Q.フィラリア予防注射もある？

Q.体重より少ない量・多い量を服用したらどうなる？