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【オールインワン】ノミ・ダニ、フィラリア予防薬とは

ノミ・ダニ、フィラリアをまとめて予防できるオールインワンタイプのお薬は、1度の投与で済むため手間がかからず、愛犬・愛猫の負担も軽減できる点が大きなメリットです。

しかし、オールインワンタイプのお薬には犬用と猫用があり、種類も多くどれがいいのか迷います。
このページでは、ノミ・ダニ、フィラリア予防薬の種類と値段について紹介します。

【犬用】お薬一覧はこちら

【猫用】お薬一覧はこちら

>>フィラリア予防薬(犬)の詳細はこちら

オールインワンタイプのお薬とは

オールインワンタイプのお薬とは、ノミ・ダニ、フィラリア、回虫、鉤虫、鞭虫といったお腹の寄生虫をまとめて予防できるお薬のことです。

ペットの健康をおびやかす寄生虫を一度に駆除できることから、人気を集めています。
犬用と猫用があり、投与法や駆除できる寄生虫の種類もさまざまです。

メリット・デメリット

オールインワンタイプのノミ・ダニ、フィラリア予防薬について、メリット・デメリットを詳しくご紹介します。

メリット
・手間がかからない
・ペットの負担が少ない
・犬用は種類が豊富で、愛犬の性質に合ったものを選べる

デメリット
・Amazonや楽天市場で購入できない
・猫用の場合はスポット剤しかない
・比較的値段が高い

ノミ・ダニ、フィラリア予防薬の種類

ノミ・ダニ、フィラリア予防薬の種類

ノミ・ダニ、フィラリアなどを一度に予防できるオールインワンのお薬には、さまざまな種類があります。
それぞれに駆虫対象や使い方が異なりますので、特徴やメリット・デメリットを把握したうえで愛犬・愛猫に合ったものを選びましょう。

犬、猫それぞれについて、主な予防薬の特徴や、選ぶ時のポイントについて解説します。

【犬用】お薬一覧はこちら

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【犬用】ノミ・ダニ、フィラリア予防薬

犬用の予防薬は、飲み薬(錠剤、おやつタイプ)と、皮膚に滴下するスポット剤があります。

それぞれの特徴やメリット・デメリットを以下にまとめました。

おやつタイプ
特徴
・薬剤が練りこまれたおやつ状の薬
・犬の好きなにおいや味がついている
・食べるのが好きな犬に向いている

メリット
・嗜好性が高く、犬が喜んで食べる 
・投与後すぐに触れ合うことができる
・水浴やシャンプーの制限がない
・皮膚の弱い犬にも使える

デメリット
・比較的値段が高い
・薬によってアレルギーのある犬には投薬できない
・好き嫌いにより食べない場合がある
・薬をのどに詰まらせたり、吐き出してしまったりすることがある

錠剤
特徴
・小さな錠剤で、フードやおやつに混ぜて与える、もしくは口に直接投与
・犬の好きなにおいや味がついているものもある

メリット
・投与後すぐに触れ合うことができる
・水浴やシャンプーの制限がない
・皮膚の弱い犬にも使える
・比較的値段が安い

デメリット
・好き嫌いにより食べない場合がある
・薬をのどに詰まらせたり、吐き出してしまったりすることがある

スポット剤
特徴
・液状の薬
・皮膚(主に肩甲骨の間)に滴下する
・固形物を飲み込むのが苦手なシニア犬、お腹を壊しやすい犬に向いている

メリット
・飲み薬が苦手な犬にも投与できる
・確実に投与できる
・お腹の調子が悪い犬にも使える

デメリット
・滴下後2日程度シャンプーができない
・他の犬や子供と生活している場合、薬に触れてしまうリスクがある
・皮膚病や皮膚の弱い犬には向かない
・じっとできない犬には投与が難しい

【犬用】お薬一覧

オールインワンタイプのお薬は、動物病院で処方を受けるのが一般的です。
特に取り扱いの多いお薬と特徴をまとめてみました。

タイプ 商品名 特徴 妊娠・授乳中の投薬 予防の対象
おやつタイプ ネクスガードスペクトラ フィラリアを100%予防、ノミ・マダニの駆除効果は1ヶ月継続。嗜好性が高く、ほとんどの犬が喜んで食べる。
生後8週齢未満の子犬や体重1.8㎏未満の犬には使えない。
×
フィラリア
ノミ
マダニ
お腹の虫
錠剤 クレデリオプラス 1㎝弱~2㎝弱の小さな錠剤で飲ませやすい。フレーバー錠のため、直接投与も可能。効果は1ヶ月以上継続する。
生後8週齢未満の子犬や体重1.7㎏未満の犬には使えない。
×
フィラリア
ノミ
マダニ
お腹の虫
錠剤 シンパリカトリオ フィラリア・ノミを100%予防できる。月1回の投与で効果は1ヶ月持続。フレーバー錠のため直接投与も可能。
生後8週齢未満の子犬や体重1.5㎏未満の犬には使えない。
×
フィラリア
ノミ
マダニ
お腹の虫
スポット剤 レボリューション 月に1回の滴下で、効果は1ヶ月持続。1回の投与でミミヒゼンダニを100%駆除できる。
生後6週齢未満の子犬には使えない。
フィラリア
ノミ
ミミヒゼンダニ
スポット剤 アドボケート イヌニキビダニ、疥癬虫の駆除も可能。投与90分後からシャンプーできる。
生後7週齢未満の子犬や体重1㎏未満の犬には使えない。

※慎重な投与が必要
フィラリア
ノミ
ミミヒゼンダニ
お腹の虫

【犬用】薬を選ぶ際の注意点

犬用の予防薬は非常に種類が多いので、どれを選べば良いか迷ってしまうかもしれません。

ここで重要なのが、「投与の目的」「愛犬の年齢や健康状態」です。

例えば、レボリューションやアドボケートは、マダニ駆除ができません。

草むらや森などマダニの多い場所に遊びに行くことが多い犬には、マダニ駆除もできるネクスガードスペクトラ、クレデリオプラス、シンパリカトリオなどがおすすめです。

いずれも犬が好むフレーバーのため食べさせやすいですが、好き嫌いの多い犬には錠剤が良いでしょう。
粒が小さいため、普通の飲み薬のように直接口に入れて飲ませることができます。

シニア犬は飲み込む力が弱く、飲み薬タイプの薬はのどに詰まらせたり、誤嚥性肺炎を起こしたりするリスクがあるため、スポット剤が安心です。

【猫用】お薬一覧

猫用のノミ・ダニ、フィラリア予防薬は、スポット剤のみです。
しかし、お薬によって駆除対象が異なりますので、愛猫に合ったものを選ぶ必要があります。

動物病院で取り扱っているオールインワンタイプのお薬を以下にご紹介します。

商品名 特徴 妊娠・授乳中の投薬 予防の対象
ブロードライン ノミが媒介する瓜実条虫を駆除できる。シリンジに入っており、投与が楽。
生後7週齢未満の子猫には使えない。

※慎重な投与が必要
フィラリア
ノミ
マダニ
お腹の虫
レボリューション ミミヒゼンダニの駆除ができるため、外飼いの猫に向いている。
生後6週齢未満の子猫には使えない。
フィラリア
ノミ
ミミヒゼンダニ
お腹の虫
アドボケート ミミヒゼンダニの駆除が可能。マクロライド系の駆虫薬で、安全性が高い。
生後9週齢未満の子猫や体重1㎏未満の猫には使えない。
フィラリア
ノミ
ミミヒゼンダニ
お腹の虫
ネクスガードキャットコンボ 2022年販売開始。駆除対象が非常に多く、マダニ・ミミヒゼンダニ両方に効果がある。
生後8週齢未満の子猫や体重0.8㎏未満の猫には使えない。
フィラリア
ノミ
マダニ
ミミヒゼンダニ
お腹の虫

猫用のオールインワン予防薬について、こちらの記事も参考にどうぞ。

【猫用】薬を選ぶ際の注意点

上記でご紹介した通り、同じスポット剤のお薬でも駆除対象が異なります。
大きく違うのは、マダニ・ミミヒゼンダニの駆除が対象となっているかどうかという点です。

例えば、外出させている猫や保護猫はマダニに感染している危険性が高いため、マダニが駆除できるお薬を選ぶといいでしょう。

以前はマダニ駆除もできるオールインワンタイプといえばブロードラインが主流でしたが、2022年11月に駆除対象の広いネクスガードキャットコンボが販売開始したことから、ブロードラインの取り扱いを取りやめている動物病院も増えています。
駆除対象が非常に広い点もネクスガードキャットコンボの大きなメリットです。

参考
ネクスガード キャット コンボ® | boehringer-ingelheim.jp

ノミ・ダニ、フィラリア予防薬の値段

ノミ・ダニ、フィラリア予防薬の値段

ノミ・ダニ、フィラリア予防薬の値段は、処方してもらう動物病院やペットの体重によって異なりますが、相場としては以下のようになります。


おやつタイプ:2,200円~5,100円
錠剤:1,800円~4,000円
スポット剤:1,200円~2,800円


スポット剤:1,200円~2,900円

また、動物病院で処方を受ける場合は、お薬代以外に診察料や検査料がかかります。

特に犬がフィラリア予防薬の処方を受けるためには、必ずフィラリア検査を受けなくてはなりません。
すでにフィラリアに感染していた場合、予防薬の投与によりショック症状を起こすことがあるためです。

診察料、検査料の費用相場は以下の通りです。

初診料:1,000~2,000円
再診料:500~700円
糞便検査:500円~1,700円
フィラリア検査:1,000~3,000円

※フィラリア検査にはさまざまな検査法があります。
詳細は動物病院にお尋ねください。

ノミ・ダニ、フィラリア予防薬の副作用

ノミ・ダニ、フィラリア予防薬の副作用

ノミ・ダニ、フィラリア予防薬の主な副作用は以下の通りです。

・嘔吐
・下痢
・食欲不振、元気の喪失
・皮膚の赤み

特にコリー種はフィラリア予防薬に含まれるイベルメクチンに弱く、副作用が出やすい傾向にあります。
不安な場合は、獣医師に相談しましょう。

また、投与法の誤りにより、以下のような副作用が生じることがあります。
これらの副作用は獣医師や説明書の指示を守り、正しく投与することでリスク軽減が可能です。

・食物アレルギーのある犬に該当する材料が含まれている予防薬を投与する
嘔吐、下痢、皮膚の赤み、かゆみ

・スポット剤の薬をなめる
嘔吐、流延(よだれが大量に出て止まらない)、震え、以上呼吸、眼の異常など

・フィラリアに感染した状態でフィラリア予防薬を投与する
アナフィラキシーなどのショック症状

まとめ

  • オールインワンのお薬を使うと、ノミ・ダニ、フィラリアなどを一度に予防できる
  • 犬用のオールインワンの薬はおやつタイプ、錠剤、スポット剤がある
  • 猫用のオールインワンのお薬はスポット剤が主流
  • お薬によって駆虫対象や投与方法が違うので、ペットに合ったものを選ぶ
  • 副作用があるので注意。特に投与法を誤ると食物アレルギーやスポット剤の薬を舐めてしまうことによる副作用が起こることもある。

オールインワンタイプのお薬は、寄生虫予防の手間を減らせる便利なものです。

しかし、選び方や使い方を間違えると、期待する効果が得られないだけではなく、愛犬・愛猫の健康に大きな問題を引き起こしかねません。
予防薬を使う際には、必ず獣医師に相談しましょう。

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