愛犬と暮らしている飼い主さんなら「フィラリア」という言葉を一度は耳にしたことがあると思います。
このフィラリア、困ったことにどの犬にも感染するリスクがあります。
本記事では犬フィラリア症の初期症状から末期症状、そして気になるフィラリアにかかった犬の寿命についても、解説していきます。
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目次
犬のフィラリアの症状について

犬のフィラリア症は、感染してもすぐに目立った症状が現れるわけではありません。
特に初期の頃は無症状のケースが多く、飼い主さんも気づかないことも。
しかし進行するにつれて咳をしたり、元気がなくなったりという変化が見られるようになります。
「なんとなく様子がおかしい…」と感じた時が、見逃さないための重要なサインです。
フィラリアの初期症状
犬のフィラリア症の初期症状はとてもわかりにくく、見逃してしまいやすいという特徴があります。
一般的に、フィラリアア症は感染から症状が出るまでに2〜3年ほどの潜伏期間があるとされています。
そのなかでも、比較的気づきやすい症状が「軽い咳」。
他にも元気がなくなる、食欲が落ちる、体重が減ってくる、お散歩を嫌がる…といった変化が見られることもあります。
もし愛犬が咳をしたり、お散歩を嫌がるようになったりしたときは、要注意。
できるだけ早く獣医師さんの診察を受けましょう。
フィラリアの末期症状

フィラリアが末期まで進行すると、命に関わる重い症状が現れることもあり、最悪の場合は突然死に繋がるケースもあります。
フィラリアの末期症状には、主に以下の症状が挙げられます。
・呼吸困難
・浮腫(むくみ)
・腹水(お腹に水がたまる)
・湿疹
・血尿
・黄疸(白目や皮膚が黄色くなる)
老犬の症状
老犬は体力や免疫力が落ちていることが多いため、フィラリアに感染すると、症状の悪化や健康状態に悪影響を及ぼす可能性が高くなります。
フィラリアが心臓に寄生していた場合、呼吸困難などが発生するリスクもあります。
老犬の場合「もうほとんど家にいるから」「散歩に行く期間も減っているし」と、フィラリア予防は必要ないと考える飼い主さんもいますが、窓の開閉や人の出入りなどで、蚊が室内に入る可能性は0ではありません。
老犬だからとフィラリア予防を止めてしまうと、フィラリアに感染し症状が深刻化するリスクが高くなるため、老犬にもフィラリア予防は必要です。
※フィラリア予防薬とその選び方については、以下のコラムで詳しく紹介しています。老犬におすすめのフィラリア予防薬も紹介しているので、ご活用ください。
子犬の症状
フィラリアはどの年齢の犬でも感染リスクがあるため、子犬も例外ではありません。
子犬がフィラリアに感染すると、元気消失や食欲がなくなるといった症状が現れます。
また、子犬は成犬と比べると免疫力が弱く寄生虫に感染しやすいため、成犬よりも注意が必要とされています。
フィラリア予防薬の多くは生後6〜8週齢から投与可能なため、この時期からフィラリア予防を始めることが推奨されています
なお、子犬のフィラリア予防にあたっては、体重の変化に注意が必要です。
子犬は成長が早いので、体重の変化が起こりやすいです。
そのため、フィラリア予防薬の投与量が体重に合っているか定期的に確認する必要があります。
体重が増えているのに適切な投与量を与えていない場合、正しい予防効果が得られない可能性があるので、気をつけましょう。
フィラリアにかかった犬の寿命は?

フィラリアに感染してしまった犬の寿命は、どう変わってくるのでしょうか。
細かい寿命については、フィラリアの数や犬の基礎疾患の有無によっても変わるため、フィラリアにかかった犬の寿命は何年と、明確には決まっていません。
ただしフィラリアに感染してしまった場合、フィラリアに感染していない健康な犬と比べると寿命が短くなるリスクが高まります。
なお、体内に寄生しているフィラリアの寿命は約5~7年です。
また、フィラリアが肺動脈から心臓の右心室に移動して循環障害を起こす「大静脈症候群(Caval Syndrome)」に陥ると、数時間~数日で死亡するケースがあります。
フィラリアは適切な治療を行わないと確実に心臓や肺にダメージを与え、犬の寿命を縮めてしまいます。
予防していてもフィラリアに感染する?
「うちの子は予防しているから大丈夫」
そう思って安心していませんか?
実は予防していても、フィラリアにかかってしまうことがあるんです。
フィラリアにかかってしまうケース
- 投薬をうっかり忘れてしまった
- 飲んだあとに吐き戻していた
- 前回から1ヶ月以上あいだが空いてしまった
- 体重に適していないサイズのお薬を使っていた、など
上記のケースに当てはまる場合、フィラリア予防の効果が十分に発揮されません。
フィラリア予防でいちばん大切なのは、
「毎月きちんと、正しい量を続けること」
「きちんと予防」ができていないとフィラリアに感染することがある、ということをしっかり覚えておきましょう。
フィラリアは治療できる?

犬のフィラリア症は治療することは可能です。
ただし、完治させるのは難しい病気です。
治療には長い時間がかかり、犬の体には大きな負担がかかってしまうことも。
それでも早期発見と適切な処置を受けられれば、寿命を全うすることもできます。
愛犬の様子が少しでもおかしいと感じたときは、すぐに獣医師さんの診察を受けましょう。
※愛犬がフィラリア陽性と診断された場合に知っておいてほしいこと、治療法については以下のコラムで解説しています。
犬のフィラリアに関するよくある質問
ここでは、犬のフィラリア症に関するよくある質問をまとめました。
「感染確率は?」「予防は何月から何月まで?」といった飼い主さんの気になる疑問に、わかりやすくお答えします。
フィラリアの感染確率はどのくらい?
フィラリア予防をしていない犬の場合、感染確率は38%。
思っていたよりも少ない、と感じませんでしたか?
しかしこれは1年間の確率。
予防していない期間が長いほど、感染確率は年々高くなります。
だから毎年、しっかりと予防する必要があります。
※1年後以降の具体的なフィラリア感染の確率と、予防薬を投与した場合の感染確率については以下のコラムをご確認ください。
予防は何月から何月まで必要?
犬のフィラリア予防が推奨されている期間は、一般的に5月~12月頃までとされています。
予防薬を始めるタイミングは、蚊が出はじめてから約1ヶ月後が目安。
終わらせる時期は、蚊が見られなくなってから1ヶ月後が適しています。
ただし、地域によって蚊の出る時期には差があるため、お住まいの地域に合った期間を確認するのがおすすめです。
以下のコラムでお住いの地域ごとの投与期間を解説しているので、ご活用ください。
予防の方法はどれを選んだらいい?
犬のフィラリア予防には、主に「飲み薬」「注射」「スポット剤(皮膚に垂らすタイプ)」の3つの方法があります。
この中でも最近は手軽に投与できる「飲み薬」が主流となっています。
それぞれの方法ごとにメリットや注意点があるため、愛犬の性格やライフスタイルに合った方法を選ぶことが大切です。
たとえば、注射は年1回の接種で済みますし、スポット剤ならお薬を飲むのが苦手な子にも使いやすいですよ 。
※注射・飲み薬・スポット剤の特徴と違いについては、以下のコラムで詳しく解説しています。
早期の治療開始で体調は維持できる
フィラリア症は、一度感染してしまうと完治が難しい病気です。
ですが早い段階で気づいて治療を始めることができれば、重い症状を避けながら元気に過ごし、寿命を全うすることも可能です。
愛犬に少しでも気になる変化があれば、できるだけ早めに動物病院を受診してください。
早期発見と早期治療を心がけることで、愛犬が元気に過ごせる日々を守ってあげましょう。
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参考サイト(外部リンク)

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このブログではペットのご飯を中心にペットの健康について考えたいと思います。















