フィラリア予防薬は多く飲ませてしまっても、基本的には問題ありません。
しかし大量に飲ませてしまった場合や、副作用の症状が見られる際には危険が伴うので、動物病院を受診してください。
この記事では愛犬にフィラリア予防薬を多く飲ませた場合のリスクや対処方法、注意点などについて、ペットのくすりを扱うぽちたま薬局スタッフが解説します。
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目次
フィラリア薬を多く飲ませてしまった場合の対処法

「愛犬がネクスガードを2個食べた!」
など、フィラリア予防薬を多くあげすぎてしまったというのはよくある失敗談です。
このようにフィラリア予防薬を多く飲ませてしまった場合は、以下の内容を参考にして対処してください。
2回分の量を飲ませてしまった場合
1日に2回分の量を飲ませてしまった、または2日連続で飲ませてしまった場合は、まず愛犬の体調に異変がないか経過を観察します。
もし副作用などの異常が見られた場合は、動物病院を受診してください。
大量に飲ませてしまった場合
1回の投与で大量にフィラリア予防薬を飲ませてしまった場合は、すぐに獣医師に相談してください。
コリー系統の犬に多く飲ませてしまった場合
早めに獣医師に相談してください。
投与後に異変がある、または大量に飲ませた場合は、速やかに獣医師の指示に従ってください。
コリー系統の犬種はイベルメクチンやミルベマイシンオキシ、モキシデクチンに対して弱く、用法・用量を厳密に守るように指示されているため、過剰摂取してしまった場合は早めに獣医師に相談しましょう。
フィラリア薬を多く飲ませた場合のリスク

フィラリア予防薬を過剰摂取すると副作用を引き起こし、以下の症状が現れることがあります。
主な副作用
・嘔吐
・吐き気
・下痢
・意識障害
・食欲不振
・流涎
・痙攣
・元気消失
・歩様異常
・皮膚アレルギー症状 など
フィラリア予防薬は1日に2つ投与してしまったり、2日連続で与えてしまっても、愛犬の体調に異変がなければ問題ありません。
しかし、それ以上に過剰摂取すると作用が強まります。
フィラリア予防薬を多く飲んでしまった場合、副作用のリスクが高まり、症状も強く現れる恐れがあるため注意してください。
フィラリア薬を多く飲む、過剰摂取による副作用
ここではフィラリア予防薬(内服薬)に含まれる代表的な有効成分と、過剰摂取によって起こる副作用について紹介します。
ミルベマイシンオキシム
| パッケージ | ![]() |
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|---|---|---|---|
| 商品名 | ネクスガード スペクトラ |
クレデリオプラス | ミルプラゾン チュアブル |
| 効果 | フィラリア予防 ノミ マダニ ニキビダニ 回虫 鉤虫 鞭虫 |
フィラリア予防 ノミ マダニ ニキビダニ 回虫 鉤虫 鞭虫 |
フィラリア予防 線虫 条虫 東洋眼虫 |
| 価格(小型犬用) | 1箱7,200円 (1錠2,400円) |
1箱15,300円 (1錠2,550円) |
1箱4,100円 (1錠1,025円) |
| 商品情報 | 詳細はこちら | 詳細はこちら | 詳細はこちら |
※2026年3月現在におけるぽちたま薬局の価格です。価格は変動することがあります。
ミルベマイシンオキシムには、過剰摂取による症状は報告されていません。
安全試験では通常量0.25 mg/kgの倍量2.5mg/kgを10日連続、100倍量の25mg/kgを1回投与しています。
その結果、異常症状はどちらにも見られませんでした。
しかし、コリー系統の犬種はミルベマイシンオキシムに弱いため、用法・用量を厳密に守るように指示されています。
安全試験においても、5mg/kg、10mg/kgの用量で神経への異常症状が確認されているので、過剰摂取は危険です。
また、体調や体質によっても異なるので、ミルベマイシンオキシムを過剰摂取した場合は念のため、副作用の発現に注意しましょう。
イベルメクチン
| パッケージ | ![]() |
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|---|---|---|---|
| 商品名 | キウォフハート | ストロングハートプラス | カルドメックチュアブル |
| 効果 | フィラリア予防 回虫 鉤虫 |
フィラリア予防 回虫 鉤虫 鞭虫 |
フィラリア予防 回虫 鉤虫 鞭虫 |
| 価格(小型犬用) | 1箱3,200円 (1錠533円) |
1箱4,500円 (1錠750円) |
1箱4,800円 (1錠800円) |
| 商品情報 | 詳細はこちら | 詳細はこちら | 詳細はこちら |
※2026年3月現在におけるぽちたま薬局の価格です。価格は変動することがあります。
※イベルメクチンを過剰摂取した場合、健康な犬でも神経症状の副作用のリスクが高まるため注意が必要です。
単回投与の毒性試験では、10mg/kg、20mg/kg、40mg/kg、80mg/kgのすべての用量で副作用の症状が確認されています。
散瞳や瞳孔反射の消失、流涎、嘔吐、振戦、鎮静などの症状を引き起こし、40mg/kg以上では死亡が確認されています。
さらに、コリー系統の犬種はイベルメクチンは神経毒性を示す恐れがあるという報告から、使用自体が推奨されていません。
※犬用のイベルメクチンの投与量と、コリー系統の犬種にも使用できるフィラリア予防薬については、以下のコラムで詳しく紹介しています!
モキシデクチン
| パッケージ | ![]() |
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|---|---|---|
| 商品名 | シンパリカトリオ | アドボケート |
| 効果 | フィラリア予防 ノミ マダニ ミミヒゼンダニ イヌセンコウヒゼンダニ ニキビダニ 回虫 鉤虫 |
フィラリア予防 ノミ 回虫 鉤虫 |
| 価格(小型犬用) | 1箱4,900円 (1錠1,633円) |
1箱5,300円 (1錠1,766円) |
| 商品情報 | 詳細はこちら | 詳細はこちら |
※2026年3月現在におけるぽちたま薬局の価格です。価格は変動することがあります。
※モキシデクチンを過剰摂取した場合、副作用のリスクが高まります。
安全試験では、長期間過剰量を投与したことによって流涙や振戦、流涎、軽度の運動失調、無気力の症状が確認されています。
また、モキシデクチンは主な副作用に嘔吐や下痢、震え、痙攣などの症状がまれに起こると報告されている成分です。
これらの症状が過剰摂取によって強く出る恐れもあるため注意してください。
なお、コリー系統の犬種はモキシデクチンに弱く、副作用が現れやすいことが確認されています。
用法・用量を厳密に守るように指示されているため、コリー系統の犬種には絶対に過剰摂取させないように注意してください。
フィラリア薬の過剰投与が起こる原因と対処法
フィラリア予防薬の過剰投与は、飼い主さんの不注意が原因となることが多いです。
ここからは、愛犬に過剰な量のお薬を飲ませないための対処法を紹介します。
愛犬が絶対開けられない場所に保管
フィラリア予防薬は、保管場所に注意してください。
特に、ビーフフレーバー付きなど犬が食べたくなるように工夫されているお薬は注意が必要です。
ケージの上や棚など犬が届く場所に置いておくと、飼い主さんがいない間や目を離したすきに飲んでしまう恐れがあります。
犬は好奇心旺盛なので、少しの油断が命取りになりかねません。
フィラリア予防薬は、愛犬が出入りしない部屋や引き出しなど、絶対に届かない場所に保管しましょう。
薬の包装に投与日を記載しておく
フィラリア予防薬は毎月投与するもの。
しかし期間が開くと、どうしても忘れてしまいがちです。
そのため投与日を記録しておくことは、誤投与を防ぐのに重要です。
フィラリア予防薬の箱やお薬の個包装に、投与日を記載しておきましょう。
大量に摂取してしまった場合はすぐ病院へ!
フィラリア予防薬は、基本的に多く飲んでも問題ありません。
けれど副作用が見られるケースや、大量に飲ませてしまった場合は危険です。
万が一、愛犬に副作用が見られる場合や大量に摂取してしまった場合は、すぐに動物病院を受診してください。
しかし、まずはフィラリア予防薬を愛犬に多く飲ませないための対策が大切です。
お薬の保管場所に注意したり、誤投与しないよう工夫したりとしっかり対策をして、愛犬と一緒に過ごせる時間を大切にしましょう。
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参考サイト(外部リンク)

ペットのお薬通販『ぽちたま薬局』スタッフです。
10年以上の犬の飼育経験と動物介護士の知識をもとに、ペットの病気やお薬の情報を発信します。




















