1位
グリベックジェネリック(イマチニブ)8,800円~
2位
イマチブ(イマチニブ)2,600円~
3位
パラディア【犬用】25,000円~
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抗がん剤と聞くと、副作用が強いイメージを持っている方も多いかと思います。
犬の抗がん剤治療は、完治を目指すというよりもQOL(クオリティ・オブ・ライフ:生活の質)を維持することを目標とすることが多く、それほど強い副作用はありません。
しかし、副作用が全くないわけではないので、効果や副作用について十分理解したうえで適切な治療を選ぶことが大切です。
シニア犬の死因で最も多いのは、悪性腫瘍(がん)です。
悪性腫瘍の治療には、「手術」「放射線治療」「化学療法」があります。
化学療法で使われるお薬が、抗がん剤です。
抗がん剤は、手術で摘出できない全身性にできる腫瘍(リンパ腫、白血病など)や、悪性度の高い腫瘍、すでに肺やリンパ節などに転移してしまっている腫瘍を治療するときに使います。
このような腫瘍に対して、抗がん剤を投与することで、がん細胞の増殖が抑制し、腫瘍の縮小や成長を遅らせることが期待できます。
また、腫瘍の種類によって効き目が異なります。
犬に多い血管肉腫という腫瘍は、抗がん剤治療を行った場合と、抗がん剤を使わなかった場合と比較すると、生存期間に3倍近い差が出ることがわかっています。
犬の抗がん剤治療では、注射や点滴、内服薬で抗がん剤を投与します。
犬の抗がん剤には、次のような副作用があります。
抗がん剤を投与した日~2日後にかけて、軽度の吐き気や食欲低下の副作用が出ることがあります。
食欲低下や吐き気、嘔吐などの消化器症状が出る確率は20~30%ほどです。
従来の抗がん剤は、がん細胞だけでなく、正常な細胞も攻撃してしまうため、副作用が起こりやすいというデメリットがあります。
副作用が出にくい抗がん剤治療として、「分子標的療法」と「メトロノーム療法」があります。
分子標的療法で使われる分子標的薬とは、従来の抗がん剤とは異なり、すべての細胞を攻撃する薬剤ではなく、がん細胞のみに作用します。
そのため、副作用が少なく、内服薬で自宅での治療が可能です。
メトロノーム療法は、がんの増殖を抑えることを目的としたもので、低用量の抗がん剤を一定期間毎日投与する治療法です。
低用量の抗がん剤を常に体の中に入れることで、がんの増殖を抑えることができます。
投与量が少ないため、副作用のリスクも軽減することができます。
犬のがん治療は保険がきかないため、治療費が高額になります。
抗がん剤は、1回につき2~3万円程度かかります。
悪性リンパ腫と診断されて抗がん剤治療を行った際、治療費だけで約100万円かかったワンちゃんもいます。(通院期間は1年5ヶ月)
※病状や治療内容、治療期間によって費用は異なります。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
抗がん剤治療は費用が高いため、動物病院で処方されたお薬を個人輸入(通販)することで、治療費を抑えることができます。
犬の抗がん剤治療で使われている経口投与できる抗がん剤や分子標的薬は、ぽちたま薬局でも取扱いがあります。
個人輸入した抗がん剤を使用する場合は、薬剤や用量などは必ず獣医師の指示に従い投与してください。
ロムスチンは、CCNUとも呼ばれているアルキル化剤の一種です。
犬・猫の肥満細胞腫やリンパ腫、組織球性肉腫などの治療に用いられます。
値段 | 3,400円 |
---|---|
有効成分 | ロムスチン |
効果 | リンパ腫、肥満細胞腫、脳腫瘍、組織球性肉腫、皮膚型リンパ腫 |
副作用 | 食欲不振、嘔吐、下痢、骨髄抑制、脱毛、発熱 など |
クロラムブシルは、血液から細胞まで到達して、がん細胞を死滅させていく抗がん剤です。
他の抗がん剤より副作用が少ないことが特徴です。
値段 | 3,100円 |
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有効成分 | クロラムブシル |
効果 | リンパ腫、慢性リンパ性白血病、肥満細胞腫、多発性骨髄腫 |
副作用 | 食欲不振、嘔吐、下痢、骨髄抑制 など |
イマチブの有効成分は、日本で販売されているグリベックと同じイマチニブです。
値段 | 2,600円~ |
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有効成分 | イマチニブ |
効果 | 肥満細胞腫、消化器官間質腫瘍、扁平上皮癌(へいぺいじょうひがん)の治療 |
副作用 | 食欲不振、嘔吐、好中球減少症、肝酵素上昇など |
パラディアは国内外の臨床試験により、安全性と有効性が確認されている犬の肥満細胞腫の治療薬です。
値段 | 28,600円~ |
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有効成分 | トセラニブリン酸塩 |
効果 | 肥満細胞腫の治療 |
副作用 | 食欲不振、嘔吐、下痢、元気消失、呼吸困難など |
冒頭でもお伝えしたように、犬の抗がん剤治療は、完治を目指すというよりもQOL(クオリティ・オブ・ライフ:生活の質)を維持することを目標とすることが多く、人間の抗がん剤治療のように強い副作用は現れません。
しかし、副作用が全くないというわけでもありません。
近年は副作用のリスクが少ない「分子標的療法」や「メトロノーム療法」もあります。
副作用のリスクが少ない抗がん剤であっても、副作用が全くないわけではないので、効果や副作用について十分理解したうえで、適切な治療を選ぶことが大切です。
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