心臓病の薬(犬)

更新日:
僧帽弁閉鎖不全症や拡張型心筋症などの慢性心不全の治療薬です。動物病院では高価なフォルテコールやベトメディンを格安で販売。心臓病は生涯に渡ってつき合う病気です。ペットのQOLを第一に医師の診断を受けながら根気よく向きあっていきましょう。

総合 売れ筋ランキング

  • 心臓病の薬(犬) 総合

心臓病の薬(犬)の商品一覧

商品一覧から対象者を絞り込む
00件の商品が見つかりました
  • フォルテコール

    フォルテコール

    心臓と腎臓を同時にケアできる信頼のACE阻害薬。
    犬の慢性心不全や猫の慢性腎不全の進行を抑え、ペットの生活の質をサポートします。フレーバー付きで投与も安心です。

    タイプ:錠剤
    • 犬の慢性心不全
    • 猫の慢性腎不全
    最安値 5,600円~
    在庫あり
    詳細を見る
  • トラセミド(ルプラック・ジェネリック)【犬猫用】

    トラセミド(ルプラック・ジェネリック)【犬猫用】

    心臓病や腎臓病による水分貯留を幅広くケア。
    犬猫の肺水腫・腹水・胸水を改善し、呼吸を楽にして快適な生活をサポートします。月18円~と経済的です。

    タイプ:錠剤
    • 肺水腫
    • 腹水
    • 胸水
    最安値 2,200円~
    在庫あり
    詳細を見る
  • シルデナフィル

    シルデナフィル

    動物病院でも処方される、信頼性の高い肺高血圧治療薬
    フィラリア陽性の子や、心臓に負担がかかっている子の呼吸をサポートします。

    タイプ:錠剤
    • フィラリア症
    • 肺高血圧症
    最安値 1,500円~
    在庫あり
    詳細を見る
  • セーフハートチュアブル【犬用】

    セーフハートチュアブル【犬用】

    心臓のポンプ機能と血管拡張を同時にサポート。
    犬の僧帽弁閉鎖不全症や拡張型心筋症に幅広く対応し、呼吸の安定や活動性の向上が期待できます。

    タイプ:チュアブル(錠剤型)
    • 僧帽弁閉鎖不全症
    • 拡張型心筋症
    最安値 5,800円~
    在庫あり
    詳細を見る
  • アムロジピン(ノルバスクジェネリック)

    アムロジピン(ノルバスクジェネリック)

    高血圧を効果的にコントロールし、心臓と腎臓を同時にケア。
    犬猫どちらにも使え、特に猫の高血圧治療において第一選択薬として選ばれる安全性と効果が魅力です。

    タイプ:錠剤
    • 高血圧
    • 心臓病
    • 腎臓病
    最安値 3,900円~
    在庫あり
    詳細を見る
  • エナカルド錠ジェネリック

    エナカルド錠ジェネリック

    血行動態の改善で呼吸の安定をサポート。
    有効成分はエナカルドと同じエナラプリルマレイン酸塩を使用しており、安心して使えます。

    タイプ:錠剤
    • 僧帽弁閉鎖不全
    • 心不全
    最安値 1,900円~
    在庫あり
    詳細を見る
  • エナラプリル錠

    エナラプリル錠

    心不全と高血圧を同時にケアするACE阻害薬。
    血管を拡張し血圧をコントロールすることで、犬猫の心臓の負担を軽減し、快適な生活を支えます。

    タイプ:錠剤
    • 慢性心不全
    • 高血圧
    最安値 2,200円~
    在庫あり
    詳細を見る
  • ノルバスク

    ノルバスク

    犬猫の高血圧を効果的に抑える信頼の治療薬。
    血圧を安定させ、心臓や腎臓の負担を軽減することで、より快適で健康な毎日をサポートします。

    タイプ:錠剤
    • 高血圧症
    • 心臓病
    • 腎臓病
    最安値 2,900円~
    在庫あり
    詳細を見る
  • イグザレルト

    イグザレルト

    血栓症の治療と予防をトータルにサポート。
    犬猫の血栓塞栓症や播種性血管内凝固(DIC)に幅広く対応し、血流の維持と健康管理を助けます。

    タイプ:錠剤
    • 血栓塞栓症
    • 血栓症予防
    • 播種性血管内凝固
    最安値 2,800円~
    在庫あり
    詳細を見る
  • ベトメディンハードカプセル【犬用】

    ベトメディンハードカプセル【犬用】

    心収縮力アップと血流改善を同時にサポート。
    犬の僧帽弁閉鎖不全症や拡張型心筋症に幅広く対応し、呼吸困難や疲労などの症状を改善します。

    タイプ:カプセル
    • 僧帽弁閉鎖不全症
    • 拡張型心筋症
    最安値 13,800円~
    在庫あり
    詳細を見る
  • アプカード【犬用】

    アプカード【犬用】

    うっ血性心不全によるむくみや胸水をしっかりケア。
    利尿作用で余分な水分を排出し、血圧を下げて心臓の負担を軽減します。

    タイプ:錠剤
    • うっ血性心不全
    • 胸水
    • 浮腫
    最安値 8,500円~
    在庫あり
    詳細を見る
  • アセプター(フォルテコールジェネリック)

    アセプター(フォルテコールジェネリック)

    心不全と腎不全を同時にケアできる信頼のACE阻害薬。
    犬の慢性心不全や猫の慢性腎不全、高血圧症にも対応し、幅広い症状をしっかり改善します。

    タイプ:錠剤
    • 慢性心不全
    • 慢性腎不全
    • 高血圧症
    • 僧帽弁閉鎖不全症
    最安値 2,500円~
    在庫あり
    詳細を見る
  • アイセミド・チュアブル錠(トラセミド)

    アイセミド・チュアブル錠(トラセミド)

    強力な利尿作用で体内の余分な水分を排出。
    肺水腫や腹水を改善し、呼吸や動きの負担を軽減します。

    タイプ:チュアブル(錠剤型)
    • うっ血性心不全
    • 慢性心不全
    • 肺水腫
    • むくみ
    最安値 10,100円~
    在庫あり
    詳細を見る
  • アタカンド

    アタカンド

    犬猫兼用の高血圧治療薬で心臓と腎臓を守る。
    血管を拡張して血圧を下げることで、心臓病や腎臓病の進行を抑えます。

    タイプ:錠剤
    • 高血圧症
    • 心臓病
    • 腎臓病
    最安値 1,800円~
    在庫あり
    詳細を見る
  • ベトメディンチュアブル【犬用】

    ベトメディンチュアブル【犬用】

    強心作用と血管拡張作用を同時に発揮。
    心収縮力を高めつつ血流を改善し、うっ血症状や呼吸困難をしっかりケアします。

    タイプ:チュアブル(錠剤型)
    • 僧帽弁閉鎖不全症
    • 拡張型心筋症
    • 慢性心不全
    最安値 5,200円~
    在庫あり
    詳細を見る
  • ビビトニン【犬用】

    ビビトニン【犬用】

    血流改善でシニア犬の活力をサポート。
    認知症や無気力、疲労感など加齢によるさまざまな症状を総合的に改善します。

    タイプ:錠剤
    • 認知症
    • 無気力
    • 歩行困難
    • 聴力・視力低下
    最安値 6,400円~
    在庫あり
    詳細を見る
  • ベトメディン経口懸濁液

    ベトメディン経口懸濁液

    液体タイプで心臓ケアをもっと手軽に。
    僧帽弁閉鎖不全症や慢性心不全の症状を和らげ、日常の快適さをサポートします。

    タイプ:液体(経口懸濁液)
    • 僧帽弁閉鎖不全症
    • 慢性心不全
    最安値 12,500円~
    在庫あり
    詳細を見る
  • カルダリス

    カルダリス

    2つの有効成分で心不全をトータルケア。
    血管拡張と利尿作用で、僧帽弁閉鎖不全症に伴ううっ血性心不全の症状を改善します。

    タイプ:錠剤(ビーフフレーバー)
    • 僧帽弁閉鎖不全症
    • うっ血性心不全
    • 高血圧
    最安値 9,700円~
    売切れ
    詳細を見る
  • ダイトール(トラセミド)

    ダイトール(トラセミド)

    心臓への負担を軽減し、呼吸を楽に。
    体内の余分な水分を尿として排出し、むくみや肺水腫の症状を改善します。

    タイプ:錠剤
    • うっ血性心不全
    • 肺水腫
    • 高血圧
    • 尿毒症
    • 高カルシウム血症
    • 全身性浮腫
    最安値 620円~
    在庫あり
    詳細を見る
  • ベナゼプリルフレーバー錠

    ベナゼプリルフレーバー錠

    心不全の進行を抑え、呼吸を楽に。
    血管を広げることで心臓の負担を減らし、慢性心不全の症状を改善します。

    タイプ:錠剤(ビーフフレーバー)
    • 僧帽弁閉鎖不全による慢性心不全
    最安値 7,700円~
    在庫あり
    詳細を見る
  • フォルテコールプラス【犬用】

    フォルテコールプラス【犬用】

    2つの成分で心機能を総合サポート。
    血管拡張と強心作用のダブル効果で、僧帽弁閉鎖不全症による慢性心不全をしっかり改善します。

    タイプ:錠剤(フレーバー)
    • 僧帽弁閉鎖不全症による慢性心不全
    最安値 6,000円~
    在庫あり
    詳細を見る
  • プラビックスジェネリック

    プラビックスジェネリック

    血栓予防に特化した安心のジェネリック。
    動脈血栓塞栓症や肥大型心筋症のリスクを抑え、健康維持をしっかりサポートします。

    タイプ:錠剤
    • 動脈血栓塞栓症
    • 血栓予防
    最安値 4,700円~
    売切れ
    詳細を見る
  • フォルテコール・ジェネリック

    フォルテコール・ジェネリック

    犬猫の高血圧・心不全を総合的にサポート。
    リーズナブルな価格でフォルテコールと同等の効果が期待できるジェネリック医薬品です。

    タイプ:錠剤
    • 慢性心不全(犬)
    • 慢性腎不全(猫)
    最安値 2,800円~
    売切れ
    詳細を見る
  • ピモベハート・ジェネリック【犬用】

    ピモベハート・ジェネリック【犬用】

    お求めやすい価格で継続治療に最適。
    有効成分ピモベンダン配合で、ベトメディンと同等の効果を期待できます。

    タイプ:錠剤
    • 僧帽弁閉鎖不全症
    • 拡張型心筋症
    最安値 7,700円~
    売切れ
    詳細を見る
  • ベナゼプリル犬猫用

    ベナゼプリル犬猫用

    1日1回の投与で負担軽減。
    少ない投与回数で継続しやすく、飼い主さんの手間も軽減します。

    タイプ:錠剤
    • 僧帽弁閉鎖不全症
    • 慢性腎不全
    最安値 4,700円~
    売切れ
    詳細を見る
  • チバセン錠

    チバセン錠

    犬猫どちらにも対応する信頼の心・腎ケア。
    慢性心不全や腎不全の進行抑制に役立ち、全身の健康維持をサポートします。

    タイプ:錠剤
    • 僧帽弁閉鎖不全症
    • 慢性腎不全
    最安値 3,600円~
    在庫あり
    詳細を見る
もっと見る

犬の心臓病は増加している

犬の心臓病は増加している

10歳以上の犬は、10~20%が心臓病になると言われています。

今はペットも快適な室内で暮らすようになり、外敵から襲われる機会も減りました。

その結果、犬も長生きできるようになったのはとても喜ばしい出来事。

しかし、寿命が延びたことで心臓病を患うケースも増加傾向にあるのです…。

心臓病は生命に直結する病気…治療しなければ心臓は悪化する一方なので、日々の投薬が欠かせません!

ここでは主な心臓病と治療薬を紹介しているので、愛犬が心臓病を抱えている飼い主さんはぜひ治療にお役立てください。

犬の主な心臓病について

犬の主な心臓病について

愛犬の健康寿命を延ばすためには、病気について知っておくことも大切!

まずは、犬の主な心臓病について見ていきましょう。

僧帽弁閉鎖不全症

僧帽弁閉鎖不全症は、犬に最も多く見られる心臓病。

心臓の中でも、血液が通過する左心房から左心室の間にある僧帽弁に異常が起こる病気です。

僧帽弁の役割は、血液が逆流しないように蓋をして一方通行で流れさせること。

しかし、弁がもろくなったり厚くなったりすると通路を完全に閉鎖できません。

その結果、血液が流れてはいけない方向に流れてしまう病気が僧帽弁閉鎖不全症なのです。

とくに小型犬は、シニア期になると発生率が高まるので注意しましょう。

犬の僧帽弁閉鎖不全症についてはこちらもご覧ください。

心筋症

心筋症は、心臓の筋肉に異常が起こっている状態。

収縮と拡張を繰り返して血液を送り出している心臓は、すべて筋肉で作られています。

そのため、心臓の筋肉に障害が起こると正常な機能を維持できません。

心筋症になると全身まで必要な量の血液が届かず、さまざまな臓器に影響を与えてしまうのです…。

まずは3つのタイプに分けられる、主な心筋症について確認していきましょう。

拡張型心筋症

拡張型心筋症は心臓の筋肉が薄くなって、全身に血液を送る力が弱まる心臓病。

確実な原因は明確になっていませんが、遺伝の影響が大きいと考えられています。

以下などの大型犬は好発犬種で、シニア期になると発症リスクも高まるので注意しましょう。

拡張型心筋症になりやすい犬種
  • ドーベルマンピンシャー
  • ボクサー
  • ゴールデンレトリバー

肥大型心筋症

肥大型心筋症は、心臓の壁が分厚くなっている状態。

分厚くなっている部分は筋肉なので、縮むことは得意でも広がる動きは苦手です。

そのため血液を心臓にためられる量が減って、全身にたくさん送れません。

また肥大型心筋症は猫に多く見られますが、犬にとっては数える程度の報告しかないほど稀です。

拘束型心筋症

拘束型心筋症は、心臓の内側を覆う心内膜に障害が起きている状態。

血液を送り出す収縮機能に問題はありませんが、心臓が広がりづらくなるので正常な範囲までは拡張できません。

また拘束型心筋症も猫に多く、犬ではかなり稀な心筋症とされています。

フィラリア症

フィラリア症は、フィラリアという寄生虫が心臓や肺動脈に寄生する病気です。

感染犬の血を吸った蚊が、他の犬の血を吸うことで感染が広がっていきます。

フィラリア症は初期であれば、咳や息切れなどの症状を引き起こす程度です。

しかし犬の体内で成長を続けると、右心室と右心房の間にある三尖弁が正常に閉鎖できなくなるのでとても危険です。

また心臓病は予防することが困難ですが、フィラリア症は定期的にお薬を使用すれば予防できます。

蚊が動き出す時期はフィラリア予防薬を正しく使い、愛犬を守ってあげましょう!

フィラリア症についてはこちらもご覧ください。

心臓病の治療について

ここからは心臓病に用いられる投薬治療や外科治療、食事療法について詳しく解説していきます。

投薬治療

投薬治療

心臓病に用いられる投薬治療は、症状を和らげながら進行を遅らせることが目的です。

使用されるお薬は、心臓の働きを助ける強心剤や血圧を低下させる降圧剤、利尿剤など。

それぞれのお薬を組み合わせて、犬の病状に合った治療を行います。

また悪くなった心臓を元の状態に戻すことは難しいため、投薬治療は原則生涯にわたって必要です。

お薬をやめると一気に心臓へ負担がかかるので、逆に病状を悪化させる危険性があることも覚えておきましょう。

外科治療

外科治療

中~重症の心臓病では、外科治療が選択される場合も。

手術は心臓病の種類によっても異なりますが、犬に最も多く見られる僧帽弁閉鎖では心臓の動きを約5時間止めます。

その間は停止した心臓に代わって機械が全身に血液を送り、弁膜の修復を行います。

根治も目指せる治療ですが、一般的な手術よりリスクが大きく術後も徹底的な管理が必要です。

また手術費用は処置によっても違いますが、目安は160~180万円ほどと高額で入院も必要になるでしょう。

食事療法

食事療法

心臓病の犬は、心臓の負担を軽減するために食事を切り替えることも大切です。

犬は心臓病になると、塩分を排出しにくくなるので減塩食を意識しなければなりません。

しかし塩分は必須栄養素でもあり、減らしすぎると逆に体調を崩すリスクもあるので適量を摂取することが重要。

さらに心臓病は腎臓病も併発しやすいので、腎臓ケアも欠かせません。

塩分を控えながら、心臓や腎臓をサポートする栄養素を補うことも意識したいですね!

適切なバランスの塩分
  • ナトリウム3%前後以下
  • クロール4.5%(ナトリウムの1.5倍に調整)
  • リン0.2~0.7%
  • カリウム0.4%以上
  • マグネシウム0.05%以上

食事療法についてはこちらもご覧ください。

犬の心臓病に使用される薬の種類

ここからは、犬の心臓病によく使用される主なお薬の種類を紹介していきます。

それぞれのお薬に、どのような作用があるのか確認していきましょう。

強心剤

強心剤は、弱っている心臓を補助してくれるお薬。

心臓の負担が減るよう血液を送り出す働きをサポートしてくれるので、無理して頑張り続けた心臓を休ませてくれます!

主に使用される強心剤について紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

ピモベンダン

ピモベンダン

ピモベンダンは、心臓が収縮する力をサポートする効果がある成分。

他にも全身の血管を広げることで、心臓から血液を送りやすくする作用もあります。

犬に最も多く見られる僧帽弁閉鎖不全症は、進行の程度によって「ステージA・B1・B2・C・D」の5段階に分けられます。

また心臓病は進行すると肺にうっ血が起こり、肺水腫という重篤な症状を併発しやすいことも心臓病の特徴。

ピモベンダンは僧帽弁閉鎖不全症ステージB2の犬に投与して、肺水腫になるまでの期間を延長できたとの報告もあります。

心臓病の犬の健康寿命を延ばすため、多くの動物病院で処方される強心剤のひとつです!

ピモベンダンの副作用
  • 嘔吐
  • 心拍数の増加
>>ピモベンダン(ピモベハート・ジェネリック)の購入はコチラから

ジゴキシン

ジゴキシンは、うっ血性心不全や心房細動の治療に用いられます。

心臓の収縮力を高める他、迷走神経緊張を高め速くなりすぎた脈を抑制する働きがあります。

後述するACE阻害薬や利尿剤など、他の心不全治療薬との併用も可能。

※ドーベルマンや猫では、感受性が高いため使用はされません。

ジゴキシンの副作用
  • 不整脈
  • 嘔吐
  • 食欲不振
  • 下痢

降圧剤(ACE阻害薬)

降圧剤は、全身の血管を広げて血圧を下げるお薬。

僧帽弁閉鎖不全症の第一選択薬のひとつであり、ACE阻害薬とも呼ばれます。

降圧剤を使用すれば、全身に血液を送ることがこれまでより楽になり、心臓にかかる負担も軽減できます。

強い効果はありませんが、心臓の筋肉を保護する効果も認められています。

ベナゼプリル

ベナゼプリル

ベナゼプリルは収縮した血管を拡張して、心臓の負担を軽減してくれる成分。

血管の収縮は、アンジオテンシン変換酵素がアンジオテンシンⅡという体内物質を生産することで起こります。

つまり、アンジオテンシンⅡの生産量が減れば血管の収縮を抑えられるということ。

ベナゼプリルはアンジオテンシン変換酵素を邪魔してくれるので、犬の血管を広げて血圧も下げてくれます。

ベナゼプリルの副作用
  • 降圧作用による虚脱やふらつき
  • 嘔吐
  • 軟便
  • 下痢
>>ベナゼプリル(フォルテコール)の購入はコチラから

アムロジピン

アムロジピン

アムロジピンは、血管を広げることで血圧をコントロールする成分。

血管平滑筋と呼ばれる血管を作っている筋肉は、カルシウムが増えると収縮して血圧を上昇させます。

アムロジピンは、カルシウムの働きを邪魔して血管の収縮を妨げる作用があります。

そのため犬の血圧が下がり、心臓の負担も緩和してくれるのです!

アムロジピンの副作用
  • 降圧作用による虚脱やふらつき
  • 食欲不振
  • 歯肉肥厚
>>アムロジピンの購入はコチラから

利尿剤

利尿剤は、おしっこの量を増やして余分な水分や塩分を排出させるお薬。

心臓病では、腎臓まで必要な量の血液が届かずおしっこを作りにくくなるので、体内は水分をためすぎた状態に…。

体内の水分が増加すれば血液も増えますが、水分が減れば血液の量も少なくなります。

心臓は、血液の量が増えるとさらに頑張って送り出さなければなりません。

病状によっても差はありますが、心臓病治療では利尿剤の使用も欠かせないのです!

トラセミド

トラセミド

トラセミドは心臓病などの影響で血液が滞って起こる、浮腫や胸水の症状に効果的な成分。

ナトリウムとカリウム、水分の再吸収を妨げることで、おしっことして体外に排出させるというものです。

おしっこがたくさん出れば血液の量も減少するので、血圧が下がって心臓の負担も軽減されます!

またトラセミドは、利尿作用が強くて効果も長く続くことも特徴。

報告されている副作用はとくにありませんが、長期の使用は腎臓に負荷がかかる恐れがあるため、定期的に検査を受けましょう。

>>トラセミドの購入はコチラから

フロセミド

フロセミドも、心臓病が影響して起こる浮腫や胸水などの症状に効果的な成分です。

肺水腫が見られるケースでは、フロセミドが投与されるケースもあるようです。

しかし利尿作用はトラセミドよりも弱く、効果の持続時間は短め。

また食欲が低下しているときの投与は、以下のような副作用のリスクがあるため投薬のタイミングに注意しましょう。

フロセミドの副作用
  • 脱水症状
  • 低ミネラル血症

犬の心臓病治療に使用されるサプリメント

動物病院では、治療にサプリメントを取り入れているところもあります。

サプリメントは薬物療法や食事療法のサポートとして用いられますが、心臓病によって犬の体で不足してしまう成分を補うのに役立ちます。

心臓病の犬の場合、心臓の健康をサポートする血管拡張作用や、抗酸化作用を助ける成分を含むサプリメントが推奨されています。

摂取した方が良い成分
  • タウリン:心筋の正常な収縮をサポートするアミノ酸。心臓の病気があると不足しやすい。
  • オメガ3脂肪酸:抗炎症・降圧作用があり、心筋の健康をサポートする。
  • L-カルニチン:脂肪をエネルギーに変換する代謝を助け、心臓の働きをサポートする。
  • コエンザイムQ10:抗酸化作用があり、心臓のエネルギー産生をサポートする。
  • ビタミンE:抗酸化作用がある成分。動脈硬化を予防し、心不全の症状を緩和する。

最近は犬の心臓病用のサプリも増えてきています。

治療に取り入れたい場合は、獣医師さんにサプリメントの取扱いの有無、治療への活用について相談してみましょう。

犬の心臓病の薬をやめるとどうなる?

犬の心臓病は、基本的に生涯治療が必要となる病気です。

投薬治療を行っている最中に薬をやめると、心臓に負担がかかり、症状の悪化や命に関わる状態を引き起こす可能性があります。

投薬治療は心臓病を治すのではなく、症状を改善すること、心臓病の進行を遅らせることが治療の目的です。

投薬治療によって心臓の負担を軽減させている最中にお薬をやめてしまうと、愛犬の状態を急激に悪化させる可能性があるので、勝手にお薬を止めないよう注意してください。

投薬治療に不安がある場合は、必ずかかりつけの獣医師さんに相談し、心配な点をしっかり確認しておきましょう。

最近チェックした商品

    %%CHECKED_ITEMS%%
上へ