テリオス錠は、犬の皮膚感染症や膀胱炎などに効果がある抗生物質です。
さまざまな細菌に作用するため、動物病院で処方された経験がある飼い主さんも多いのではないでしょうか。
テリオス錠は比較的副作用が少ない抗生物質ですが、どのようなお薬も正しい知識を持って使用することが大切です。
この記事では、テリオス錠の犬への効果や投与方法、副作用について解説していきます。
ぽちたま薬局では、テリオス錠と同じ有効成分セファレキシンを含む「セファクリア(セファレキシン)」を取り扱っています。
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テリオス錠-犬への効果
テリオス錠は、以下のような犬の皮膚感染症や膀胱炎、細菌感染症に効果があります。
■皮膚感染症(膿皮症)
皮膚の赤みや腫れ、かゆみやフケ、円形の脱毛や膿疱、悪臭などの症状が見られます。
皮膚のバリア機能や免疫力が低下することで、常在菌であるブドウ球菌などが異常繫殖して発症します。
■膀胱炎
おしっこの頻度が増える、血尿や痛み、いつも排泄しない場所でおしっこをする、などの症状が見られる病気です。
特に、メスは肛門が尿道に近いため細菌が侵入しやすく、子犬や高齢犬なども免疫力の弱いことから細菌感染が起こりやすいため、膀胱炎を発症しやすいと言われています。
■細菌感染症
テリオス錠は、さまざまな細菌に効果があることから、細菌感染症にも適用される場合があります。
参考
セファレキシン(外部リンク)
有効成分セファレキシンとは
有効成分セファレキシンは、セフェム系に分類される抗生物質です。
細菌が細胞壁を作るのを妨げることで、細菌を死滅させる働きをします。
そのため、セファレキシンを投与することで細菌の増殖を抑え、皮膚感染症や膀胱炎、細菌感染症の治療に使われます。
テリオス錠-犬への投与方法
テリオス錠は、75mgと300mgの用量があり、投与量は犬の体重に合わせて調整します。
通常、体重1kgに対してセファレキシン15mgを1日2回、7日間経口投与します。
テリオス錠の投与間隔は最低10時間が必要です。
テリオス錠は75mgに豚レバー、300mgにはビスケットフレーバーが付いており、苦いお薬が苦手な犬も飲みやすい仕様になっています。
体重別-テリオス錠の投与量 | |||
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体重 | 投与量 | 75mg | 300mg |
2.5kg | |||
5.0kg | |||
7.5kg | |||
10kg | |||
12.5kg | |||
15kg | |||
20kg | |||
25kg | |||
30kg | |||
35kg | |||
40kg |
テリオス錠を使用する際は、効果を最大限に引き出すために、用量や投与間隔などは獣医師の指示を守ってください。
また、確実に全量を飲ませるために、お薬を吐き出さずに飲み込んだかしっかり確認して、投与忘れもないように注意しましょう。
テリオス錠-犬への副作用
テリオス錠には、以下の副作用が起こる場合があります。
■主な副作用
・嘔吐
・下痢
・軟便
・食欲不振など
副作用の症状は、ほとんどが一時的なものであることが多いです。
ただし、すぐに治まらない時や愛犬に気になる様子が見られた場合は、動物病院で診察を受けてください。
犬が眠くなる副作用はある?
テリオス錠の一般的な副作用に、犬が眠くなるような症状は報告されていません。
また、報告されている嘔吐や下痢など、消化器症状の副作用は、ほとんどが一時的なものです。
万が一、投薬したあと異常に眠そうにしている場合や、元気がないなどの様子が認められるときは、獣医師に相談してください。
テリオス錠の注意点
テリオス錠には、以下の注意点があります。
使用前に必ずご確認ください。
・セファレキシンやセフェム系抗生物質、ペニシリン系抗生物質に過敏症がある犬は使用できません。
・腎機能に高度な障害がある犬への投与は、負担をかけてしまう恐れがあります。
投与する際は投与間隔を開けて使用するなど、慎重な投与を行ってください。
・皮膚感染症や膀胱炎、細菌感染症などに使用する場合、それぞれの治療に必要な期間や用法用量を守ってください。
なお、用法用量や期間を守って投薬していても、繰り返すような投与は避けてください。
参考
動物用医薬品等データベース
(外部リンク)
テリオス錠の購入方法
テリオス錠の購入は、動物病院で処方してもらう方法が一般的です。
薬局やAmazonなどでは購入できませんが、個人輸入代行サイトを利用することで、動物病院で処方されるお薬も購入できます。
当サイト「ぽちたま薬局」では、テリオス錠と同じ成分セファレキシンが配合されているお薬も取り扱っています。
\100錠5,400円(1錠あたり54円)/
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まとめ
テリオス錠は、犬の皮膚感染症や膀胱炎などの治療に使用される抗生物質です。
さまざまな細菌の増殖を抑える作用があることから、細菌感染症で見られる症状を改善します。
また、テリオス錠の投与量は犬の体重に合わせて調整が必要で、通常は1日2回、7日間経口投与します。
しかし、用法用量は健康状態や病状によって異なる場合があるため、必ず獣医師の指導が必要です。
テリオス錠は、副作用の少ない抗生物質ですが、正しい方法で使用できていない場合は症状が改善しないだけではなく、病状の悪化や副作用を強める恐れもあります。
テリオス錠を愛犬に投薬する際は、必ず獣医師に相談しながら安全に治療しましょう。
ペットのお薬通販『ぽちたま薬局』スタッフのブログです。
このブログではペットのご飯を中心にペットの健康について考えたいと思います。