腎臓病の薬(猫)

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猫の腎臓病・腎不全治療薬として有名なセミントラ、フォルテコールなどを取り扱っています。
猫は腎臓病にかかりやすい生き物です。適切な投薬で健康を守りましょう。

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腎臓病の薬(猫)の商品一覧

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  • プレドニゾロン(パナフコルテロン)

    プレドニゾロン(パナフコルテロン)

    ステロイド剤売上No.1 プレドニゾロン(パナフコルテロン)は犬猫兼用の錠剤のステロイド剤です。 幅広い症状に対して働きます。 慢性副腎皮質機能低下症(アジソン病)の補充療法、免疫抑制、アレルギーや炎症の緩和などに効果があります。 ※1mg 100錠入り在庫なし。(次回入荷時期未定)
    製造:アスペン

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    2,900円~
    在庫あり
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  • フォルテコール・ジェネリック

    フォルテコール・ジェネリック

    フォルテコールのジェネリックで有効成分には塩酸ベナゼプリルを含んでいます。 高血圧の治療、高血圧が原因の犬の慢性心不全や猫の慢性腎不全の治療に用いられます。
    製造:サンド

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    2,800円~
    在庫あり
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  • フォルテコール

    フォルテコール

    5mg30錠3,600円 お買い得なフォルテコールジェネリックはこちら>> フォルテコールはベナゼプリル塩酸塩を有効成分としたACE阻害薬で、犬の僧帽弁閉鎖不全による慢性心不全の症状の改善や猫の慢性腎不全における尿蛋白漏出抑制に用いられます。 発送時期・注文時期により、パッケージが異なります。
    製造:エランコ

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    6,300円~
    在庫あり
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  • トラセミド(ルプラック・ジェネリック)

    トラセミド(ルプラック・ジェネリック)

    トラセミドは利尿剤「ルプラック」のジェネリック医薬品です。 犬・猫の僧帽弁閉鎖不全症や腎臓病によって発生した肺水腫、腹水、胸水の治療に使用されます。 ※ご注文時期により、パッケージが異なる場合がございます。
    製造:インタスファーマ

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    2,250円~
    在庫あり
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  • ザイロリック

    ザイロリック

    ザイロリックは犬猫兼用の尿酸降下薬です。 犬猫の尿酸結石(尿路結石症、尿石症)の治療に使われます。 トイレに行く回数が多い、いきんでいるのに尿が出ない、赤っぽい尿が出た…など、尿酸結石の症状にお悩みの犬や猫にご使用いただけます。
    製造:グラクソ・スミスクライン

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    3,150円~
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  • テルミサルタン錠(セミントラ代替薬)20mg50錠

    テルミサルタン錠(セミントラ代替薬)20mg50錠

    猫の慢性腎臓病(慢性腎不全)に用いられるセミントラの代替薬としてご使用いただけます。 セミントラと同成分のテルミサルタンが、慢性腎臓病に伴う尿蛋白の漏出を抑制し、腎臓に掛かる負担を軽減します。 また、全身性高血圧の治療にも用いられます。 ※本来はヒト用の医薬品であり、猫への処方は適応外となりますので、使用前には必ず獣医師にご相談下さい。
    セミントラはコチラ
    製造:Consern Pharma

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    2,300円~
    在庫あり
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  • アセプター(フォルテコールジェネリック)

    アセプター(フォルテコールジェネリック)

    アセプターは犬の慢性心不全や猫の慢性腎不全の治療薬、フォルテコールのジェネリック医薬品です。 有効成分ベナゼプリル塩酸塩が心不全や腎不全、高血圧症の症状を改善します。
    製造:Sava Vet

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    3,600円~
    在庫あり
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  • ダイトール(トラセミド)

    ダイトール(トラセミド)

    ダイトール(トラセミド)は、犬猫の尿の排出を助けるループ利尿剤です。 本来は人間用の医薬品ですが、動物用の医薬品として使用可能です。 体内のナトリウムを減少させることで、心臓への負担を減らしてくれる効果があります。
    製造:シプラ

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    300円~
    在庫あり
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  • アムロジピン(ノルバスクジェネリック)

    アムロジピン(ノルバスクジェネリック)

    アムロジピン(ノルバスクジェネリック)は血圧を降下させることで、心臓への負担を軽減する犬と猫用のお薬です。 犬と猫どちらも使用できますが、主に猫において、安全性と高い効果の観点から、高血圧治療の第一選択薬となっております。
    製造:アポテックス

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    3,300円~
    在庫あり
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  • セレニア(マロピタント)

    セレニア(マロピタント)

    セレニア(マロピタント)は、有効成分マロピタントを含む制嘔吐薬です。 さまざまな刺激で起こる犬と猫の嘔吐に抑制効果があり、抗がん剤治療や胃腸疾患、腎不全や乗り物酔いなど、広い範囲で使用されています。 また、咳止めの効果があることも分かっており、気管虚脱など呼吸器系の治療薬としても用いられます。 発送時期によりパッケージが異なります
    製造:ゾエティス

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    4,200円~
    在庫あり
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  • ネフロテックDS

    ネフロテックDS

    ネフロテックDSはペットの腎臓や尿路にできる結石の解消や予防に効果が期待できるサプリメントです。 原料として、インドの伝統医学であるアーユルヴェーダに基づいた天然のハーブが配合されています。 ※発送時期によりパッケージが異なります
    製造:ヒマラヤ

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    2,500円~
    在庫あり
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  • チバセン錠

    チバセン錠

    心臓・腎臓病薬売上No.1 チバセン錠はフォルテコールと同じ有効成分塩酸ベナゼプリルのACE阻害剤です。 犬の僧帽弁閉鎖不全による慢性心不全の症状を軽減し、猫の慢性腎不全における尿蛋白漏出を抑制します。 ※5mg:取扱終了
    製造:メダ

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    2,400円~
    在庫あり
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  • アタカンド

    アタカンド

    アタカンドは、犬猫兼用の高血圧症の治療薬です。 血管を拡張させることで血圧を下げ、心臓病や腎臓病の改善にも効果が期待できます。 ・4mg 取扱終了 ・8mg 次回入荷時期未定
    製造:アストラゼネカ

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    1,800円~
    在庫あり
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  • セミントラ

    セミントラ

    ※在庫なし。次回入荷時期未定。 代替薬「テルミサルタン錠」は在庫がございます。 猫のために開発された慢性腎臓病(慢性腎不全)の経口治療薬。 腎臓にかかる血圧を下げ腎臓を保護し、尿タンパクの漏出を抑制。 投与方法:1日1回 ※ご注文時期により、パッケージが異なる場合があります。
    代替品として同成分の錠剤を入荷しました
    8,800円~
    売切れ
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  • イパキチン

    イパキチン

    在庫なし。次回入荷時期未定。 犬や猫の慢性腎不全における腎機能をサポートするためのサプリメントです。 配合成分のキトサンと炭酸カルシウムは血中内で腎機能を低下させるリンや毒素を除去する作用があり、腎不全の悪化や尿毒症の発症を予防します。 ※※発送時期によりパッケージが異なることがございます。
    製造:Vetoquinol S.A.

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    7,300円~
    売切れ
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  • ベナゼプリル犬猫用

    ベナゼプリル犬猫用

    次回入荷時期未定 ベナゼプリルの代替品として、ベナゼプリルフレーバー錠をご利用ください。 ベナゼプリル犬猫用(ベネフォーティン)は、有効成分ベナゼプリルを含む血管拡張薬です。 犬の慢性心不全の改善と、猫の慢性腎不全による尿蛋白漏出の抑制に効果があります。
    4,700円~
    売切れ
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猫の腎臓病とは

猫の腎臓病とは

腎臓には、尿を作る、老廃物を体外に出す、血圧を調整売る…などさまざまな機能があります。
腎臓病はその機能が低下する病気で、徐々に機能が低下する慢性腎臓病と、救急管理が必要な急性腎臓病の2つに分けられます。

急性腎臓病は、数時間~数日で急速に症状が悪化してしまうので、異変を感じたらすぐに動物病院を受診してください。

そして、慢性腎臓病は猫が最もかかりやすいと言われている病気です。
急性腎臓病の場合は早期治療で回復する可能性がありますが、機能が低下した腎臓を回復させる方法はほとんどありません。

猫が腎臓病になってしまったときは、生涯にわたって症状の進行を緩やかにするための治療が必要になります。

猫の腎臓病の症状

猫の腎臓病の症状

猫の腎臓病は「急性腎臓病」「慢性腎臓病」に分けられます。
それぞれの違いは病気の進行の早さ。

それぞれ目に見えて現れる症状が異なるので、いずれかに当てはまる症状があれば獣医師にご相談ください。

急性腎臓病の場合

猫の急性腎臓病の症状は、次の通りです。

猫の急性腎臓病の症状
  • 水を飲む量が減る
  • 尿量が減る
  • 食欲がなくなる
  • 元気がなくなる

少し体調が優れないのかなと放置していると、腎不全になり意識障害などの症状を引き起こします。
また、重症になると痙攣や体温が低下するなどの症状も。

手遅れになる前に、飲水量や尿量が少なくなってきた気がする、と少しでも異変を感じたら急性腎臓病を疑い獣医師にご相談ください。

慢性腎臓病の場合

慢性腎臓病の症状としては以下が挙げられます。

猫の慢性腎臓病の症状
  • 水をよく飲む
  • 色の薄い尿をたくさんする
  • 食欲不振
  • 嘔吐
  • 貧血
  • 体重減少
  • 毛艶が悪くなる
  • 口内炎や胃炎が起こる

慢性腎臓病の場合、これらの症状がみられた場合は腎臓の機能がかなり低下している可能性があります。

日頃から愛猫の状態のチェック、定期的に健康診断を受けるようにしましょう。

猫の腎臓病(腎不全)の治療方法

猫の腎臓病(腎不全)の治療方法

猫が腎臓病(腎不全)になってしまった場合、失われた腎臓の機能を元に戻すことはできません。
そのため、腎臓の負担を減らし、腎機能低下を遅らせることが主な治療となります。

腎臓の負担を減らす方法例
  • セミントラやフォルテコールなど尿タンパクを抑える薬を投与する
  • タンパク質やリンなどが制限された食事を与える
  • 療法食に切り替える
  • 新鮮なお水をいつでも飲める環境にする

症状に応じて上記の治療を行い、症状の進行を可能な限り抑えます。
低下した腎臓の機能を回復させるのは現状難しく、猫が腎臓病にかかったら生涯をかけて治療することになるでしょう。
ときには猫にとってもつらい治療になるかもしれません。そのため飼い主さんのサポートが欠かせないのです。

腎臓病の猫に長生きしてもらうためのケア方法や薬を安く購入する方法をぽちたま薬局のコラムで解説しているので、こちらもぜひ参考にしてください。

腎臓病の猫に長生きしてもらう方法については、以下のコラムで解説しています。

猫の腎臓病が治ったケースはあるのか、以下のコラムで解説しています。

猫用の腎臓病治療薬

猫の腎臓病の代表的な治療薬は、尿タンパクの漏出を抑制する「セミントラ」。
多くの動物病院で第一選択薬として採用されています。

しかしセミントラは過去に欠品の時期もあり、入手が困難なこともあります。
そういったときの代替薬やほかの腎臓病の治療薬を紹介します。
※表示価格は2024年11月21日現在のぽちたま薬局での販売価格です。値段は変動する場合がございます。

【猫用】腎臓病の治療薬
  1. セミントラ
  2. テルミサルタン錠(セミントラの代替薬)
  3. フォルテコール
  4. フォルテコール・ジェネリック
  5. アムロジピン
  6. ラプロス
  7. セレニア

セミントラ

セミントラ

値段 1箱8,800円~
有効成分 テルミサルタン
効果 腎臓にかかる血圧を下げ、尿タンパクの漏出を抑制する

猫の腎臓病の第一選択薬とも使用されるセミントラ。
その効果は、腎臓病を悪化させる原因にもなる尿タンパクの漏出を抑えるというものです。

これにより機能が低下した猫の腎臓を保護し、症状の進行を抑えます。
効果は、フォルテコールなどの慢性腎不全治療薬よりも約6倍長い時間持続します。

テルミサルタン錠(セミントラの代替薬)

テルミサルタン錠(セミントラの代替薬)

値段 1箱2,300円~
有効成分 テルミサルタン
効果 腎臓にかかる血圧を下げ、尿タンパクの漏出を抑制する

テルミサルタン錠は、世界的に品薄状態が続くセミントラと同じ成分を含んでいる代替薬。
効果もセミントラと同じで、血管を広げて腎臓への負担を軽くし尿タンパクを抑制します。

フォルテコール

フォルテコール

値段 1箱6,300円~(2.5mg28錠)
有効成分 塩酸ベナゼプリル
効果 ACE阻害薬。ネフロンと血圧の改善、尿タンパクを抑制する

猫の腎臓病は、腎臓のろ過器であるネフロンが徐々に壊れて、腎機能が低下していく病気です。
フォルテコールは、そのネフロンと血圧を改善するというもの。
残っているネフロンの消失を防ぎながら尿タンパクを抑制して、腎臓病の進行も抑えます。

フォルテコール・ジェネリック

フォルテコールジェネリック

値段 1箱2,800円~(10mg14錠)
有効成分 塩酸ベナゼプリル
効果 ACEを阻害する。血管を収縮させる物質アンジオテンシンⅡの生産を阻害し血圧を下げ、腎臓の負担を軽減

フォルテコールと同じ成分を含むジェネリック医薬品。
効果もフォルテコールと同じで、猫の腎臓にかかる負担を抑えることで進行を抑制します。

アムロジピン

アムロジピン

値段 1箱3,300円~(30錠)
有効成分 アムロジピンベシル酸塩
効果 高血圧治療の第一選択薬。末梢血管・冠血管の平滑筋を弛緩させて血圧を下げる

腎臓病は高血圧を引き起こすことがあります。
血圧が高い場合は、アムロジピンやセミントラなどの降圧剤を使います。

ラプロス

有効成分 ベラプロストナトリウム
効果 慢性腎臓病の猫の腎機能の低下を抑制する

ラプロス錠は、2017年に発売された猫の慢性腎臓病の治療薬です。

慢性腎臓病は完治させることはできませんが、ラプロスを服用することで、腎機能低下の抑制と症状を改善することができます。

たとえば臓器の健康を保つための血管内皮細胞が損傷したり脱落するのを防ぎ、健康な血管に近づけるなどの効果があります。
※ぽちたま薬局では取り扱いはございません。

セレニア

セレニア

値段 1箱4,200円~(16mg4錠)
有効成分 マロピタント
効果 腎不全などによる嘔吐症状の抑制(猫には適応外使用)

酔い止めとしても使用されるセレニア。
犬用の薬ではあるものの、獣医師さんの判断により使用することもあり、猫への安全性も認められています。
腎不全による嘔吐の症状の予防、抑制効果があります。

その他の治療薬

上記以外に、症状にあわせて次のような薬を使うことがあります。

  1. カリウム製剤
  2. 食欲増進剤

慢性腎臓病の猫は食欲が低下し、低カリウムを起こすことがあります。
血中カリウム濃度が低い場合は、カリウム製剤を使います。

また、食欲が低下している場合は、食欲増進剤である「ミラタズ軟膏」を使うことで、食欲不振を改善します。
耳に塗るだけで効果を発揮するので、錠剤が苦手な猫でも投与しやすいのも魅力です。

猫の腎臓病の新薬「AIM薬」の完成はいつ?

AIM薬は、猫の腎臓病の治療薬として現在開発がすすめられているもの。
今のところ、猫の腎臓病の新薬「AIM薬」は完成時期が明確になっていません。

動物の体内にはAIMというタンパク質があり、マクロファージという細胞が老廃物を食べる目印になっています。
しかし、猫はこのAIMが機能しておらず、尿路に老廃物が詰まり腎臓病になりやすいということが発見されました。
そこでAIMを投与してマクロファージを働かせ、腎臓病に効果を示そうとするものがAIM薬です。

まだ認可は下りていませんが、2026年の承認を目標にしているとのこと。
新薬の登場で腎臓病の猫も長生きできる未来を期待したいですね!

猫が腎臓病になってしまう原因

猫が腎臓病になってしまう原因はいくつか考えられます。
また、「急性腎臓病」と「慢性腎臓病」それぞれで原因が異なります。

急性腎障害の原因
  • 出血、脱水、循環器系の異常により、腎臓への血液供給に異常が発生した
  • 細菌感染、ユリなどの腎毒性のあるものを摂取、などにより腎臓が障害を受けた
  • 結石などによる尿道閉塞、または事故による膀胱破裂で排尿できない
慢性腎臓病の原因
  • 慢性的な腎臓の炎症によるとされていますが、はっきりした原因は分かっていません。 食事バランスに気を付けていても腎臓病になってしまうため、元々飲水量が少ない猫としての特徴が原因とも言われています。

腎臓病になりやすい猫の種類

腎臓病になりやすい猫の種類

猫には「多発性のう胞腎」「アミロイドーシス腎症」など、腎臓の機能障害を引き起こしやすい種類がいます。

腎臓病になりやすい猫種
  • アメリカン・ショートヘア
  • アビシニアン
  • ソマリ
  • ヒマラヤン
  • ペルシャ

また、猫種に関わらず、恒例の猫は腎臓病にかかりやすいとされています。

「腎臓病の猫が食べてはいけないもの」は、こちらをご覧ください。

愛猫が腎臓病にならないための予防方法

猫を腎臓病にさせないためには、若い頃からの予防が大切です。

腎臓病の予防方法
  • 尿検査、血液検査などの健康診断を定期的に受ける
  • バランスの良い食事を与える
  • 新鮮な飲み水がいつでも飲めるようにする
  • ユリなど腎毒性のあるものを身近に置かない

また、尿路結石や歯周病など腎臓病に繋がる病気を放置せず、早期治療してあげることも重要になります。

「猫の腎臓病と予防について」はこちらをご覧ください。

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