分離不安になりやすい犬種は?分離不安にさせないための注意点とは

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分離不安になりやすい犬種は?分離不安にさせないための注意点とは

お留守番中にさまざまな問題行動を起こす「犬の分離不安」。

これから犬を迎えようとする人のなかには、
「留守番が心配…」
「分離不安になりやすい犬種が知りたい」

という不安や疑問をもっている方も多いのではないでしょうか。

本記事では、犬の性格診断データを参考にした分離不安になりやすい犬種ランキングをつくりました。

また、逆に留守番に強い犬種や分離不安になりやすい犬の特徴も紹介。自立心のある愛犬と楽しく暮らしたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

分離不安になりやすい犬種

分離不安になりやすい犬種

さっそく、犬の性格診断システム「C-barq」を参考にした、分離不安になりやすい犬種の上位5犬種をみていきましょう。

ランキング 犬種 犬種の詳しい情報
1位 ミニチュア・ダックスフンド ミニチュアダックスフンド 病気
2位 トイプードル トイプードル 病気
2位 ヨークシャー・テリア ヨークシャーテリア 病気
2位 マルチーズ マルチーズ 病気
3位 チワワ チワワ 病気
3位 ミニチュア・シュナウザー ミニチュアシュナウザー 病気
3位 シーズー シーズー 病気
4位 ポメラニアン ポメラニアン 病気
4位 パグ パグ 病気
5位 ジャック・ラッセルテリア ジャックラッセルテリア 病気

人気犬種であるミニチュア・ダックスフンドが1位という結果に。

このほか、飼育頭数トップのトイプードルやチワワも上位につけています。

分離不安のなりやすさは飼育環境にも左右される

分離不安のなりやすさは、犬種ごとの傾向はあるものの、単純にそれだけで決まるものではありません

犬それぞれの性格や生活習慣のほか、飼い主さんとの関係性にも大いに影響を受けます。

ランキング上位にいる犬種でも、適切なしつけや社会化のトレーニングによって、分離不安のリスクを下げることは十分に可能です

分離不安になりにくい犬種

分離不安になりにくい犬種

それでは逆に、分離不安になりにくい犬種もみてみましょう。

ランキング 犬種 犬種の詳しい情報
1位 ゴールデン・レトリーバー ゴールデンレトリバー 病気
1位 ラブラドール・レトリーバー ラブラドールレトリバー 病気
1位 コーギー コーギー 病気
2位 柴犬 柴犬 病気
2位 フレンチ・ブルドッグ フレンチブルドッグ 病気

賢いイメージが強いレトリーバー犬種が上位という結果になりました。

お留守番が多いご家庭は、大型犬を検討してみてもよいかもしれません。

分離不安になりやすい犬の性格・特徴

分離不安になりやすい犬の性格・特徴

このように、犬種によって分離不安の気質や傾向はありますが、その子の性格や飼育環境も重要なファクターになります。

ここからは、分離不安になりやすい犬の性格や特徴についてみていきましょう。

甘えん坊・寂しがりや

甘えん坊で常に人間にべったりくっつきたがる犬は、飼い主から離れることが不安になり、分離不安になりやすくなります

甘えん坊のチェックポイント
  • 飼い主から離れない
  • 「撫でて!」とよく催促してくる
  • よく吠える
  • 甘噛みが多い

こうした行動が多い犬は、甘えん坊すぎる子かもしれません。

飼い主さんが愛犬の要望をすべて受け入れてしまうと、甘えん坊な性格がさらに強化されてしまいます

日ごろから適度な距離感を保ちながら生活することが大切です。

飼い主に溺愛される

飼い主さんに溺愛されすぎている犬も、分離不安のリスクが高まります。

犬は「要求すればなんでもきいてくれる!」と思い、理性的な行動がとれなくなってしまうのです。

犬の要求はいったん無視して、改めて飼い主さんのタイミングで対応するなど、必ず飼い主さん主導で動くようにしましょう

犬に安心感を与えるためには、毅然とした態度で接することも重要です。

社会化ができていない

犬の社会化とは、社会のさまざまな環境に順応する力を養うこと。
社会化が十分でないと、周りの音や光による刺激に対して過剰に反応するようになってしまいます

こうなると、お留守番中のちょっとした物音にも激しく吠えるなど、さまざまな問題行動につながりやすくなるのです。

犬の社会化トレーニングとして、幼いころから多くの人や犬とふれあう機会をつくったり、電車やインターホンなどのさまざまな音に慣れさせたりするようにしましょう。

分離不安のきっかけになる原因

分離不安ではない犬でも、なにかのきっかけで分離不安を発症する可能性があります。
よくあるのは、次のようなシチュエーションです。

ペットホテルに泊まる

ペットホテルに泊まる

狭いケージに閉じ込められる状況に強いストレスを感じて、分離不安を起こすケースがあります。
とくに、いつも部屋で自由に過ごしている子はリスクが高いといえるでしょう。

こうした子は、ペットホテルから帰ってくると鼻が赤く擦りむけていたり、声が枯れていたりします。
ケージの柵を何度も鼻で突いたり、ずっと吠えたりするためです。

こうした嫌な記憶が残ることで、自宅に帰ったあとも留守番中に吠えるようになるなど、問題行動が続いてしまう可能性があります

留守番中に怖い経験をする

留守番中に怖い経験をする

犬の留守番中に怖い思いをすることも、分離不安のきっかけになります。

たとえば、留守番中に大きな雷が鳴る、地震が起きる、大きな物音がするなどの経験。
こうした経験がトラウマとなり、犬は「また留守番中に怖いことが起きるかも」と強い不安を感じるのです。

とくに若いうちにこうしたトラウマを抱えると、長期間にわたって犬の行動や心理に悪影響を及ぼす可能性があります。

環境が変化する

環境が変化する

犬にとっては環境の変化も分離不安のリスクになります。

引っ越しや家族の生活サイクルが変化したときは、注意したいタイミング。
とくに家族の就職や進学によって、いきなり留守番することになるケースは分離不安を引き起こす危険が高まります

加齢

加齢

人間と同じように、犬も老いると目や耳の機能が低下します。
すると周りの状況を把握しにくくなり、今までよりも不安を感じやすくなってしまうのです。

これまで問題なく留守番できていた子でも、高齢になって分離不安を起こすようになるケースは珍しくありません

犬を分離不安にさせないためには

それでは犬を分離不安にさせないためには、飼い主はどうしたらよいのでしょうか。

もっとも大切なのは、甘やかしすぎず適度な距離感で接すること。
そのために有効なのが「しつけ」です。

普段から「お座り」や「待て」のトレーニングを通して、飼い主さんが主導権を握るようにしましょう

分離不安にさせないためのトレーニングや飼育方法は、こちらのコラムで詳しく紹介しています。

また、もし犬が分離不安になってしまっても、お薬やサプリメントを上手に活用すれば、ストレスを和らげてあげることもできます。
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もっとも分離不安になりやすい犬種はミニチュア・ダックスフンド

冒頭のランキングのとおり、もっとも分離不安になりやすい犬種はミニチュア・ダックスフンドでした。
また、トイプードルやチワワといった大人気の犬種も上位にいます。

しかし、こうした犬種も、適切なしつけや社会化のトレーニングをすることで、分離不安にさせないようにすることは十分可能です。

分離不安になった犬は、大きなストレスにさらされます。

こうした負担をかけないためにも、わんちゃんを迎えたら甘やかしすぎず、適度な距離感で接するようにしましょう。

なお、もし分離不安になってしまっても、適切なトレーニングとお薬で改善できます

愛犬がお留守番中も穏やかな気持ちで過ごせるような環境をつくっていきましょう。

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