フィラリア症は一般に犬の病気として知られていますが、実際には猫も感染することがあります。
フィラリアは蚊を介して感染し、心臓や肺の血管に寄生する寄生虫の一種です。
感染した場合、肺に異常をきたし呼吸困難になる恐れがあり、最悪の場合は死に至ることもあります。
猫もフィラリア感染のリスクがあるため、フィラリア予防が非常に重要なのです。
本記事では、猫のフィラリア予防に必要な費用について詳しく解説していきます。
猫のフィラリア予防に必要な費用
フィラリア症は、毎月1回の投与で予防できます。
フィラリア予防の費用は薬の種類や動物病院によって異なりますが、一般的には以下の通りです。
診察費:1,000円~1,500円
検査料:1,000円~3,000円
お薬代:月平均1,800円~2,300円
フィラリアは、症状が現れた時点で、すでに危険な状態になっている可能性があります。
感染を防ぐためには、予防薬の定期的な投与が重要です。
【猫用】フィラリア予防薬の種類
猫のフィラリア予防薬は、首筋に薬液を垂らして使用するスポットタイプが主流で、そのほかには飲み薬もあります
また、犬用のフィラリア予防薬には注射もありますが、猫用には存在しません。
近年では、フィラリア予防と同時に、お腹の寄生虫やノミ、マダニの駆除ができるオールインワンタイプの予防薬も主流です。
ただし、フィラリア以外の寄生虫も駆除できることから、価格が高い傾向があります。
一般的に使用される猫用のフィラリア予防薬は、次のようなものがあります。
・レボリューション
・ネクスガードキャットコンボ
・アドボケート(猫用)
・レボリューションプラス
・カルドメックチュアブル(猫用)
猫のフィラリア予防薬の購入方法
猫のフィラリア予防薬は、動物病院のほか、通販(個人輸入代行サイト)でも購入できます。
以下では、それぞれの購入方法についての詳細や、一般的な費用などを解説していきます。
フィラリア予防は継続する必要があるため、費用の面も考慮して続けやすい購入方法を選択しましょう。
動物病院での処方
フィラリア予防の開始時期は地域によって異なりますが、一般的には4月頃から始めます。
投与開始前に必ず動物病院を受診し、フィラリアの検査を受けて陰性であることを確認したうえで予防薬を投与してください。
また、予防におけるフィラリア検査の頻度は、1年に1回が推奨されています。
動物病院での一般的な費用は以下の通りです。
<月の費用>
2,800円~3,800円+年1回の検査代
●内訳
診察費:(1,000円~1,500円) + お薬代(1,800円~2,300円)
検査料(1,000円~3,000円)
<年間の費用>
33,600円~45,600円+年1回の検査代
●内訳
診察費:(1,000円~1,500円)+お薬代(1,800円~2,300円)×12ヶ月
検査料(1,000円~3,000円)
通販で購入
フィラリア予防薬は、一般的に動物病院で購入する必要があり、Amazonや楽天市場では入手できません。
ただし、個人輸入の代行サイトを通じて購入することは可能です。
個人輸入サイトで購入する際は、診察や検査を受けずに購入できるため、通院が難しい場合や手間を省きたい際に便利です。
※ただし、投与開始前に必ず動物病院を受診し、フィラリア検査で陰性であることを確認する必要があります。
フィラリア予防薬はぽちたま薬局でも取り扱っており、お薬は1,000円~2,100円前後で購入できます。
診察費:なし
検査料:なし
お薬代(約1,000円~2,100円/月)
通販・ジェネリック薬の利用で費用を抑えられる
通販では、安価なジェネリック医薬品も取り扱っています。
フィラリア予防薬を通販サイトで購入する場合は診察費が不要であり、動物病院での購入と比べてトータルの費用を下げることが可能です。
ただし、海外からの発送となるため、商品の到着まで2週間前後かかることがあります。
購入の際はその点に留意し、投与時期に余裕をもって購入することをおすすめします。
レボリューション【猫用】 | |
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体重2.5kg未満 | 1箱5,300円(1本1,766円) |
体重2.5~7.5kg未満 | 1箱8,200円(1本2,733円) |
レボスポット(レボリューションジェネリック)【猫用】 | |
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体重2.5kg未満 | 1箱2,700円(1本900円) |
体重2.5~7.5kg未満 | 1箱3,200円(1本1,066円) |
【要注意】検査料の節約はNG
通販を利用してジェネリック医薬品を購入することで、フィラリア予防薬の費用を抑えることができます。
ただし、投与を開始する際には動物病院を受診し、フィラリア症に感染していないか検査を行う必要があります。
フィラリア症に感染している猫に予防薬を投与した場合、重篤なショック症状を引き起こす可能性があります。
愛猫の身体のためにも、年に1回の検査は欠かさないようにしましょう。
まとめ
フィラリアは、どんな猫でも感染する可能性があり、発症した場合、肺に異常をきたし、呼吸困難を伴うことがあります。
また、大量のフィラリア幼虫が猫の体内で死滅した場合、その死骸が肺や心臓を詰まらせることで突然死を引き起こす可能性も。
フィラリアは猫の命を奪う可能性もあるため、年間を通して予防しましょう。
予防薬は、>動物病院のほか、通販(個人輸入の代行サイト)でも購入可能です。
通販で購入する場合、診察費や検査料が不要であり、動物病院での処方と比べて費用を抑えることができます。
ただし、投与する際は事前に動物病院を受診し、フィラリアの検査を行ってください。
予防薬の投与は継続する必要があるため、個人輸入で購入することで家計の負担を抑えることができます。
ペットのお薬通販『ぽちたま薬局』スタッフのブログです。
このブログではペットのご飯を中心にペットの健康について考えたいと思います。