アポキルは、動物病院で処方される犬のアトピー性皮膚炎の治療薬です。
即効性があり、効果も優れていることから人気がありますが、比較的高いお薬です。
そんなアポキルは、個人輸入することでお薬代を安くすることが可能です。
この記事では、アポキルの個人輸入(購入方法)について解説していきます。
目次
アポキルについて
アポキルは、即効性に優れた犬のアトピー性皮膚炎の治療薬です。
動物病院でも処方される人気のお薬で、患部の炎症や裂傷、脱毛などを改善する効果が期待できます。
アポキルの効果は投与から約4時間で発現して、約24時間持続します。
アポキルの特徴は、かゆみを早期に抑えることなので、症状を我慢できない犬には効果的です。
また、犬の掻き壊し予防にも繋がるため、アトピー性皮膚炎の治療に多く用いられます。
アポキルは高い
アトピー性皮膚炎やアレルギー性皮膚炎に効果的なアポキルは、動物病院での治療に多く使用されます。
しかし、アポキルはもともと高いお薬です。
動物病院でも高いお薬と言われているうえ、さらに2022年にはメーカーによる値上げも行われています。
そのため、近年は高額なアポキルの費用を節約するために、個人輸入を利用する飼い主さんも増えています。
動物用医薬品の個人輸入について
アポキルを始めとする動物用医薬品は、個人輸入での購入が認められています。
個人輸入とは、海外の製品を個人で使用する目的で、国外から直接購入する行為です。
個人輸入は主に2つの手段があります。
①「個人が直接取引する」
②「輸入を代行する業者に依頼し購入する」
個人輸入ではお薬の多くが安価に購入できるため、アポキルの費用が負担になってペットの治療が続けられない、という飼い主さんの選択肢にもなっています。
参考
動物用医薬品とは – 農林水産省(外部リンク)
個人輸入代行サイトについて
個人輸入代行サイトは、海外の商品の購入を代行してくれます。
英語がわからないので購入できないという方は、個人輸入代行サイトを利用すれば、海外の販売先で必要な手続きを行ってくれます。
なお、個人輸入代行サイトは普段利用する国内の通販サイトとは異なります。
利用する際は、注意事項などをしっかり確認しましょう。
個人輸入のメリット・デメリット
アポキルなど、動物用のお薬を個人輸入する際は、以下のメリットやデメリットに注意しましょう。
■メリット
・比較的安いお薬が多い
・多くの種類からお薬を選べる
・診察料が必要ない
・通院の手間がない
・動物病院に合わせて時間を確保する必要がない
■デメリット
・お薬が届くまでに時間がかかる
・獣医師に相談できない
・お薬の使い方は自分で調べなければならない
・副作用などは自己責任
個人輸入を利用する際の注意点
個人輸入の利用には、安全に利用するための注意点があります。
お薬を個人輸入する場合は、以下で紹介する内容に注意しましょう。
安易に購入しない
個人輸入では、動物病院で処方されるようなお薬も簡単に購入できます。
しかし購入できるお薬は通常、獣医師さんの処方箋が必要です。
個人輸入したお薬をペットに使用することは購入した飼い主さんの自己責任です。
そのため、適切な投与量や期間には注意しなければなりません。
安易に購入すると危険なので、個人輸入する際はお薬についてしっかり調べましょう。
自己判断で投与・休止しない
お薬を個人輸入した場合、自己判断でお薬の投与量を増やしたり、休止しないようにしてください。
安全に治療するためには、動物病院で愛犬の状態を確認してもらってから、適切に投薬することが大切です。
基本的に、どのお薬も正しい方法で投与しなければ、副作用のリスクがあります。
個人輸入したお薬を投与する場合、愛犬の症状を悪化させないためにも、必ず獣医師さんに相談しましょう。
愛犬以外に使用しない
個人輸入する際は、愛犬以外にお薬を使用できないので注意しましょう。
お薬の個人輸入が認められているのは、購入した個人が使用する場合に限られています。
購入したお薬を友人にあげる、離れて暮らす家族の代わりに注文して渡すなどは違法行為です。
お薬を個人輸入する際は、自分のペットにしか使用できない点に注意しておきましょう。
偽物を扱うサイトも存在する
個人輸入する際は、偽物を取り扱うサイトに注意しましょう。
動物病院に行かなくても、アポキルなどのお薬を簡単に購入できる個人輸入は、とても便利です。
しかし、「個人輸入を代行する」とうたっているものの中には、偽物を購入させる悪質なサイトも存在しています。
個人輸入を利用する際は、運営歴は長いか、クレジットカードが使えるか、サポートは充実しているかなど、利用するサイトについてしっかり確認することが大切です。
個人輸入する際は、信頼できるサイトかしっかり見極めて利用しましょう。
アポキルの購入方法
アポキルの購入方法は、下記の2択です。
「個人輸入を利用する」
「動物病院で処方してもらう」
しかし、お薬の投与は飼い主さんの判断ではできません。
そのため個人輸入を利用する場合、まずは動物病院で処方されたアポキルを投与し、愛犬の状態を観察しながら購入方法を切り替える飼い主さんが多いです。
なお、獣医師さんに相談しながらアポキルを投与したいという方は、動物病院の処方をおすすめします。
治療費の節約をしたい場合や、通院の手間などを省きたい方は、個人輸入への切り替えを検討してみてください。
よくある質問
ここからは、アポキルについてよくある質問を紹介していきます。
アポキルを通販したいのですが、楽天やAmazonで買えますか?
アポキルは、楽天やamazonなどの通販では購入できないお薬です。
個人輸入もしくは動物病院以外では、アポキルの購入はできません。
通販したい場合は個人輸入代行サイトで購入できますが、楽天やamazonでは取り扱いがないため注意しましょう。
アポキルを通販で購入する方法については、下記記事で詳しく解説しています。
アポキルのジェネリックはありますか?
アポキルには、ジェネリック医薬品がありません。
なお、ジェネリック医薬品ではないですが、アポキルよりも安価で購入できる「アポキルチュアブル」というお薬ならあります。
有効成分はアポキル、アポキルチュアブルどちらも同じオクラシチニブマレイン酸塩で、犬のアトピー性皮膚炎の治療に有効です。
お薬代の節約を考えている方は、アポキルチュアブルもご検討ください。
アポキルは市販で購入できますか?
アポキルは、市販で購入できないお薬です。
要指示医薬品に指定されているため、専門的な知識を持った獣医師などの処方箋や指示のもと使用することが義務付けられています。
なお、愛犬に使用するためのお薬として個人輸入での購入は認められています。
アポキルは市販されていませんが、動物病院以外では個人輸入で購入が可能です。
参考
農林水産省 動物用医薬品 アポキル錠(外部リンク)
まとめ
多くの動物病院で使用されるアポキルは、犬のアトピー性皮膚炎やアレルギー性皮膚炎に効果的なお薬です。
アポキルは即効性に優れており、従来のステロイドに比べて副作用も少ないため人気ですが、価格が高いお薬です。
そのため、アポキルを動物病院で処方してもらった後は、個人輸入に切り替えてお薬代を抑える飼主さんも増えています。
また、アポキルと同じ有効成分のアポキルチュアブルも販売されています。
アポキルチュアブルに切り替えることで、お薬代をさらに抑えることも可能です。
ペットのお薬通販『ぽちたま薬局』スタッフのブログです。
このブログではペットのご飯を中心にペットの健康について考えたいと思います。