猫用ドロンタールの投与間隔は?年4回の定期駆虫や治療時の投与方法も解説

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猫用ドロンタールの投与間隔は?年4回の定期駆虫や治療時の投与方法も解説

猫用の寄生虫駆除薬として定番となっている「ドロンタール」。

実際のところ、どのくらいの間隔で、何回投与するのが正解なのでしょうか?

この記事では、一般的な投与間隔から効果、副作用にいたるまで、詳しく解説します。

ドロンタールの投与間隔と回数

ドロンタールを投与する間隔と回数は、予防目的か、あるいは治療目的かによって異なります。

それぞれの目的ごとに、詳しく見ていきましょう。

予防目的なら3ヶ月ごとに年4回投与

予防目的なら3ヶ月ごとに年4回投与

寄生虫感染を予防する目的で投与する場合は、3ヶ月ごとに年4回の投与が推奨されます。

アメリカの疾病予防管理センター(CDC)と寄生虫学協会(AAVP)は、定期的な駆虫対策を提唱しており、生後6ヶ月以降のペットには年4回の駆虫対策をすることが、大幅な感染リスクの低減につながるとの報告もあります。

現時点で寄生虫に感染していない猫であれば、年に4回投与するのが目安です。

参考
バイエルヘルスケア「定期駆虫ガイドブック」(外部リンク)

治療目的なら2~3週間ごとに投与

治療目的なら2~3週間ごとに投与

一方、検便などで感染に気づいて治療する場合は、獣医の指示に従って投与する方法が基本となります。

一般的には、2~3週間ごとに投与して治療することが多いようです。

感染発覚時にまず1回投与して、成虫を駆虫します。

このとき虫卵には効かないため、虫卵が孵化するのを待って2~3週間後にもう一度投与し、完全に駆虫できるまで投与を続けます

こうしたサイクルで治療しますが、実際に投与するときは必ず獣医師の指示にしたがいましょう。

ドロンタールの効果

ドロンタールは、猫の小腸などの体内にすみつく内部寄生虫に効果を発揮します。

ドロンタールで効果が期待できる寄生虫は、次のとおりです。

  • 猫回虫
  • 猫鉤虫
  • 瓜実条虫
  • 猫条虫

このようにドロンタールは、線虫類である猫回虫や猫鉤虫のほか、「サナダムシ」とも呼ばれる瓜実条虫や猫条虫の駆除も可能です。

参考
Elanco「ドロンタール®錠」(外部リンク)

ドロンタールの飲ませ方

ドロンタールは錠剤タイプのお薬で、定められた用量を経口投与します。

猫の体重 ドロンタールの用量
体重0.5kg以上 2.0kg未満 1/2錠
体重2.0kg以上 4.0kg未満 1錠
体重4.0kg以上 6.0kg未満 1錠+1/2錠
体重6.0kg以上 8.0kg未満 2錠

なお、ドロンタールは4週齢以上の猫が対象なので、生後4週齢に満たない子猫には投与しないようにしてください。

ドロンタールの副作用

ドロンタールで副作用が起きたとする報告は極めて少ないですが、一過性の流涎や嘔吐が見られる場合があります。

もし普段とは違う様子が見られたら、すぐに獣医師の診断を受けるようにしましょう

参考
動物用医薬品等データベース「ドロンタール錠」(外部リンク)

ドロンタールはインターネットで購入できる

猫の寄生虫駆除薬である「ドロンタール」は、インターネットで購入可能です。

猫の寄生虫対策は、一生続いていくもの。

インターネット通販を活用すれば、費用を抑えてかしこく対策することができます。

ドロンタール錠

ドロンタール錠

ドロンタールは、猫用の寄生虫駆除薬です。

「プラジクアンテル」と「パモ酸ピランテル」という2つの有効成分で、おなかの虫をまとめて駆除できます。

1回の投与でさまざまな種類の寄生虫に効くため、猫の寄生虫駆除の定番となっているお薬です。

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犬には『ドロンタールプラス』

ドロンタールの犬バージョンとして、「ドロンタールプラス」があります。

投与間隔は猫用のドロンタールと同様で、成虫だけでなく産卵前の未成熟な寄生虫にも優れた駆除効果を発揮します。

なお、犬用のドロンタールプラスには、ジェネリックである「キウォフプラス」があります。

有効性・安全性は変わらず、コストをさらに抑えることが可能です。

犬には『ドロンタールプラス』
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猫の寄生虫は放置せずにしっかり治療を

猫の寄生虫感染は、症状が出ないことが多いです。

とはいえ、猫の寄生虫は人間にも感染する可能性があるため、しっかり予防や治療をおこないましょう。

寄生虫駆除薬は、予防なら年4回、感染してしまったら2~3週間の間隔で駆虫できるまで継続して投与するのが一般的です。

もし感染が判明したら、獣医師の指示にしたがってお薬を投与するようにしましょう。


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