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犬のてんかんの治療薬の種類と選び方

犬のてんかん治療では、発作の頻度を抑えるために抗てんかん薬が使われます。

薬の種類は複数あり、犬の発作のタイプや体質・他の病気の有無によって選択が異なります。

ここでは、動物病院でよく処方される抗てんかん薬の種類と特徴を解説します。

ゾニサミド(コンセーブ・エピレス錠)

ゾニサミドは、日本で開発された抗てんかん薬で、犬のてんかん発作を抑えるために使用されます。

脳神経の過剰な興奮を抑えることで、発作をコントロールします。

  • 主な副作用:食欲低下・嘔吐・眠気(一時的なことが多い)、まれに肝障害
  • 注意点:必要に応じて血中濃度や肝機能などを確認するため、血液検査が行われる
  • 商品名:コンセーブ・エピレス錠・エクセグランなど

レベチラセタム(イーケプラ)

レベチラセタムは、副作用が比較的少ないとされる抗てんかん薬です。

単独で使用されるほか、他の抗てんかん薬と併用されることもあり、群発発作に対して短期間使用される場合もあります。

  • 主な副作用:眠気・ふらつき・嘔吐など
  • 注意点:主に腎臓から排泄されるため、腎機能が低下している犬では投与量の調整が必要になる場合がある
  • 商品名:イーケプラなど

ガバペンチン

ガバペンチンは、他の抗てんかん薬と併用して使用されることがあるお薬です。

神経細胞の過剰な興奮を抑える作用があり、てんかんのほか、神経障害性疼痛の治療などにも使用されます。

  • 主な副作用:眠気・ふらつきなど
  • 注意点:他の抗てんかん薬と併用して使用されることがある
  • 商品名:ニューロチン・ガバペンなど

フェノバルビタール

フェノバルビタールは歴史が長く、欧米では第一選択薬のひとつとして広く使われている抗てんかん薬です。

長期投与では肝臓への影響に注意が必要なため、血中濃度や肝機能などを定期的に確認しながら使用します。

  • 主な副作用:多飲多食・肝酵素上昇・眠気・ふらつき
  • 注意点:定期的な血液検査が必要

臭化カリウム

臭化カリウムは、単独で使用されるほか、フェノバルビタールなど他の抗てんかん薬と併用されることもあります。

効果が安定するまでに時間がかかる特徴があり、肝臓で代謝されないため、肝疾患のある犬で選択肢となる場合もあります。

  • 主な副作用:眠気・ふらつき・多飲多尿・嘔吐など
  • 注意点:効果が安定するまでに時間がかかる

いつから薬を飲む?投薬開始の判断基準

てんかんの薬をいつから始めるかは、発作の頻度や重症度、発作後の状態などをもとに獣医師が判断します。

一般的には、以下のような場合に長期的な投薬が検討されます。

  • 6ヶ月以内に2回以上のてんかん発作が起きている
  • 重積発作や群発発作を起こしたことがある
  • 発作後の症状が重い、または長時間続く
  • 発作の頻度や持続時間が増えている、症状が重くなっている

ただし、投薬を始めるタイミングは犬の状態によって異なります。
発作の回数が少ない場合でも治療が必要になることがあるため、自己判断せず獣医師と相談しましょう。

犬のてんかん薬の費用を抑える方法

犬のてんかんでは、長期的な投薬が必要になることがあります。

治療が長期になるほど薬代の負担も積み重なるため、「少しでも費用を抑えたい」と考える飼い主さんもいるでしょう。

動物病院では、診察や検査を受けながら愛犬の状態に合わせて薬の種類や投与量を調整してもらえます。

一方、使用する薬や投与量が決まっている場合は、同じ有効成分を含むジェネリック医薬品などを通販で購入する方法もあります。
ぽちたま薬局では、犬のてんかん治療に使用されるお薬やジェネリック医薬品を取り扱っています。

ただし、通販を利用する場合でも定期的な受診は必要です。
服用している薬によっては、血中濃度や肝機能などを確認するために、血液検査が行われることもあります。
獣医師の診察を受けながら、愛犬に合った薬と投与量で治療を続けましょう。

犬のてんかんの種類・分類

犬のてんかんは、原因によって「特発性てんかん」と「構造的てんかん」のふたつに分けられます。

このうち犬で多く見られるのは特発性てんかんで、明らかな原因が特定できない場合にこの名称が使われます。

とくに生後6ヶ月〜5歳ごろに発症するケースが多いです。

一方で、脳腫瘍、脳炎、水頭症、外傷など、脳の障害や損傷があって発作が起きている場合は構造的てんかんに分類されます。

犬のてんかんに関するよくある質問

ここでは、愛犬がてんかんになった際に飼い主さんが気になりやすいことをQ&A形式でまとめました。

「てんかんは治る?」「発作の対処法は?」「お薬はやめられる?」などの疑問にお答えします。

犬のてんかんは治る?

犬のてんかんは、完治させることが難しい病気です。

そのため治療では、抗てんかん薬を使って発作の回数や重症度をコントロールする方法がとられます。

でも、お薬で発作を適切に管理することで長生きできる子もたくさんいるので安心してください。

てんかんを抱えた犬の寿命については、こちらのコラムでも詳しく解説しています。

てんかんを患った犬との過ごし方などはコチラ。

てんかん発作を起こしたときの対処法は?

てんかん発作が起きたときは、慌てずに落ち着いて見守りましょう。

発作が治まるまでは愛犬の体を無理に押さえたり、大声を出したりして刺激を与えてはいけません。

もし、まわりに危険なものがある場合は移動させるか、クッションや毛布などで囲ってケガをしないようにしてあげましょう。

発作時の詳しい対処法はこちらの記事をご覧ください。

てんかんの薬を自己判断でやめていい?

てんかんのお薬は、自己判断で急にやめてはいけません。

症状が抑えられていても、急に中止すると発作を起こす原因になります。

獣医師さんの指示に従って、時間をかけながら少しずつお薬を減らすようにしてください。

いま使っているお薬が効かなくて別のお薬に切り替えるときも、一時的に併用する場合があります。

詳しくは、こちらのコラムもご確認ください。

薬をやめることのデメリットや注意点なども解説しています

てんかんを予防するには?

残念ながら、犬のてんかんを確実に予防する方法は見つかっていません。

ただ、強い不安やストレス、過度な興奮、刺激は発作のきっかけになることがあります。

愛犬が安心して過ごせるような生活環境を整えることで、発作のリスクをできるだけ減らしてあげましょう。

発作を誘発するストレスへの対策については、こちらの記事をご覧ください。

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