白内障は進行性の病気。だからこそ、初期のうちに進行を抑えることが大切。
犬の白内障は、初期にはあまり症状が見られないため、飼い主さんが普段の様子をよく観察し、少しの違和感を感じ取ってあげる必要があります。
□ 眼の色に変化はないか
□ 光に対する反応が鈍くなる、いつもと違うなどの変化がないか
□ 瞳孔の開き具合や色に変化はないか
□ 夜など暗い場所で見えづらそうにしていないか
□ 薄暗い部屋で動きたがらない、もしくは物にぶつかる様子はないか
愛犬が白内障になったとき、「気づいてあげられなかった」と後悔しないためにも、この記事では初期症状を見分けるポイントや白内障の原因、治療方法、予防方法などを詳しく解説します。
目次
犬の白内障は、視力が失われる進行性の病気
犬の白内障は、眼球にある水晶体のタンパク質が濁っていく眼の病気。
水晶体はカメラのレンズのような役割を担い、光の屈折を調節して色や形などの情報を取り入れています。
しかし、白く濁ったタンパク質は元の状態に戻ることはなく、白内障はどんどん進行していきます。
白内障が進むと水晶体が光を通さなくなり、愛犬の視力が徐々に失われてしまうのです。
白内障の初期症状を見分けるポイント
白内障は進行性の病気なので、初期に治療を始めることが非常に大切です。
犬の白内障の初期症状チェックリスト
犬の白内障は、進行すれば濁りが水晶体の全体を覆うため、飼い主さんもわかるくらい眼が白くなります。
しかし、初期の白内障は、動物病院でも通常の診察で気付くことが難しいくらい、見た目の変化がほとんどありません。
そこで、夜になると見えづらい、夕方や明け方の薄暗い部屋で動きたがらない・物にぶつかる、などの視力への小さな影響を感じ取ることが大切になってきます。
犬の白内障は初期症状が少ない
- 初期は見た目でわかるほど、まだ眼が濁っていない
→飼い主はもちろん、動物病院でも精密検査をしないと見つけられない - 普段の動作で視力が低下していると思われる些細な動作が見られることがある
そこで、以下のようなチェックを習慣化して、小さな異変を見逃さないように注意しましょう。
□ 眼の色に変化はないか
□ 光に対する反応が鈍くなる、いつもと違うなどの変化がないか
□ 瞳孔の開き具合や色に変化はないか
□ 夜など暗い場所で見えづらそうにしていないか
□ 薄暗い部屋で動きたがらない、もしくは物にぶつかる様子はないか
逆に、「眼が白っぽく見える」とか「日中明るい時間帯でも物にぶつかる、ボールを投げても探せなくなった」といった様子が見られる場合は、すでに初期ではなく症状が進行した状態になっている可能性があります。
白内障の初期症状に当てはまったら、どうすればいい?
白内障の初期は、点眼薬やサプリメントを使った治療で進行を遅らせていきます。
初期症状が当てはまる場合は、動物病院で早期検査を受けることをおすすめします。
もし白内障だった場合、初期のうちは点眼薬やサプリメントを使って進行を遅らせることになります。
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白内障の症状は、進行に応じて4つの段階がある
そもそも白内障は、いつまでが初期で、進行することでどんな症状・状態になるかが気になる方もいると思います。
白内障は進行状況によって4つの段階に分けられ、それぞれ症状や濁り方が異なります。
- 初発期
水晶体の濁りは、15%以下。
この段階では、視力にほとんど影響がないため、気づきにくいのが特徴。 - 未熟期
濁りは15~99%で、多くは飼い主さんも確認できる状態。
犬の視力は、見えづらい状態。 - 成熟期
水晶体は全体が濁り、飼い主さんも確認できる状態。
光に対する反応はあるが、犬の視力は失明もしくは失明に近い。 - 過熟期
水晶体の萎縮が起こり始め、表面にしわができたように見える状態。
犬は視力をほぼ失っているうえ、眼の中に炎症が生じる可能性もある。
参考
イヌの先天性及び若年性白内障の臨床(外部リンク)
犬白内障の進行度とそのレンズ上皮細胞の面積変化(外部リンク)
白内障が進行すると、合併症で失明するリスクも
白内障は進行すると、水晶体の成分が溶け出していきます。
その影響で眼の周囲に炎症が起こるため、さまざまな合併症を引き起こす恐れもあります。
特に注意したいのが、ぶどう膜炎という強い痛みを伴う病気です。
他にも緑内障や網膜剥離、水晶体脱臼などを発症することで失明するリスクもあります。
犬の白内障の原因
犬の白内障の発症には、6つの原因が考えられます。
白内障は高齢犬に多いイメージがありますが、実は若い犬にも発症することがあります。
・先天性白内障
・遺伝性白内障
・代謝性白内障
・外傷性白内障
・薬物性白内障
・加齢性白内障
先天性白内障:生まれつき
先天性白内障は、生後2週間で目を開くようになったときには発症しています。
飼い主さんが遭遇する機会は、あまりないかもしれません。
遺伝性白内障:6歳未満で発症しやすい
遺伝性白内障は、6歳までの若い時期に発症することがほとんど。
進行が早い傾向があるため、以下のような遺伝的に発症しやすい犬種は注意が必要です。
- トイプードル
- 柴犬
- チワワ
- ミニチュアシュナウザー
- コッカースパニエル
- ビーグル
- ジャックラッセルテリア
これらの好発犬種の中でも、とくに要注意なのはトイプードル。
白内障の発症率は、犬全体が1.1%なのに対してトイプーは1.8%と、1.6倍もリスクが高いことがわかっています。
トイプーを飼っている方は、初期症状である眼の濁りや、光に対する反応に異変がないかなど、普段からチェックしましょう。
▼犬種別かかりやすい病気を見る▼
代謝性白内障:糖尿病だとほぼ100%発症
代謝性白内障は、糖尿病が原因です。
犬の糖尿病では、水晶体に糖が過剰に吸収されて蓄積するようになり、水分も引き込むことで混濁していきます。
糖尿病になるとほぼ100%発症し、進行も早いため注意が必要です。
外傷性白内障:眼のケガ
外傷性白内障は眼を噛まれたり、引っかかれたり、物が刺さったりなどのケガが原因です。
薬物性白内障:薬の成分や放射線治療に注意
薬物性白内障は、長期間または高用量のお薬の使用で発症する場合があります。
原因となる代表的なお薬には、以下のようなものがあります。
- ケトコナゾール
マラセチア皮膚炎など、皮膚病のお薬に含まれる成分。 - ジメチルスルホキシド
発情の抑制・予防をするホルモン剤に含まれる成分。 - プロゲステロン
犬に使用されることは少ないが、膀胱炎のお薬に含まれる成分。
他にも、放射線治療が原因になる場合があり、発症は治療直後ではなく6~12ヶ月後とされています。
加齢性白内障:6歳以上で発症
6歳以上の犬が発症した場合は、加齢性白内障に分類されます。
原因は不明で、ゆっくりと進行していくケースが一般的です。
寿命が長くなったことによる白内障の発症率の上昇や、白内障により寿命が短くなるかなど、白内障と寿命の関係を詳しく解説しているコラムも併せてご覧ください。
白内障の検査方法
白内障の検査では、専用の器具を使って水晶体の状態を詳しく調べます。
細隙灯検査
人間の眼科で行う検査とほぼ同じものです。
散瞳剤(さんどうやく)という瞳孔を開かせる薬を点眼し、30分待つ
↓
細隙灯(さいげきとう)という細い光を眼に当てて、スキャンするように水晶体を観察
この検査により、肉眼による通常に診察では発見できない初期の白内障も発見できます。
眼圧検査、血液検査、エコー検査
ほかにも、点眼麻酔後に専用機器で眼圧を測定する検査、糖尿病の有無も併せて確認する血液検査、網膜剥離の有無なども確認できるエコー検査も実施されます。
白内障の検査にかかる費用
上記の細隙灯検査や眼圧検査、エコー検査などは10,000円ほど、血液検査を行う場合は15,000~30,000円ほどになります。
白内障の治療│白内障は治る?
白内障の治療には、大きく分けて外科的治療:手術と、内科的治療:点眼薬を用いた方法があります。
外科的治療:完治できるのは手術のみ
外科的治療では全身麻酔を行い、混濁した水晶体を取り除いて人口レンズを挿入する処置が行われます。
手術したあとは1日数回、点眼薬を投与して眼の違和感や炎症を抑えるケアが必要です。
さらに、2週間ほどエリザベスカラーなどを装着して、眼に傷ができないように保護を続けます。
白内障の治療において、手術は完治できる唯一の方法です。
白内障は基本的に手術を行って治療したほうがよい病気ですが、全身麻酔を伴う白内障手術のリスクを考慮しながら検討する必要があります。
内科的治療:進行を遅らせる目薬
内科的治療では、白内障の進行を抑えること目的として目薬の投与を行います。
主に、以下のようなお薬が使用されています。
「クララスティル」に含まれる有効成分、N-アセチルカルノシンは、犬30匹の58眼に対する試験が行われており、80%の改善が認められた研究結果があります。
未熟期の白内障に有効とされており、ぽちたま薬局の白内障治療薬・目薬で売れ筋1位の商品です。
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「カタリンK点眼薬」は、老犬で見られる加齢性の白内障のうち、初期の初発期に効果があるとされる目薬です。
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参考
犬の老年性初発白内障に対するピレノキシン点眼剤の効果(外部リンク)
ぽちたま薬局では、ほかにもN-アセチルカルノシンを含む点眼薬や内服薬などを販売しているので、お安く薬を購入したい方はぜひご覧ください。
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白内障の予防法
犬の白内障は、完全に防ぐことが困難な病気です。
ただし、以下のような予防を行うことで、発症を回避できる可能性があります。
・眼のケガに注意する
・糖尿病を予防する
・強い紫外線を避ける
・定期的な検診や観察をする
まとめ
犬の白内障は、進行性の眼の病気です。
基本的に、濁ってしまった水晶体が元に戻ることはないため、早期の治療が欠かせません。
白内障の発症リスクが高い犬種は、とくに日ごろから眼をチェックしてあげてください。
愛犬の眼に異変を感じた場合は、なるべく早く眼の検査を受け早期発見につなげましょう。

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このブログではペットのご飯を中心にペットの健康について考えたいと思います。