1位
1本:1,966円~
2位
1本:2,666円~
3位
1箱:3,000円~
4位
1箱:6,333円~
5位
1箱:9,000円~
もっと見る
もっと見る
もっと見る
アジソン病(副腎皮質機能低下症)は犬の身体の健康をつかさどる代謝や免疫系に関する副腎皮質ホルモン(コルチゾール)が作られなくなってしまう病気です。
アジソン病は完治しない病気ですが、飼い主さんが愛情を持って接し、きちんと投薬を続けていれば、健常な犬と変わらずに長生きできる病気です。
この記事ではアジソン病と向き合っていくための下準備として、アジソン病の「特徴・原因」と「治療と薬」について解説します。
アジソン病は完治しないため、投薬による維持治療が治療の中心になります。
アジソン病の原因は副腎皮質ホルモンであるミネラル(鉱質)コルチコイドとグルコ(糖質)コルチコイドの両方の分泌が不足することにより起こるため、それぞれをステロイド剤で補充します。
薬品名 | ホルモンの種類 | 概要 |
---|---|---|
プレドニゾロン | グルココルチコイド | 体内の糖質、タンパク質、脂質、電解質などの代謝や免疫反応、ストレス応答の制御に関わるグルココルチコイドの不足を補うステロイド剤。 |
フルドロコルチゾン(フロリネフ) | ミネラルコルチコイド | 体内のナトリウムやカリウムなど、鉱質のバランスを保つミネラルコルチコイドの不足を補う補充療法に用いるステロイド剤。 |
ピバル酸デゾキシコルチゾン(パーコーテンV) | ミネラルコルチコイド | フルドロコルチゾンを使用しない場合に用いるミネラルコルチコイドのステロイド注射薬。 |
アジソン病は「副腎皮質機能低下症(ふくじんひしつきのうていかしょう)」とも呼ばれ、副腎という臓器の機能が低下してしまう病気です。
「副腎」とは、左右の腎臓近くに位置する、わずか1g程度の小さな器官です。
副腎皮質はこの皮質の部分を指し、副腎皮質ホルモンを分泌します。
副腎は、主に下記2種類の副腎皮質ホルモンを生成しています。
アジソン病は、犬が生きていくうえで必要不可欠な、この両方のホルモンの分泌が低下することで、さまざまな病気を引き起こします。
その症状は、意気消沈、震え、下痢・嘔吐、食欲低下、多飲多尿など。
発見が遅れると、突然の呼吸困難や意識消失などを起こすことがあります。
症状が曖昧で、重篤になって病気が発見されることもある厄介な病気です。
これといった特徴のないのが特徴――。
アジソン病は、あまりにも症状が曖昧かつ一般的で、特徴を表現するのが難しい病気です。
加えて、獣医師でも診断が難しいといわれるほど、発症初期では「よくある症状」が現れます。
たとえば以下のような症状です。
これらを若年齢から中年齢まで幅広く発症。
オスよりもメスの発症率が高い傾向にあります。
副腎皮質は、ストレス耐性の役割も担います。
副腎の予備機能が残っていれば、いわば潜伏しているような状態ですので露見しません。
アジソン病の多くは、犬に多大なストレスがかかる生活環境の変化で発覚します。
たとえば、旅行に一緒に連れていく、自宅以外の宿泊、トリミング、手術などです。
副腎皮質の機能が著しく低下すると、虚脱や微熱、呼吸困難、腎不全といった急性のショック症状(アジソンクリーゼ)に陥ります。
アジソンクリーゼは、命にかかわる非常に危険な状態です。
そうならないためにも、日ごろから体調の変化を注意深く観察し、早期に発見することが大切です。
クリーゼ(ドイツ語)という単語は、英語でいうところのクライシスに相当し、「危機的な状態に陥っている」ことを意味します。
アジソンクリーゼとは、アジソン病が危機的に悪化した状態を指す医療用語です。
アジソン病にかかりやすいのは、以下の犬種(好発犬種)です。
これからお迎えを考えている方は注意が必要かもしれません。
アジソン病の原因は、主に次の2つです。
「特発性副腎皮質機能低下症」と呼ばれます。
この「特発性」が、実にアジソン病の9割を占めるのです。
副腎が萎縮・破壊し、副腎からの分泌ホルモンが低下することによって異常が起こります。
原因は主に自己免疫疾患とされています。
が、発症段階で異常を見極められない場合が多く、正確な特定に至らないことがほとんどです。
感染症や悪性腫瘍、血栓、クッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)治療の薬物性など、ほかにも原因はさまざまです。
副腎以外の器官の異常に続いて発症することから「二次性副腎皮質機能低下症」、と呼ばれます。
脳の下垂体周辺の腫瘍、感染、炎症、頭部損傷などに起因します。
これらによってホルモンの分泌が低下し、二次的に副腎皮質が萎縮。
結果的にコルチゾールの分泌障害に発展します。
ただし下垂体周辺の疾患によるアジソン病発症率は、極めて稀です。
アジソン病にかかった犬は動物病院での治療後に、飼い主の投薬によって、病気と共存していくことになります。
薬による治療はアジソン病によって不足したグルココルチロイドとミネラルコルチロイドを補う補充療法となります。
プレドニゾロンは価格が安く、動物病院でも一般的に処方されるグルコ(糖質)コルチコイドのステロイド剤です。
不足したグルココルチコイドの補充療法に使用します。0.22mg/kgを1日1回投与します。
ミネラルコルチロイドを補うフロリネフと同じ成分のお薬です。フロリネフよりも3分の1程度の価格で購入できます
1日1回、犬の体重に応じて0.1~0.4mg(1~4錠)を経口投与します。
ミネラルコルチロイドを補う注射剤です。フルドロコルチゾン(フロリネフ)を使わない場合に用いることがあります。
こちらは注射ですので動物病院で処置が必要です。また、個人輸入もできません。
アジソン病は適切な治療を行えば、共存できる病気です。
でも犬の元気が今ひとつだったり、病気にかかりがちだったり。
獣医師の指導に従い、細心の注意を払っているのに、何かおかしい……。
それはもしかすると、犬が違う病気を併発しているのかもしれません。
不安になったら、かかりつけの獣医師に迷わず相談しましょう。
その際に疑問に思っていること、不安や心配をリストアップして聞いてみることです。
担当の獣医師の説明が不明瞭だったり、答えが曖昧だったりした場合は、セカンドオピニオンを検討してください。
セカンドオピニオンとは、主治医以外の獣医師や専門家に意見を聞き、より最適な治療法を飼い主であるあなた自身が選択するものです。
人間の医療だけでなく、今はペットの分野でもセカンドオピニオンの考え方は浸透しつつあります。
ですから転院を決心したら、ためらわず主治医に伝えましょう。
他の動物病院への紹介状を書いてもらえる場合もあります。
アジソン病の確固たる予防法はありません。
ですが、犬の異常サインを見極めることは可能です。
そのポイントは
などが挙げられます。
飼い主のあなたが日ごろから犬の様子に注意し、早期発見・治療につなげることが大切です。
少しでも気になったら、かかりつけの獣医師に相談しましょう。
もちろん、動物病院での定期健診は必須です。
アジソン病にかかっても動物病院での治療を終えれば、ほとんどの場合、安定した生活を送れます。
しかしそのためには、一生を終えるまで投薬の継続と定期健診が欠かせません。
これを怠ると、犬の命にかかわります。
しばらくの間、症状が安定している時期は特に要注意です。
油断して投薬を怠ると、突発的にアジソンクリーゼを発症することもあるのです。
とにかく大事なのは、投薬を中止しないこと。
また体調の好不調を繰り返す、身体におかしい点があれば、様子見せず早急に動物病院に連れて行きましょう。
登録時のメールアドレス、パスワードを入力の上、ログインして下さい。
パスワードを忘れた
ログインに失敗しました。
メールアドレス、パスワードにお間違いがないかご確認の上、再度ログインして下さい。
パスワードを忘れた
登録した際のメールアドレスを入力し送信して下さい。
ログインに戻る
あなたへのお知らせ(メール履歴)を表示するにはログインが必要です。
全体へのお知らせは「ぽちたま薬局からのお知らせ」をご確認下さい。
パスワードを忘れた
注文履歴を表示するにはログインが必要です。
パスワードを忘れた
決済が失敗する場合があります。
まれにカード発行会社の規制により、国をまたいだクレジット決済がエラーとなる場合がございます。
クレジット決済ができない場合には、カード発行会社にご連絡いただき、クレジット決済をしたい旨をお伝えいただくことで決済が可能となる場合がございます。
【ご注意ください】
本来、医薬品のクレジット決済はカード規約で禁止されています。
医薬品である旨を伝えてトラブルになったケースもあるようですので、ご連絡される際には「海外の通販サイトを利用したいので制限を解除して欲しい」という旨だけとお伝え下さい。
請求金額が異なる場合があります。
昨今は外貨の変動幅が大きく、元から円へのエクスチェンジ時に為替差益が発生しており、1~2%前後の手数料が掛かっております。
購入金額以外に、この為替差益がお客様の負担となりクレジット会社から請求される可能性がございます。
ご負担頂いた3%分を当サイトでは、次回購入時に利用頂けるポイントとして付与しております。
こちらをご理解の上で、クレジット決済をお願い致します。
※当サイトでは、銀行振込みをオススメしております。
ご登録のメールアドレスにパスワードを記載したメールをお送りいたしました。
※メールアドレスによっては「迷惑メール」フォルダに振り分けられている可能性がございます。
お手数を掛けますが、メールフォルダのご確認をお願いいたします。
ログインに戻る