フィラリア予防薬を1ヶ月飲み忘れると、感染リスクが高まります。
しかし、気づいたタイミングによっては、適切な対応をとることでリスクを最小限に抑えられます。
このページでは、フィラリア予防薬を飲み忘れた場合のリスクと正しい対処法を解説します。
さらに、飲み忘れを防ぐ方法も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
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目次
フィラリア予防薬を飲み忘れ1ヶ月飲み忘れた場合のリスク
フィラリア予防薬を 1ヶ月飲み忘れただけでは、すぐに咳などの症状が出ることはありません。
しかし、体内に入ったフィラリア幼虫(ミクロフィラリア)は 約50〜60日で成長します。
1ヶ月飲み忘れると、最後に投薬してから約60日が経過することになり、フィラリア幼虫が血管内へ移動し始めている可能性があります。
この状態になると、フィラリア予防薬では駆除が難しくなるため、フィラリア感染のリスクが大幅に高まることに注意が必要です。
フィラリア予防薬を飲み忘れたらどうなるの?
フィラリアは蚊を媒介として、犬や猫に感染する寄生虫です。
フィラリア予防薬の飲ませ忘れがあった場合、フィラリア症に感染する可能性が高くなります。
ここからは、フィラリア予防薬の飲み忘れによる具体的なリスクについて解説します。
フィラリア症に感染するリスクが高まる
フィラリア予防薬を飲み忘れると、犬・猫ともにフィラリア症に感染するリスクが高まります。
多くの飼い主さんは、「フィラリア予防薬を飲ませることで、これからの感染を防げる」と思いがちですが、実は違います。
フィラリア予防薬は 「飲んだ後に感染を防ぐお薬」ではなく、「すでに体内にいるフィラリア幼虫を駆虫するお薬」 です。
そのため、飲み忘れた期間が長くなるほど幼虫が成長し、やがて成虫になってしまう可能性が高まります。
特に、フィラリア成虫が心臓や血管に寄生すると、血流が悪化し、命に関わる危険な状態になることもあります。
フィラリアの成長過程については、以下の図を参考にしてください。
フィラリアの成長サイクル
フィラリア成虫のメスは 1日に2,000〜3,000匹の幼虫(ミクロフィラリア)を産み続けます。
幼虫は 5つのステージ(L1〜L5)を経て成長し、最終的に成虫となります。
予防薬は L3〜L4の段階で駆除が可能ですが、L5(最終段階)になると、通常の予防薬では駆除できないため注意が必要です。
フィラリア予防薬を飲み忘れ時の対処法
「フィラリア予防薬を飲ませるのを忘れてしまった!」
そんなときは、早めの対応が大切です。
ここでは、飲み忘れたときに犬と猫で異なる対処法を解説します。
飲み忘れに気づいたらすぐに対処
フィラリア予防薬の飲み忘れに気づいたら、犬と猫で対応が異なります。
猫の場合
- 気づいたタイミングですぐに予防薬を投与
猫はフィラリアに感染しても、成虫になりにくく、寿命も短いとされています。
また、フィラリア検査が難しく、感染の有無を判別するのが困難です。
そのため、飲み忘れに気づいたら、すぐにフィラリア予防薬を投与しましょう。
犬の場合
- 動物病院で血液検査を受ける
- 検査の結果、陰性だったらフィラリア予防薬を投与
フィラリア検査で陰性(フィラリアに感染していない)なら、そのまま予防薬を投与してください。
参考
クウ動物病院 動物内視鏡医療センター|猫のフィラリア症(外部リンク)
たかつきユア動物病院(外部リンク)
- 犬にはなぜ検査が必要か
猫と異なり、犬はフィラリアが成虫になりやすく、感染時のリスクが高いため、 血液検査が必要になります。
フィラリア検査をせずに、予防薬を投与すると危険です。
もし飲み忘れた期間中に体内でフィラリアが成虫になり、ミクロフィラリア(フィラリアの赤ちゃん)を産んでいた場合、予防薬を飲ませることでミクロフィラリアが一気に駆除され、ショック症状を引き起こすことがあります。
このショック症状は最悪の場合、命に関わる危険な状態になるため、必ず事前に血液検査を行い、感染していないことを確認してから予防薬を投与しましょう。
フィラリアの検査についての詳細は、下記ページで紹介しています。
フィラリア予防薬の飲み忘れを防ぐには?
愛犬・愛猫の健康を守るためには、フィラリア予防薬の飲み忘れを防ぐことが重要です。
ここでは、飲み忘れを防ぐための5つの方法を紹介します。
飲み忘れが心配な飼い主さんは、ぜひ参考にしてください。
フィラリア予防薬を通年投与する
「蚊が発生する時期だけ予防薬を投与している」という飼い主さんも多いかもしれません。
しかし、冬の間は休薬期間ができ、翌年の予防開始を忘れてしまうリスクがあります。
- 休薬期間がなくなり、飲み忘れを防ぎやすい
- 年間を通してフィラリア感染のリスクを抑えられる
- 毎月決まった日に投与する習慣がつく
フィラリア予防薬を注射に変更
「忙しくてつい飲ませるのを忘れてしまう」
「気をつけているつもりでも、毎月の投与を忘れがち…」
そんな飼い主さんには、フィラリア予防薬を注射に変更することをおすすめします。
- 1回の注射で1年間フィラリア予防ができる
- 毎月の投与を気にしなくて済む
注射のデメリット
・副作用が強く出ることがある
・毎月投与するより費用が高い
・体重によって投与量が変わるため、成長期の犬には適さない
・動物病院での処置が必要
・フィラリア予防の注射は犬のみ対応(猫には使用不可)
「飲み忘れによるフィラリア感染のリスク」と「注射のデメリット」、どちらを重視するかを考えて、最適な予防方法を選びましょう。
カレンダーやお薬カレンダーを活用
飲み忘れを防ぐのに活用できるのが、お薬カレンダーです。
カレンダーにお薬を入れられるポケットが付いており、壁にかけられるので使いやすいです。
フィラリア予防薬を投与する日をあらかじめ何日と決めておき、その日付のポケットに薬を入れて目に留まる箇所にかけておけば、飲み忘れを防ぐことができます。
お薬カレンダーは楽天などの通販を始め、100円ショップでも手軽に購入できます。
参考サイト
楽天市場|お薬カレンダー(外部リンク)
また、普段利用しているカレンダーを利用する方法もあります。
フィラリア予防薬を投与する日を、以下のように目立たせましょう。
・赤丸で大きく囲む
・「薬を飲ませる日!」と書き込む
カレンダーは壁にかけておくなど、日ごろから目に入る所にかけておくことで、飲み忘れ防止に役立ちます。
ちなみに、筆者の家もカレンダーに大きく「フィラリア薬飲ませる!」と書くことで、飲み忘れを防いでいます。
なお、壁にかけられるポケット付きのお薬カレンダーには注意点があります。
愛犬・愛猫の届く位置にお薬カレンダーがあると、ポケットを嚙みちぎってフィラリア予防薬を食べてしまうことがあります。
フィラリア予防薬の投与日ではない時に食べるのを防ぐため、お薬カレンダーは愛犬・愛猫の届かない高さにかけてください。
お薬リマインダーアプリを利用
お薬飲み忘れ防止用のリマインダーアプリを利用するのも、飲み忘れを防ぐのに役立ちます。
・飲み忘れ防止のアラームが鳴る
・しつこく通知がくる
など飲み忘れを防ぐための機能がついているので、活用できますよ。
アプリもたくさんあるので、自分にあったアプリを探して役立ててください。
アプリはGoogle PlayやApp Storeでダウンロードできます。
参考サイト
Androidの方はコチラ⇒ Googleplay|お薬リマインダー(外部リンク)
iPhoneの方はコチラ⇒ appstore|お薬リマインダー(外部リンク)
パッケージに日付を書く
フィラリア予防薬のパッケージに、投与する日付を書き込みましょう。
予防薬はパッケージに入れて保管しておくのがよいため、中身ではなくパッケージ本体に書き込んでおくことをおすすめします。
なお、日付を書き込んでも見えないところに収めると忘れてしまいます。
フィラリア予防薬は毎月使用するものなので、日付を書いて目に見える箇所に置いておくことで、飲み忘れを防げます。
フィラリア予防薬の飲み忘れに関するQ&A
フィラリア予防薬の飲み忘れに関して、よくある質問を紹介します。
フィラリア予防薬を2週間以上飲み忘れました。今から投与しても大丈夫?
高層階の室内飼いですが、予防薬を飲み忘れました。大丈夫ですか?
毎年、蚊のシーズン初めに予防薬を忘れてしまいます。どうしたらいい?
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フィラリア予防薬飲み忘れまとめ
・飲み忘れるとフィラリア症のリスクが高まる
・猫:気づいた時点で予防薬を投与
・犬:血液検査で陰性を確認後、予防薬を投与
- 通年投与で習慣化
- 予防薬を注射タイプに変更
- カレンダーやお薬カレンダーを活用
- リマインダーアプリを利用
- パッケージに投与日を書いておく
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このブログではペットのご飯を中心にペットの健康について考えたいと思います。