レボリューションプラスは犬に使えない？代わりに使えるお薬

最終更新日: 2024.06.24

犬用のレボリューションプラスは、国内と海外どちらでも製造されていません。
現在、製造されているレボリューションプラスは猫用のみです。
多頭飼育している猫用が余っているからと、犬にレボリューションプラスを投与してはいけません。

この記事では、犬に使えるフィラリア予防とノミ・マダニを同時に駆除できお薬を紹介します。

レボリューションプラスを犬に使っても良い？

フィラリア予防や、ノミ・マダニ駆除ができるレボリューションプラスは、犬に使用できません。
その理由は、有効成分セラメクチンの濃度が異なるためです。

セラメクチンの成分濃度には6％と12％の2種類あり、猫用にはセラメクチンが6%含まれているのに対し、犬用には12%含まれています。
そのため、猫用のレボリューションプラスを犬に使用すると、適切な効果が得られません。

セラメクチン12％を含むレボリューションプラスは存在していないため、同じような成分を含むお薬を選んで対策する必要があります。

有効成分セラメクチンを含む犬用のお薬には、レボリューションがあります。

一方、猫用のレボリューションプラスはセラメクチンとサロラネルのふたつ、有効成分を含みます。
有効成分が異なるお薬は、効果の範囲に差があります。

レボリューションには、マダニや回虫、駆虫への駆除効果がないため注意しましょう。

レボリューション犬用とレボリューションプラス猫用の比較
効果	レボリューション犬用	レボリューションプラス猫用
フィラリラ予防	○	○
ノミ	○	○
ミミヒゼンダニ	○	○
マダニ	×	○
回虫	×	○
鉤虫	×	○

レボリューションとレボリューションプラスの違いについて、こちらの記事で詳しく説明しています。

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犬に使用できるスポット剤には、上記で紹介したお薬以外にもフロントラインプラスがあります。
有効成分はフィプロニルとS-メトプレンで、ノミやマダニの駆除はできますが、フィラリアは予防できない点には注意が必要です。

また、フロントラインプラスはAmazonや楽天市場などでも購入できます。
ぽちたま薬局では、フロントラインプラスのジェネリック医薬品も取り扱っているため、安価での購入が可能です。

犬用のフィラリア予防、ノミ・マダニを対策できる主なお薬には、以下の商品があります。

・ネクスガードスペクトラ
・クレデリオプラス
・シンパリカトリオ

猫用のお薬はスポット剤が主流ですが、犬用はフレーバー付きの食べるタイプが人気です。

ここからは、フィラリア予防、ノミ・マダニを対策できる犬用のお薬について、それぞれの特徴を紹介していきます。

ネクスガードスペクトラは、多くの寄生虫を対策できる、嗜好性の高いお薬です。

報告されている副作用のほとんどが一過性ですが、まれな症状として運動失調やけいれん、振戦などもあります。
万が一、気になる症状がある場合は、動物病院を受診してください。

クレデリオプラスは、多くの寄生虫を駆除できる、フレーバー付きの錠剤です。
錠剤を細かく砕いて、チーズやささみ、投薬用のおやつなどに混ぜて与えることもできます。

ビーフフレーバーですが、豚肝臓由来の成分を含むため、豚肉アレルギーのある犬には使用できない点に注意しましょう。