初めて犬を飼う人に読んでほしい後悔しない心構え・準備・飼い方完全ガイド

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【初めて犬を飼う人へ】後悔しない心構え・準備・飼い方完全ガイド

一緒にいるだけで癒しをくれる「犬」。

いまや人間の子どもよりもペットの方が多い日本では、「犬を飼うのが夢!」という方もまだまだ多いようです。

しかし、犬はかわいいだけでは飼うことはできません

お世話をする時間やお金の負担は、切っても切れない問題です。

今回は、犬を飼う前に確認しておきたい心構えや費用の問題、犬を飼うとできなくなることなど、マイナス面も含めて紹介します。

経験者の体験談もお伝えするので、犬との生活をリアルにイメージするきっかけにしてください。

犬を迎える前に確認すべき6つのポイント

犬を迎える前に確認すべき6つのポイント

犬を飼おうと思ったら、まずは以下の項目をクリアしているか確認してみましょう。

犬を迎える前に確認すべき6つのポイント

  1. ペット飼育可の住居か
  2. アレルギーの家族がいないか
  3. 世話の時間があるか
  4. 経済的に余裕があるか
  5. 預けられる人がいるか
  6. 医療ケアや介護をする覚悟はあるか

いずれは1つでも欠けると、最悪の場合、犬を手放さなくてはならなくなる可能性があります。

犬を飼うのはメリットだけでなく、こうしたさまざまな負担を抱えることになるのも事実です。

ご自身がきちんと対応できそうか、改めて考えてみましょう。

犬の平均寿命は14.62歳

ペット医療が進んだ現代では、犬の平均寿命は約14.62歳と長生きになっています。

今は大丈夫だとしても、10年後もお世話を続けられるか考えてみましょう

経済的な負担に加え、お世話にかける時間や病気の治療、年老いたら介護が必要になるケースもあります。

とくに、最期を看取るストレスは相当大きく、ペットロスになる方も少なくありません。

参考
全国犬猫飼育実態調査|ペットフード協会(外部リンク)

犬を飼えなくなるケース

あまり考えたくはありませんが、犬を手放さざるを得なくなるケースも存在します。

たとえば、以下のようなシチュエーションです。

犬を飼えなくなるケース

  1. 引っ越しで飼えなくなった
  2. ペット禁止の住宅で見つかった
  3. 近所から苦情がきた
  4. 子どもが産まれて世話できない
  5. 子どもにアレルギーが出た
  6. ペットの介護が負担になった
  7. 飼い主が病気になって世話できなくなった
  8. 飼い主が亡くなった

時間が経つにつれて、生活環境が変わることはいくらでもあり得ます。

できるだけ愛犬を手放さないで済むよう、このようなシチュエーションに陥らないか、陥っても預けられる人がいるか、預け先を責任もって探せるかなど、前もって検討しておくことが重要です。

犬を飼うのに向いている人

ここまで紹介したチェック項目をクリアしていることが前提になりますが、犬を飼うのに向いているのは、責任感が強い人や飽き性ではない人が挙げられます。

また、ときには自分よりペットを優先できることも大切です。

引っ越しや転勤がない、家族が増える予定がないなど、しばらく生活環境を大きく変える予定がないという人も、犬を飼うのによいタイミングといえるでしょう。

犬を飼う費用

犬を飼うにあたって、最も気になるのが「費用」ではないでしょうか。

迎えるときの初期費用や日常的なランニングコスト、生涯経費は、おおまかには以下のとおりです。

  • 初期経費:10~40万円
  • 1ヶ月経費:2万円(フード・おやつ5千円、医療費4千円など)
  • 生涯にかかる総経費:245万円

初期費用はおもに生体に対する費用で、ペットショップで購入する場合(10~30万円)と、譲渡を受ける場合(0~10万円)とでは大きく異なります。

ランニングコストをみると、1ヶ月で約2万円、1年だと約20万円となり、平均寿命まで生きると約245万かかる計算になります。

このほかにも、病気の治療費や手術代、介護費用など、愛犬の体調によってかかるお金もかなり変わってきます。

詳しくはこちらのコラムで解説しています。

参考
全国犬猫飼育実態調査|ペットフード協会(外部リンク)

犬を飼うとできなくなること

犬を飼った場合、お金だけでなく時間もたくさん費やすことになります。

犬を飼うとできなくなることは、少なくありません。

犬を飼うとできなくなること

  1. 飲みに行けなくなる
  2. 気軽に旅行できなくなる
  3. 趣味を楽しむ時間が減る
  4. 掃除がさぼれなくなる
  5. インテリアにこだわれなくなる
  6. 電気代や出費が増えて使えるお金が減る

とにかく、趣味や遊びに費やす時間が減ってしまうのは、避けようがありません。

ぽちたまスタッフの経験談(30代女性)
仕事終わりに全然出かけられなくなりました。犬を飼ってから10年ほど、そんな生活です。飲み会のときは夫と事前に調整しなければいけません」

犬を飼うと、遊びや旅行に行くときは、まず初めに犬をどうするか考えなければならなくなります。

このほか、人間がいなくてもエアコンを付けたままにしなければならないため、とくに夏場は電気代が高額になることも覚えておきましょう。

世帯ごとにみる犬を飼うときの注意点

おうちの状況によって、気をつけるべきポイントは少しずつ異なります。

ここでは、一人暮らしの方、共働きの方など、世帯ごとに注意点をみていきます。

一人暮らしで犬を飼う場合

単身世帯では、まずケージを置く飼育スペースが確保できるか確認しましょう。

床に物を置きっぱなしにできないので、片づけも必須になります。

また、留守番を減らす工夫も必要です。

急な出張でも対応できるように、お世話をお願いできる人やペットホテルを見つけておきましょう。

共働きで犬を飼う場合

DINKS世帯では、フットワーク軽く旅行や遊びに行けなくなる覚悟が必要です。

ペットホテルが大きなストレスになる犬は多いので、旅行好きのご夫婦は慎重に検討する必要があるかもしれません。

また、留守番を減らせるよう、夫婦で協力してどちらか早く帰れるよう調整しましょう。

子どもがいる家庭で犬を飼う場合

お子さんがいるご家庭では、お子さんに動物アレルギーがないか確認しておくと安心です。

また、お子さんが犬を叩いたり、逆に犬がお子さんを噛んだりしないよう、親御さんが注視しておくことも重要です。

高齢で犬を飼う場合

犬を飼うのに法令による年齢制限はありませんが、保護団体の中には譲渡する場合に60歳未満の制限をかけている団体もあります。

これは飼い主の病気や死亡により犬が再び保護犬になってしまうことを防ぐためで、60歳を超える場合には、継承人の設定を条件とするケースも少なくありません。

もし高齢の方が飼うときは、成犬~老犬の小型犬が飼いやすいと思われます。

長時間の留守番をさせて大丈夫?

長時間の留守番をさせて大丈夫?

日中おうちを空けることが多いご家庭では、犬の留守番は大きな関心事といえます。

留守番をさせる場合、一般的に、成犬で6~8時間、トレーニングを受けた犬で8~12時間が限界とされています。

ぽちたまスタッフの経験談(30代女性)
「うちは日中ほとんど寝て過ごすので、意外と留守番のストレスは少ないようです。出かけるときに犬の大好物のおやつをあげると、喜んで留守番タイムに入ってくれるので、安心して出かけられます。」

いきなり1匹で留守番させるのは避けたいですが、少しずつトレーニングすれば長時間の留守番も不可能ではありません

詳しいトレーニング方法は、こちらのコラムを参考にしてください。

初心者に向いている犬種

初めて犬を迎える方は、お世話がしやすい小型犬が向いています

人気のある犬種をみると、トップ5はいずれも小型犬、あるいは初心者が飼いやすい犬種となっています。

それぞれの特徴をまとめたので、ご自身に合った犬種を検討してみてください。

犬種 運動量 抜け毛 しつけ 声量 性格
トイプードル ふつう ◎少なめ 〇忠誠心が高い 〇ふつう 人懐こい
柴犬 多い △多い ◎飼い主に忠実 △大きい 警戒心が強い
チワワ ふつう ◎少なめ 〇賢い 〇ふつう 活発で勇敢
M・ダックス ふつう 〇ふつう 〇賢い △大きい 友好的で落ちついている
ポメラニアン ふつう △多い ◎学習能力高い 〇ふつう 気さくで明るい

なお、これらの情報はおおまかな傾向であり、個体差がありますので注意してください。

参考
一般社団法人ジャパンケネルクラブ(外部リンク)

愛犬と出会える場所

ペットフード協会の調査をみると、ペットショップで愛犬と出会った方が全体の6割を超えています。

ペットショップ 63%
ブリーダー 17%
里親募集 6%
シェルター 3.4%

保護団体などから譲り受ける場合は初期費用を抑えられますが、「留守番が多いとNG」「子どもがいる家庭はNG」のように、厳しい条件が設けられていることが多いです。

また、トライアルとして1~2週間ほど実際に自宅で飼ってみて、問題なければ正式譲渡となるなど、段階を踏んでの譲渡となります。

ペットショップはこうした条件やトライアルは不要ですが、初期費用は高額になります。

参考
全国犬猫飼育実態調査|ペットフード協会(外部リンク)

犬を迎えるときに必要なもの

いざ犬を迎えることになったら、犬が快適に過ごせる環境を整えましょう。

初日にそろえておきたいアイテム

  1. トイレトレー、トイレシート
  2. ドッグフード
  3. 犬専用の食器
  4. 給水機または水入れ
  5. サークルまたはケージ
  6. 犬用ベッド
  7. 避難時に使えるクレート

犬が安心できる居場所を確保するためにも、サークル周りの環境は整えておくのがおすすめです

また、地震などの災害はいつやってくるかわからないため、避難用のグッズも早めに準備しましょう。

一方で、散歩用のキャリーバッグやおもちゃ、おやつなどは、後から購入しても支障ありません。

こうしたアイテムのほかにも、愛犬の安全を守るために、以下のように室内環境を整えることも大切です。

・誤飲を防ぐため、床にものを置かない
・電源コード、リチウムイオン電池など噛んで危ないものは隠す

お迎え初日にやること

お迎え初日にやること

いよいよ愛犬を自宅に迎える日。

かわいくて構いすぎてしまいがちですが、まずは愛犬が安心できるように配慮しましょう

構いすぎないよう注意しつつ、愛犬の体調の変化を注視してください。

とくに見ておきたいポイントは、以下の4つです。

①安心させる

サークルやケージを設置して、愛犬のテリトリーをつくってあげます。
「ここは安全な場所だ」と理解させ、安心させましょう。

②ごはんをあげる

ごはんは基本的に、今まで食べていたフードを与えます。
ペットショップやブリーダーさんにフードを確認して、用意しておきましょう。
与える量はフードメーカーが推奨する量を参考にし、子犬ならふやかすと食べやすくなります。

③排泄させる

新しい環境になると、犬は排泄しなくなることがあるため注意が必要です。
トイレトレーの中でできたかどうかは、二の次で問題ありません。
まずは問題なく排泄できるようになることを目標にしましょう。

④夜泣きに注意

環境が変わると、不安で夜通し泣いてしまう犬も珍しくありません。
初めのうちはあまりしつけを気にしすぎず、ケージの横で家族が寝るなど、柔軟に対応してあげましょう。

犬を迎えてからよくあるトラブル

犬を迎えてからよくあるトラブル

自宅に迎えたあと、愛犬によくみられる体調不良などのトラブルを紹介します。

いざというときに慌てないためにも、事前に確認しておきましょう。

ごはんを食べない

環境の変化により、ごはんを食べなくなるのはよくあることです。

元気な様子ならあまり心配せず、ふやかしてフードの匂いを強めたり、少量のおやつをトッピングしたりして工夫してみましょう。

ただし、子犬の場合はすぐに低血糖を起こし、ブルブルと小刻みに震えることがあります。

また、食べないと黄色や白の胃液を吐くこともあります。

あまりに食べない場合は、獣医師さんに相談しましょう。

下痢・嘔吐・せき

お迎えしたあとは、下痢や嘔吐など、消化器症状を起こすことがよくあります。

また、ケンネルコフという犬の風邪に感染している場合は、「カハッ」というせきをすることもあります。

ペットショップやシェルターのように、多くの犬がいる環境で生活していた場合は、感染症にかかっていることも珍しくありません。

早めに治療するため、まずは病院に連れていきましょう。

トイレを覚えない

初めの1~2ヶ月、長いと半年~1年は、トイレは覚えられないものと覚悟しておきましょう。

成功と失敗を繰り返して少しづつ覚えていくので、一喜一憂せず、根気強くがんばってください。

とくにラグやクッション、ベッドといった布製品に粗相することが多いので、しばらくは部屋から布製品を取り払うなどの対処が必要になることもあります。

ぽちたまスタッフの経験談(30代女性)
「半年くらいトイレを失敗しがちだったのですが、上手にできたら好物のおやつを与えて練習したところ、あっさり覚えてくれました。ただ褒めるだけではダメで、やはりおやつの力が必要だなと感じました。」

犬を迎えたあとの年間スケジュール

犬を飼うと、どのようなスケジュールになるのでしょうか。

3ヶ月の子犬を1月に迎えた場合、最初の1年間は以下のようなスケジュールで進んでいきます。

犬を迎えたあとの年間スケジュール

このスケジュールはあくまで目安で、愛犬の年齢や体調によって変わることに注意してください。

それでは、それぞれの必要性について、1つずつ詳しく説明します。

マイクロチップの変更登録

犬を迎えて最初におこなうのが、この「マイクロチップの変更登録」です。

2022年の法改正によりマイクロチップの装着が義務化されたため、ペットショップで購入した犬には必ずマイクロチップが装着されており、すでに情報が登録されています。

そのため、犬を迎え入れたら、まずこの情報の変更登録が必要になります。

手続きは、環境省の「犬と猫のマイクロチップ情報登録」からおこなえます。

ちなみに、以前は役所に出向いて蓄犬登録をする必要がありましたが、法改正後はマイクロチップの変更登録をすれば蓄犬登録もおこなったとみなされるようになり、役所に出向く必要がなくなりました。

参考
犬と猫へのマイクロチップ装着に関する新制度が始まりました|世田谷区(外部リンク)

狂犬病・混合ワクチン予防注射

狂犬病予防注射は法律で義務付けられているため、必ず打たなければいけません

注射は毎年4月~6月に1回打ちます。

注射が済んだら、動物病院が発行する「狂犬病予防注射済証」を役所に提示して、「狂犬病予防注射済票」を受け取ります。

同一区内・市内の動物病院なら、この交付手続きを代行してくれることも多いです。

一方の混合ワクチンは、法的義務はなく任意接種になりますが、国内で発生している伝染病を防ぐものであるため強く推奨されます

混合ワクチンには、3種・6種・8種のように、予防できる感染症の数によっていくつか種類があります。

都内の室内飼いなら3種、自然が多い地域に住んでる子なら8種の方が安心など、獣医さんと相談しながら決めましょう。

かかりつけの病院は近所で探す

何かあったらすぐ受診できるように、できるだけ近所の動物病院にかかるのがおすすめです。

インターネットや周りの飼い主さんの口コミを参考にしながら、実際に行って相談がしやすい信頼できる先生かどうか確認します。

ペットショップ提携の病院もあるので、どうしても迷う場合は参考にしましょう。

ワクチン完了したらお散歩デビュー

子犬の場合、生後16週以降までに3回接種をおこないます。

3回目のワクチンが終わって抗体ができたら、2週間後以降に散歩が可能になります。

できるだけ早い段階でいろいろな景色や音に触れたり、ほかの犬と交流させたりすると、社会性が身につきやすくなります。

ちなみに、ドッグランやペット同伴可能なホテルでは、狂犬病と混合ワクチンの証明書がないと利用できないことが多いです。

そのため、ペットとお出かけしたい場合は、予防注射は必ず受けさせましょう。

健康診断

法的義務はありませんが、未然に病気を防ぐためにも健康診断は積極的に受けましょう。

犬は1年で4歳ほど年をとるため、健康リスクがどんどん上がっていきます。

1歳になったら1年に1回、シニア期(小型・中型犬は5歳、大型犬は7歳以降)になったら年に2回の健康診断が理想です。

費用は検査項目の数にもよりますが、15,000円ほどが中央値となっています。

参考
全国犬猫飼育実態調査|ペットフード協会(外部リンク)

ノミ・ダニ、フィラリア予防

ノミ・ダニ、フィラリア予防

ノミ・ダニや蚊が活発になる春から秋にかけて、お薬を使って予防をおこないます。

テレビCMでもよく流れているので、知っている人も多いかもしれません。

従来は「ノミ・ダニ駆除薬」と「フィラリア予防薬」をそれぞれ投与するのが一般的でしたが、最近では1つのお薬で同時に対策できるオールインワンタイプのお薬も増えてきました

こうしたオールインワンタイプのお薬として、次のような商品があります。

商品名 ネクスガードスペクトラ クレデリオプラス シンパリカトリオ
パッケージ ネクスガードスペクトラ クレデリオプラス シンパリカトリオ
投与タイプ チュアブルタイプ チュアブルタイプ チュアブルタイプ
投与回数 毎月1回 毎月1回 毎月1回
有効成分 アフォキソラネル
ミルベマイシンオキシム
ロチラネル
ミルベマイシンオキシム
サロラネル
モキシデクチン
ピランテル
効果 ノミ・マダニ・フィラリア・内部寄生虫 ノミ・マダニ・フィラリア・内部寄生虫 ノミ・マダニ・フィラリア・内部寄生虫
商品詳細 通販ページへ 通販ページへ 通販ページへ

さまざまな種類があるので、獣医師さんと相談しながら愛犬に合ったお薬を選びましょう。

フィラリアは予防できる病気です

フィラリアは心臓や肺動脈に寄生し、体にさまざまな弊害をもたらします。

心臓がダメージを受けると、息切れや咳、心臓病の発症につながり、肺水腫なども引き起こすことになります。

さらにフィラリアが心臓に移動して大静脈症候群を起こすと、突然死してしまう危険もあります。

最悪の場合、命にかかわる病気ですが、毎月のフィラリア予防薬を投与することで確実に防ぐことができます

フィラリア予防薬の「ネクスガードスペクトラ」は、フィラリアだけでなくノミやマダニ、腸内寄生虫も駆除するオールインワンタイプ。お薬の投与が一度で済みます。

ぽちたま薬局では病院処方と同じフィラリア予防薬を通販で購入できます。

避妊・去勢手術

メスなら生後6~8ヵ月、オスは早ければ生後2ヵ月頃から手術を検討します。

ペットフード協会の調査では、飼育犬の半数以上が避妊・去勢手術を受けているというデータもあります。

避妊・去勢をする大きなメリットは、乳腺や子宮、精巣に関連する病気のリスクを減らせることです。

もちろん全身麻酔を伴う手術になるなど、デメリットもあります。

メリット・デメリットを把握したうえで、獣医師さんと相談して決定しましょう。

メリット
  • 望まない妊娠を防げる
  • マウンティング行為が減らせる
  • 生理出血がなくなる
  • 精巣がんの発症リスクを減らせる
  • 乳がんのリスクが減る
  • 子宮卵巣の病気リスクがなくなる
デメリット
  • 繁殖能力がなくなる
  • 太りやすくなる
  • 全身麻酔のリスクがある
  • 失禁しやすくなることがある

参考
全国犬猫飼育実態調査|ペットフード協会(外部リンク)

犬を飼っている人のリアルな1日

さいごに、犬を飼うと実際どんな生活が待っているのかみてみましょう。

ぽちたまスタッフの愛犬家2人に、平日のお世話の様子を聞きました。

犬を飼っている人のリアルな1日

日中は出勤していることが多いスタッフ2人ですが、家にいる間はごはんの用意やお散歩など、かいがいしくお世話をする毎日。

そんな中でも自分の時間は確保できているとのことで、スマホをいじっている飼い主の横で愛犬がまったりくつろぐ…といった風景も少なくないようです

ぶっちゃけ「飼うんじゃなかった」と後悔したことは?

長年犬を飼っている愛犬家でも、犬を飼って後悔することはあるのでしょうか?

先述のスタッフに聞いてみました。

ぽちたまスタッフの経験談(30代男性)
「犬が体調を崩して1週間くらい嘔吐と下痢が続いたことがあります。
毎日病院に通って点滴、夜は2~3時間おきに嘔吐物を処理していたときは、満足に寝ることもできず本当につらかった…。でも元気になってきたときは、本当に安心しました!」

ぽちたまスタッフの経験談(30代女性)
「後悔したことは、正直あります。
疲れ果てて「やっと寝られる!」というときに、ベッドに思いっきりおしっこされたときは本気で泣きました…。でもやはりかわいいので、次の瞬間には許してしまいます。」

犬も体調を崩しますし、トイレに慣れないうちは頻繁に粗相もします。

ときには噛もうとしたり、夜中にずっと吠えたりすることもあるかもしれません。

そうなると飼い主さんはつらくなったり、予定が狂ったりすることも多々あるでしょう。

しかし、スタッフ2人が口をそろえて言うのは、「大切な家族だから乗り切れる」ということ。

どんな大変なことが起きても、ずっと一緒に寄り添いたいという気持ちが大切なのかもしれません。

犬を飼うときは受け入れ体制をしっかり整えよう

一番に考えることは犬の幸せです。

犬は飼い主さんのことが大好き。犬と人間にとってよい環境を整え、一緒に楽しく生活していけるのが理想ですね。

この記事では、犬の飼育にかかる費用や医療費、お世話にかかる時間などを紹介しましたが、暮らしていくうちに他にもやるべきことが見えてくるでしょう。

とくに医療費やお薬代は、飼い主さんの悩みのタネになりやすい問題です。

ぽちたま薬局では、犬に必須なフィラリア予防薬をはじめ、犬猫のお薬の個人輸入代行をおこなっています

気になる方はチェックしてみてください。

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