2022年の6月1日からペットのマイクロチップが義務化となりました。
ペットの体に埋め込んだマイクロチップを、リーダーで読み取り、個体番号を認識できるようにすることが目的です。
これは、ペットが地震などの災害、盗難、何かしらのアクシデントで迷子になってしまった際に、飼い主の情報と照らし合わせることで、保護することの一助となります。
目次
ペットのマイクロチップ義務化に伴うQ&A
ペットのマイクロチップ義務化でよくある質問・疑問をまとめてみました。
痛みや副作用、装着することでの健康面への影響など、まだまだ不明点が多いマイクロチップ義務化に関して徹底的に調べましたので、装着前にぜひ一読ください。
装着の有無について
Q1:すでに飼っているペットはどうなるの?
A1
すでに飼っているペットの場合、マイクロチップの装着は努力義務となります。
しかし、ペットが迷子になったり、災害時などにマイクロチップを装着していると、飼い主の元に戻る可能性が高まります。
Q2:知人や保護団体から譲渡されたペットはどうなるの?
A2
マイクロチップを装着していないペットを譲り受けた場合、マイクロチップの装着は努力義務となります。
手続きについては、Q5をご参照ください。
装着について
Q3:何歳から入れられるの?
A3
品種によりますが、犬は生後2週齢、猫は生後4週齢頃から装着できるとされています。
Q4:料金はどれくらい?
A4
登録・変更登録1回につきオンライン申請では300円、紙申請では1,000円です。
また、装着費用が1万円ほどかかります。
登録証明書を再交付する場合の手数料は、オンライン申請では200円、紙申請では700円かかります。
なお、市町村によっては装着費用の補助が出ることもあります。
参照元:名古屋市:犬・猫のマイクロチップ装着費用の補助について(暮らしの情報)
Q5:どういう手続きが必要?
A5
①すでにマイクロチップを装着したペットを購入・または譲り受けた場合
30日以内に指定登録機関に変更登録が必要です。
変更登録には、前の飼い主やペットショップから一緒に譲渡される登録証明書と手数料が必要です。
②マイクロチップを装着していないペットを迎え入れた場合
マイクロチップの装着は努力義務となります。
獣医師の元装着を行い、装着後30日以内に指定登録機関に登録申請が必要です。
登録申請時に獣医師が発行したマイクロチップ装着証明書と手数料が必要になります。
指定登録機関は、公益社団法人日本獣医師会です。
日本獣医師会にオンライン又は郵送にて申請します。
現在、公益社団法人日本獣医師会が準備を進めており、6月1日に登録サイトが開設予定です。
Q6:ペットのマイクロチップの大きさは?
A6
直径2㎜、長さ12㎜の円筒状で、最近のものは直径1.4㎜m長さ8.2㎜と、さらに小さなものが主流となりつつあります。
Q7:ペットのマイクロチップはどこでもらえるの?
A7
動物病院などで獣医師が皮下に注射器を使って埋め込みます。
マイクロチップ装着証明書が発行されるので、飼い主の情報をデータベースに登録する必要があります。
Q8:ペットに痛みはあるか?
A8
ペットのマイクロチップの装着に使われるのは注射器型の「インジェクター」と呼ばれる道具で、首の後ろ当たりに埋め込みます。
一瞬なので、痛みの度合いとしては注射と同じと考えて良いのではないでしょうか。
中には不妊手術時の麻酔が効いている状態で装着する方や、局所麻酔を使用する方もいるようです。
Q9:入れることでペットの体調に異変はないか?
A9
装着後の副作用の報告はほとんどされていませんが、英国小動物獣医師会によれば、370匹以上のうち2例ほど腫瘍が認められたようです。
子犬、子猫など体の小さい個体に対して装着する場合は、神経を傷つけてしまうケースもみられるとのこと。
また、まれではありますが、マッサージのしすぎや、装着部位付近の掻きすぎにより、体内でマイクロチップが移動してしまうこともあるそうです。
海外のケースですが、足の付け根付近まで移動してしまうことで歩行時の違和感、炎症などが引き起こされた症例が報告されています。
以上のことから、健康被害の可能性は0ではないということを念頭に置いた上で良く考えた方が良いのではないでしょうか。
こんな時は
Q10:ペットが亡くなった場合はどうするの?
A10
指定登録機関に死亡の届出をする必要があります。
オンライン、または紙による届け出が可能で、こちらの手続きは手数料はかかりません。
参照元:環境省 – 犬と猫のマイクロチップ情報登録に関するQ&A
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