猫がフィラリアに感染する確率

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猫がフィラリアに感染する確率は?感染した場合の症状や感染を防ぐ方法について

愛猫のフィラリア予防をしていますか?
フィラリアは犬だけではなく、猫にも感染する怖い病気です。

猫のフィラリア予防率は犬と比べて非常に低いため、猫のフィラリアについて理解することが大切です。
本記事では、猫がフィラリア症に感染する確率や感染した場合の症状、感染を防ぐ対策について解説します。

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猫もフィラリアに感染する

猫もフィラリアに感染する

フィラリアと聞くと犬が感染するイメージが強いですが、猫も感染します。
猫のフィラリア症は、フィラリアという寄生虫が蚊を経由して体内に入り感染します。

ゾエティス・ジャパン株式会社が行った「猫のフィラリア症に関する意識調査」では、犬のフィラリア症予防率は91%ですが、猫の予防率は15%と低い結果になっています。

猫がフィラリア症に感染しても、検査での診断が難しく発見が遅れる場合が多いです。
また、症状が出た時には重症化している恐れがあり、命に関わることもあります。

参考
猫における犬糸状虫感染症の1例(外部リンク)

猫がフィラリアに感染する確率

猫がフィラリアに感染する確率

猫がフィラリアに感染する確率は犬の5~20%であり、10頭のうち1頭はフィラリアに感染していると報告されています。

犬と比べて感染確率は低いですが、猫のフィラリア感染は年々増加しているため、注意が必要です。

また、犬から猫へ感染する可能性がある病気のため、犬のフィラリア感染率が高い地域では、猫の感染率も高い傾向にあります。

日本国内では、北海道から沖縄までフィラリア症の感染報告があり、どこの地域に住んでいても感染リスクがあることを知っておきましょう。

室内飼いの猫でも感染する

猫のフィラリア予防が低い原因のひとつとして、「室内飼いだから感染しない」と思っている飼い主さんが多いことが挙げられます。

フィラリア症に感染した猫の約4割は室内飼いだったことが報告されており、室内飼いの猫も例外なく感染する可能性があります。

蚊は小さな隙間から簡単に室内に入ることができるため、室内飼いであっても感染確率は0になりません。
室内飼いだからと安易に考えず、愛猫のためにも予防をしっかりとすることが大切です。

猫のフィラリア感染率は低い?

フィラリア予防をしていない猫は、10頭に1頭がフィラリアに感染していると報告されています。

犬の感染率と比べると低いですが、猫の感染率は年々増加傾向にあり、感染しない訳ではないため注意しましょう。

また、感染率が低いことから猫のフィラリア症に対しての認知度も低く、多くの飼い主さんが予防をしていない状況です。

猫がフィラリアに感染した時に起こる症状

猫がフィラリアに感染した場合、以下のような症状が現れます。

  • 体重減少
  • 食欲不振
  • 呼吸困難
  • 嘔吐

猫のフィラリア症は「肺の病気」と呼ばれており、呼吸困難や咳など呼吸器系の症状が多く見られます。

猫はフィラリアに感染していても約3割は無症状であったり、症状が乏しかったりするため、発見が遅れて症状が悪化することが多いです。
最悪の場合、突然死する可能性もあるため注意が必要です。

猫がフィラリアに感染すると突然死のリスクも!

猫がフィラリアに感染すると、突然死のリスクが高まります。

猫には免疫作用があり、体内に入ったフィラリアの幼虫を死滅させることができますが、フィラリア幼虫の死骸が急性の炎症や血栓を発生させます。

そのため、無症状であっても突然死を引き起こす可能性が高いのです。
他にも、呼吸困難や咳など呼吸器系の強い症状が、突然死に繋がる恐れがあります。

猫のフィラリア症は、突然死を招く危険な病気であるため注意しましょう。

猫がフィラリアに感染すると治療は困難

猫のフィラリア症は、犬と異なり治療方法が確立されていません。
治療方法は咳や呼吸困難、嘔吐など出ている症状に対しての対処療法が中心です。

そのため、症状が現れてからは治療が難しい場合があり、感染後の治療は困難であると言えます。

また、肺や心臓の血管にダメージを受けている場合、完治は難しく症状を緩和するための投薬を続ける必要があります。
投薬を中止すると症状を繰り返す可能性が高く、生涯にわたって投薬が必要です。

猫のフィラリアは検査しても見つかりにくい

猫のフィラリアは検査しても見つかりにくい

猫はフィラリアが寄生しにくく、感染している場合でも少数の寄生が多いです。
そのため、抗原検査やミクロフィラリア検査を行ってもフィラリアが見つからず、特定するのが難しいです。

咳などの症状が出ていてもアレルギー性気管支炎や喘息と診断されることが多く、フィラリア感染に気づかないまま悪化します。
犬と比べて猫はフィラリアの診断が難しいため、感染させないための予防が大切です。

猫のフィラリア感染を防ぐ方法

猫のフィラリア感染を防ぐ方法

猫のフィラリアは検査でも見つけにくく、治療も難しいため予防が一番の方法です。
愛猫のフィラリア感染を防ぐためには、フィラリア予防薬を使用して予防することをおすすめします。

フィラリア予防薬は、蚊の活動期間である5~12月まで毎月1回の投薬が必要です。
正しく投薬することで、フィラリア感染を100%予防できます。

毎月の投薬をしっかりと行い、フィラリアから愛猫を守りましょう。

猫のフィラリア予防薬

猫のフィラリア予防薬は滴下タイプと錠剤タイプの2種類があり、愛猫に合った予防薬を使用することが大切です。

ここでは滴下タイプト錠剤タイプについて詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

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滴下タイプのフィラリア予防薬

滴下タイプのフィラリア予防薬レボスポット

滴下タイプのフィラリア予防薬は、スポットタイプとも呼ばれており背中に直接垂らすお薬です。

飲み薬が苦手な猫の場合は、滴下タイプの予防薬がストレスを与えずに投薬できるためおすすめです。

また、レボスポットは寄生虫駆除薬レボリューションのジェネリック医薬品のため、費用を抑えて予防をしたい方にもおすすめです。

ぽちたま薬局ではレボスポットをはじめ、滴下タイプのフィラリア予防薬を多数取り扱っています。

>>レボスポットの詳細はこちら

錠剤タイプのフィラリア予防薬

錠剤タイプのフィラリア予防薬ミルプラゾン

猫は水に濡れることを嫌がる子が多いため、滴下タイプの少量のお薬でも嫌がる場合があります。

ぽちたま薬局ではフィラリア予防薬で唯一の錠剤タイプ、ミルプラゾンも扱っています。
濡れることを嫌がる猫や皮膚が弱い猫の場合は、錠剤タイプをご飯やおやつに混ぜて与えると良いでしょう。

また、錠剤タイプは滴下タイプと比べて低価格のため、コストパフォーマンスにも優れています。

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まとめ

犬と比べて確率は低いですが、猫もフィラリアに感染します。
猫のフィラリア症は症状が出ないことがあり、検査でも発見しにくいため気づいた時には重症化している恐れがあります。

また、猫がフィラリアに感染した場合、治療方法が確立していないため、対処療法が中心となります。
愛猫の健康を守るためにも、フィラリア予防薬でしっかりと予防してあげましょう。

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