犬や猫のマダニの駆除薬であるフロントラインプラスですが、実は耳ダニには効果がありません。
同じダニでも耳ダニとマダニは違う種類だからです。
では耳ダニ(ミミヒゼンダニ)に効くお薬はなんでしょうか。
この記事では、犬や猫の耳ダニを駆除できるお薬や、マダニと耳ダニの違いについて解説していきます。
また、フロントラインプラスの耳ダニへの効果についての記述は以下の記事を参照しています。
参考
・北千里動物病院 寄生虫性皮膚炎について（外部リンク）
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目次
耳ダニに効果がある駆除薬は？
スポットオンタイプのフロントラインプラスや、スプレータイプのフロントラインスプレーは、ノミやマダニに効果があるお薬です。
しかしフロントラインプラスやフロントラインスプレーは、マダニを駆除できるから耳ダニにも効く、というわけではありません。
マダニと耳ダニはどちらもダニですが、種類が異なるため有効なお薬も違います。
では、耳ダニに効果のあるお薬はどんなものがあるでしょう。以下に表でまとめました。
| 商品名 | レボリューション（犬用） | レボリューション（猫用） | レボスポット（犬用） | レボスポット（猫用） | ネクスガードキャットコンボ（猫用） |
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| パッケージ （画像タップで通販ページに飛びます） |
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| 特徴 |
・手軽なスポットタイプ ・月に1回の投与でOK |
・手軽なスポットタイプ ・月に1回の投与でOK |
・手軽なスポットタイプ ・レボリューションのジェネリックで高品質なうえ安価 |
・日本国内最安値！ ・手軽なスポットタイプ ・レボリューションのジェネリックで高品質なうえ安価 |
・手軽なスポットタイプ ・駆除できる寄生虫の種類が多い |
| 効果 | ・ノミ、耳ダニの駆除 ・フィラリア予防 |
・ノミ、耳ダニ、猫回虫の駆除 ・フィラリア予防 |
・ノミ、耳ダニ、犬回虫の駆除 ・フィラリア予防 |
・ノミ、耳ダニ、猫回虫の駆除 ・フィラリア予防 |
・ノミ、耳ダニ、マダニ、内部寄生虫の駆除 ・フィラリア予防 |
| 値段（一例） | 犬用（5～10kg未満）3本入 5,300円/箱 |
猫用（2.5～7.5kg未満）3本入 5,300円/箱 |
犬用（5～10kg未満）3本入 3,900円/箱 |
猫用（2.5～7.5kg未満）3本入 3,200円/箱 |
猫用（2.5～7.５kg）3本入 7,200円/箱 |
次の項目よりもう少し詳しく商品を説明していきます。
愛犬や愛猫の耳ダニに悩んでいる飼い主さんはぜひ参考にしてください。
レボリューション
耳ダニに有効なレボリューションは、有効成分にセラメクチンを含んでいます。
犬と猫、ともにフィラリア予防とノミ・耳ダニの対策を同時にできますが、猫用はさらに回虫駆除も可能です。
スポットオンタイプなので、首の後ろに垂らすだけで簡単に投与できるのもポイント。
卵の孵化も阻害するため、ノミの繁殖を防ぎます。
「レボリューション」は以下よりお買い求めいただけます。
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レボスポット
レボスポットは、上記で紹介したレボリューションのジェネリック医薬品です。
犬用も猫用も、有効成分や効果はレボスポットと同じ。フィラリア予防とノミ・耳ダニを同時に対策できて、猫用は回虫も駆除できます。
ジェネリック医薬品なので、レボリューションよりも安価で購入できるのがうれしいポイント。
「レボスポット」は以下よりお買い求めいただけます。
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ネクスガードキャットコンボ
ネクスガードキャットコンボは、耳ダニを始めとする多くの寄生虫に効果があります。
効果を発揮する寄生虫はなんと10種類！まさにオールインワンな猫のお薬です。
具体的な効果はフィラリア予防やノミ・マダニ・耳ダニ・犬小回虫・猫回虫・猫鉤虫・瓜実条虫・猫条虫・多包条虫駆除、ノミ卵の孵化阻害など。
より多くの寄生虫を対策したいという飼い主さんに人気のお薬です。
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上記で紹介したお薬はすべてスポットタイプ。経口が苦手な子でも投与しやすいのが嬉しいですね。
すべて耳ダニに効果のあるお薬ですが、それ以外の寄生虫への効果には差があるので合ったものを選んでください。
マダニとミミヒゼンダニの違い
マダニとミミヒゼンダニは、ダニという点は同じですが種類は違います。
ダニには多くの種類が存在しており、種類によって大きさや生態などが異なります。
そのため同じダニであっても、ミミヒゼンダニはノミ・マダニ駆除薬の種類によっては対策ができません。
ここからは、ミミヒゼンダニとマダニの違いについて解説していきます。
マダニは体表に寄生する
マダニは、草むらや河川敷などに潜み、犬や猫の体表に寄生し血を吸うダニです。
吸血前は5mm前後の大きさですが、吸血後には10～20mmほどに膨らみます。
また、マダニは多くの感染症を媒介することで知られており、とくにSFTS(重症熱性血小板減少症候群)は、犬や猫だけではなく人間にも感染する危険な病気です。
マダニは人間にとっても危険な存在。そのためどこに生息をしているのかといった知識を持っておき、リスクヘッジをすることも大切です。
詳しくは以下のコラムも参考にしてください。
ミミヒゼンダニは耳の中に寄生する
ミミヒゼンダニは耳の中に寄生しするダニです。大きさは0.3～0.5mmほどなので、肉眼では確認できません。
ミミヒゼンダニは角質などを餌にして、耳の中で排泄や産卵をしながら増殖し、耳ダニ症を引き起こします。
そのため、犬や猫は寄生されると大量の黒い耳垢や痒みなどの症状が起こる、耳ダニ症に感染するリスクがあるため危険です。
また、ミミヒゼンダニは人間にうつる可能性も否定できませんが感染は一時的。ペットの治療が終われば、症状も治まります。
耳ダニ症を予防するには？
耳ダニ症を発症した犬や猫は、耳垢が出たり頻繁に痒そうな行動をとったりします。
飼い主として、愛犬や愛猫を守ってあげたいという気持ちがあるのは当然ですよね。
耳ダニに寄生されないためには、どのように対策すればよいのでしょうか。
ここからは、耳ダニを予防するための方法を紹介していきます。
駆除薬を定期投与する
駆除薬の投与は、耳ダニ症を予防するのに効果的な方法です。
駆除薬の効果が続くのは1回で1カ月なので、定期的に投与しましょう。
冒頭で紹介したレボリューションやレボスポットなどの耳ダニ駆除薬を、ぜひ普段から活用してみてください。
また、駆除薬のほかにも、抗生剤・抗真菌薬・消炎剤が配合されている点耳薬もあります。
ぽちたま薬局でも、耳ダニに有効な駆除薬や点耳薬を多数取り扱っています。詳細は以下よりご確認ください。
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耳の掃除
耳ダニ症の予防には、耳の掃除もおすすめです。
定期的に耳の中を掃除することで、物理的に耳ダニの数も減らせるでしょう。
また、掃除を習慣化すれば定期的に耳の中を確認できるので、耳ダニによる感染症の早期発見にもつながります。
耳の中は定期的に掃除をおこない、綺麗な状態を保ってあげましょう。
定期的な検診
耳ダニ症は、定期的に検診を受けることでも予防できます。
定期的な検診は、獣医師に耳の中も異常を確認してもらえます。
トイプードルやミニチュアシュナウザーなどは、耳の入り口に毛量が多く確認しにくい犬種はとくに念入りにチェックをしてもらうと安心ですね。
まとめ
フロントラインプラスは、マダニの駆除はできますが、耳ダニへの効果は期待できません。
駆除したい場合は、耳ダニに有効なお薬を選んで投与しましょう。
また、耳ダニ予防には駆除薬が効果的です。
ぽちたま薬局では耳ダニ駆除薬を多数取り揃えております。ぜひご活用ください！
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