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マダニはどこにいる?マダニの主な生息地域について

春から秋にかけて活発になるマダニ。

噛まれた部位から感染症が発生し、最悪の場合命を落としてしまうことも……。

ただ、マダニは森や山に生息しているイメージもあるので、自分たちには関係ないと思っている方もいるのではないでしょうか。

しかしマダニは日本全国どこでも生息しています。

森林だけでなく近所の公園に潜んでいる可能性も。

レジャーに出かけたときや愛犬とのお散歩中などマダニに噛まれてしまうことは十分ありえます。

そこでこの記事ではマダニの主な生息地について説明します。

マダニの生息地域はどこ?

マダニの生息地域はどこ?

マダニが多く生息するのは主に森林や河川敷、公園の草むらなど。

都市部の公園も例外ではなく、基本的には日本全国どこでも生息していると思っていいでしょう。

そのなかでも多いのは、やはり自然が豊かで野生の動物が生息している地域。

西日本や九州を中心に、感染症被害の報告が増加しているそうです。

そういったエリアに住んでいる方は、とくに注意と対策を心がけましょう。

マダニはどこにいる?

マダニは水辺の茂みや葉の裏に潜み、近づいてきた人や動物に噛みつき寄生します。

元来とても小さな虫ですが、血を吸っているうちに成長し、2cmほどの大きさになることも。

噛みつくときは皮膚のやわらかい個所を狙い、強い力で吸血します。

吸い終わるまで自然に離れることはないといわれており、たとえ付着したマダニを見つけても無理に剥がそうとしないでください。

病原体を持っていることもあるので、触れるだけで感染症のリスクが高まります。

マダニの活動時期・季節は?

マダニの活動時期は春から夏といわれています。

とくに気温13℃以上になると繁殖が活発化するので、暖かくなる季節は注意が必要です。

では冬は対策しなくていいのかといったら、そうではありません。

暖かければ冬でもマダニは活動します。

夏ではないからと油断せず、冬でも同様の対策を取ることが望ましいでしょう。

マダニ被害は近年増加している

冬でも暖かければマダニは活動すると先述しましたが、温暖化により今後もどんどんその傾向が顕著になっていくことが考えられます。

地域や生活環境に関係なく注意をしたいところですが、具体的にマダニによる被害はどんなものがあるのでしょうか。

マダニによる感染症のひとつに「SFTS」(重症熱性血小板減少症候群)というものがあります。

症状に発熱や食欲低下、下痢といったものがあり、重症化すると意識障害、出血症状が出てくることも。

SFTSが人から人へ感染したケースが発見されたり、マダニ媒介による新しい感染症の報告も出ているのです。

家の中に潜んでいる場合も

家の中に潜んでいる場合も

マダニの危険性は外だけではありません。

レジャー帰りや愛犬とのお散歩帰りなど、気づかないうちにマダニを家に持ち込んでいる可能性もあります。

潜み先は寝具やマットレスなど湿気が多くなる場所、カーペットや畳といった頻繁に掃除ができない場所が多いようです。

入念な掃除や換気を意識して、マダニの繁殖を防ぎましょう。

家の中に侵入したマダニ対策について知りたい方はコチラの記事を参考にどうぞ。

都市部でも油断はできない

国立感染症研究所は、2023年にマダニ感染症6種の患者数が過去最多になったと調査を発表しました。

その背景には、マダニを運ぶイノシシや鹿といった動物の分布が拡大しているという指摘があるそうです。

そして先述した通り、人から人への感染報告もあるため患者母数が増えればそのぶん感染するリスクは高まります。

また、地方に旅行に行きそこでマダニを持ち帰り感染症を発症するケースもあるので、都市部に住んでいても油断はできません。

マダニ対策は万全に

ではマダニに噛まれないために、どのような対策を取ればいいのでしょうか。

第一は体を守ること。

河原や草むらを歩くときは長袖や長ズボン、帽子や手袋を着用し、サンダルなど肌が出るものは避けましょう。

また、マダニを目視で確認しやすい明るい色の衣類もおすすめです。

さらに虫除けスプレーを使用するとより安心できるでしょう。

しかし対策を取ってもマダニに噛まれてしまうこともあります。

そういったときにしてはいけないのが、自分でマダニを取ろうとすること。

触った時点で感染症リスクが高まるので、早急に病院へ行きましょう。

ペットもマダニ対策が必要です

ペットもマダニ対策が必要です

マダニの危険性について説明しましたが、気を付けなくてはいけないのは人だけではありません。

マダニは犬や猫にも寄生し、人同様感染症を発症する可能性があります。

さらにペットから人へ感染していくことも……。

お散歩中に草むらを避ける、マダニの駆除効果があるお薬を飲む、普段からブラッシングを念入りにするなど、ペットへの対策も十分に取り、マダニから身を守りましょう。

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