1位
フロリネフ錠8,200円~
2位
フロリコット9,000円~
3位
プレドニゾロン(パナフコルテロン)2,900円~
4位
オムナコーチル【犬用】3,000円~
5位
フルドロコルチゾン錠(コルティネフ)2,600円~
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犬のアジソン病は「副腎皮質機能低下症(ふくじんひしつきのうていかしょう)」とも呼ばれ、副腎という臓器の機能が低下してしまう病気です。
「副腎」とは、左右の腎臓近くにある1g程度の小さな器官です。
副腎の外側の部分が副腎皮質と呼ばれ、この副腎皮質では主に2種類の副腎皮質ホルモンが分泌されます。
アジソン病を発症すると、犬が生きていくうえで必要不可欠な上記のホルモン分泌が低下することで、さまざまな症状を引き起こします。
また、発見が遅れると突然の呼吸困難や意識消失などを起こすことがあります。
アジソン病は特徴的な症状がないため、曖昧なまま重篤になって病気が発見されることもある厄介な病気です。
なお、アジソン病は以下の2つに分かれます。
グルココルチコイド、ミネラルコルチコイド両方の分泌が低下している状態を、定型アジソン病と呼びます。
アジソン病を患っている犬の約7割が定型アジソンに該当すると言われています。
定型アジソン病の場合、投薬によってグルココルチコイド、糖質コルチコイドの両方を補充する治療が一般的です。
使用される「フロリネフ」については、後述しています。
定形アジソン病とは異なり、グルココルチコイドのみ分泌が低下する状態を、非定形アジソン病と呼びます。
非定形アジソン病の治療は、不足するグルココルチコイドを投薬によって補充するのが一般的です。
使用される「プレドニゾロン」については、後述しています。
これといった特徴のないのが特徴――。
アジソン病は、あまりにも症状が曖昧かつ一般的で、特徴を表現するのが難しい病気です。
獣医師でも診断が難しいと言われ、発症初期では以下のような「よくある症状」が現れます。
このように、あらゆる病気に共通する症状が表れます。
そもそも珍しい病気であり、獣医師がアジソン病の疑いを持たない限り、病気を見逃されているパターンも多くあると言われています。
また、これらの症状だけを見ると、大したことのない病気のように錯覚してしまうかも知れません。
しかし、副腎皮質の機能が著しく低下し、アジソンクリーゼと呼ばれるショック症状に陥ると、唐突に命を落とすこともある危険な病気であることは覚えておく必要があります。
アジソンクリーゼとは、アジソン病を発症した犬が強いストレスによってショック症状を起こすことを指します。
これらの症状が現れ、放っておくと命に関わります。
アジソンクリーゼに陥らない為には、キチンと投薬治療を続けることと、ストレス要因を取り除いた生活を送ることが大切です。
アジソン病の症状については、下記記事でも詳しく紹介しています
アジソン病の症状にはこれといった特徴がなく、気づくのが困難です。
しかし愛犬の散歩の様子から、飼い主さんが変化に気付けることがあります。
アジソン病は、運動失調が顕著に表れます。
大好きな散歩に行きたがらなくなった、足取りがおぼつかなくなってきた、散歩に行ってもすぐに疲れて座り込んでしまうなど、行動が大きく変化します。
また、犬にとってストレスになりやすいトリミングや長距離の旅行、ペットホテルの宿泊をしたあとに体調が急変した時も注意が必要です。
グルココルチコイドが低下しストレスの影響を受けやすい状態だと、慣れない場所に行くことが大きな負担になり体調を崩しやすくなります。
これらの変化に気付いたら、すぐに獣医師へ相談されてください。
アジソン病が疑われる犬の散歩中やトリミングなどの変化について下記記事で解説しています
犬のアジソン病は、症状の程度によって点滴が必要なケースもありますが、状態が安定していれば投薬治療が用いられます。 アジソン病の原因は副腎皮質ホルモンの「ミネラル(鉱質)コルチコイド」と、「グルコ(糖質)コルチコイド」両方の分泌が不足すること。 これらが低下すると体の機能を維持できなくなるため、ホルモンを補充するためのお薬を投与していきます。 主なお薬は、以下の通りです。
薬品名 | ホルモンの種類 | 概要 |
---|---|---|
フロリネフ | ミネラルコルチコイド | 体内のナトリウムやカリウムなど、鉱質のバランスを保つミネラルコルチコイドの不足を補う補充療法に用いるステロイド剤。 |
プレドニゾロン | グルココルチコイド | 体内の糖質、タンパク質、脂質、電解質などの代謝や免疫反応、ストレス応答の制御に関わるグルココルチコイドの不足を補うステロイド剤。 |
ピバル酸デゾキシコルチゾン(パーコーテンV) | ミネラルコルチコイド | フルドロコルチゾンを使用しない場合に用いるミネラルコルチコイドのステロイド注射薬。 |
アジソン病は完治しないため、投薬による維持治療が治療の中心になります。
投薬による維持療法は生涯続きますが、きちんと投薬を続けていれば健常な犬と変わらずに長生きでき、寿命を全うすることもできます。
フロリネフは、アジソン病の治療に最も広く用いられている、代表的なお薬です。
「定型型アジソン病」の治療に用いられるのはフロリネフで、不足している副腎皮質ホルモンを有効成分フルドロコルチゾン酢酸が補って、症状を改善します。
アジソン病はストレスで症状を悪化させますが、大きなストレスとなる手術や化学療法が必要なケースでも、フロリネフで症状が安定していたことも確認されています。
プレドニゾロン(パナフコルテロン)は、犬と猫どちらにも使用できるステロイドの錠剤です。
アジソン病の中でも、
グルココルチコイド(コルチゾール)のみが低下する「非定型型アジソン病」に対して効果があるお薬です。
プレドニゾロンは、不足したコルチゾールを補充するために使用されています。
ミネラルコルチロイドを補う注射剤で、フルドロコルチゾン(フロリネフ)を使わない場合に用いることがあります。
注射のため動物病院で処置が必要であり、個人輸入もできません。
アジソン病にかかりやすいのは、以下の犬種(好発犬種)です。
これからお迎えを考えている方は注意が必要かもしれません。
アジソン病の原因は、主に「副腎の障害」と「脳の下垂体の生涯」があります。
「特発性副腎皮質機能低下症」と呼ばれます。
この「特発性」が、実にアジソン病の9割を占めるのです。
副腎が萎縮・破壊し、副腎からの分泌ホルモンが低下することによって異常が起こります。
原因は主に自己免疫疾患とされていますが、発症段階で異常を見極められない場合が多く、正確な特定に至らないことがほとんどです。
感染症や悪性腫瘍、血栓、クッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)治療の薬物性など、ほかにも原因はさまざまです。
脳の下垂体の障害が原因の場合、「二次性副腎皮質機能低下症」と呼ばれます。
脳の下垂体周辺の腫瘍、感染、炎症、頭部損傷などに起因します。
ホルモンの分泌が低下し二次的に副腎皮質が萎縮することで、結果的にコルチゾールの分泌障害に発展します。
ただし下垂体周辺の疾患によるアジソン病発症率は、極めてまれです。
犬がアジソン病を発症した場合、投薬治療にかかる薬代は犬の体重や症状によっても異なりますが、1錠約300~500円(1日2回)で月に約2~3万円はかかることが多いです。
アジソン病の治療薬として動物病院でも用いられるフロリネフは、動物病院も高額と認めているお薬です。
薬代自体が高額なうえ、毎月投薬が必要になるため飼い主さんの負担はどうしても大きくなります。
動物病院によっては海外のフロリネフを処方しているところもあるので、薬代の負担で困っている方は動物病院へ確認・相談されることをお勧めします。
また、高額な薬代にお悩みの飼い主さんへ、フロリネフのジェネリックであるフロリコットもおすすめです。
フロリコットは、アジソン病(副腎皮質機能低下症)の症状を改善する合成ホルモン剤で、フロリネフと効果は同じ。
値段は、フロリネフが100錠7000円なのに比べ、フロリコットは200錠9000円です。
(2024年8月30日時点のぽちたま薬局での販売価格。値段は変動する場合がございます)
ぽちたま薬局でも取り扱いがございますので、ぜひペットの健康に役立てください。
>>フロリコットの通販ページはこちら
アジソン病の犬と暮らす上で欠かせないのが、ストレスへの配慮です。
アジソン病は、ストレスを感じることで症状を悪化させる特徴があるため、特に以下の事象に注意が必要です。
ストレスとなり得る要因から遠ざけ、おだやかな生活が送れるように環境を整えてあげることが、飼い主さんの務めになります。
また、食事の内容や与え方にも注意したい点があります。
アジソン病と食事について以下のコラムでも説明しています。
アジソン病は適切な治療を行えば、共存できる病気です。
でも犬の元気が今ひとつだったり、病気にかかりがちだったする。
獣医師の指導に従い、細心の注意を払っているのに、何かおかしい……。
それはもしかすると、犬が違う病気を併発しているのかもしれません。
不安になったら、かかりつけの獣医師に迷わず相談しましょう。
その際に疑問に思っていること、不安や心配をリストアップして聞いてみることです。
もし担当の獣医師の説明が不明瞭だったり、答えが曖昧だったりした場合は、セカンドオピニオンを検討してください。
セカンドオピニオンとは、主治医以外の獣医師や専門家に意見を聞き、より最適な治療法を飼い主であるあなた自身が選択するものです。
人間の医療だけでなく、今はペットの分野でもセカンドオピニオンの考え方は浸透しつつあります。
転院を決心したら、ためらわず主治医に伝えましょう。
他の動物病院への紹介状を書いてもらえる場合もあります。
アジソン病の原因のほとんどは突発性、つまり原因不明と言われています。 そのため残念ながら、アジソン病の確固たる予防法はありません。
ですが犬の異常サインを見極めることは可能であり、そのポイントには以下が挙げられます。
飼い主さんが日頃から愛犬の様子を注意して見守り、早期発見・早期治療に繋げることが大切です。
また先述した通り、散歩を嫌がったり、トリミングや旅行など慣れないイベント後に症状が急変した場合はアジソン病の可能性があるかもしれません。
少しでも気になったら、かかりつけの獣医師に相談しましょう。
もちろん、動物病院での定期健診は必須です。
犬がアジソン病にかかっても、動物病院での治療を終えればほとんどの場合、安定した生活を送れます。
そのためには、生涯投薬の継続と定期健診が欠かせません。
これを怠ると、犬の命に関わります。
しばらくの間症状が安定している時期は、特に要注意です。
油断して投薬を怠ると、突発的にアジソンクリーゼを発症することもあるので、投薬はしっかり続けましょう。
また、体調の好不調を繰り返したり、気になる点があれば様子見せず、すぐに動物病院へ連れて行ってください。
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