犬のおすすめ膿皮症シャンプー

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犬の膿皮症に効く薬用シャンプーの選び方とおすすめ3選

犬の膿皮症は、健康な犬の皮膚にも存在しているブドウ球菌・緑膿菌・大腸菌といった常在菌の異常増殖が引き起こす皮膚病です。

犬の皮膚病としては一般的なものですが、厄介なのは強烈なかゆみを伴うところといえるでしょう。
なめたり引っかいたりするので悪化させやすく、完治したと思っても再発を繰り返すしつこい皮膚病です。

この記事では、膿皮症治療の主軸となるシャンプー療法について詳しく解説しています。
膿皮症に効くおすすめの薬用シャンプーも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

詳しい治療法については、こちらの動画でも紹介しています。

犬の膿皮症治療は薬用シャンプーが重要

犬の膿皮症を治療するには、薬用シャンプーを使ったシャンプー療法が最も効果的です。

シャンプーが治療になるの?と思われたかもしれませんが、シャンプー療法で徹底的に洗い流したいのは皮膚で異常増殖している菌。
通常のシャンプーとは目的が異なります。

膿皮症治療に使う薬用シャンプーは、治療に有効な成分を皮膚に浸透させてから洗い流す「外用薬」の位置づけです。

また、治療後も定期的にシャンプーを続けることが、再発防止につながります

抗生物質も併用すること

犬の膿皮症は細菌感染による皮膚病ですが、原因菌の増殖が皮膚の表面だけにとどまっている場合、治療の第一選択はシャンプー療法が主流です。

しかし、表皮だけではなく毛包や皮膚の内部にまで菌が侵入している場合は、シャンプー療法に加えて増殖した菌に有効性のある抗生物質との併用が必要となります。

抗生物質を投与する場合、最低でも3週間程度の継続が必要。
症状がおさまったと同時に投与をやめてしまうと、死滅していなかった菌が再び増殖し、再発の恐れがあるからです。

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薬用シャンプーの選び方

薬用シャンプーの選び方

犬用のシャンプーにはいろいろな種類がありますが、膿皮症をしっかり治療するには効果が期待できる成分が配合されたものを選ぶことが大切です。

ただし、治療は長期にわたることも珍しくなく、経済面を無視するわけにはいきません。

この章では、膿皮症治療に使う犬用シャンプーの選び方を「殺菌成分」と「価格」に分けて解説しています。

殺菌成分を使用したものを選ぶ

犬の膿皮症を治療するには、原因となった菌をしっかりと殺菌し、きれいに洗い流さなければなりません。

そのため、薬用シャンプーを購入する際は、原因菌に効果のある医薬用の殺菌成分が配合されたものを使用するのが基本といえるでしょう。

現在、犬の膿皮症治療に使われているのは、細菌・真菌・ウイルスの殺菌効果が高いクロルヘキシジンが配合された薬用シャンプーです。

動物病院で処方されている膿皮症治療の薬用シャンプーも、クロルヘキシジンが配合されています。

価格で選ぶ

犬の膿皮症をしっかり治療するには、シャンプー療法に加えて抗生物質の併用が必要になることもあります。
また、膿皮症は再発を繰り返す厄介な皮膚病のため、治療期間が長期にわたることも珍しくありません。

そのため、週に2~3回のシャンプーと抗生物質の継続により、治療費が思った以上にかさんでしまうことも…。

経済的な理由で治療を断念することがないように、シャンプーを購入する際は価格面もしっかり比較検討することで、出費を抑えることができます。

犬の膿皮症に効くおすすめシャンプー3選

犬の膿皮症に効果のある殺菌成分が配合されているシャンプーの中でも、特におすすめしたい商品を3つご紹介します。

なお、ご紹介するシャンプーは当サイトでも特に評判のよいものを選定しました。

商品名 マラセブシャンプー ペルシーミコナケアシャンプー クロルヘキシジン4%シャンプー
パッケージ マラセブシャンプー ペルシーミコナケアシャンプー クロルヘキシジン4%シャンプー
値段(1本あたり) 4,400円 3,900円 4,800円
有効成分 ・クロルヘキシジン
・ミコナゾール
・クロルヘキシジン
・ミコナゾール
・クロルヘキシジン
このお薬のポイント 皮膚病治療のスタンダード
・2つの有効成分を配合
・動物病院でも処方されている
・マラセブシャンプーのジェネリック
・安値で購入可能
・クロルヘキシジンのみ配合のシャンプー
・保湿効果も期待できる
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膿皮症を治療する際のシャンプーのやり方

膿皮症を治療する際のシャンプーのやり方

薬用シャンプーの効果を最大限引き出すために、次のことに注意してシャンプーしましょう。


・シャンプー前にブラッシングで抜け毛やもつれをあらかじめ取り除いておく。

・シャンプー剤を皮膚に揉みこむように塗り広げたら、すぐに洗い流さず5~10分程度そのまま漬け置きにし、薬用成分をしっかり皮膚に浸透させる。

・泡が残ると皮膚が炎症を起こす原因になるため、すすぎは丁寧におこなう。


膿皮症を速やかに改善させるには、週2回以上のシャンプーを2週間程度継続する必要があります。

ただし、症状が改善したらシャンプーの頻度を減らしてOKです。

シャンプー後はしっかり乾かす

シャンプー後はタオルでしっかり水気を取り、その後はドライヤーを使って乾かしましょう。

毛が濡れたままだとせっかく薬用シャンプーで洗浄した皮膚に、雑菌が繁殖しやすくなるからです。

ただし、乾かし過ぎるとかゆみを誘発しやすくなるので注意が必要。

ドライヤーは高温ではなく低温にして、優しく乾かすことがポイントです。

シャンプーや抗生物質で改善されない場合

シャンプー療法や抗生物質の投与を続けているのに、なかなか症状が改善しないとしたら、膿皮症の原因は単なる細菌感染ではないのかもしれません。

原因となる基礎疾患が隠れていないか、動物病院で検査を受けましょう。

ほかの病気が見つかったら、その病気の治療も並行しておこなうことが、膿皮症の改善につながります。

薬用シャンプーで犬の膿皮症を治療しよう

犬の膿皮症を治療するには、原因となっている菌をしっかり殺菌できる薬用シャンプーを選ぶことが大切です。

このページで紹介しているシャンプーは、どれも動物病院で処方されるものと同じ成分が使われているため、膿皮症の原因菌にしっかり作用します。

週2回のシャンプーは大変ですが、面倒だからと手を抜いてしまうと、愛犬の膿皮症はいつまでたっても改善しません。

大切な愛犬の健やかな毎日を一日でも早く取り戻すためにも、薬用シャンプーでしっかり膿皮症を治療してあげましょう。

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