イベルメクチンは医療用医薬品のため、市販で購入することはできません。
イベルメクチンは、日本では主に疥癬や腸管糞線虫症の治療薬に使用されており、病院やクリニックなどで処方されています。
では、通院時間を確保できないなどの理由で病院に行けない方は、どのような方法で購入すればよいのでしょうか。
本記事では、イベルメクチンが市販されていない理由と、購入方法についてご紹介していきます。
目次
イベルメクチンは市販では購入できない
イベルメクチンは医療用医薬品に分類されているため、ドラッグストアや薬局では購入できません。
医療用医薬品とは、医師が症状や体質に合わせて処方する必要がある医薬品を指します。
市販されている医薬品は医療用医薬品に比べ、有効成分の配合量が少なく比較的安全性が高いとされています。
一方医療用医薬品は、医師や薬剤師が適切な使用方法を説明することが前提で製造されているため、高い効果を得られますが副作用などのリスクが高まります。
そのため、医師の診断のもと正しく使用しなければいけません。
参考
厚生労働省:医療用医薬品と一般用医薬品の比較について(外部リンク)
楽天・Amazonでは買える?
イベルメクチンは、楽天やAmazonなどの国内通販サイトでの購入はできません。
ドラッグストアや薬局で市販されている医薬品は、一般用医薬品または要指導医薬品で、いずれも医療機関の受診と処方箋の必要がなく、医薬品を手に入れることができます。
しかし、医療用医薬品に指定されているイベルメクチンは、医療機関を受診し処方箋を発行してもらう必要があります。
イベルメクチンの購入方法
イベルメクチンは市販されていませんが、以下3つの方法で購入が可能です。
ここからは、イベルメクチンの購入方法をひとつずつ解説していきます。
それぞれの購入方法のメリット・デメリットも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
病院処方
病院処方の場合は、医師の診察を受けて処方箋を発行してもらい、イベルメクチンを処方されます。
直接診察が受けられるため、医師や薬剤師から服用方法などの説明を受けられます。
しかし、イベルメクチンが保険適用されるのは「疥癬」「腸管糞線虫症」の治療薬として処方される場合のみです。
それ以外で処方してもらう場合は、保険が適用されないため、薬代が高額になる可能性があります。
■メリット
・医師や薬剤師から直接説明を受けられる
・症状に合った医薬品を即日処方してもらえる
■デメリット
・薬代と別に診察料がかかる
・薬代が高額になる
・待ち時間がかかる
オンライン診療での処方
オンライン診療は、予約から医薬品の処方まですべてインターネット上でおこなえます。
24時間いつでも予約が可能で、場所を選ばずに受診ができます。
しかし、オンライン診療の対応はしているのは、一部の病院やクリニックのみです。
また、自費診療になるため保険が適用されず、初診料と薬代に加えてシステム料と送料がプラスされるので、費用は高額になってしまいます。
■メリット
・通院や待ち時間が不要
・インターネット環境があればどこでも診察可能
■デメリット
・一部の病院やクリニックしか対応していない
・現金支払いに対応していない場合がある
・費用が高額になる
通販(個人輸入)
通販(個人輸入)の場合は、処方箋が不要で時間や場所を気にすることなく医薬品の注文が可能です。
個人輸入は、薬機法により海外医薬品を個人が使用する目的を前提として、購入が認められています。
しかし、海外から直接発送のため、注文してから手元に届くまで日数がかかります。
薬代と合わせて送料もかかりますが、商品代金が1万円以上の場合は送料無料になる海外通販もあるので、医療機関での処方よりも安価に購入できます。
・お薬代の一例
先発薬:ストロメクトール(イベルメクチン)
3mg10錠=12,600円+送料0円=12,600円
・ジェネリック:イベルメクトール
12mg12錠=3,900円+送料1,000円=4,900円
■メリット
・時間や場所に関係なく注文できる
・診察を受けずに医薬品が購入できる
■デメリット
・自宅に届くまでに時間がかかる
・送料がかかる場合がある
・薬の使用については自己責任
よくある質問
イベルメクチンの市販に関するよくある疑問について、お答えしていきます。
イベルメクチンクリームは市販で買える?
酒さの治療に用いられるイベルメクチンクリームも、市販で購入することはできません。
病院やクリニックでの処方、または個人輸入で購入する必要があります。
イベルメクチンは、疥癬や腸管糞線虫症の治療に使用される内服薬は、日本でも承認されています。
しかし、外用薬であるイベルメクチンクリームは日本では未承認のため、一部のクリニックでしか処方されておらず保険も適用外になります。
イベルメクチンにジェネリックはある?市販で買える?
イベルメクチンは先発薬ストロメクトール(商品名)が開発されて40年以上経過しており、ジェネリック医薬品も存在します。
ただし、先発薬と同様に市販で購入することはできません。
病院やクリニックでも、ほとんど先発薬が処方されています。
そのため、ジェネリック医薬品を処方している一部のクリニックか、個人輸入で購入する必要があります。
イベルメクチンの通販は安全?
正規品のイベルメクチンを取り扱う海外通販を利用すれば、安全といえるでしょう。
しかし、偽物を扱っている海外通販も多く存在しています。
素人目には正規品と見分けがつかない薬も出回っており、思わぬ被害に遭う可能性もあります。
そのため、実績が豊富で正規品を取り扱う安全な海外通販を見極める必要があります。
また、海外通販で購入した医薬品の使用については、すべて自己責任になります。
通販で購入する場合は、購入前に服用方法や副作用についてしっかり調べておくことが大切です。
まとめ
イベルメクチンは医療機関を受診し処方箋を発行してもらう必要があり、市販では購入できません。
また、医療機関を受診しても、「イベルメクチンが欲しい」という理由だけでは処方してもらえない可能性もあります。
そういった場合は海外通販を利用することで、イベルメクチンを手軽に購入することが可能です。
ペットのお薬通販『ぽちたま薬局』スタッフのブログです。
このブログではペットのご飯を中心にペットの健康について考えたいと思います。