犬のフィラリア予防薬である「イベルメック」は、Amazonや楽天では購入できません。
とはいえ、毎年必要になるお薬なので、手軽に通販したい飼い主さんも多いと思います。
そこでこの記事では、Amazon・楽天などの国内通販や動物病院での処方以外に、インターネットでイベルメックを購入する方法があるのか解説します。
目次
イベルメックは犬のフィラリア症を予防するお薬
フィラリア症とは、フィラリア（犬糸状虫）が心臓に寄生して起こる病気です。
蚊に刺されて感染する病気で、咳が出る、元気がなくなる、呼吸困難を起こすなどの症状があらわれます。
イベルメックは、こうしたフィラリア症を予防するためのお薬です。
蚊に刺されて侵入した幼虫を駆虫して、病気に感染してしまうのを防ぎます。
イベルメックはAmazonや楽天では購入できない
イベルメックは、Amazonや楽天では購入できません。
要指示医薬品に指定されているためで、獣医師の指示や処方がないと販売できないのです。
また、個人輸入を代行する国内の通販サイトでも購入は困難です。
イベルメックは日本の製品であるため海外では販売されておらず、個人輸入で購入することができません。
つまり、イベルメックはインターネットでは購入できないということになります。
イベルメックの購入方法
イベルメックはインターネットで購入できませんが、その代わり、同じ効果をもつジェネリックなら、ペット用の医薬品通販サイトを介して個人輸入が可能です。
ちなみにペット用の医薬品は、個人利用であれば個人輸入することが法律で認められています。
イベルメックは「カルドメック」のジェネリック医薬品
イベルメックは、先発医薬品である「カルドメック」のジェネリック医薬品です。
カルドメックのジェネリックには、このほかにも以下のとおり、いくつかの種類があります。
| 先発医薬品（新薬） | カルドメック（海外名：ハートガードプラス） |
|---|---|
| ジェネリック医薬品 | イベルメックDSP キウォフハート ストロングハートプラス・チュアブル |
これらのお薬は、イベルメックと同じような効果があり、先発医薬品と同等の有効性・安全性が認められています。
さらにこれらの多くが、インターネットで購入が可能です。
参考
厚生労働省「ジェネリック医薬品への疑問に答えます」（外部リンク）
【通販可能】イベルメックと同じ効果をもつフィラリア予防薬
ここからは、イベルメックと同じ効果が期待できるフィラリア予防薬の紹介です。
人気のチュアブルタイプや、コストを抑えられるお薬など、さまざまなラインナップがそろいます。
| 商品名 | カルドメックチュアブル | ストロングハートプラス | キウォフハート |
|---|---|---|---|
| パッケージ |  |
 |
 |
| このお薬のポイント | 20年以上の販売実績があるお薬のジェネリック版 | ジャーキー風味のおやつタイプ | フィラリア予防薬の最安値 |
| 効果 | フィラリア予防 回虫・鉤虫の駆除 |
フィラリア予防 回虫・鉤虫・鞭虫の駆除 |
フィラリア予防 回虫・鉤虫・鞭虫の駆除 |
| 有効成分 | ・イベルメクチン ・ピランテル |
・イベルメクチン ・ピランテル |
・イベルメクチン ・ピランテル |
| 値段(1錠/月あたり) | 小型犬用 950円/錠 |
小型犬用 616円/錠 |
小型犬用 566円/錠 |
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カルドメックチュアブル
カルドメックチュアブルは、フィラリア予防とお腹の虫の駆除ができる人気のお薬です。
20年以上の販売実績のあるカルドメックのチュアブル版で、牛肉を原料として用いた嗜好性の高さが特徴です。
月に1回の投与でしっかり効果を発揮します。
海外版パッケージは「ハートガードプラス」ですが、日本では「カルドメック」として販売されています。
ストロングハートプラス
ストロングハートプラスも、お腹の虫を一緒に駆除できるフィラリア症の予防薬です。
カルドメックチュアブルのジェネリック医薬品で、効果は同等でありながらも、より低価格で販売されています。
ジャーキーのような風味のおやつタイプなので、投薬のストレスを軽減できるのが特徴です。
キウォフハート（イベルメック）
キウォフハートは、フィラリア症の予防薬の中で最安値となっています。
イベルメックと同様、カルドメックのジェネリック版で、同等の効果をもちながらも高いコストパフォーマンスを誇るお薬です。
噛んで服用するチュアブルタブレットで、無理なく飲ませることができます。
割線が入っているため分割しやすく、愛犬の体重に合わせた成分量の調整も可能です。
イベルメックの副作用
イベルメックには、次のような副作用が起こることがあります。
- ・食欲不振
- ・嘔吐
- ・軟便や下痢
- ・元気がなくなる
すでに感染している犬に投与すると、とく強い症状が出るため注意してください。
「急性フィラリア症」といって、肺動脈に多数のフィラリアの虫体が詰まることで、呼吸困難などを引き起こす恐れがあります。
感染していないかどうかを確認するために、予防シーズンの初めには忘れずフィラリア検査をおこないましょう。
参考
動物用医薬品等データベース「カルドメックチュアブルP34」（外部リンク）
フィラリアの予防期間
フィラリアの予防期間は5～12月で、この間は毎月予防薬の投与が必要です。
多くの動物病院では4月から検査を始めていますので、より確実に予防するためにも、蚊が飛び始める前に早めの準備をおこないましょう。
ちなみに、蚊の活動時期は、地域によってけっこう異なります。
そのため「結局フィラリア予防はいつからすればいいの？」と迷う飼い主さんも多いかもしれません。
こちらのコラムでは、都道府県別にフィラリア予防期間を説明していますので、ぜひ参考にしてください。
フィラリア薬はペット専用のお薬通販サイトで購入できる
フィラリア症の予防薬は、ペット専用のお薬サイトで手軽に購入できます。
とくにジェネリックであれば、先発医薬品よりも手頃な価格で購入できるため、飼い主さんの負担も軽くすることができます。
一生続くフィラリア予防。
愛犬と長く楽しい時間を過ごすためにも、負担を減らしつつ、しっかり対策してあげましょう。
ペットのお薬通販『ぽちたま薬局』スタッフのブログです。
このブログではペットのご飯を中心にペットの健康について考えたいと思います。
