たとえ室内犬でも、ノミダニに寄生される可能性はあります。
愛犬が家の中で過ごしていても、ノミダニは様々な経路から侵入して健康被害をもたらすため、油断は禁物です。
この記事では、室内犬がノミダニに寄生されないための対策方法や、室内で繁殖させないためのポイントを解説します。
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目次
室内犬でもノミダニに寄生される
「うちは完全室内飼いだから大丈夫」
そんなふうに思っていませんか?
実は室内犬でも、ノミダニに寄生される可能性は十分にあります。
ノミダニの侵入経路
- 飼い主さんの服や靴に付着
- ほかのペットからの持ち込み
(多頭飼いや猫との同居) - 野良猫との接触による感染
- 散歩やドッグランなど外出時の寄生
上記のように、ノミダニは様々な経路で侵入・寄生します。
ノミダニのリスクは身近に潜んでいるため、室内犬だからと安心はできません。
ノミダニが引き起こす病気
■ノミが引き起こす主な病気
・アレルギー性皮膚炎
・サナダムシ
・貧血
■ダニが引き起こす主な病気
・貧血
・皮膚炎
・パペシア症など
ノミダニに寄生された場合、愛犬に現れるのはかゆみだけではありません。
寄生されることで貧血や皮膚炎、寄生虫への感染など、様々な健康被害を引き起こす恐れがあります。
特にダニは、犬への対策を怠ると人にもうつる重篤な病気を媒介するため、より一層の注意が必要です。
人間にも感染する重症熱性血小板減少症候群(SFTS)
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)は、マダニが原因で発症する危険な感染症です。
人間にも感染する病気で治療法は確立されていないため、重症化や死亡例も報告されています。
マダニの寄生は愛犬が危険にさらされるのはもちろんのこと、飼い主さん自身の健康にも深刻な影響を及ぼす恐れがあります。
参考
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について|厚生労働省(外部リンク)
犬にノミが付いているのを見つけたら
愛犬にノミが付いているのを見つけたら、すぐに動物病院でノミ駆除薬を投与してもらいましょう。
見つけたノミは絶対に潰さず、粘着テープで取り除く、または洗剤を薄めた水に入れて処理してください。
ノミを潰すと卵が飛び散るだけでなく、誤って口に入ると人へのサナダムシ感染のリスクもあります。
ノミは寄生から24〜48時間で産卵を始め、1日に約50個も卵を産むとされているため、駆除が遅れると家中で大量繁殖する恐れも。
愛犬にノミが付いていた場合、すでに室内で繁殖している可能性が高いため、駆除後は家中に掃除機をかけ、掃除を徹底しましょう。
愛犬が使っている寝具や布類も洗濯し、ノミを死滅させて再寄生を防ぐことが大切です。
※ノミダニ駆除薬の費用については、以下の記事で詳しく紹介しているので、参考になさってください。
ノミダニを確実に防ぐための対策方法
上述した通り、室内犬もノミダニに寄生されるリスクがあります。
室内犬だからといって、何の対策もしないのはNG。
愛犬の健康を守るためにも、日々のノミダニ対策は欠かせません。
ここからは、ノミダニを確実に防ぐための具体的な対策方法をご紹介します。
ノミダニ駆除薬の投与
ノミダニ駆除薬の定期な投与は、ノミダニの対策として最も確実な方法で獣医師も推奨しています。
ノミダニ駆除薬は、主に食べるタイプと皮膚に垂らすスポットタイプの2種類があります。
多くのお薬があるので、愛犬の性格や体質に合ったものを選びましょう。
ネクスガード(食べるタイプ)
ネクスガードは、食べるタイプのノミダニ駆除薬です。
おやつ感覚で与えられるため、ノミダニ駆除薬の中でも人気が高い商品です。
ノミやマダニの駆除に加えて、ニキビダニ症の治療にも有効です。
投与のタイミングが、シャンプーや水遊びなどに影響されない点も魅力の一つです。
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レポスポット(スポットタイプ)
レポスポットは、皮膚に直接お薬を垂らすスポットタイプのノミダニ駆除薬です。
ノミの卵の孵化も防ぎ、フィラリア予防とミミヒゼンダニの駆除も行えます。
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※ノミダニ駆除薬の選び方や、おすすめ商品を知りたい方は以下の記事をご活用ください。
日々のブラッシング
日々のブラッシングは愛犬の被毛を整えるだけでなく、ノミダニの寄生チェックにも効果的です。
特にノミ対策としてノミ取り専用のコーム(くし)を使うことで、ノミ本体やノミの糞も見つけやすくなります。
散歩やドッグランなどの外出後にブラッシングを習慣化することで、ノミダニの早期発見・早期対処に繋がり、愛犬の健康管理にも役立ちます。
定期的なシャンプー
定期的にペット専用のシャンプーで体を洗うことは、愛犬の体を清潔に保つだけでなく、外出後のノミ除去やダニの早期発見にも繋がります。
【エリナEP】
当サイト、ぽちたま薬局で取り扱っている虫よけ成分配合シャンプー「エリナEP」は、ノミやダニ・シラミの寄生予防効果に加えてマラセチア皮膚炎、膿皮症といった皮膚トラブルの予防・管理にも効果があります。
※注意点として、シャンプーだけでノミダニを完全に駆除するのは難しいため、ノミダニ駆除薬との併用がより効果的です。
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散歩・外出後のチェック
散歩やドッグランなどのお出かけは、ノミダニに寄生されるリスクが高まります。
草むらなどノミダニが潜んでいそうな場所はなるべく避け、帰宅後は必ず愛犬の体をしっかりチェックしましょう。
先ほど紹介したブラッシングや目視を習慣にすることで、ノミダニの早期発見や室内への侵入防止に役立ちます。
こまめな掃除・洗濯
ノミは成虫だけでなく、卵や幼虫がカーペットやソファなどに潜んでいることも…。
実際、家の中にいるノミのうち成虫はわずか5%程度で、残りの95%は卵、幼虫、サナギの段階だといわれています。
このすべてを駆除するためには、日々の掃除機がけや粘着テープ付きのコロコロを使った掃除が欠かせません。
また、愛犬が使っているベッドやクッション、カーペットなどの布類も定期的に洗濯し、清潔な室内環境を保ちましょう。
まとめ
たとえ室内犬でも、ノミやダニに寄生されるリスクはゼロではありません。
ノミダニ対策で最も確実なのは、定期的な駆除薬の投与です。
ノミダニ駆除薬と併せて、虫除け効果があるシャンプーや日々のブラッシング、こまめな掃除などを行い、大切な愛犬をノミダニからしっかり守ってあげましょう。

ペットのお薬通販『ぽちたま薬局』スタッフのブログです。
このブログではペットのご飯を中心にペットの健康について考えたいと思います。