「飼い猫にノミがついてしまった!」
そんなときよく用いられるのが、
・ノミ取り専用のくしでとかす
・シャンプーをする
・ノミ取りグッズを使う
といった方法です。
この記事では、それぞれのノミの取り方について、その効果と注意点をご紹介します。
「目の前のノミを何とかしたい!」「もうノミを付けさせたくない!」という飼い主さんは、ぜひお役立てください。
目次
一般的に知られる猫のノミの取り方は?

飼い猫のノミを取るときの一般的な方法としては、ノミ取り専用のくし(コーム)や、ノミ取りシャンプーが挙げられます。
ノミ取りくし

まずは、ペットショップやホームセンターでよく販売されている「ノミを取るためのくし」を用いる方法です。
ノミ取りくしは普通のコームと比べて歯が細く、目の密度も高いのが特徴。
この細かい隙間で、ノミの糞や卵をキャッチできるように作られています。
ただ残念ながら、ノミ取りくしだけではノミを完全に取り除いたり、死滅させたりといった確実な効果は期待できません。
ノミ取りくしを使うときの注意点

ノミ取りくしを使うときは、以下の点に注意が必要です。
- ノミを素手で触らない
- くしに付いたノミはガムテープで取る
- コップに入れた水に沈めて駆除する
ノミの成虫を手でつぶしてしまうのは大変危険です。
もしそのノミがメスだった場合、体内の卵がはじけ飛んで部屋中に広がり、そこから増殖する可能性があるためです。
取れたノミはガムテープなどを使って処分するようにしましょう。
ノミ取りシャンプー

ノミ取りくしのほかに、ノミ取りシャンプーを使う方法もあります。
「ノミ取りシャンプー」という名前から駆除までできる気がしますが、その効果のほとんどはノミの忌避だけ。
ハーブ成分などの作用でノミを寄せつけにくくはなりますが、シャンプーをするだけでは完全に駆除するまでに至りません。
猫のノミに対するシャンプーの効果は以下のコラムでも説明しています!
猫のノミ取りグッズは効果的?

くしやシャンプー以外にも、さまざまなノミ取りグッズがあります。
ノミ取り首輪
ハーブから抽出した成分でノミを予防するタイプのものや、農薬の成分でノミを駆除すると謳っているものなど、さまざまなタイプが販売されています。
しかし、一部の商品では、使い方によって猫が死亡した例が報告されているようです。
購入を検討される場合は、成分をよく確認してからにしましょう。
猫のノミ取りで死亡が報告されている例は以下のコラムでご覧いただけます。
ノミ取り器
ノミを光で誘引してキャッチする「ノミ取り器」というものも販売されています。
猫の被毛に当ててノミ取りくしと同じように使えるものや、お部屋に置くタイプもあります。
ただし、光でおびき寄せるという特性から、光で誘引できないノミの卵は捕獲できません。
ノミは卵から成虫になるまでおよそ1ヶ月ほどかかるので、「捕ったと思ってもまた成虫になって現れた…」と堂々巡りになる可能性もあります。
ペット用バリカン
大量のノミに寄生されてしまって手で除去するのが難しい場合は、バリカンで毛をカットしてしまうのもひとつの手です。
ただし、バリカンを嫌がって暴れる猫にバリカンを使うのは危険です。
猫が暴れてしまう際は、トリマーさんやかかりつけの獣医師さんに相談してみましょう。
基本的に、猫にアロマオイルを使ってはいけません。
虫除けグッズの中には、「アロマで虫を寄せ付けない」と謳う商品もありますが、こうした商品は猫が出入りしない部屋で使用しましょう。
猫は人間と違い、体にとって有害な物質を肝臓で解毒できません。
精油の成分を体内に取り込んでしまうと、解毒ができず体に悪影響を及ぼすことも…。猫飼いさんは“アロマ系の商品”に要注意です。
どの方法も完全駆除は難しい
ここまで一般的に知られるノミ取りの方法をご紹介しましたが、いずれも完全にノミを駆除することはできません。
完全駆除ができず成虫や卵が残ってしまうと、ノミはまたすぐに大繁殖します。
そうなると愛猫だけでなく、飼い主さんのQOLも大きく低下することになりかねません。
ノミは卵のうちから根こそぎ駆除して、ライフサイクルを根絶することが鉄則です。
猫のノミを完全駆除するには“ノミ駆除薬”が最も効果的

猫のノミを完全に取るなら、ノミ駆除薬を使うのが確実です。
たとえば、人気の「ネクスガードキャットコンボ」の効果をみると、24時間後に99.8%のノミが死滅。さらに1ヶ月にわたってノミの産卵を阻害するため、お薬を垂らすだけでほぼ完全駆除が目指せます。
こちらのコラムでは、人気のノミダニ駆除薬を比較してランキング形式でご紹介しています。
「どのお薬がいいの?」と迷う方は、ぜひご覧ください。
スプレータイプのノミ駆除薬も
猫用のノミ駆除薬はほとんどが皮膚に垂らすスポットオンタイプですが、なかにはスプレータイプの「フィプロフォート・スプレー」といった商品も販売されています。
CMでもおなじみの「フロントラインシリーズ」のジェネリック版で、被毛を分けて皮膚に直接スプレーするタイプです。生後2日の子猫にも使える安全性が確認されています。
4kgの猫の場合、1回当たりの投薬量は8プッシュ。250mlボトル1本で、20ヶ月分をまかなうことができます。
スプレーで猫のノミ取りをしたい方は、チェックしてみてください。
ノミの再寄生を防ぐために
愛猫に再びノミが寄生しないために、ぜひ実践したいことを2つご紹介します。
室内の清掃を行う

もし「ノミ駆除薬を使ってるのに、また猫にノミが付いている…」と感じるときは、家の中ですでにノミが卵を産み、繁殖している可能性があります。
そんなときは、お部屋の掃除方法を少し見直してみましょう。
- 床に塩をまいてから掃除機をかける
- 粘着クリーナーを使う
- 燻煙剤や殺虫剤を焚く
- 洗濯物は乾燥機で乾かす
- 徹底的な駆除は業者へ依頼
塩はノミや卵から水分を奪って死滅させます。その後に掃除機をかけると除去効果アップ!
ラグやファブリック製品に潜むノミは粘着クリーナー(コロコロ)が便利です。
使用するときは、安全のためペットを一時的に避難させましょう。
ノミが死滅するとされるのが60~70℃。乾燥機の熱はだいたいこのくらいです。
自力での駆除が難しいと感じたら、害虫駆除業者を頼りましょう。
完全室内飼育にする

ノミが猫につく主な原因は、屋外で寄生されること。
外に出るほどノミに遭遇するリスクも高まるため、猫を完全室内飼いにすることはノミ対策として有効です。
ただし「完全室内飼いだから絶対に大丈夫」というわけではありません。
たとえば、動物病院に連れて行ったとき、ベランダに出たとき、さらには飼い主さんが外からノミを持ち込んでしまったときなど、猫がノミに寄生される危険は常に付きまといます。
だからこそ、室内飼育であってもノミ駆除薬の定期的な投薬は必要です。
通年予防をする
一般的に猫のノミ予防は、ノミが活動し始める3月頃から、感染ピークが落ちつく12月頃までおこないます。
しかしながら、近年はエアコンの普及などにより、寒い冬でもノミが活動しやすくなってきました。
そのため、一年中ノミ予防を続ける「通年予防」が推奨されるようになっています。
とくに室内は、一年を通して快適な室温に設定しているご家庭も多いはず。
人間や猫にとって過ごしやすい環境は、ノミにとっても快適です。
室内にノミを繁殖させないためにも、愛猫に対するノミの通年予防をおすすめします。
大繁殖する前にノミ駆除薬の投与を
一般的に知られている猫のノミの取り方は、基本的に完全駆除はできません。
もしノミを取り逃すと、その後すぐに大繁殖してますます根絶が難しくなります。
そうなると、猫の健康被害はもちろん、飼い主さんの日常生活にも影響を及ぼしかねません。
猫にノミを見つけたら、まずはノミ駆除薬が第一選択肢となります。
ブラッシングやシャンプーよりも簡単でありながら完全駆除も目指せるため、ノミの寄生の悪循環を断ち切ることが可能です。
ノミ駆除薬を試してみたい方は、こちらのコラムからご覧ください。
参考サイト(外部リンク)

ペットのお薬通販『ぽちたま薬局』スタッフです。
10年以上の犬の飼育経験と動物介護士の知識をもとに、ペットの病気やお薬の情報を発信します。















