保護犬・保護猫を飼いたい!里親になる条件や費用、保護っ子のメリットは? 

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保護犬・保護猫を飼いたい!里親になる条件や費用、保護っ子のメリットは? 

かわいいワンちゃんや猫ちゃんの動画で癒される日々。

ワンちゃんや猫ちゃんを飼いたいと思っている方が増えているのではないでしょうか。

近年では、ペットショップに対するイメージが悪化しており、保護犬や保護猫を家族として迎えたいと考える方が多くなっています。

本記事では、どのようにして里親になるのか、条件や費用などについてもリサーチしましたのでご紹介します。

保護犬・保護猫を飼いたいと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

保護犬・保護猫とは?

保護犬・保護猫とは?

保護犬・保護猫とは、飼い主に捨てられた、劣悪な飼育環境にいた、迷子になって帰れなくなったなど一時的に保護された犬猫のことです。

ブリーダーの廃業、飼い主の経済的問題や災害など、保護された背景はさまざまです。

保護された犬猫は、動物愛護センターや保護ボランティアなどに預けられ譲渡活動を通して新しい飼い主が見つかるのを待ちます。

保護犬・保護猫はどこから来るのか?保護された後の処遇について知りたい方はコチラの記事を参考にどうぞ。

保護犬・保護猫の里親になるには?

保護犬・保護猫の里親になるには?

保護犬・保護猫の里親になるには、大きく分けて4つの方法があります。

それぞれご紹介しますのでぜひ参考にしてみてください。

譲渡会に参加する

譲渡会とは、保護された犬猫の新しい飼い主を見つけるための取り組みのことです。

実際に犬猫に触れたり、抱っこすることも可能な譲渡会もあり、相性の良し悪しを確認できるのが魅力です。

保護された経緯や性格、飼育する上での注意点などを細かく教えてもらうことができるため、初めて犬猫を迎える方でも安心です。

また、譲渡前には1~2週間ほどのトライアル期間(お試し飼育期間)が設けられている場合が多く、生活していく上での相性やトラブルなどがないかなどの確認が可能です。

譲渡会について詳しくは知らない方は、こちらの記事を参考にどうぞ。

保護猫シェルターや保護猫カフェを尋ねる

保護猫シェルターや保護猫カフェの中には、里親の募集も行っているところがあります。

直接その施設を訪問する必要があること以外は、基本的に上述した譲渡会と流れは同じです。

保護猫シェルターについて、詳しくはこちらでも紹介しています。

保健所・動物愛護センターで引き取る

各都道府県の保健所が管理している動物愛護センターから直接引き取ることが可能です。

動物愛護センターのサイトで譲渡条件を確認し、里親になるための講習会を受講します。

各自治体によって異なりますが、保護犬・保護猫との相性確認、飼育環境や家庭訪問などを経て譲渡されます。

保健所の場合、譲渡会のようなトライアル期間が設けられていないため、相性確認が十分にできないこともあり、引き取る際には注意が必要です。

動物愛護センターのお仕事について興味のある方は、コチラの記事も参考にどうぞ。

里親募集サイトを利用する

近年では、さまざまな事情によりペットを手放さなければならなくなった飼い主と里親になりたい方をつなぐ「里親募集サイト」が増えています。

里親募集サイトは、ボランティア団体やNPO法人などが運営しており、保護犬・保護猫だけでなく個人宅で生まれた子犬や子猫なども対象となっています。

そのため、比較的若いワンちゃん猫ちゃんと出会うことが可能です。

譲渡の条件や受け渡し方は、譲渡会や保健所と異なり募集主によって変わるため注意が必要です。

里親になるための条件とは?

里親になるための条件とは?

誰でも簡単に里親になれるわけではありません。

里親になるには、その条件をクリアしなくてはなりません。

条件は犬猫の保護主によって異なりますが、例えば以下のような条件が挙げられます。

・18歳以上60歳未満
・家族全員の同意がある
・家族に動物アレルギーの物がいない
・飼育できる経済能力がある
・飼育可能な住居に住んでいる
・不妊去勢手術を行える

これらはあくまで一例ですが、基本的には厳しい条件が設定されています。

保護犬や保護猫の中には、飼育放棄や虐待を受けたり、捨てられたりと深く傷ついた子たちが多くいます。

大切な命を預かる、責任を持って飼育するという意識を持ってもらうため、厳しい条件が設定されているのです。

譲渡にかかる費用は?

譲渡にかかる費用は?

譲渡にかかる費用について、いくらかかるのか相場や内訳もあわせてリサーチしました。

保護犬や保護猫を譲渡会から迎える場合、譲渡費用は約3~6万円前後のところが多いです。

ワクチン接種や去勢・避妊手術、飼育費など譲渡するまでに多くの費用がかかっているためです。

保健所の場合、譲渡費用は無料ですがマイクロチップ登録の手数料などで1万円ほど費用がかかります。

実費以外の譲渡費用を請求、内訳を提示しない場合は違法な団体の可能性もあるため注意が必要です。

犬の飼育に掛かる費用

犬を飼育するにあたって、譲渡費用以外にも多くの費用がかかります。

飼い始める際に必要な費用と、その内訳をご紹介します。

犬飼育の初期費用(一部)
畜産登録 3,000円
マイクロチップ登録料 3,000~5,000円
狂犬病予防接種 3,000~4,000円
混同ワクチン接種 3,000~10,000円
去勢・避妊手術代 20,000~50,000円

※引き取る保護団体によっては、不要な項目もあります。

ほかにも、犬の飼育環境を整えるためにケージトイレシートハーネスリードおもちゃなどさまざまなグッズが必要です。

これらは一部であり、犬の生涯飼育費用は約250万円かかると言われています。

保護犬を迎える前に、経済的余裕があるかきちんと確認をしましょう。

猫の飼育に掛かる費用

犬と同様に猫にかかる費用も安くはありません。

一般社団法人ペットフード協会によると、猫の生涯飼育費用は約130万円以上という調査結果が出ています。

猫を迎え入れる際に必要な初期費用と、その内訳をご紹介します。

猫飼育の初期費用(一部)
マイクロチップ登録料 3,000~5,000円
健康診断 5,000~10,000円
去勢・避妊手術代 15,000~30,000円
ワクチン接種 3,000~7,500円

※引き取る保護団体によっては、不要な項目もあります。

これらの他にも、猫が過ごしやすい環境を作るためにキャットタワー爪とぎ猫用トイレおもちゃなども用意してあげる必要があります。

消耗品やフード代、ワクチン代、病気になった時の治療費などをあわせると負担はかなり大きくなるため事前に確認しておくことが大切です。

保護犬・保護猫を飼う前に知っておきたいこと

保護犬・保護猫は、さまざまな理由から保護されて新しい飼い主を待っています。

家族として迎え入れる前に知っておくべきことがいくつかありますので、ぜひ参考にしてみてください。

メリットとデメリット

メリット

・トライアルで相性を確認できる
・健康状態を把握した上で引き取れる
・既に人なれしている子が多い
・費用があまりかからない
・怪我や病気の心配が少ない
・行き場のない子を減らせる

保護主さんから飼育場の注意点や好みなど、助言を受けられる機会があり、相性の良い子と出会いやすいというのが最大のメリットです。

また、既に人慣れしている場合が多く、ペットショップで子犬・子猫を迎えるよりも飼育がしやすい魅力もあります。

デメリット

・条件をクリアないと引き取れない
・好きな犬種、猫種では探しにくい
・病気やハンデを抱えている子もいる

まず挙げられるのが、条件に当てはまらないと引き取れないという点があります。

また、出自や生育環境によって、既に何かしらの病気や障害を抱えている子もいます。

それ自体は引き取る上でのデメリットにはならないのですが、今後も医療費が必要なことを考えて慎重な選択をする必要が出てきます。

保護犬・保護猫との接し方

保護犬・保護猫は、もともと野良犬や野良猫で人間に慣れていない、飼育放棄や虐待によって人間を怖がっている場合があります。

そのため、臆病になっていたり神経質になっていたりすることも多いです。

また、お家に迎えてすぐの時期は、環境の変化に戸惑って体調を崩すことも多々あります。

最初はお世話のみをして、人間に慣れてもらうようにゆっくりとコミュニケーションをとっていきましょう。

ストレスを与えないように慎重に接していくことが大切です。

保護猫との接し方については、コチラの記事も参考にどうぞ。

よく検討した上で決断を

里親になる方法は、主に「譲渡会」「保健所」「里親募集サイト」の3つです。

各自治体、保護団体によって異なりますが、里親になるには一定の条件があり、条件をクリアしないと里親になることはできません。

また、保護犬・保護猫を迎え入れる場合、初期費用以外にも多くの費用がかかるため、金銭面の余力があるかどうかは非常に重要です。

保護犬・保護猫が二度と悲しい思いをしないためにも、よく検討した上で里親になることをおすすめします。

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