保護猫が懐かない?猫に嫌われるNG行動と、好かれるための心掛けを紹介

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保護猫が懐かない?猫に嫌われるNG行動と、好かれるための心掛けを紹介

保護猫は懐かないと思っていませんか?

結論から言うと、決してそんなことはありません。

確かに、過去に辛い経験をした保護猫の場合、人への警戒心が強く、懐くまでに時間が掛かる場合はあります。

しかし、猫の保護主さんが賢明に愛情を注いでくれるおかげで、里親の元に巣立っていく猫の多くは人に慣れています。

もし、あなたが既に保護猫を迎えていて、それでいて中々懐いてくれないと感じているのであれば、それはあなたの行動に問題があるのかも知れません。

この記事では「保護猫は懐かないの?」に対する回答と、懐いてもらう為の行動などについてご紹介していきます。

保護猫は懐かないの?

保護猫は懐かないの?

長い間野良猫として過ごしていた子や、虐待や育児放棄にあった子などは警戒心が強く、人間に対して中々心を開きにくい傾向があります。

そういった背景から、保護猫は懐かないというイメージを持たれている方は多くいます。

しかし、生活環境を整え、猫の特性を理解し、行動を改めることで、猫に懐いてもらう努力をすることはできます。

もしあなたが既に保護猫を迎えていて「懐いてくれない…」と悩んでいたとしても、諦めることはありません。

これから保護猫を迎えたいと考えている方であれば、保護主さんから猫の特性や背景についてアドバイスを受けると良いでしょう。

そもそも保護猫がどこから来るのか、興味のある方はコチラの記事もオススメです。

猫が嫌いな人に見せる行動

まずは、あなた自身が猫からどう思われているかをチェックしましょう。

猫は、嫌いな人間に対して以下のような行動を取ると言われています。

猫が嫌いな人に見せる行動

・威嚇、攻撃する
・後ずさりする、隠れる
・しっぽを大きく振る
・耳が後ろに向く(イカ耳)
・呼んでも無視する

もしこれらの行動を頻繁に見せている場合、まだ心を開いていないと言えるかも知れません。

この状態の猫に対しては、無理にスキンシップを取ってはいけません。

焦らずに適切な距離を保ちながら、猫が警戒心を解いてくれるのを待ちましょう。

保護猫が懐かない原因は?

保護猫が懐かない原因は?

上述した内容に心当たりがあるならば、次は理由を考えましょう。

保護猫が懐かないことには、原因があります。

警戒心が強い子が多い猫には、安心できる場所だと感じさせてあげることが大切です。

そのためには、猫が自由に行動できて落ち着ける環境が必要になります。

これから紹介するポイントに当てはまる場合には、行動を改めてあげてください。

過度に触れようとする

過度に触れようとすると、猫は警戒心が強くなります。

多くの猫は、犬とは違って過剰なスキンシップを好まないと言われています。

猫との関係を築くためにはスキンシップも大切ですが、無理に触れるとストレスを感じる可能性があります。

警戒させないためにも、しつこく構わずに猫のペースに合わせることを意識して、自由に行動させてあげましょう。

声や物音が大きい

声や物音が大きい環境では、猫が懐かない可能性があります。

猫は、人間の8倍もの優れた聴覚をもっていると言われる、大きな音が苦手です。

人間が普通だと感じている音量も、猫には大音量で聞こえているため、大きなストレスになっている可能性があります。

同じ空間で過ごすときには、声のボリュームを下げて、大きな物音を出さないように注意しましょう。

急にせわしなく動き出す

保護猫を驚かせないように、動くときはゆっくりとした動作を心がけましょう。

バタバタとせわしなく動く人は、猫にとって苦手な相手です。

猫は基本的に警戒心が強く怖がりなので、予測できない動きをされるとストレスを感じます。

ほかにも、元気いっぱいの子どもが苦手な猫も多くいます。

猫が嫌いな臭いを発している

猫が嫌いな臭いを発している場合にも、懐かれない可能性があります。

例えばレモンやみかんなど柑橘系の酸っぱい臭いは、猫は本能的に嫌う傾向にあります。

同様に、香水柔軟剤タバコの臭いも苦手な子が多いと言われています。

これらの発する匂いは、私たちの生活にはありふれた匂いかも知れませんが、人間よりも遥かに優れた嗅覚を持つ猫にとっては苦痛になり得ます。

全ての匂いを消すことはできませんが、可能な範囲で猫のイヤがる臭いは注意してあげましょう。

猫に懐いてもらうにはどうしたらいい?

ここからは、猫との距離を縮める為の具体的な行動を紹介します。

猫に懐いてもらうにはどうしたらいい?

なぜこれらの行動が効果的なのか、理由を説明します。

猫が興味を示すまで無視する

猫に懐いてもらうためには、猫が興味を示すまで無視することが大切です。

警戒心の強い猫は、人間が危害を加えない安全な生き物だと判断するまで心を開きません。

猫にとって安全な人は、嫌なことをしてこない相手です。

ずっと監視されたり構われたりすると、いつ危害を加えられるかと警戒してゆっくり休めません。

興味を示すまでは無視をして、保に安全だと認識させてあげましょう。

高い声で、穏やかに話し掛ける

高い声で、穏やかに話しかける人は猫が懐きやすい人です。

猫にとって、高い声は聞き取りやすいといわれています。

逆に、低い声は動物の唸り声に近いため、威嚇されているように感じるのです。

男性よりも女性のほうが猫に懐かれやすい傾向にある、と言われるのはそのためです。

声をかける場合は高めの声で、穏やかに話しかけてあげましょう。

リラックスできる生活環境に整える

リラックスできる生活環境に整えると、猫が安心できて懐きやすくなります。

気温や湿度、トイレなどの環境づくりは猫にとって重要です。

猫が快適と感じる温度は20~28℃、湿度は40~60%とされています。

また、排泄場所の近くでの食事や汚れたトイレを嫌います。

トイレは、環境や設置場所に配慮が必要です。

保護猫にストレスがたまらないように、快適な環境を整えてあげましょう。

構って欲しいのサインを見逃さない

猫は、構ってほしいときにサインを出します。

以下の行動をしているときは、見逃さないようにして構ってあげてください。

・お腹を見せる
・喉を鳴らす
・後をついてくる

猫にとっての急所であるお腹を見せているときや、喉を鳴らしているときは、安心して甘えている証拠です。

飼い主の邪魔をするように後をついているときも、構ってほしいアピールをしています。

猫の愛情表現・懐いてくれたサインは?

猫の愛情表現・懐いてくれたサインは?

・尻尾を立てて近寄ってくる
・口がうっすら開いたり舌が少し出ていたりする
・お腹を見せて寝る
・身体を舐めてくる
・飼い主の近くで眠る

飼い主を信頼している猫は、これらの行動を取るといわれています。

もし猫がこうした行動を見せてくれた時は、もうあなたに懐いてくれた、信頼してくれたと考えて良いでしょう。

もちろん適切な距離感を保つ必要はありますが、猫が甘えたいと近付いてきたときには、思いっきり甘えさせてあげましょう。

猫が慣れるまでの期間は?

猫が慣れるまでの期間は、年齢や性格、育ってきた環境によってもさまざまです。

人間に慣れている猫でも、2~3週間ほどかかるといわれています。場合によっては数か月、数年かかる子もいます。

早く仲良くなりたいと焦ってしまいますが、猫が慣れるまではのんびりと気長に待ってあげてください。

また、保護猫を譲り受けるときには、性格や保護された経緯や日数、好きな食べ物などの情報も集めておきましょう。

猫に合った過ごし方を見つけてあげてください。

猫のペースに合わせて、少しずつ距離を縮めよう

保護猫も懐くようになりますが、環境に慣れるまでの時間は猫によって違います。

時間はかかりますが、愛情をもって正しく接していれば、自然と猫にも敵ではないことが伝わります。

はやく仲良くなりたいからと、無理に触れたりしつこく構ったりする行為は逆効果です。

猫が興味を示すまでゆっくり待ってあげれば、飼い主の愛情も伝わります。

大切なのは、猫のペースに合わせて距離を少しずつ縮めることです。

そうすれば、いつかきっと猫も心を開いてくれるでしょう。

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