猫のノミ・ダニ予防の料金

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猫のノミ・ダニ予防の料金

ノミやダニは猫に寄生し、さまざまな病気を媒介する恐れのある寄生虫です。
人間の靴や服にくっついたまま気づかないうちに室内に侵入するため、愛猫が完全室内飼いの場合においても油断はできません。

この記事では愛猫の健康を守るために大切なノミ・ダニ予防にかかる料金について、詳しくまとめていきます。

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猫のノミ・ダニ駆除薬の種類

猫用のノミ・ダニ駆除薬には、食べるタイプ皮膚に投与するタイプなどさまざまな種類があります。
いずれも駆虫効果のある成分を配合し、寄生虫を数時間~数日ほどで駆除します。

一般的に1ヶ月に1回投与する治療薬が多く、1ヶ月あたりの相場は1,000~3,000円ほどです。

またノミ・ダニ駆除薬は種類により特徴が異なるため、愛猫の性格やライフスタイルに合ったものを選ぶといいでしょう。

■スポットタイプ
商品名:フロントラインプラス、マイフリーガード、フィプロスポット、プロテクトプラス など
皮膚に薬剤を垂らすだけで効果を発揮するノミ・ダニ駆除薬です。
お薬を飲むのが苦手な子でも簡単に投与ができ、さまざまな製品が登場しています。
しかし薬剤を舐めると副作用が出る可能性があるため、投与する部位に注意が必要です。

■スプレータイプ
商品名:フロントライン・スプレー
体に噴射するタイプのノミ・ダニ駆除薬です。
生後2日齢から使用できます。

■食べるタイプ
商品名:クレデリオ錠
食べさせることでノミ・ダニ予防ができるお薬です。
そのままあげたり、ご飯に混ぜて与えたりすることができます。

猫のノミ・ダニ予防の料金相場

猫のノミ・ダニ予防の料金相場

猫のノミ・ダニ予防の1ヶ月あたりの料金相場は、次のようになります。

初診料:1100円~2000円
再診料:600円~900円
検査料:(動物病院や検査内容により検査料は変わる)
ノミ・ダニ駆除薬:1000円~3000円

まず、猫のノミ・ダニ予防にかかる費用は、薬代だけではありません。
動物病院で猫のノミ・ダニ駆除や予防をしてもらう際にかかる費用の中には、薬代以外に初診料や再診料、検査費などの費用も含まれます。
初診料や再診料、検査費にかかる費用や実際の検査内容は一定ではなく、動物病院により異なります。

また猫のノミ・ダニ駆除薬には多数の種類が登場しており、取り扱いのある種類も動物病院により多種多様です。
例え同じ種類のノミ・ダニ駆除薬であっても動物病院ごとに値段が異なる場合もあるため、行きつけの病院にお問い合わせください。

スポットタイプ

スポットタイプは、薬剤を猫の首筋(肩甲骨の間)に垂らして投与するタイプのノミ・ダニ駆除薬です。

猫のノミ・ダニ駆除薬の中でも、スポットタイプでよく使用されているのがレボリューションネクスガードキャットコンボという種類になります。
ノミ・ダニ駆除と同時にフィラリアやお腹の虫(回虫など)の感染予防もできるため、ひとつで多くの種類の寄生虫を防ぐことが可能です。

レボリューションやネクスガードキャットコンボは要指示医薬品となるため、Amazonや楽天市場、またペットショップなどでは市販されていません。
購入方法は動物病院で獣医師に処方してもらう、あるいは個人輸入代行サイト(通販)で海外製の製品を取り寄せることの2択になります。

以下は、海外通販や動物病院におけるスポットタイプのノミ・ダニ駆除薬の価格相場です。

レボリューション(1ヶ月分)
通販 動物病院
2.5kg未満 1,766円 1,425円
2.5~7.5㎏未満 2,733円 1,970円

ぽちたま薬局では、価格の安いレボリューションジェネリック(商品名:レボスポット)の取扱いもあります。

>>レボスポット(レボリューションジェネリック)の詳細はこちら

ネクスガードキャットコンボ(1ヶ月分)
通販 動物病院
2.5kg未満 2,300円 1,700円
2.5~7.5㎏未満 2,500円 1,900円

>>ネクスガードキャットコンボの詳細はこちら

食べるタイプ

猫のノミ・ダニ駆除薬の中で、食べるタイプとして登場しているのはクレデリオ錠のみです。

ロチラネルという有効成分を含んだ錠剤で、投与後4時間で効き始める即効性が特徴になります。
さらにビーフフレーバーがついているため、嗜好性がよく投与しやすいノミ・ダニ駆除薬です。

クレデリオ錠も動物病院のみの取り扱いとなり、1錠1,700円~が相場価格となります。

クレデリオ錠(1ヶ月分)
通販 動物病院
2kg未満 1,683円 1,700円
2~8㎏未満 1,766円 1,900円

>>クレデリオ錠の詳細はこちら

スプレータイプ

スプレータイプのノミ・ダニ駆除薬として主流なのは、フロントライン・スプレーという製品です。
ノミやマダニに対する駆除効果があり、1回の投与で1ヶ月間効果が続く、持続性に優れたノミ・ダニ駆除薬となっています。

しかしスプレータイプのノミ・ダニ駆除薬は、今ではあまり一般的ではなく、取り扱っている病院は少なくなっている傾向にあります。
動物病院におけるフロントライン・スプレーの相場価格は、1本3,800円ほどです。

猫のノミ・ダニ予防はいつからいつまで?

猫のノミ・ダニ予防はいつからいつまで続けるべきか、目安となる期間は住んでいる地域やその年の気候により異なります。
感染ピークに合わせて3月末~11月末までとすることもありますが、近年では一年中ノミ・ダニ予防を続けることが推奨されています。

ノミは寒い冬においても、暖房が効いて暖かい室内では十分に活動することが可能です。
さらにマダニは一年中生息しているため、どちらも通年での予防が必要になります。

また猫はノミ・ダニ以外にフィラリアなど他の寄生虫の予防も必要になるため、オールインワンタイプのノミ・ダニ駆除薬の使用がおすすめです。

ノミ・ダニの予防をしていないとどうなる?

ノミ・ダニの予防をしていないとどうなる?

猫のノミ・ダニ予防をしていない場合、多くのリスクがあります。

ノミやマダニは猫の体表に寄生すると、吸血や産卵をしながら繁殖していきます。
貧血・かゆみなどの症状が起こり、猫にとっての精神的なストレスは大きなものです。

さらにノミアレルギー、ノミ刺咬症、SFTS(重症熱性血小板減少症候群)など多くの病気を媒介し、命に関わることも珍しくありません。

またノミの感染は、人間にも被害をもたらす猫ひっかき病のリスクにもつながります。
ノミが猫に感染した際に「バルトネラ」という細菌を媒介し、バルトネラに感染した猫がひっかいたり噛んだりした傷から人間にも感染します。

飼い主さんと愛猫、お互いが健康に過ごすためにもノミ・ダニ予防は重要です。

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参考
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)を発症した猫の1例(外部リンク)
犬・猫におけるノミ寄生:病態・診断・治療・予防(外部リンク)
大腿部皮下腫瘤を主訴に来院した猫ひっかき病の一例(外部リンク)

まとめ

ノミやダニは猫にかゆみや貧血などの症状を引き起こし、また多くの病気を媒介する危険性があります。
子猫はもちろん、成猫であっても命に関わるリスクはゼロではありません。

また猫に寄生したノミやダニは、SFTSや猫ひっかき病など飼い主さんの健康を脅かすことも報告されています。

猫にも飼い主さんにも厄介なノミやダニですが、感染のピークとなるのは梅雨の時期や夏~秋頃です。
しかし暖かい室内では一年中活動できるため、季節を問わずいつでも感染する可能性があります。

従って愛猫や飼い主さんの健康を守るために、通年でのノミ・ダニ予防がおすすめです。
近年ではノミやダニだけではなく、フィラリアやお腹の虫にも効くオールインワンタイプのノミ・ダニ駆除薬も登場しているため、寄生虫による多くの病気を予防することができます。

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