最終更新日: 2024.07.25

【徹底比較】レボリューションとレボリューションプラスの違い

犬猫のフィラリア予防、ノミ・ダニ駆除薬として知られるレボリューション。
そのレボリューションが進化し、レボリューションプラス（猫用）という商品が発売されています。

レボリューションプラスになったことで、何が変わったのでしょうか？
今回は、レボリューションとレボリューションプラスの違いについて紹介します。

※レボリューションプラスは猫用のみで、犬用は製造されていません。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。

レボリューションとレボリューションプラスの違い

レボリューションプラスになってからの一番の違いは、駆除対象が増えたことです。
レボリューションではできなった鉤虫とマダニの駆除が可能になっています。

駆除対象の追加以外では、ノミの駆除時間、値段、妊娠・授乳中の使用の点で違いがあります。

レボリューションプラスでは、新たにサロラネルという成分が追加されました。
そのため、駆除対象が広がりマダニ・鉤虫駆除が可能になっています。

マダニはペットだけでなく、人間に対してもあらゆる病気を媒介します。
重症熱性血小板減少症候群（SFTS）という感染症は、マダニに刺されることで発症し、発熱や下痢・腹痛などの症状を引き起こします。
最悪の場合、命を落とすことも。

ペットも人もマダニとの接触は避けるのが得策です。
その点を踏まえると、マダニ駆除ができるレボリューションプラスはより安心感があるかと思います。

ノミの駆除時間も短縮されました。
即効性を求めるのであれば、レボリューションプラスがオススメです。

	レボリューション	レボリューションプラス
駆除時間	48時間で99％駆除	24時間で100％駆除

24時間でほぼ100％駆除、新たな寄生も防ぐことができます。
室内飼いであっても、ノミは飼い主の衣服に付いて持ち帰ることがあるので、定期的な予防が必要です。

寄生虫の駆除対象は広がりましたが、妊娠・授乳中には使うことができなくなりました。

妊娠・授乳中の使用が危険ということではなく、安全性が確認されていません。
安全性が確認されれば使える可能性もありますが、現時点は未確認となっています。

違いは分かっても、結局どっちにしようと迷われる飼い主さんは少なくないかと思います。
この場合はコレ！というように分かりやすくまとめてみました！

妊娠・授乳中の猫には、迷わずレボリューションを使いましょう。
レボリューションはマダニ・鉤虫駆除はできないですが、妊娠・授乳中の安全性が確認されています。

毒性は極めて低く、皮膚に付着しても問題ありません。
成分がひとつだけのレボリューションは、複数の成分を含むレボリューションプラスに比べると副作用のリスクも低いです。

レボリューションには、ジェネリックもあります。
レボリューションと同じ成分でありながら、お安くなっています。

こちらは、レボリューションのジェネリックであるレボスポットという商品です。

レボリューションとの違いは、値段とパッケージ。
レボリューションよりも1,000円以上安く、パッケージは日本語表示です。
毎月の薬代を節約したいという飼い主さんにオススメです。

レボリューションは、マダニ・鉤虫駆除ができません。
レボリューションを使った上でマダニ・鉤虫駆除も必要な場合は、また別の薬を使用しなければいけません。

そうなると、猫にとっても飼い主さんにとっても負担になりますよね。
マダニ・鉤虫駆除も必要という場合は、レボリューションプラス1本で済ませるのがオススメです。