犬につくダニの種類と症状を徹底解説!対策をしないと危険です

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犬につくダニの種類と症状を徹底解説!対策をしないと危険です

「最近、愛犬の体に黒い虫が…もしかしてダニ?」
そんな小さな異変が、大きな健康リスクにつながることも。

この記事では、犬につくダニの種類やマダニが媒介する病気、そして自宅でできる簡単な駆除・予防法をわかりやすく解説します。
愛犬の健康を守るために、今すぐ正しい知識をチェックしましょう。

以下が、主なダニの種類と症状です。
本記事で詳しく解説していきます!

ダニの種類 主な症状
マダニ 皮膚炎、貧血、全身の脱力や麻痺
イヌミミヒゼンダニ 耳のかゆみ、黒い耳垢、頭を振る仕草、耳を掻く
イヌセンコウヒゼンダニ 激しいかゆみ、フケ、脱毛
ツメダニ かゆみ、フケ、湿疹、脱毛
ニキビダニ 脱毛、フケ、皮膚の赤みやただれ
イエダニ かゆみ、赤い発疹、腫れ、脱毛

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犬につくダニの
種類と症状

犬につくダニの種類と症状

犬に寄生するダニには複数の種類があり、それぞれが引き起こす症状も異なります。
以下に、主なダニの種類と症状をまとめました。

それぞれのダニには特徴的な症状があり、放置すると皮膚トラブルが悪化するだけでなく、感染症に発展するおそれもあります。

とくにマダニは、人にも病気を媒介する厄介な存在。
愛犬と暮らすご家族全員が、しっかりとした対策を取ることが重要です。

マダニ

マダニ

マダニは草むらや茂みに潜む寄生虫で、犬の顔や耳、足元など皮膚が薄い部分に寄生し、吸血によって大きく膨らみます。

感染経路としては、散歩やドッグランなど外出時に付着するケースが多く見られます。

犬の皮膚にマダニが噛みついて吸血すると、以下のような症状を引き起こします。

  • 同じ場所をしきりに舐める、噛む
  • 皮膚の発疹や炎症
  • 貧血
  • かさぶた
  • 頭を振る
  • 足もしくは全身の脱力や麻痺 など

また、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)など人にも感染する病気を媒介するため注意が必要です。

予防には月1回の駆除薬が効果的で、マダニやノミに対応する「ネクスガード」の使用がおすすめです。
散歩後のブラッシングや生活環境の清掃も併せて行いましょう。

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イヌミミヒゼンダニ

イヌミミヒゼンダニ

イヌミミヒゼンダニは、わずか0.3〜0.5mmの小さなダニで、犬の耳内に寄生して耳垢や分泌物をエサに繁殖します。
肉眼では見えにくく、気づかないうちに犬の耳の中で繁殖していることも。

愛犬に次のような症状がみられる場合は、イヌミミヒゼンダニに寄生されている可能性があります。

  • 強いかゆみ
  • 頭を頻繁に振る
  • 後ろ足で耳をかく
  • 黒い耳垢が増える
  • 耳から悪臭がする など

感染は他の犬との接触や、共用のベッド・ブラシから起こるため、多頭飼いやドッグラン利用時は注意が必要です。
まれに人へも感染するため、早期の駆除が肝心です。

耳ダニ対策には、効果が認められているスポットタイプの駆除薬「レボスポット(レボリューションジェネリック)」がおすすめです。

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イヌセンコウヒゼンダニ

イヌセンコウヒゼンダニは、激しいかゆみを引き起こす皮膚病「疥癬(かいせん)」の原因となるダニです。
体長はわずか0.25〜0.3mmと非常に小さく、主に耳・足・腹部など被毛が薄い部位に寄生し、皮膚の中にトンネルを掘って生活します。

感染経路は、ドッグランやペットホテルの利用、野生動物との接触など。
他の犬との接触が多い環境では特に注意が必要です。

感染すると、以下のような症状を引き起こします。

  • 強いかゆみ
  • フケ
  • 部分的な脱毛 など

まれに人にも感染することがあるため、早めの対処が肝心です。

このダニを含む複数の寄生虫(マダニ・ノミ・ミミヒゼンダニ)に効果を発揮するおすすめの駆除薬は「シンパリカ」です。

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ツメダニ

ツメダニは体長0.4~0.5mmほどの小さなダニで、犬の体表を歩き回る様子から「歩くフケ」と呼ばれることもあります。

主な感染経路は、感染した犬との接触や、汚染されたベッド・毛布・ブラシなどの共有
また、ノミやハエなどの外部寄生虫により媒介されるケースもあります。

感染すると、以下のような症状が見られます。

  • フケが目立つ
  • かゆみ
  • 湿疹
  • 脱毛 など

特に背中や腰、肩といった部位に寄生しやすい傾向があります。

人間にも一時的に感染することがあり、強いかゆみを引き起こすこともあるため、発見し次第すみやかな対処が必要です。

ニキビダニ

ニキビダニ

ニキビダニは体長約0.3mmの非常に小さなダニで、健康な犬の皮膚にも普段から存在しています。

通常は無害ですが、免疫力が低下した際に異常繁殖し、皮膚にトラブルを引き起こすことがあります。

主な症状
  • 発疹
  • 皮膚の腫れ
  • 出血
  • 脱毛 など

悪化すると、細菌の二次感染により白い発疹やただれが見られることもあります。

ニキビダニは人には感染しないため、飼い主さんへの感染リスクは心配ありません。
症状に気づいたら、早めに動物病院で診てもらうことが大切です。

イエダニ

イエダニは体長0.6~1.0mmほどと、他のダニよりやや大きめで、家の中に生息しています。
ベッドやソファ、カーペット、犬の寝具などに潜んでいることが多く、環境中で知らぬ間に増殖してしまうことも。

イエダニ自体が犬に直接害を与えることは少ないですが、糞や死骸がアレルゲンとなり、以下のような皮膚アレルギーを引き起こすことがあります。

  • かゆみ
  • 赤みや炎症
  • 腫れ
  • 脱毛
  • 色素沈着 など

特に耳や顔、脇の下、お腹など皮膚の薄い部分は反応が出やすく、アレルギー体質の犬は注意が必要です。
清潔な室内環境を保つことが予防につながります。

マダニの寄生で
かかる病気

マダニが寄生することでかかる病気

マダニは吸血するだけでなく、さまざまな病原体を媒介する厄介な存在。
犬だけでなく、人間にも影響を与える病気の原因になることがあり、早期発見と対処がとても大切です。

ここでは、マダニが寄生することで犬や人に感染する代表的な病気をご紹介します。

貧血

マダニは犬の皮膚にしっかりと噛みつき、長時間かけて吸血します。
もしたくさんのマダニが寄生してしまうと、大量の血を吸われて貧血を引き起こす恐れがあります。

特に体の小さな子犬や小型犬は、失血による影響を受けやすいため注意が必要です。

主な症状
  • 元気がなくなる
  • すぐに疲れる
  • 食欲が落ちる
  • 歯茎や舌が白っぽくなる
  • ぐったりする
  • 動くと失神する

このような症状が見られた場合は、すぐに動物病院で診察を受けましょう。

アレルギー性皮膚炎

アレルギー性皮膚炎

マダニが犬の皮膚に噛みつくと、その唾液に含まれる物質がアレルゲンとなって皮膚炎を引き起こすことがあります。

これは「アレルギー性皮膚炎」とよばれ、かゆみや発疹などの不快な症状がみられるのが特徴です。

主な症状
  • 強いかゆみ
  • 赤みを伴う発疹
  • 脱毛 など

アレルギー性皮膚炎の症状が出やすい部位は、耳や脇、足まわり、顔などです。
こうした部位をしきりに舐めたり、噛んだりする様子がみられる場合は、マダニによるアレルギー性皮膚炎の可能性を考え、早めの受診をおすすめします。

バベシア症

バベシア症は、マダニが媒介する原虫「バベシア」が赤血球に寄生して起こる感染症です。

犬は、バベシアを保有するマダニに2〜3日間吸血されることで感染することがあります。
特に発症例が多いのは西日本地域で、該当地域にお住まいの方は要注意です。

主な症状
  • あまり動きたがらない
  • 疲れやすくなった
  • 元気がない
  • 食欲が落ちた
  • 発熱
  • 舌や歯茎が白っぽい、もしくは黄色っぽい など

バベシア症は、急速に悪化した場合に腎障害を併発する可能性があり、さらに重症化すると全身に血栓が生じ、命にかかわる恐れもあります。

人間にはうつりませんが、犬同士では感染リスクがあるため、十分注意しましょう。

ライム病

ライム病は、マダニが媒介する細菌「ボレリア」によって引き起こされる感染症です。

犬にも人にも感染リスクがあるため、特に注意が必要です。

犬にみられる主な症状
  • 関節が腫れる
  • 触ると嫌がる
  • 足を引きずる
  • 体重減少
  • 食欲が落ちる
  • 発熱 など
人にみられる主な症状
  • 角膜炎
  • 関節炎
  • 多発性神経炎
  • 不整脈
  • 髄膜炎
  • 脳炎 など

犬は感染しても症状が現れにくいことがありますが、症状が出る場合は関節炎が最も一般的です。

一方、人間は特徴的な初期症状が乏しく診断が難しいとされているため、マダニに咬まれた覚えがある場合は早めの受診が大切です。

ダニ麻痺症

マダニの中には、吸血する際に神経に作用する毒性を分泌する種類も存在します。
こうしたマダニに噛まれることで引き起こされるのが「ダニ麻痺症」です。

主な症状
  • 歩行時の後ろ足の異常
  • 前足の麻痺
  • 顔の神経麻痺
  • 誤嚥性肺炎
  • 呼吸の低下
  • 筋肉の張り など

ダニ麻痺症は、マダニに噛まれて5~9日ほど経つと異常が出始め、その後は24~48時間のあいだに急速に進行し、呼吸不全で命を落とすリスクもあります。

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)

重症熱性血小板減少症候群とは、マダニが媒介するSFTSウイルスによる感染症です。

犬だけでなく、人にも感染する可能性があり、特に注意が必要な病気です。

犬にみられる主な症状
  • 食欲不振
  • 元気がなくなる
  • 嘔吐
  • 下痢 など
人にみられる主な症状
  • 発熱
  • 食欲不振や吐き気、嘔吐、腹痛、下痢などの消化器症状
  • 頭痛
  • 筋肉痛
  • 意識障害やけいれん、昏睡などの神経症状
  • リンパ節腫脹
  • 皮下出血 など

重症熱性血小板減少症候群には、今のところ有効な治療薬やワクチンがなく、対処療法が中心となります。

Q熱

Q熱は、マダニが媒介する「コクシエラ」という病原体に感染することで発症します。

犬は感染してもほとんどが無症状で、病気に気づかないことも珍しくありません。
ただしメス犬が感染した場合は、ごくまれに流産や死産がみられる場合があります。

また、Q熱は人への感染力が強く、以下のような症状を引き起こします。

人にみられるの主な症状
  • 発熱
  • 頭痛
  • 筋肉痛
  • 全身倦怠感
  • 呼吸器症状
  • 肺炎
  • 肝炎 など

Q熱の症状はインフルエンザに似ているケースが多いですが、慢性型に移行すると心内膜炎を引き起こし、放置すると致死率が高まる危険な病気です。

エールリヒア症

エールリヒア症は、マダニが媒介する「エールリヒア」という細菌に感染することで発症する病気です。

主にアメリカで発症例が多く報告されていますが、日本でも注意すべき感染症のひとつです。

主な症状
  • 間欠熱(高熱と平熱を繰り返す状態)
  • リンパ節腫脹
  • 脾腫
  • 肝腫大
  • 鼻からの出血
  • 体重減少
  • 目からの出血
  • ブドウ膜炎
  • 血球減少症 など

エールリヒア症に感染した犬は、8~20日ほどの潜伏期間のあとに症状があらわれるケースが一般的です。

日本紅斑熱

日本紅斑熱は、マダニが保有する病原体である「リケッチア・ジャポニカ」によって発症する感染症です。

犬への具体的な症状については、現時点では明らかになっていません。

一方、人では関東地方より西側の地域で多く発症が確認されており、年間およそ300例の感染が報告されています。

人にみられる主な症状
  • 高熱
  • 頭痛
  • 倦怠感
  • 全身の紅斑 など

これらの症状以外にも、重症化した場合には多臓器不全を引き起こし、命に関わる危険性もあります。

愛犬にダニがついていたら
どうしたらいい?

愛犬にダニがついていたらどうしたらいい?

もし愛犬にダニがついているのをみつけたら、焦らず冷静に処置することが大切です。

まずは動物病院を受診し、ダニの種類に応じた駆除薬を投与してもらいましょう。

特にマダニが寄生している場合は、犬の皮膚に頭部が深く食い込んでいる可能性があります。
この状態で無理に引き抜こうとするとマダニの一部が皮膚内に残り、病気の感染リスクが高まります。

犬のダニの予防法

犬のダニの予防法

ダニから愛犬を守るためには、日ごろのケアと環境づくりがとても大切です。

以下のような予防法を、ぜひ生活の中に取り入れてみましょう。

  • 駆除薬を定期的に使う
  • ブラッシングやシャンプーを習慣化する
  • 散歩コースに気をつける
  • 室内の掃除をこまめにする

犬につくダニの対策としては、定期的な駆除薬の投与が最も確実です。
基本的に月1回の投薬で効果が1ヶ月間続き、もし愛犬の体にダニがついても駆除できるため、増殖も抑えられます。

さらに、外出後のブラッシングや定期的なシャンプーを習慣にすることで、ダニの早期発見にもつながります。

散歩では、草むらなどのダニが潜んでいそうなコースを避けるようにしましょう。

また、室内の掃除も欠かせません。
カーペットや愛犬の使うベッドにはダニが潜みやすいため、こまめに掃除機をかけたり、洗濯したりして、清潔な環境を保ちましょう。

ダニ対策をしないと
人に感染することもある

犬につくダニは、かゆみだけでなく恐ろしい病気を引き起こす恐れもあるため、油断できません。

特にマダニは、愛犬だけでなく人にも感染症をうつす危険があるため、注意が必要な存在です。
なかには、まだ治療方法やワクチンが見つかっていない病気もあるため、予防が欠かせません。

その予防として最も効果的なのは、定期的な駆除薬の投与。

ただし、使用するお薬はダニの種類や愛犬の体質に合わせて選ぶことが大切なので、獣医師と相談しながら進めましょう。

さらに、日頃からできるケアとして

  • お散歩後のブラッシング
  • 定期的なシャンプー
  • 室内のこまめな掃除

なども、ダニの寄生を防ぐポイントになります。

愛犬がいつも健康で快適に暮らせるように、毎日のちょっとした習慣からしっかりサポートしてあげましょう。

参考サイト(外部リンク)

  • 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)をはじめとするマダニ媒介性感染症の現状
  • バベシア症に罹患した生後 5 週齢の子犬に対してアドバコン・プログアニル合剤で治療を試みた 1 例
  • 日本における犬のライム病
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