肥大型心筋症は、猫が最も発症しやすい心臓病のひとつ。
初期はほとんど症状が出ないことが多いうえに、完治も難しい病気といわれています。
そのため治療では、病気の進行をできるだけ遅らせるために内服薬で管理していくのが基本です。
この記事では、猫の肥大型心筋症ではどんなお薬を使うのか、また治療費がどのくらいかかるのかを解説します。
「お薬の種類が知りたい」「お薬を購入したい」という方は、こちらからご確認ください。
猫の肥大型心筋症とは?

猫の肥大型心筋症とは、心臓の筋肉(心筋)が異常に厚くなってしまう病気のこと。
左心室を囲む心筋が厚くなることで心臓が広がりにくくなり、十分な血液を全身へ送り出せなくなります。
さらに進行すると合併症として心不全を起こし、肺水腫や血栓症などで命を落とす恐れもあります。
多くは遺伝的な体質が関わると考えられており、メインクーンやアメリカンショートヘア、マンチカンなどは発症リスクが高いとされています。
初期のうちは症状が出ないことも多く、獣医師さんに言われるまで飼い主さんが気づかなかったというケースも少なくありません。
猫の肥大型心筋症の
治療方法と費用
猫の肥大型心筋症は、完治を目指せる治療法が見つかっていません。
そのため、症状緩和や心臓にかかる負担を減らすことが治療の目的です。
- 初診料 1,000〜2,000円
- 血液検査 5,000〜12,000円
- X線(レントゲン)5,000〜10,000円
- 心エコー検査 10,000〜20,000円
初めて肥大型心筋症が疑われたときには心エコー検査に加え、血液検査なども一緒に行うことが多いです。
お薬代は動物病院や症状によっても異なりますが、1ヶ月あたり5,000〜2万円ほどと考えておくといいでしょう。
そして治療は一回きりではありません。
定期的な診察とお薬の投与が続くため、治療費の支払いがずっと発生します。
治療で使われるお薬には、強心薬や利尿薬、抗不整脈薬、血栓予防などがあります。
症状のステージによって種類は変わりますが、ここからは当サイトぽちたま薬局でも取り扱っているお薬を紹介します。
エナラプリルマレイン酸塩(ACE阻害薬)
ACE阻害薬は、血管を広げることで心臓の負担を軽くするお薬。
エナラプリルマレイン酸塩の効果は、血圧上昇や心筋肥大の抑制です。
肺水腫や胸水が見られるときに、症状を和らげる補助的な役割で使います。
ぽちたま薬局でも、エナラプリルマレイン酸塩を有効成分として含むお薬を取り扱っています。
先発薬より安く購入できるジェネリック医薬品の取り扱いもあるので、ぜひ検討してみてください。
当サイトでは、20錠1,900円~で販売中です。
トラセミド(利尿剤)
トラセミドは、胸水や肺水腫の症状が出たときに使う利尿薬です。
肺水腫とは、心臓のポンプ機能が落ちて血液がうっ血し、血管から水分がしみ出して肺にたまった状態のこと。
呼吸困難や心停止につながるため、体の外に余分な水分を排出して肺や胸の中の水分量を減らします。
ぽちたま薬局でも、トラセミドのジェネリック医薬品を販売中。
100錠2,200円~と、先発薬よりお求めやすい価格でご購入いただけます。
ラパマイシン(シロリムス)(免疫抑制剤)
ラパマイシン(シロリムス)は、2025年にFDAから条件付き承認を得たお薬。
条件付きではありますが、猫の肥大型心筋症に対してお薬が承認されたのはこれが初めてです。
180日間と試験期間は短いものの、ラパマイシン(シロリムス)の継続投与で「左心室肥大の進行を予防または遅延させる可能性がある」という結果が示されました。
ただ、長期的なデータがまだ確認されていないことや、試験対象とした猫のデータがまだ少ないことから、あくまで「条件付き承認」になっています。
ラパマイシン(シロリムス)は、現状国内で入手するのが難しいですが、個人輸入というかたちであれば通販でも購入できます。
ただし、投与量などは必ず獣医師さんに相談してください。
ぽちたま薬局では、ラパマイシン(シロリムス)を10錠3,800円で販売中です。
内科的治療で
症状の進行を遅らせる

猫の肥大型心筋症は完治が難しい病気とはいえ、適切に治療を行えば進行を遅らせられます。
適切にお薬を投与して、できるだけ長く穏やかな時間を一緒に過ごしてあげましょう。
もし治療費が高いと感じるなら、通販でお薬をまとめ買いしておくことで負担を軽減できる場合もあります。
ぽちたま薬局でも、猫の心臓病治療薬を取り扱っています。
ぜひ、愛猫との生活にお役立てください。

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