フィラリア予防薬は必要か?予防しなかったらどうなるの?

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フィラリア予防薬は必要か?予防しなかったらどうなるの?

フィラリア予防は毎年のこと。
動物病院に行くのも、予防薬を続けるのも、正直ちょっと面倒だと感じる方は多いと思います。
しかも、費用もかかるし、「うちは室内飼いだし大丈夫かも」と思いたくなる気持ちもよくわかります。

ただ、予防をしていない犬は、フィラリア症にかかるリスクが高く、重症化すれば命を落とす危険もあります。
実際に「予防していなかったばかりに、あんなことになるなんて…」というケースも少なくありません。

この記事では、なぜフィラリア予防薬が必要なのか、そして予防しなかった場合にどんなリスクがあるのかをわかりやすく解説します。
愛犬の命を守るために、ぜひ一度、立ち止まって考えてみてください。

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予防せずフィラリア症に感染したら?

予防せずフィラリア症に感染したら?

フィラリア予防をしないまま過ごしていると、思っている以上に深刻なリスクに直面することになります。

フィラリア症は、感染初期にはほとんど症状がなく、飼い主さんが気づいたときにはすでに重症化しているケースも少なくありません。
ある日突然、呼吸が苦しそうになったり、お腹が膨らんだり…そうした異変が命に関わるサインであることも。

ここからは、フィラリア症にかかってしまった犬にどんな現実が待っているのか、そして予防を怠ることがどれほど危険な選択なのかを解説していきます。

気付かない内に重症化し突然死も?

気付かない内に重症化し突然死も?

さきほどもお伝えしたとおり、フィラリア症は初期に目立った症状がなく、飼い主さんが異変に気づく頃には、病気がかなり進行しているケースも少なくありません。

フィラリアの成虫は心臓や肺の血管に寄生するため、体内では静かに、しかし確実にダメージが蓄積していきます。
そして進行すると、以下のような深刻な症状が現れることがあります。

  • 白目や歯ぐきが黄色くなる(黄疸)
    血液中のビリルビン(黄色の色素)という老廃物が体にたまることで起きます。
  • お腹がぽっこり膨れる(腹水)
    体内に水がたまり、圧迫によって苦しそうに見えることも。
  • ゼーゼーと苦しそうな呼吸(呼吸困難)
    肺の血管にフィラリアが詰まり、呼吸がしづらくなります。
  • ぐったりして食欲が落ちる(体力低下)
    血流や臓器機能が低下することで、日常的に元気がなくなります。
  • 突然倒れてそのまま…(突然死)
    心臓や肺へのダメージが限界に達すると、死に至ることもあります。

このように、フィラリア症は「少し体調が悪そう」では済まされない、命に関わる重大な病気です。
予防していなければ、ある日突然、取り返しのつかない事態を招くかもしれません。

犬の寿命は延びた。でも予防していない犬のリスクは変わらない

1980年代のはじめ、犬の主な死因はフィラリア症・回虫・ジステンパー・レプトスピラなどの感染症でした。予防薬やワクチンがまだ広く普及しておらず、こうした病気が命取りになっていたのです。

東京都内のある動物病院が30年分のカルテを集計した記録では、1980年の犬猫の平均死亡年齢は3〜4歳。それが1989年には10歳前後、1998年には14歳まで延びています。

実際の数字で、推移を見てみましょう。

犬の平均寿命の推移

犬の平均寿命の推移
時期 平均寿命
1980年代 8.6歳
2008年度 13.2歳
2011年度 13.4歳
2014年度 13.7歳
2017年度 14.0歳
2020年度 14.1歳
2023年度 14.1歳

【出典】
1980年代:Inoue M, Kwan NCL, Sugiura K.「Estimating the life expectancy of companion dogs in Japan using pet cemetery data」Journal of Veterinary Medical Science 80(7) 1153-1158(2018年)/東京都内の動物霊園の記録に基づく調査
2008年度〜2023年度:『アニコム家庭どうぶつ白書2025』第2部 第4章 どうぶつの寿命(PDF)より/ペット保険の契約データに基づく調査

動物霊園の記録を使った研究では、1980年代に8.6歳だった犬の平均寿命が、2012〜2015年には13.7歳。約1.67倍になったと報告されています。

もちろん、寿命が延びた理由はフィラリア予防だけではありません。ワクチンの普及、室内飼育の増加、フードの改善、獣医療の進歩——いくつもの要因が重なった結果です。

ただ、1980年代には主要な死因のひとつだったフィラリア症を、今はほとんど見かけなくなったのは事実です。予防が当たり前になったことの積み重ねが、この数字をつくっています。

裏を返せば、予防をしていない犬にとっては、1980年代と同じリスクがそのまま残っているということでもあります。実際にどのくらいの確率で感染するのかは、こちらの記事で詳しく解説しています。

室内飼育でも刺されていた実例

室内飼育でも刺されていた実例

「うちはずっと家の中だから、蚊なんて入ってこないはず」
そう思いたくなる気持ちはよくわかります。

ですが現実には、蚊は網戸のわずかな隙間や、玄関や窓の開け閉め、さらには服についたまま侵入することもあるのです。
人間が室内で蚊に刺されることがあるように、犬だって刺されてしまいます。

実際に、岩手県北盛岡地区の調査では、完全室内飼育の犬でも3.1%がフィラリア症に感染していたという報告があります。
外飼いよりはリスクが低いものの、「室内だから絶対に安全」というわけではないのです。

蚊の侵入は完全には防げません。
感染を防ぐ確実な手段は、“室内飼育”ではなく、“予防薬の投与”です。
大切な愛犬を守るためには、刺される可能性がある前提で予防をしていくことが欠かせません。

フィラリア予防薬で感染確率ほぼ0%!

フィラリア予防薬を正しく使用すれば、感染確率は限りなくゼロに近づけることができます。
蚊に刺されたとしても、体内でフィラリアが成長・寄生するのをしっかりと抑えてくれます。

犬のフィラリア症は、予防をしなければ3年で感染率が92%に達するともいわれる、油断できない病気です。
ですが、定期的な投与を続けていれば、突然死や心不全などの重い症状を防ぐことができます。

また、黄疸や腹水といった深刻な症状についても、予防を徹底することで発症リスクを大きく下げることが可能です。

「どんな予防薬を選べばいいの?」と迷っている方には、こちらの記事がおすすめです。
体重や体質に合わせたフィラリア予防薬の選び方や、おすすめ商品を一覧でわかりやすく紹介しています。

フィラリア予防の「よくある質問」

フィラリア予防薬のQ&A

ここで、フィラリア予防薬のQ&Aをまとめました。
これまで予防薬を与えたことがない方や、投薬に悩んでいる飼い主さんは、ぜひ参考にしてみてください。

フィラリア予防薬を飲ませたことがない!今からでも対策したほうがいい?

はい、今からでも対策をするべきです!

ただし、予防薬をあげる前に必ず動物病院を受診してフィラリア検査を受けてください。
これまで一度も予防していない、または予防を中断していた場合、すでにフィラリアに感染している可能性があります。

感染している状態で予防薬を使うと、体内にいるフィラリアの成虫が死んで血管に詰まるので非常に危険なんです。

ぽちたま薬局では、様々なフィラリア予防薬を取り扱っています。詳しくは以下のリンクから一覧ページをどうぞ。

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老犬にもフィラリア予防は必要?何歳まで続けるべき?

蚊に刺されるリスクがある限り、年齢にかかわらずフィラリア予防は必要です。
若い犬だけでなく、シニア犬でも蚊がいる環境にいるなら、しっかりと投薬を続けましょう。

「高齢だから、もういいかな…」と思ってしまうかもしれませんが、年齢ではなく“蚊に刺されるかどうか”が判断基準です。

また、「錠剤が苦手」「飲ませづらい」という場合は、皮膚に垂らすだけの“スポットタイプ”がおすすめ。
中でもレボスポット(レボリューションジェネリック)のような、価格も手頃で続けやすい予防薬なら、毎月のケアも負担になりません。

レボスポット犬用の詳細はこちら

予防の方法は何を選んだらいい?

予防の方法は何を選んだらいい?

フィラリア症の予防方法には、主に次の3つがあります。

  • 年1回で済む【注射タイプ】
  • 月に1回飲ませる【飲み薬タイプ】
  • 首元などに垂らして使う【スポットタイプ】

このうち、現在よく使われているのは飲み薬タイプとスポットタイプです。
どちらも毎月投与が必要ですが、薬を与える手間や犬の性格、予算によって選ぶべき方法は変わります。

どの予防法が合っているか迷っている方や、初めてフィラリア予防を検討している方に向けて、各タイプの違いやおすすめの予防薬をまとめた記事をご紹介しています。

結論:フィラリア予防薬は必要

フィラリア症は、初期は無症状のまま進行し、最悪の場合は突然死に至ることもある深刻な病気です。
しかも、予防をしていなければ、たった1年で感染率は38%、3年では92%にまで高まります。

「うちは室内飼育だから大丈夫」と思いたくなるかもしれませんが、蚊は網戸の隙間や服にくっついて簡単に室内に侵入してきます。
実際に、完全室内飼育でも3.1%の感染率が報告されていることからも、安心はできません。

ですが、定期的に予防薬を正しく使えば、感染確率は0%に抑えることが可能です。
大切な愛犬の命を守るためには、「予防しない」という選択肢はとても危険。

犬用のフィラリア予防薬を一覧で見たい方は以下のリンクをご参照ください。
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参考サイト(外部リンク)

  • 犬と猫における長寿に関わる要因の疫学的解析
  • 家庭動物(犬猫)の高齢化対策
  • 北盛岡地区における犬糸状虫感染率の現状
  • 犬猫などペットの薬通販「ぽちたま薬局」

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