ハムスターの目やに・目が開かない…それって何の病気?病院前に確認したいこと

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ハムスターの目やに・目が開かない…それって何の病気?病院前に確認したいこと

「目やにが増えた気がする」

「目が半開きになっている」

「目が赤く充血している」

その変化、目の病気のサインかもしれません。

ハムスターの目は体のサイズに比べて大きく、傷つきやすい構造をしています。

床材のホコリや細菌・加齢など、さまざまな原因で目のトラブルが起こります。

この記事では、ハムスターに多い目の病気を症状別・病気別にまとめて解説します。

ぽちたま薬局では、ハムスターに必要な予防薬や抗生物質も取り扱っています。

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ハムスターの目の特徴と注意点

ハムスターの目の特徴と注意点

ハムスターの大きな黒い目は愛らしい特徴のひとつです。

しかし、体のサイズに比べて目が大きく、毛づくろいや床材との摩擦でトラブルが起きやすい部位でもあります。

また、ハムスターの目は浅い眼窩(がんか)に収まっているため、衝撃や目の奥の炎症・膿瘍などによって眼球が飛び出したように見えることがあります。

目の病気が起きやすい原因
  • 床材のチップ・砂・ホコリが目に入りやすい
  • 毛づくろいの際に爪で目周りを傷つけることがある
  • 歯の病気・膿瘍が涙管や目の周辺組織に影響することがある
  • 加齢による免疫力の低下・角膜の乾燥
  • 冬の乾燥・夏の細菌が繁殖しやすい環境

症状から病気を見分ける

ハムスターの目のトラブルは、症状によってある程度原因を絞り込むことができます。

以下の表を参考に、まず症状を確認してみましょう。

症状 考えられる原因・病気 緊急度
目やにが増えた・目が汚れている 結膜炎・角膜炎・マイボーム腺炎 ★★☆ 早めに受診
目が赤く充血している 結膜炎・角膜炎・アレルギー ★★☆ 早めに受診
目が半開き・開けにくそう 結膜炎・マイボーム腺炎・角膜炎 ★★☆ 早めに受診
目が白く濁っている 白内障・角膜炎・角膜潰瘍・緑内障 ★★☆ 早めに受診
痛みや充血を伴う場合は★★★
目が飛び出している 眼球突出・緑内障・眼窩膿瘍 ★★★ すぐに受診
目周りの毛が抜けている アレルギー・慢性炎症 ★★☆ 早めに受診
片目だけ異常がある 外傷・異物・歯科疾患・眼窩膿瘍 ★★☆ 早めに受診

※こちらの表はあくまで目安です。正確な診断は、必ず獣医師の診察を受けてください。

ハムスターに多い目の病気

結膜炎

結膜炎は、目の白目部分や内側を覆う結膜に炎症が起きる病気で、ハムスターに最も多い目のトラブルのひとつです。

結膜炎の主な原因
  • 細菌感染
  • 床材(おがくず・チップ)のホコリや刺激
  • アレルギー反応
  • 毛づくろいやケージへの接触による外傷
結膜炎の症状
  • 目やにが増える(透明→白色・黄色・緑色へ変化)
  • 目が赤く充血する
  • まぶたが腫れて目が開けにくい
  • 目周りの毛が濡れている・固まっている

治療:軽度であれば点眼薬や眼軟膏で対応することがあります。重症の場合は、原因に応じて内服薬が必要になることもあります。

角膜炎・角膜潰瘍

角膜炎は目の表面(角膜)に炎症が起きる病気です。

症状が悪化すると、角膜に深い傷やただれが起きる角膜潰瘍に進行することがあります。

角膜炎・角膜潰瘍の主な原因
  • 床材・異物が目に入って傷をつけた
  • 毛づくろいによる爪での傷
  • 細菌感染など
角膜炎・角膜潰瘍の症状
  • 目をショボショボさせる・しきりに目を気にする
  • 目が赤い・涙が増える
  • 目の表面が白く濁って見える(角膜潰瘍)

治療:抗生物質を含む点眼薬や眼軟膏などを使用することがあります。異物がある場合は除去し、重症の場合は外科的処置が必要になることもあります。角膜に傷や潰瘍がある場合、使用できない点眼薬もあるので、自己判断では使用しないでください。

マイボーム腺炎

まぶたにあるマイボーム腺(油分を分泌する腺)に分泌物や膿が詰まり、炎症を起こす病気です。

マイボーム腺炎の症状
  • まぶたが腫れて目が開かない
  • 目やにが多い・膿が出る
  • まぶたにしこりのようなものが触れる

治療:軽度であれば点眼薬や眼軟膏で管理することがあります。膿や分泌物がたまっている場合やしこりが大きい場合、再発を繰り返す場合には、内容物を排出する手術が行われることもあります。

白内障

水晶体が白く濁り、視力が低下・喪失する病気です。

ハムスターでは特に高齢になると多く見られます。

白内障の症状
  • 目が白く濁って見える
  • 物にぶつかることが増えた
  • 視力が低下している様子が見られる

治療:QOL(生活の質)を維持することが目標になります。視力を失っても嗅覚・聴覚でカバーできるので、生活環境を整えて安全に暮らせるようなサポートが中心になります。また、糖尿病が関係して発症する場合もあり、水を飲む量が増えた、尿が多いなどの変化がある場合も受診時に伝えましょう。

緑内障・眼球突出

緑内障は眼圧が上昇し、眼球が大きく見えたり、飛び出して見えたりすることがある病気です。

また、ハムスターでは眼窩が浅いため、目の奥に膿がたまる眼窩膿瘍、歯の病気、炎症、腫瘍、外傷などによって眼球が前に押し出されることがあります。

緑内障・眼球突出の症状
  • 目が飛び出している・膨らんで見える
  • 目を閉じられない
  • 目の表面が乾燥している・白濁している
  • 元気がない・痛みを伴う

治療:眼球突出は、目を閉じられなくなると角膜が乾燥して失明につながるリスクがあります。膿瘍や重度の炎症が原因の場合は、処置や手術が必要になることもあります。違和感や痛みから目をこすり、角膜の傷や出血が悪化することもあるため、発見したらすぐに動物病院へ連絡してください。

参考
小型哺乳類の眼科疾患に関する総合レビュー(PMC・NIH)(外部リンク)

すぐ病院へ!様子見NGのサイン

すぐ病院へ!様子見NGのサイン

以下の症状が見られたら、その日のうちに動物病院へ連絡してください。

すぐ病院へ向かうべき症状
  • 目が飛び出している・眼球が膨らんでいる
  • 目を閉じられない状態になっている
  • 目から膿・血が出ている
  • 目周りが大きく腫れている
  • 元気がない・食欲がない
  • 目やにで目が完全に塞がっている

特に眼球突出・目を閉じられない状態は一刻を争います。

角膜が乾燥して失明につながるため、すぐに動物病院へ連絡してください。

病院に行く前は、無理に目やにを取らない

目やにの量・色・状態は、獣医師が原因や重症度を判断する手がかりになります。

受診前はできれば目の状態を写真に残し、また目やにを強くこすって取ることは避けましょう。

目やにで目が完全に塞がっている場合や、汚れがひどい場合は特に、動物病院に連絡して指示を受けてください。

病院ではどんな治療をするの?

診断について

目の視診・触診に加え、必要に応じて細菌培養検査・角膜の傷を確認する検査・眼圧測定などを行います。

歯科疾患や眼窩膿瘍が疑われる場合は、レントゲン検査も行われることがあります。

主な治療法

治療法 内容
点眼薬(抗生物質) 細菌性の結膜炎・角膜炎などで使用されることがある
眼軟膏(抗生物質) 点眼薬より長時間効果が持続する。原因や状態に応じて使用される
消炎点眼薬 炎症・痛みを抑える目的で使用する。角膜に傷がある場合は使用できない薬もある
マイボーム腺の処置 詰まりや膿を解消するための小外科処置
眼球摘出手術 重度の眼球突出・眼窩膿瘍などで行われることがある
内服抗生物質 全身感染や目の奥の感染が疑われる場合に使用する

抗生物質入りの点眼薬はぽちたま薬局でも取り扱いがございます。


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※商品情報ページは犬猫向けの内容となっている点にご注意ください。自己判断での使用は避け、獣医師に相談してください。

参考
ハムスターの目の感染症・治療ガイド(PetMD)(外部リンク)

飼い主さんができること

飼い主さんができること

点眼・眼軟膏の与え方

点眼・眼軟膏の与え方
  • ハムスターを布やタオルで優しく包んで固定する
  • 下まぶたを軽く引き下げ、点眼薬・軟膏を投与する
  • 投与後に目周りへ薬がついた場合は、こすらず優しく拭き取る

投与の際は、目薬の先端が目・まつげに触れないよう注意しましょう。

嫌がる時は力任せに押さえつけず、2人がかりで行うと安全です。

また、投与量・回数は必ず獣医師の指示に従いましょう。

目周りを清潔に管理

目のケア方法
  • 目やにが固まっている場合は、ぬるま湯で湿らせた柔らかいガーゼで優しくふやかす
  • 病院に行く前は無理に拭き取らず、できれば目の状態を写真に残す
  • 拭く場合は目頭から目尻方向に優しく一方向に拭く
  • 強くこすったり、乾いたティッシュで無理に取ったりしない

上述の通り、目やには病気特定のヒントになります。

拭き取る前に写真に収めるようにしましょう。

やってはいけないNG行動

やってはいけないNG行動
  • 自己判断で人間用・犬猫用の目薬を使う
  • 目やにを強くこすって取る(角膜・結膜を傷つける危険がある)
  • 様子を見続ける(目の病気は進行が早い場合がある)

目の症状は悪化した際、手術や失明などの危険がつきまといます。

自己判断はせず、獣医師の指示に従いましょう。

発症を防ぐ日常ケア

ケア項目 内容
床材の見直し ホコリの少ない素材を選ぶ。おがくずよりペーパー系の床材が目への刺激が少ない
ケージの清潔を保つ 細菌の繁殖を防ぐために定期的に清掃する
定期的な目のチェック 毎日お世話のタイミングで目の状態を確認する習慣をつける
歯の定期チェック 歯の病気が目のトラブルにつながることがあるため、定期健診で確認する
適切な温度・湿度管理 乾燥する冬・細菌が繁殖しやすい夏は特に注意する
過度なハンドリングを避ける ストレスによる免疫低下を防ぐ

目のトラブルは自己判断せず動物病院へ!

ハムスターの目のトラブルには、結膜炎・角膜炎・白内障・緑内障・眼球突出など様々な種類があります。

中でも特に、眼球突出や目を閉じられない状態は緊急性が高く、失明したり、手術が必要になるケースもあるため一刻も早く動物病院へ連れていきましょう。

また、病気の種類によって施される処置は異なります。

自己判断で人間の薬を投与したり、目をこすったりなどの行動はしないように注意しましょう。

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