ネクスガードスペクトラは、フィラリア予防をはじめ、ノミ、ダニ、お腹の虫を同時に駆除してくれる人気のお薬。
その利便性の高さから、多くの飼い主さんに選ばれています。
一方で、「どんな副作用があるんだろう?」「副作用によって影響があったら心配…」など不安を感じているという飼い主さんも多いのではないでしょうか。
そんなお悩みを解決するため、「ぽちたま薬局」スタッフがネクスガードスペクトラの副作用について解説します。
ぜひお薬選びの参考にしてください!
ぽちたま薬局では、ネクスガードスペクトラのほかにも多くのフィラリア予防薬を取り揃えています。
どんなお薬があるか確認したい方は以下よりご利用ください。
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(ぽちたま薬局)
目次
ネクスガードスペクトラの
副作用
ネクスガードスペクトラの副作用には、まれに以下のような症状が出るとされています。
ネクスガード
スペクトラの
副作用
- 皮膚の乾燥やかゆみ
- 嘔吐
- 下痢
- 元気がなくなる
- 食欲不振
上記のような症状が出ても、ほとんどの場合が一過性であり治療を受けなくても回復しています。
もし、投与から2時間以内に嘔吐してしまったら、ネクスガードスペクトラを再投与してください。
ほかに、高用量の10mg/kgを使用した場合に、抑うつ、よだれ、運動失調が見られることがあるので、投与の際は用量をしっかり守りましょう。
参考
犬と猫の治療薬ガイド. 2023
(外部リンク)
ネクスガードスペクトラの代替薬「シンパリカトリオ」
やっぱり副作用が心配……という方は、別のフィラリア予防薬を検討するのも手です。
ネクスガードスペクトラと効果が似ている予防薬には「シンパリカトリオ」があります。
シンパリカトリオは、フィラリア予防に加え、ノミ、マダニ、お腹の虫まで駆除してくれるオールインワンのお薬。
有効成分として含まれるのは、サロラネルとモキシデクチン、ピランテルの3種類。
効果は同等でも、ネクスガードスペクトラとは有効成分が違うフィラリア予防薬です。
ネクスガードスペクトラが合わないという子にとっても、有力な選択肢になるのではないでしょうか。
「シンパリカトリオを購入したい」「シンパリカトリオの詳細を知りたい」という方は以下の画像よりお進みください!
シンパリカトリオとネクスガードスペクトラの違いについては、以下のコラムも参考にしてください。
ネクスガードスペクトラには
死亡事例がある?
ネクスガードスペクトラには、わずかではあるものの死亡例も報告されています。
しかし調べてみたところ、ネクスガードスペクトラが直接の原因だとは言えないケースがほとんどです。
詳しくは、こちらのコラムでも説明していますが、結果としては大半が「因果関係が不明」、もしくは「因果関係がないとはいえない」というもの。
ネクスガードスペクトラを与えたから死亡したと言い切れる事例はありません。
そのため必要以上に怖がる必要はないでしょう。
ネクスガードスペクトラの
使用上の注意点
ネクスガードスペクトラを安全に使用するためには、いくつかの注意点があります。
まず、フィラリア予防薬を投与する前に必ずフィラリア検査をおこなうこと。
これは、万が一感染した状態でお薬を投与してしまうと、フィラリアの死骸が体内に詰まって突然死するリスクがあるからです。
ほかにもまれではありますが、ネクスガードスペクトラには神経系への影響が報告されています。
投薬による誘発のリスクがあるため、てんかんの病歴のある愛犬へ投与するかしないかを慎重に判断してください。
愛犬の体重に応じて適切なサイズを選ぶことも忘れないようにしましょう。
適切な用量でなければ効果が十分に発揮されない、もしくは副作用が発生しやすくなります。
また、体調が悪いときに投与すると副作用が強く出るリスクがあるほか、吐いてしまった場合はお薬を完全に吸収できない可能性もあります。
愛犬の体調が優れないときの投与は控え、必要に応じて獣医師さんに相談してから投薬してください。
コリー系統の犬種への使用は慎重に
ネクスガードスペクトラの有効成分には「ミルベマイシンオキシム」が含まれていますが、これは血液脳関門の機能が弱い犬に投与するときに注意が必要な成分です。
血液脳関門は、脳に薬を入り込ませないバリアのような役割があるため、この機能が正常に働いていない場合、中毒症状を起こしやすくなります。
そして、コリー系統の犬種はこの血液脳関門の働きが弱い傾向があります。
ミルベマイシンオキシムは犬の体重1kgあたり0.5mgが基準量ですが、上記の犬種に対しては、1日1.5mg/kgでも中毒性を示す可能性があります。
ただ、投与量を守ればそこまで心配することはありません。
フィラリア予防を目的とする投与量では安全に使用できるという論文も発表されています。
もしも不安な方はほかの予防薬の使用を検討しましょう。
コリー種に投与できるフィラリア予防薬について詳細を知りたい方は以下のコラムも参考にしてください。
参考
犬と猫の治療薬ガイド. 2023
ミルベマイシンオキシムのコリーに対する安全性
(外部リンク)
まとめ
ネクスガードスペクトラもお薬である以上、副作用のリスクはゼロではありません。
とはいえ症状が出るのはまれであったり、一過性のものであることがほとんどです。
ネクスガードスペクトラは安全性の高いお薬と言えるでしょう。
しかし使用する際は事前にフィラリア検査を受ける、用量を守る、体調が悪い場合は投与を避けるといった注意が必要です。
それでも副作用が心配、もしくはネクスガードスペクトラが合わないといった子は、ほかのお薬を選びましょう。
ぽちたま薬局ではフィラリア予防薬をはじめ、ノミダニ駆除薬や風邪薬など幅広いペット用のお薬を取り扱っています。
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(ぽちたま薬局)

ペットのお薬通販『ぽちたま薬局』スタッフのブログです。
このブログではペットのご飯を中心にペットの健康について考えたいと思います。