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新型コロナウイルスに効果があるとされている薬をご紹介

新型コロナウイルスに関係する内容の記事です。
新型コロナウイルス感染症については、必ず1次情報として厚生労働省首相官邸のウェブサイトなど公的機関で発表されている情報もご確認ください。またワクチンに関する情報は首相官邸のウェブサイトをご確認ください。

新型コロナが流行していることで、これまで見たことも聞いたこともないお薬の名前が報道などで取り上げられていますね。
「これはどんな薬なの?」と気になっている方も多いことでしょう。

新型コロナに効果があると言われている薬には、はたしてどのようなものがあるのでしょうか。
お薬の販売業者がご紹介します。

もちろん、ぽちたま薬局で取り扱いのある薬だけでなく、取り扱いの無い薬も織り交ぜてご紹介します。

新型コロナウイルス治療や治験で使われている薬

薬の名前 種類 投与方法 製造販売 日本での承認・未承認(治験中の企業)
デキサメタゾン ステロイド薬 経口など 日医工など 承認済み(2番目)
ソトロビマブ 中和抗体薬(新型コロナ治療薬) 点滴 グラクソ・スミスクライン 承認済み(5番目)
モルヌピラビル 抗インフルエンザ薬 経口 MSD 承認済み(6番目)
レムデシビル エボラ出血熱治療薬 点滴 ギリアド・サイエンシズ 承認済み(1番目)
バリシチニブ 関節リウマチ薬 経口 日本イーライリリー 承認済み(3番目)
カシリビマブ、イムデビマブ 中和抗体薬(新型コロナ治療薬) 点滴 中外製薬 承認済み(4番目)

※1:新型コロナ治療および治験に使われている薬の一覧(2022年1月現在)

デキサメタゾン

もともとは免疫系疾患、炎症系疾患、アレルギー疾患などの治療に広く使われるステロイド薬です。
新型コロナ治療に対しては、中等症Ⅱから重症の際に使われており、軽症の段階で使用すると病状が悪化する恐れがあるとされています。
そのため、使用するタイミングに気を付けたい医薬品です。

デキサメタゾンについて、詳しくはこちらの記事をご覧ください。




ソトロビマブ

新型コロナウイルス感染症の治療薬として、レムデシビル、デキサメタゾン、バリシチニブ、カシリビマブ(イムデビマブ)に続き、日本国内では5番目に承認された薬です。
グラクソスミスクラインが製造販売しています。

新型コロナ治療においては、酸素療法の必要がない軽症や中等症の患者に対して投与されます。
投与方法は点滴で、変異株の新型コロナウイルスにも効果があるとされています。

ソトロビマブについて、詳しくはこちらの記事をご覧ください。

モルヌピラビル

もともとは米メルク社によって、抗インフルエンザウイルス薬として開発されていましたが、日本では2021年12月24日に新型コロナウイルス治療薬として特例承認されました。
日本国内では6番目に承認された薬です。

軽症~中等症の患者に使える経口薬です。

モルヌピラビルについて、詳しくはこちらの記事をご覧ください。

レムデシビル

レムデシビルはもともとエボラ出血熱の治療のために開発を進めていた薬です。
研究開発の段階であったため、まだどこの国でも地域でも承認されていませんでした。

エボラ出血熱の治療には効果が見られなかったものの、新型コロナウイルスの増殖を抑制したという発表があったため、国内での承認に至りました。
2021年には、厚生労働省から医療機関への配分もありました。

バリシチニブ

バリシチニブはもともと、2017年に関節リウマチの治療薬として承認を受けた薬です。
またその後、アトピー性皮膚炎にも効果があるとして、治療に使われるようになりました。

新型コロナ治療に対しては、中等症Ⅱから重症の際に使われる薬です。
入院化で使用するよう求められています。

カシリビマブ、イムデビマブ

カシリビマブは、イムデビマブと共に、2種類のウイルス中和抗体を組み合わせた薬で、「ロナプリープ」という名前でリジェネロン社によって創薬されました。
医療機関では主に「抗体カクテル療法」という名前で紹介され、治療を受けることができます。
中和抗体を体内に点滴するので、ワクチンで獲得できる免疫を得ることができる治療、ということになります。

ただし、使用できる患者については制限があります。

新型コロナ治療薬の注意点、まとめ

各治療薬の使用タイミングを表にしてみました。

軽症 中等症Ⅰ(酸素吸入不要) 中等症Ⅱ(酸素吸入必要) 重症
抗体カクテル療法(カシリビマブ、イムデビマブ) デキサメタゾン
ソトロビマブ バリシチニブ
モルヌピラビル レムデシビル

新型コロナ治療薬については、投薬のタイミングや対象となる患者が限られていたり、投薬することでさらに病状が重くなる可能性があるものもあります。

そのため、自己判断での使用は控え、かかりつけ医の指示を受けてから投薬されますようお願いいたします。

また、個人輸入できる薬の中には新型コロナ治療に対して治験中の物もあります。
投薬される前には、薬に関する最新の情報を確認されることを強くお勧めいたします。

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