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愛犬の元気がない!見るべきポイントと対処法

いつも元気いっぱいな愛犬の元気が突然なくなると、どうしたんだろうと心配になりますが、飼い主であっても、すぐさまその原因を知ることは困難なことですよね。

また、犬は野生の頃の本能の名残で、外敵から身を守るために痛みを我慢してしまいがちです。
そのため、犬に元気がないときは、「元気なフリもできないほどに体調が悪い」可能性があります。

犬が何となく元気ない時に見るべきポイント

愛犬に元気がなく、ぐったりしていると感じたときは、具体的な症状を把握することで、すぐに病院へ連れて行くべきかどうか判断することができます。

見るべきポイントは以下の4点。

①動きや歩き方
②見た目
③食欲
④体を触ってみる

ポイント①動きや歩き方

こんな動きをしていませんか?

・足を引きずっている
・走れない
・方向転換できない
・ずっと寝ている
・ずっとウロウロしている
・いつも飛び乗っている高さのソファなどに飛び乗ることができない
・名前の呼びかけや玄関チャイムなどに反応しない
・ぐったりとして立てない

体のどこかを痛めている時は、いつもよりもゆっくり歩いたり、いつもと違う動きをすることがあります。

いくら飼い主でも、本当に具合が悪い時に愛犬の体をうっかり触ってしまうと、痛いところを刺激されないかと緊張や警戒をして体が固まってしまうことがあります。
まずは体に触ることなく動きを見てみましょう。

また、体のどこかが痛かったりするとじっとしているものだと思いがちですが、落ち着きなくずっとウロウロしている時も、体のどこかが痛い時である可能性があります。

ポイント②見た目

見た目でいつもと違う点はありませんか?

・鼻水が出ている
・ヨダレが出ている
・尻尾が下がっている
・ぐったりしている
・震えている
・上目遣い
・目がうつろ
・目が赤い、目やにが多い
・耳が臭う

上目遣いや背中を丸めている時は、体のどこかが痛い可能性があります。
また、よだれが多い時、舌をぺろぺろする仕草は、気持ちが悪い(吐き気がする)時や、発作が起こる時にも見られます。

ポイント③食欲

フードの食いつきはいつも通りですか?

・食べるスピードがいつもより遅い
・手からなら食べる
・温めると食べる
・食べない
・好きなおやつも食べない

好きなフードやおやつすら食べない時は、かなり体調が悪い可能性が高いです。

ポイント④体を触ってみる

愛犬の体を触ってみましょう。

・ある特定の部分を触るとキャンと鳴く
・腫れたり、傷がついているところがある
・いつもよりも熱が高い

触った時にキャンと鳴くのに、見た目で傷などが確認できない場合は、背骨や首、腰などの骨格を痛めている可能性があります。

犬が何となく元気がない、原因と対処法

愛犬がなんとなく元気がないという時の、原因と対処法について一緒に考えてみましょう。

原因①ストレス

ストレスが原因で「元気がない」と思われる場合は、ストレスの元を取り除くのが一番の解決法です。

引っ越しや飼い主の勤務時間の増加、赤ちゃんの誕生や新しくペットを迎えたりして家族が増えた直後など、環境が変化することがストレスとなって、元気がなくなることがあります。

犬は、新しい環境に慣れるまでに時間がかかることがあります。
とくに新しい犬や猫などのペットを迎えた直後は、先住も後住もお互いがストレスを感じていることがあります。
そのため、飼い主が留守のときなどは別の部屋にするなどの対処が有効です。

飼い主が愛犬と触れ合う時間が少なくなったことでストレスを抱えてしまっている場合は、なるべく遊んであげる時間を作るように心がけましょう。

原因②ケガ

ケガをしている犬

ケガをしていることが目視で確認できる場合は、すみやかに動物病院へ連れて行きましょう。

動物病院がすぐ近くにある場合はすぐさま駆けつけることができますが、病院までの距離が離れていたり、開いていない時間ですぐに駆け付けることが難しい場合などは、応急処置の有無が生死を分けることがあります。

そこで、簡単に犬の応急処置の仕方をご紹介します。

切り傷、擦り傷、鼻血などで出血している場合

 

出血している時の応急処置

①出血している部位の汚れを洗い流す
 傷口に染みにくいので、生理食塩水で洗い流すのがよいのですが、ない場合は水道水で洗い流します。


②きれいな布などで水分をふき取り、ガーゼなどを押し当てて止血する


③傷口が深い場合は、手ぬぐいなどで縛ったり、テープで固定する

 

骨折や脱臼の場合

 

骨折や脱臼している時の応急処置

①骨折や脱臼をしている箇所に包帯を巻く


②脱脂綿や布を巻いた板などを添えて、その上から更に包帯を巻く
 きつくし過ぎると血流に影響が出る場合があるので、注意しましょう。


③骨折や脱臼した箇所を固定した状態で、ケージなどに入れて安静な状態で動物病院へ連れて行く

 

ヤケドの場合

 

ヤケドしている時の応急処置

①ヤケドした箇所を、熱が消えるまで冷水や濡れタオルを当てて冷やす


②ヤケドの範囲が広い場合は、お風呂場へ連れて行き、体全体を冷水で冷やす
 シャワーや洗面器を利用すると効率よく冷やせます。


③充分に冷やしたら、タオルや包帯などを巻いてヤケドの部分を覆う


④ヤケドの原因が化学薬品の場合は、全身を水で洗ってから動物病院へ連れて行く

応急処置をしたからといって、それで完全にケガが治るわけではありません。
放置することでケガがひどくなったり、見えないところに他の疾患が隠れている可能性もありますので、手当をした後は速やかに動物病院へ行って獣医師に診てもらってください。

原因③病気

病気の犬

食欲が無いというだけではなく、下痢や嘔吐、ふらつきを伴う場合は、熱射病や熱中症、病気の可能性が高いです。
また、呼吸が浅くなっていたり、咳をしていたらフィラリア感染の可能性があるため、注意が必要です。

嘔吐や下痢は犬によく見られる症状ですが、消化器疾患や感染症、熱中症などのさまざまな病気が原因となっていることがあります。
長引くと脱水症状に陥ることがあるため、注意が必要な症状です。

また、元気がなく以下のような症状が現れている場合は、特に緊急性が高いと思われます。
一刻も早く動物病院へ連れて行きましょう。

・嘔吐と下痢を繰り返している
・ぐったりしている
・呼びかけに対する反応が薄い
・けいれんしている
・おなかが膨れている
・用を足す体勢を取っているのになかなか便が出ない
・おりものと飲水量が急に増える(女の子の場合)
・誤飲や誤食をした

この場合も、動物病院がすぐ近くにある場合はすぐさま駆けつけることが望ましいですが、すぐに行くことが難しい場合は、動物病院に電話をして獣医師の指示を仰ぐことをおすすめします。

熱中症かも

熱中症を引き起こしやすい条件は以下のような事柄です。

・夏の暑い日
・真夏ではなくても、気温が高く、湿度が高く、風の通りが弱い場所にいる
・激しい運動をして体内に熱が生じている
・気温の変化に体が付いていかない

愛犬の元気がなくなる前後に、このような状態だったとしたら、熱中症を疑ってみることをおすすめします。

熱中症の応急処置をご紹介します。

熱中症の応急処置

①体を冷やす
 水や濡れタオルで体を冷やしたり、太い血管のある首や脇、股を保冷剤などで冷やすと、より効果的です。
 保冷材はタオルなどでくるんで使うとよいでしょう。


②水を少しずつ飲ませる
 人間の熱中症はスポーツドリンクや経口補水液が推奨されますが、犬は足の裏からしか汗をかかないため水が推奨されています。


③下痢や嘔吐、ふらつきがある場合は重症化している可能性があるため、一刻も早く動物病院へ連れて行く

病気かも

胃腸炎、膵炎、腎不全、腫瘍などのさまざまな病気が原因となり、元気をなくしている可能性があります。
寄生虫やウイルスなど、何かに感染している可能性もあります。

元気がなく咳をしている場合は、フィラリアに感染している可能性もあります。

嘔吐物が茶色や黒い色をしている時は、血液が混ざっている可能性があります。
フードの色と見分けがつきにくいですが、動物病院を受診するときは、できるだけ嘔吐物を持参するのがいいでしょう。

黄色い液体を吐くときは、胃が空っぽになり胃酸が胃を刺激していることが多いため、あまり神経質になる必要はないでしょう。
ですが、嘔吐ばかりを繰り返すと、体力の消耗につながることがあります。
フードを与える間隔を短くするなどの対処をすると治まることがありますので、ごはんの与え方について検討してみてください。

下痢や嘔吐以外に、咳をしている場合も、注意をして愛犬をみてあげてください。
フィラリアの初期症状に「咳」というものがあります。
今まで咳などしたことがなかった犬が突然「のどに何かがつかえたような咳」をし出したら、肺や心臓に疾患を抱えている可能性があります。

フィラリアの症状について、詳しくはこちらの記事もご覧ください。

原因④その他

老化や手術で元気がないのは自然なことですが、飼い主が愛犬の様子をよく見るように努めましょう。

老化

老化によって足腰の筋力が衰えたときも、散歩が苦痛になるなどして、いつもよりも元気がなさそうに見えることがあります。
犬の加齢のスピードは人間の4倍の速さとか7倍だとか言われていますが、人間と同じ時を過ごしていても、それだけ老化のスピードも早いということを心に留めておきましょう。

なお、犬は7歳から9歳くらいで老化のサインが現れ始めると言われています。
犬の老化は、見た目にも現れます。
犬の老化のサインは、以下のようなことが挙げられています。

・被毛のツヤがなくなりパサつく
・白髪が増え、ヒゲも白くなる
・被毛の毛量が減り、伸びる速度も遅くなる
・抜け毛が増える
・皮膚にハリがなくなる
・目が白っぽく濁る
・太ってきた、あるいは痩せてきた
・口臭が匂う
・目やにが増える
・イボができる

老化の兆候が見られたら、人間と同じように病気になりやすくなったり、ケガもしやすくなります。
普段は元気なワンちゃんであっても、定期検診や予防接種は忘れずに行いましょう。

術後

避妊去勢などで手術をした後、数日間は元気がなくなります。
せっかく絶食期間が終わったのに、好きなはずのフードを食べてくれない、なんていうこともあるでしょう。

いつもよりも食べる量が減ったり、飲水量が少なくなるのも、術後は自然なことです。
また、下痢や嘔吐をしたり、飲水量が減ることで便秘気味になったりします。

手術後はかかりつけの獣医師から、激しい運動を控えるようにとか、シャンプーを控えるように、などの指示を受けることがあると思いますが、その指示通りに過ごさせるように努めます。

避妊去勢の手術後は通常、数日以内に元気な状態に戻ることが多いですが、心配なことがある時は、躊躇することなく獣医師に相談しましょう。

【まとめ】犬の元気がない時に見るべきポイントと対処法

  • 元気がない時に見るべきポイントは4つ
    ①動きや歩き方
    ②見た目
    ③食欲
    ④体を触ってみる
  • ストレス、怪我、病気が原因となっていることがあるのでサインを見逃さない
  • 老化や手術後に元気がないのは自然なこと

犬の元気がない時の原因はさまざまなことが考えられます。
ケガや病気が原因となっていることもあるので、飼い主さんがそんな時の対処法を知っているだけでも、その後の愛犬の状態に影響することがあります。

ぜひ、対処法について知っていただき、愛犬と一緒の生活をより一層充実させてください。

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