マラセチア皮膚炎の薬(猫)

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猫のマラセチア皮膚炎の治療薬です。原因菌を殺菌し脂漏症などの皮膚のトラブルを改善する、マラセブシャンプーなどの薬用シャンプーや抗生物質を豊富に取り揃えています。日本では手に入りづらい海外の人気商品もお求めやすい価格で販売中。

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マラセチア皮膚炎の薬(猫)の商品一覧

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  • マラセブシャンプー

    マラセブシャンプー

    マラセブシャンプーは犬猫兼用のマラセチア皮膚炎の治療に有効な薬用シャンプーです。 マラセチア皮膚炎の原因となる真菌とブドウ球菌をダブル殺菌。同時に菌の繁殖の原因である過剰な皮脂を洗い流します。 使用期限:2025年02月
    製造:ダーマケア

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    4,500円~
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  • トロイイヤードロップス

    トロイイヤードロップス

    トロイ(イリウム)イヤードロップスはペットの耳ダニ治療、マラセチアなどの細菌・真菌感染性外耳炎の治療用点耳薬です。 殺虫・抗菌作用の他、炎症や痒みを鎮める効果もあります。 ※発送時期により、パッケージが異なる可能性があります。 ・6本:取扱い終了
    製造:トロイラボラトリーズ

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    2,900円~
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  • スロランイヤードロップス

    スロランイヤードロップス

    点耳薬売上No.1 スロランイヤードロップスは、犬猫兼用の外耳炎治療薬です。 副腎皮質ホルモン剤のプレドニゾロンが配合されており、マラセチア性外耳炎、耳ダニの治療の他、耳垢、耳の悪臭の改善にお使いいただけます。
    製造:エランコ

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    5,800円~
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  • イトリゾール(イトラコナゾール)

    イトリゾール(イトラコナゾール)

    イトリゾール(イトラコナゾール)は犬と猫の真菌の感染によるマラセチア皮膚炎や皮膚糸状菌症などの治療に有効なトリアゾール系の抗真菌薬です。 もともとは人用のお薬で、白癬などの治療に使用されています。
    製造:マイラン

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    4,400円~
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  • トピゲン耳・皮膚用ローション

    トピゲン耳・皮膚用ローション

    トピゲン耳・皮膚用ローションは犬猫用の塗り薬です。 犬猫の抗菌、抗真菌、抗炎症とかゆみ止めに効果があります。 マラセチアなどの真菌感染性の外耳炎の治療の他、細菌、真菌感染性皮膚炎の治療にもお使いいただけます。
    製造:トロイラボラトリーズ

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    2,600円~
    在庫あり
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  • ケトコナゾールクリーム

    ケトコナゾールクリーム

    犬や猫の皮膚真菌症の治療に有効なクリームです。 皮膚糸状菌症やマラセチア性皮膚炎でお困りの犬猫にご使用いただけます。 クリームタイプで局所的に塗ることができるため、全身性の副作用が少ないです。
    製造:Hegde& Hegde Pharmaceuticals LLP

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    4,100円~
    在庫あり
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  • エリナEP

    エリナEP

    ヒマラヤ社が製造販売する犬・猫用天然シャンプーです。 虫が苦手なユーカリと、細菌や真菌から皮膚を保護するニームを配合しています。 ダニ、ノミ、シラミを防除し、マラセチア皮膚炎と膿皮症の予防と管理にも最適です。
    製造:ヒマラヤ

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    2,700円~
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  • エリナ

    エリナ

    マラセチア皮膚炎と膿皮症の予防・改善、アトピーの改善に最適な天然ハーブのシャンプーです。 天然ハーブの効能により皮膚の炎症の緩和、細菌と真菌の殺菌、皮膚のバリア機能、免疫力の向上をサポートします。
    製造:ヒマラヤ

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    2,000円~
    在庫あり
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  • ニゾラールローション2%

    ニゾラールローション2%

    ニゾラールローション2%は犬猫用の塗り薬です。 マラセチア皮膚炎・皮膚糸状菌症(水虫)などの真菌による感染症治療に用いられる抗真菌剤です。 また、外耳炎の治療をはじめ、皮膚疾患の治療に広く用いられています。
    製造:チャローンベサジュラボ

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    2,900円~
    在庫あり
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  • クロルヘキシジン4%フォーム

    クロルヘキシジン4%フォーム

    クロルヘキシジン4%フォームは、犬と猫の細菌・真菌(マラセチア菌)感染性の皮膚炎による症状を抑えるフォーム状(泡)のお薬です。 抗菌作用・保湿作用に優れているので、患部に使用する事で皮膚炎の症状を緩和しつつ、肌に潤いを与えます。 ・3本:取り扱い終了
    製造:i.C.F.

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    4,800円~
    在庫あり
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  • ザイマックス・トピカルスプレー

    ザイマックス・トピカルスプレー

    ザイマックス・トピカルスプレーは犬猫用の外用スプレーです。 細菌、ウイルス、真菌が原因の皮膚炎によるかゆみや腫れ、その他、軽度の皮膚の炎症により引き起こされるかゆみを和らげ、皮膚の状態を正常に戻す効果があります。 発送時期・注文時期により、パッケージが異なります。
    製造:PKB Animal Health

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    4,200円~
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  • クロルヘキシジン4%シャンプー

    クロルヘキシジン4%シャンプー

    犬、猫に使用できる薬用シャンプーです。細菌が原因の皮膚炎や、真菌が原因のマラセチア皮膚炎などに有効です。 定期的に使用すれば細菌や真菌の増殖を防ぎ、その数をコントロールする事で健康な皮膚を保ちます。 ・2本、3本:取り扱い終了
    製造:i.C.F.

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    6,000円~
    在庫あり
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  • クロルヘキシジン4%外用液

    クロルヘキシジン4%外用液

    クロルヘキシジン4%外用液は、犬と猫の細菌・真菌(マラセチア菌)感染性の皮膚炎による症状を抑えるスプレータイプの外用液です。 抗菌作用だけでなく、保湿成分と皮膚の軟化を促す成分が含まれているため、患部に直接吹きかけることで、皮膚炎で荒れた肌に潤いを与えつつ症状を緩和します。 ・発送時期・注文時期により、パッケージが異なります。 ・2本:取扱い終了
    製造:i.C.F.

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    5,500円~
    在庫あり
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  • ケトコナゾールジェネリック

    ケトコナゾールジェネリック

    ケトコナゾールジェネリックは、ニゾラールのジェネリック医薬品です。 カビ(真菌)の細胞膜の合成を阻害する高い効果があり、カビの増殖を抑えます。 本剤は抗菌剤ですが、クッシング症候群の治療にも用いられます。
    製造:TOファーマ

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    5,200円~
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  • スポラノックスジェネリック

    スポラノックスジェネリック

    次回7月中旬入荷予定 同成分(イトラコナゾール)の、イトリゾールは在庫がございます。 犬猫用のマラセチア性皮膚炎や皮膚糸状菌症などに効果がある内服薬です。 スポラノックスというお薬のジェネリック医薬品で、カビによる感染(真菌感染症)に有効な治療薬です。
    製造:シプラ

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    3,200円~
    売切れ
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  • ニゾラールクリーム2%

    ニゾラールクリーム2%

    ※入荷時期未定 ニゾラールクリームのジェネリック医薬品「ケトコナゾールクリーム」は在庫がございます。 ニゾラールクリーム2%は犬猫用の塗り薬です。 マラセチア皮膚炎・皮膚糸状菌症(水虫)などの真菌による感染症治療に用いられる抗真菌剤です。 また、外耳炎の治療をはじめ、皮膚疾患の治療に広く用いられています。
    製造:ヤンセンファーマ

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    1,300円~
    売切れ
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  • ダーミヒールプラス

    ダーミヒールプラス

    販売終了 ダーミヒールプラスは、細菌性または真菌性の湿疹性皮膚炎に用いられる、犬猫兼用の外用薬です。 ヘルスケアファーマ社から販売されています。 クロベダゾール、シプロフロキサシン、ミコナゾールの3つの有効成分によって効果的に症状を抑えます。
    製造:ヘルスケアファーマ

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    1,500円~
    売切れ
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  • デキソリール点耳薬

    デキソリール点耳薬

    次回入荷時期未定 類似商品として、トピゲン耳・皮膚用ローションを取り扱っています。 細菌や真菌、耳ダニ(ミミヒゼンダニ)による外耳炎の治療に処方される点耳薬です。 4つの有効成分は耳ダニの駆除に加えて、真菌と球菌に対する殺菌・抗菌作用と抗炎症作用があります。
    製造:ビルバック

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    3,500円~
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  • ミコベットメディケートシャンプー

    ミコベットメディケートシャンプー

    次回入荷時期未定 マラセチア皮膚炎の薬用シャンプーをお探しでしたら、ペルシーミコナケアシャンプーは在庫がございます。 ミコベットメディケートシャンプーは犬猫兼用の薬用シャンプーです。 ペットの皮膚トラブルを緩和し、マラセチア皮膚炎の治療に効果があります。
    製造:ウィムソンエアロゾル

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    2,700円~
    売切れ
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  • ペルシーミコナケアシャンプー

    ペルシーミコナケアシャンプー

    ※在庫なし。(次回入荷時期未定)マラセブシャンプー」なら在庫がございます。 本家越え!マラセブシャンプーの上位ジェネリック! ペルシーミコナケアシャンプーはマラセチア皮膚炎の治療に有効なミコナゾール硝酸塩とクロルヘキシジングルコン酸塩配合の薬用シャンプーですが、蚊の忌避効果や保湿効果、毛艶を美しく保つ効果もあるスグレモノ。
    製造:ペルシー

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    2,780円~
    売切れ
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  • ミコテックスシャンプー

    ミコテックスシャンプー

    販売終了 マラセチア皮膚炎の薬用シャンプーをお探しでしたら、ペルシーミコナケアシャンプーは在庫がございます。 マラセチア皮膚炎の原因菌を殺菌し、余分な皮脂を洗い落とす薬用シャンプーです。
    製造:サバベット

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    2,700円~
    売切れ
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  • セバゾールシャンプー

    セバゾールシャンプー

    取り扱い終了 セバゾールシャンプーは、犬猫兼用の皮膚感染症に用いられる薬用シャンプーです。 脂漏性皮膚炎や膿皮症の治療に使用されており、4つの有効成分で皮膚の状態を整えます。
    製造:ビルバック

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    3,800円~
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  • イトラコナゾール錠

    イトラコナゾール錠

    次回入荷時期未定 同成分(イトラコナゾール)の、イトリゾールは在庫がございます。 イトラコナゾール錠はカプセル状の抗生物質です。 マラセチア皮膚炎など、真菌による感染症の治療に使われる犬猫用のお薬です。
    製造:Abdi Ibrahim ilac San ve Tic A.S.

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    4,100円~
    売切れ
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  • ベタダイン

    ベタダイン

    次回入荷時期確認中 マラセチア皮膚炎に効果的な商品をお探しでしたら、ペルシーミコナケアシャンプーは在庫がございます。 ベタダイン(ベタジン)は外傷時の消毒や膿皮症、マラセチアといった感染症に使用される消毒剤です。 細菌感染の予防や、軽度の裂傷の消毒など、広範囲なウイルス、細菌、真菌に対し有効です。
    製造:Avrio Health L.P.

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    5,500円~
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  • ミコナケアシャンプー+アクアバリアスプレーセット

    ミコナケアシャンプー+アクアバリアスプレーセット

    次回入荷時期未定 マラセチア皮膚炎の薬用シャンプーをお探しでしたら、ペルシーミコナケアシャンプーは在庫がございます。 マラセチア性皮膚炎治療に有効な薬用シャンプーとスキンケアスプレーのセットです。 殺菌後に炎症のケアと菌の繁殖を防ぐことができるため、薬用シャンプー単独の治療よりも効果的です。 ※当商品は宅急便配送のため、郵便局留めはご指定いただけません。
    製造:ペルシー

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    3,780円~
    売切れ
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猫のマラセチアとは?

猫のマラセチアとは?

マラセチアとは真菌の1種で、酵母(こうぼ)と呼ばれる単細胞の真菌のことを指します。

健康な猫の皮膚にも存在する菌ですが、免疫力や皮膚のバリア機能の低下など健康上に問題がある際に増殖して、皮膚炎外耳炎などの健康トラブルを引き起こします。


「マラセチア症」にかかるとマラセチアが増殖し、さらに皮脂の分泌が増えて皮膚炎などの症状が出てきます。

下記のような症状が愛猫に見られた場合は、マラセチアに罹患している恐れがあるので動物病院での診察をオススメします。

マラセチアが増殖すると起こる変化
  • 皮膚や耳に赤みが見られる
  • 常に痒そうにしている
  • 脱毛が見られる
  • かさぶたやフケが見られる
  • ベトベトまたはベタベタしている
  • 耳垢が増えた

この記事では、マラセチア症の具体的な治療法について詳しく解説します。

マラセチアが原因の病気と症状

マラセチアが原因の病気と症状

マラセチア菌の増殖によって、下記の3つの病気を引き起こす可能性があります。

マラセチアと関わりの深い皮膚病
  • マラセチア皮膚炎
  • 脂漏性皮膚炎
  • 外耳炎

なかでも猫の場合、マラセチアになると外耳炎を引き起こすことが多いです。

ここでは、それぞれの病気の症状やかかりやすい品種などについて詳しく解説します。

あなたの愛猫も気付かぬうちにマラセチアによって、これらの病気にかかっているかもしれません。

確認の意味でもよく読んでください。

マラセチア皮膚炎

マラセチア皮膚炎にかかると下記のような症状が見られます。

マラセチア皮膚炎の症状
  • 皮膚がベトベトしている
  • 臭い
  • かゆそうにしている
  • 皮膚が色素沈着している
  • フケや脱毛が見られる

特に下記のような水分が多い部位で発症することが一般的です。

マラセチア皮膚炎が発症しやすい部位
  • 外耳
  • 口唇
  • ワキの下
  • 内股
  • 会陰部

アトピー性皮膚炎にかかっている猫や高温多湿でジメジメした夏場に悪化しやすい特徴があります。

また、治療を行うことで症状が改善されますが、治療を中止してしまうと症状が再発したり、最悪の場合は慢性化したりする恐れもあります。

慢性の場合は、治療にさらに時間とコストがかかるでしょう。


このような事態にならないようにするために、自己判断で治療をやめるのではなく、獣医師の指示に従うようにしてください。

脂漏性皮膚炎

マラセチア菌の増殖にともなって皮脂の分泌も増えることを既に説明しました。

脂漏性皮膚炎にかかると脂の塊やかさぶたが見られるようになります。

皮脂が増えると雑菌も増殖することになるため、異臭を感じるケースもあるようです。


脂漏性皮膚炎は外耳道、顔面、爪の付け根にできやすいです。

皮脂の分泌が増えると皮膚のバリア機能を破壊してしまうため、発疹ができてかゆみが強くなるでしょう。


かゆくなると猫は引っ掻いてしまい、患部の毛が抜けてしまったり、2次的な細菌感染を引き起こしたりすることになりかねません。

このような状態になる前に、早めに異常を発見して治療を開始しましょう。

外耳炎

外耳炎の場合、茶色や黒っぽい耳垢が出て独特な異臭を放つことが特徴です。

非常にかゆいため、猫が患部を何度も引っ掻いてしまうでしょう。

そして引っ掻いたことにより、皮膚を傷つけて、2次的な細菌感染を引き起こす可能性もあります。


特にスコティッシュ・フォールドアメリカン・カールなど耳の形が特徴的な品種の猫でよく見られます。

マラセチア症によって、マラセチア皮膚炎や脂漏性皮膚炎を引き起こす可能性があることを説明しましたが、猫のマラセチア症の場合、外耳炎を引き起こすことが多いです。

愛猫がマラセチアではないかと疑わしい場合は、耳垢や耳の臭いをチェックしましょう。

猫用の外耳炎のお薬は、こちらからご覧いただけます。

マラセチアが増殖する原因

マラセチアが増殖する原因は下記のように多岐にわたります。

マラセチアが増殖する原因
  • アレルギー性の皮膚炎
  • 寄生虫による感染(例:ミミヒゼンダニ症)
  • 免疫力の低下
  • シャンプーなど薬剤による炎症
  • 食生活の偏り
  • ホルモン異常
  • マラセチアに対するアレルギー反応

上記にもありますが、マラセチア菌は健康な猫の皮膚にも常在している無害な菌です。

しかし、これらが原因でマラセチア菌が病原体化して、猫の皮膚にさまざまなトラブルを起こします。

マラセチアは猫から人にうつる?

マラセチアは真菌の一種で、健康な猫の皮膚にも常在する菌であることを既に説明しました。

そのため動物同士で感染したり、人にうつることはないため安心してください。


しかし、マラセチアと同じく「真菌」と呼ばれるカビの感染症である皮膚糸状菌症については、接触によって動物同士の感染、さらには人への感染もあります。

とても感染力が高く、免疫力が低い子どもや高齢者の方は特に注意が必要です。

マラセチアの治療法

マラセチアの治療法は主に下記の3つです。

マラセチアの主な治療法
  • シャンプーによる治療
  • 点耳薬による治療
  • 内服薬による治療

マラセチアが原因の病気の種類、または程度によって治療方法が異なるため注意が必要です。

まずは愛猫がどの病気であるのかを特定してください。それから自ずと治療法が絞られて来るでしょう。

ここでは、それぞれの治療法について詳しく解説します。

シャンプーによる治療

皮膚の常在菌をコントロールするために、抗菌効果がある薬用シャンプーを使って治療することがあります。

薬用シャンプーはマラセチアによって発生したフケやかさぶた、細菌などを落としてくれますが、同時に皮膚のバリア機能を保護するための皮脂も洗い流してしまうリスクもあるため注意が必要です。


皮膚のバリア機能が低下してしまうと、皮膚炎の症状が悪化する可能性もあります。

薬用シャンプーを活用した治療法を活用する際には、保湿剤も併用することがオススメです。


ぽちたま薬局では「マラセブシャンプー」を取り扱っています。

マラセブシャンプー

有効成分の「ミコナゾール硝酸塩」が、マラセチアを死滅させ、同時に余分な皮脂や汚れを洗浄することでマラセチア皮膚炎の症状を改善します。

>>マラセブシャンプーの通販ページはこちら

点耳薬による治療

マラセチアによる外耳炎で症状が軽い場合は、一般的には点耳薬を使って治療します。(重度な外耳炎の場合は、内服薬での治療を行うことが一般的です。)

点耳薬はステロイドと抗菌剤、抗真菌剤の合剤となっています。

形状はサラサラなものからドロっとしたゲル状のものまでさまざまです。


たとえば耳の手前側が患部である場合は、そこに薬を留めるためにゲル状のタイプのものが望ましいでしょう。

他にも、鼓膜付近など耳の奥が患部である場合は、しっかりと浸透させるためにサラサラした形状の点耳薬が良いです。


ぽちたま薬局では「スロランイヤードロップス」を取り扱っています。

スロランイヤードロップス

マラセチアを効果的に殺菌するだけではなく、独特の臭いや痒みの緩和にも効果を発揮します。

>>スロランイヤードロップスの通販ページはこちら

内服薬による治療

マラセチアによる皮膚炎が全身にわたる場合は、内服薬による抗生物質や抗真菌薬を処方されることもあります。

猫がかゆがっている場合は、かゆみ止めも併せて処方されることもあるかもしれません。

愛猫がアレルギーや内分泌異常などの潜在的な疾患がある場合は、それらの治療もマラセチア症の治療を並行しながら行います。


しかし、内服薬の治療を行うと肝障害などの副作用を引き起こすこともあるため、獣医師とよく相談しましょう。


ぽちたま薬局では「イトリゾール」を取り扱っています。

イトリゾール

有効成分の「イトラコナゾール」が、マラセチアを始め白癬菌やカンジダ、その他さまざまな真菌に対して効果を発揮します。

>>イトリゾールの通販ページはこちらの通販ページはこちら

マラセチアは自然治癒する?

上記にもありますが、猫がマラセチアに罹患する原因や理由はさまざまです。

しかし、その原因の中には「ジメジメした高温多湿の時期」というものがあり、「ひょっとしたら、季節が変わればマラセチアの症状がおさまるのではないか?」「マラセチアが自然治癒するのでは?」を考える飼い主さんもいるかもしれません。


残念ながらマラセチアが自然治癒する可能性はほとんどゼロです。


早期発見し、早めに治療すれば症状が改善する病気ですが、放置しておくと慢性化し状況が悪化して治りづらくなってしまいます。

愛猫の行動や様子を日頃からよく観察し、異常が見られたら放置せずにすぐに動物病院に連れて行きましょう。

マラセチアの予防とケア

マラセチアは脂漏体質の犬に多い皮膚病ですが、猫でも見られることがあります。

特に下記の特徴に当てはまる場合はマラセチアにかかるリスクがあるため、注意してください。

マラセチアにかかりやすい猫種
  • 皮脂の分泌が多い品種である
  • 皮膚のバリア機能が低下している
  • 高温多湿の環境下で暮らしている

定期的に耳を掃除してあげたり、ブラッシングをしたりして愛猫の衛生環境を整えてあげましょう。

猫は犬ほどシャンプーの必要性はありませんが、皮脂の分泌が多いレックス系の猫の場合はシャンプーの頻度を少し増やしても良いでしょう。

ニオイやベタつきが気になるようになったときがシャンプーをするベストタイミングです。


また、皮脂が多く分泌されやすい尾腺(腰から尻尾の付け根の部分のこと)周辺がベタつきがちな猫や、顔にシワがある猫の場合は、汚れや皮脂が固まらないように毛を短めにカットしたり、シートタイプや拭き取りタイプのケア用品を使ったりしてケアしてあげてください。

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