ミコテックスシャンプー

ミコナゾール硝酸塩2%、クロルヘキシジングルコン酸塩2%

犬や猫の皮膚病の中でも多い、マラセチア皮膚炎を引き起こす要因の1つに多湿があります。
日本は梅雨の時期があるなど世界的にも高温多湿な気候で、マラセチア皮膚炎は梅雨や夏の時期に多く発症します。

時期的な要因以外にも、マラセチア皮膚炎は発症しやすい犬種が存在します。
シーズー、ダックスフンド、プードル、マルチーズ、チワワ、コーギー、ポメラニアン、パグ、フレンチブルドック、ヨークシャテリア、チン、パピオン、ビーグル、ウェストハイランド、ホワイトテリア、ゴールデンレトリバー、キャバリア、柴犬、コッカースパニエルなどです。

また、マラセチア皮膚炎は再発が多い病気の1つです。

●マラセチア皮膚炎の炎症やかゆみを軽減するミコテックスシャンプー
犬や猫のマラセチア皮膚炎はさまざまな要因で発症する皮膚炎で、特に犬では多くみられる病気です。
さまざまな要因によって皮膚の免疫力が落ち、皮膚に常在している真菌（カビ）である「マラセチア」が異常増殖することで炎症やかゆみといった症状が現れます。

ミコテックスシャンプーはそんなマラセチア皮膚炎の原因菌、マラセチア真菌を殺菌することで炎症やかゆみを軽減します。

●2つの有効成分
2つの有効成分の1つ、ミコナゾール硝酸塩はマラセチアを殺菌する働きがあります。
もう1つの有効成分はクロルヘキシジングルコン酸塩です。
クロルヘキシジングルコン酸塩はマラセチアが増えることで増殖する「スタフィロコッカス（ブドウ球菌）」を殺菌する働きがあります。

マラセチア皮膚炎は独特の異臭をともない、強いかゆみでペットや飼い主さんを悩ませます。
ペットは患部を狂ったようにかきむしったりするので、早期での治療が望まれます。

●病院でも評価が高いマラセブシャンプーのジェネリック医薬品
マラセチア皮膚炎の治療薬として動物病院などで処方されるマラセブシャンプーをご存知でしょうか？
ミコテックスシャンプーはマラセブシャンプーと同じミコナゾール硝酸塩とクロルヘキシジングルコン酸塩が含まれた薬用シャンプーです。

●副作用が少なくて安心な薬用シャンプー
医薬品扱いとなる商品ではあるため使用量は定められていますが、経口薬ではないので比較的安心して使用できます。

●基礎疾患もしっかり治療することも大切
ミコテックスシャンプーはマラセチアへの殺菌効果に大変優れ、炎症やかゆみを改善します。
優れた効果を持つミコテックスシャンプーですが、基礎疾患としてアトピーや食物アレルギー、脂漏症、甲状腺機能低下症、副腎皮質機能亢進症などの疾患などがある場合はマラセチア皮膚炎は再発をする場合もあります。

薬用シャンプーでの治療と合わせて、基礎疾患をしっかり治療することも大切です。

1日1回、3日以上間隔をあけて週2回使用してください。
1回当たりの基準使用量は下記の表を参考にしてください。

1.5～3kg未満　5～10ml
3～5kg未満　10～15ml
5～10kg未満 15～25ml
10～15kg未満　25～30ml
15～20kg未満　30～40ml
20～30kg未満　40～50ml
30～40kg未満　50～60ml
40～50kg未満　60～70ml

特には報告されていませんが、異常が出た場合は使用を中止し、獣医師または医師へ相談してください。

・本剤はクロルヘキシジン製剤またはミコナゾール製剤に対して過敏症の既往歴のある犬には使用しないこと。
・本剤は生後3ヶ月齢未満の犬には使用しないこと。
・粘膜面および耳、眼には使用しないこと。
・眼に入らないよう注意すること。
・妊娠中または授乳中の犬には使用しないこと。
・本剤の使用により発疹等の副作用が認められた場合には、速やかに使用を中止し、獣医師の診察を受けること。
・2週間使用しても症状の改善が見られない場合には獣医師に相談すること。

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