ネクスガードキャットコンボは、子猫にも使用できる安全性が魅力です。
しかし、医薬品である以上副作用は存在します。
- 一過性の流涎
- 投与部位の脱毛および掻痒
- 口から泡を吹く
- けいれん
- 嘔吐
- 下痢
- 食欲不振
この記事では、ネクスガードキャットコンボの副作用の詳細と、使用上の注意点について掲載しています。
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目次
ネクスガードキャットコンボの副作用
ネクスガードキャットコンボを猫に投与した際に、どのような副作用が確認されているかを解説します。
もしも投与後にいずれかの副作用が現れた場合、すぐに動物病院を受診してください。
一過性の流涎(りゅうぜん)
ネクスガードキャットコンボを投与した後は、薬剤が乾燥するまで投与部位を舐めさせないように注意してください。
猫が薬剤を舐めてしまうと、一過性の流涎が見られることがあります。
流涎とはよだれを流す状態のことで、症状は軽く一時的なものです。
薬剤を舐めることを防ぐためには、猫が舐められない首の後ろに投与することがポイントです。
被毛をかき分けて、皮膚に投与することで薬剤が垂れることを防げます。
また、多頭飼いのご家庭の場合では他のペットが舐めさせない対策も必要です。
投与部位が乾くまで他のペットと部屋を分けるなど、接触させないようにしてください。
投与部位の脱毛および掻痒(そうよう)
薬剤の刺激によりかゆみや発赤、脱毛などの症状が起こることがあります。
症状が見られるのは、投与した部位のみとされています。
投与部位をかゆがっていたり、赤くなっていたりした場合は副作用の可能性があります。
早めに動物病院を受診するようにしてください。
その他の副作用、舐めたらどうなる?
ネクスガードキャットコンボには、その他の副作用として次の症状が報告されています。
- 口から泡を吹く
- けいれん
- 嘔吐
- 下痢
- 食欲不振
これらの症状は、いずれもネクスガードキャットコンボとの因果関係は明らかではありません。
しかし薬剤を舐めた後に発生しているため、ネクスガードキャットコンボによる副作用だと考えられています。
【参考】
動物用医薬品等データベース(外部リンク)
ネクスガードキャットコンボの使用制限
ネクスガードキャットコンボは、年齢や健康状態により使用制限があります。
まず以下の内容に当てはまる猫には、ネクスガードキャットコンボを投与しないようにしてください。
■以下にご注意ください
・8週齢未満の子猫
・体重0.8kg未満の猫
・ネクスガードキャットコンボの成分「エサフォキソラネル」「エプリノメクチン」「プラジクアンテル」に過敏症を示したことがある猫
また、衰弱している猫やシニア猫の場合、投与するべきかを慎重に判断する必要があります。
獣医師に相談した上で必要と判断された場合のみ、状態をよく観察しながら投与するようにしてください。
ネクスガードキャットコンボが効く仕組み
ネクスガードキャットコンボの有効成分は、エサフォキソラネル、プラジクアンテル、エプリノメクチンの3つ。
いずれも寄生虫の神経機能に作用して、過興奮・麻痺を起こして死滅させる仕組みです。
ノミは24時間以内に99.8%、マダニは48時間以内に100%駆除できるなど、即効性も認められています。
ネクスガードキャットコンボはスポットで皮膚に直接薬液を垂らすタイプのお薬で、この垂らした薬液が血液中を巡って全身を循環して寄生虫に作用します。
お薬の成分は1ヶ月にわたり血液中を循環するため、1ヶ月は効果が持続します。
>>ネクスガードキャットコンボの詳しい作用は商品ページの解説をご覧ください
参考
ネクスガードキャットコンボ添付文書(外部リンク)
ネクスガードキャットコンボの安全性
ネクスガードキャットコンボは10種類もの寄生虫の駆除ができる、オールインワンタイプのお薬です。
愛猫の背中に薬剤を垂らすスポットオンタイプのお薬で、月に1回使用します。
妊娠中・授乳期の猫への安全性が確認されている他、8週齢以上、0.8kg以上の猫にも使用が可能です。
ネクスガードキャットコンボは子猫から老猫まで、多くの猫が安全に使用できます。
副作用を知って不安を感じた方は、他の予防薬も検討してみてはいかがでしょう?
ネクスガードキャットコンボの使用の注意点
ネクスガードキャットコンボの投与にあたって、いくつか注意点があります。
- 投与前にフィラリア検査
- 外用にのみ使用
- 投与後の水浴/シャンプー
- 同居動物との接触を避ける
安全に使用するためにも、上記をチェックするようにしてください。
これから、詳細を解説していきます。
投与前にフィラリア検査
すでにフィラリアに感染している猫にネクスガードキャットコンボを投与すると、体内に存在するフィラリアの幼虫が一度に死滅します。
それらが血管の詰まりや全身のショック症状を引き起こし、死亡してしまうケースがあります。
こうした事故を防ぐ為にも、投与前には必ず動物病院でフィラリア検査を受けるようにしてください。
外用にのみ使用
ネクスガードキャットコンボは、猫の皮膚に投与するように作られた外用薬です。
猫の口に投与をしたり、フードに混ぜて与えたりしないようにしてください。
またネクスガードキャットコンボは目に刺激を与える可能性があるため、投与の際は目に入らないよう注意してください。
投与後の舐めとりを防ぐためにも、肩甲骨の間(首筋のあたり)に投与することが推奨されています。
食べるタイプのお薬を使いたい方は、こちらのコラムをご覧ください。
投与後の水浴・シャンプー
投与後、2日間は水浴またはシャンプーは控えることが望ましいとされています。
投与してすぐにシャワーやシャンプーをした場合の影響に関しては、検証がおこなわれていません。
従ってシャワーやシャンプーをすると、ネクスガードキャットコンボの有効性が低下するなどの可能性が考えられます。
2日以上経過した後は、シャワーやシャンプーをしても問題ありません。
同居動物との接触を避ける
投与後しばらくは、同居している動物との接触を避けるようにしてください。
グルーミングなどで投与した部位を舐めてしまうと、副作用が起こる恐れがあります。
投与した猫はケージに入れる、部屋を分けるなど、薬剤が乾くまで他の同居動物と接触をさせないようにしましょう。
生活空間を分けるのが難しい場合は、投与した猫に服を着せるなどの工夫も有効です。
使用にあたって:飼い主に対する注意点
飼い主さんに対する注意点もあります。
下記の内容をよく読んだ上で、十分に注意しながら投与をおこなってください。
- 投与後は手を洗う
- 薬剤が皮膚に付着してしまった場合、石けんを使って洗う
- 目に入らないよう注意する
- 妊娠中の方が使用する場合、手袋を着用する
- 誤飲した場合、すぐに病院を受診する
[結論]副作用が少なく安全性が高いお薬
ネクスガードキャットコンボの副作用や使用上の注意点について、ここまで解説してきました。
副作用や注意点について、重要なポイントをおさらいしましょう。
この記事のまとめ
- 妊娠中の猫や子猫にも使用ができ、安全性が高い寄生虫駆除薬
- 主な副作用は一時的な流涎や投与部位の皮膚症状
- 必ずフィラリア検査をおこなった上で使用
- 投与後は同居動物と接触させないように注意
ネクスガードキャットコンボは10種類もの寄生虫に駆除・予防効果を発揮する、オールインワンタイプのお薬です。
対応する寄生虫の種類が多いことに加えて、副作用も少なく安全性にも優れます。
1つで寄生虫に対する備えを万全にしたい方は、ネクスガードキャットコンボがオススメです。
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