モルヌピラビルの個人輸入

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モルヌピラビルの個人輸入に関して

モルヌピラビルは、人間の新型コロナウイルスの治療薬として承認されており、近年は猫のFIP(猫伝染性腹膜炎)の治療に「モルヌピラビル」を用いるようになりました。

日本において、現時点で猫のFIP治療に使うモルヌピラビルは未承認のため、入手するには個人輸入のみとなっています。
この記事では、猫のFIP治療で使用するモルヌピラビルの個人輸入について詳しく解説します。

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モルヌピラビルとは

モルヌピラビルは、人間の新型コロナウイルスの治療薬として承認されている医薬品です。
猫では、猫コロナウイルスの突然変異により発症するFIPの治療薬としても使われるようになりましたが、日本ではFIP治療を目的とした動物用医薬品としては承認されていません。

猫のFIP治療薬には、ムティアンやレムデシビルなどもありますが、これらの医薬品も日本では未承認のため、治療費は100万円~150万円ほどかかります。
これまでのFIP治療には高額な費用がかかり、治療を諦めてきた飼い主さんも少なくありません。

モルヌピラビルは副作用のリスクがあるため治療の第一選択薬にはなりませんが、治療費の安さから注目を集めつつあります。
しかながら国内で流通しているモルヌピラビル(製品名:ラゲブリオ)は人間のコロナ治療の用量で94,312円と薬価が非常に高額です。
そのため、動物病院でも獣医師が個人輸入して処方しているのが現状です。

参考
モルヌピラビル「高すぎる」開業医の8割 | m3.com(外部リンク)

モルヌピラビルの個人輸入は獣医師でなく、個人でも行うことができます。

モルヌピラビルは個人輸入で購入可能

モルヌピラビルの個人輸入

猫のFIP治療におけるモルヌピラビルの購入は、動物病院での処方か、ご自身で個人輸入で入手するかのどちらかです。
当サイトでは、以下のモルヌピラビルを取り扱っています。

商品名 モルヌピラビルカプセル
有効成分 モルヌピラビル200mg
内容量 40錠
値段 1箱5,800円

猫に対しての投薬は安全性が確立されておりませんので、獣医師の指示のもとで使用してください。

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個人輸入とは

個人輸入とは、海外の製品を個人で使用することを目的として、海外の通販サイトやメーカーなどから個人が直接購入することです。

個人輸入代行サイトを利用する場合は、特別難しいことはありません。
通常の通販のように欲しい商品をカートに入れ、届け先と支払い方法を設定するだけで、言葉の壁もなく、難しい手続きは一切なく商品を購入することができます。

参考
医薬品等の個人輸入について│厚生労働省(外部リンク)

個人輸入の注意点

モルヌピラビルの個人輸入については注意点がいくつかあります。

まずひとつは時間がかかることです。
どうしても「個人で海外から取り寄せる」という形になるため、1~2週間ほど日数がかかる場合があります。

また、処方箋を持たず医薬品が手に入るメリットの裏返しとして、使用後に何が起きても自己責任ということにもなります。
個人輸入を考える医薬品については、しっかりと調べる必要があります。

さらに、サイトによっては粗悪品が届く可能性もありますので、正規品を扱う信頼できるサイトを選ぶ必要があります。

よくある質問

よくある質問

モルヌピラビルについて、よくある質問に対しての回答をまとめました。

未承認のモルヌピラビルを個人輸入することは違法じゃないの?

薬機法では、自分が飼っているペットに対しての使用であるならば、違法ではありません。
違法となるケースは、その医薬品を他の人に譲る、転売するなどの行為です。

モルヌピラビルは楽天やAmazonで購入できる?

モルヌピラビルは医薬品のため、国内の通販サイトでは購入できません。
個人輸入代行サイトで購入することができます。

猫のFIP治療で使用する際の投与量は?

投与量はFIPの種類(ドライタイプかウエットタイプ)により、用量が異なります。

神経症状が出ているドライタイプにおいては、モルヌピラビル20mg/kg(1日2回)ウエットタイプは10mg/kg(1日2回)となります。

ただし、猫FIPの治療においてはモルヌピラビルによる治療が第一選択ではありません。
猫に対しては安全性が確立されていないため、必ず獣医師の指示のもとで使用する必要があります。

参考
臨床試験について 猫伝染性腹膜炎[FIP]治療薬(外部リンク)

まとめ

猫FIPの治療に用いるモルヌピラビルの個人輸入に関する記事のまとめは、以下となります。

  • 近年、人間のコロナウイルス治療薬であるモルヌピラビルが猫のFIP治療薬として注目されている。
  • モルヌピラビルは猫FIP治療の目的では未承認ですが、動物病院での処方、個人輸入で安く購入することが可能。
  • モルヌピラビルは猫に対しては安全性が確立されていないため、必ず獣医師の指示を仰ぐ必要がある。
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