「うちの子にノミがいる!」
そんなときは、次の3ステップでノミ対策をおこないましょう。
ノミを放置すると愛猫だけでなく、ご家族にも健康面でさまざまな影響が及びます。
ノミらしきものを見つけたら、速やかな対策が必要です。
目次
今すぐどうにかしたい!猫のノミを駆除する方法
まずは、目の前のノミを駆除するときに役立つ方法をご紹介します。
ノミ取りくしでブラッシングする

ノミを見つけたら、まずはノミ取りくしでブラッシングをしましょう。
ノミ取り専用のくしは、一般的なコームよりも目が細かく作られています。
毛の根元からゆっくりとくしを通すことで、赤褐色の成虫や白く丸い卵を取り除くことができます。
床やカーペットに卵が落ちると大繁殖につながるため、ブラッシングをするときは、下に新聞紙や大きな布を敷くようにしてください。
なお、取り除いたノミや卵は、直接手で触れないようにしましょう。
粘着テープなどに付着させてからビニール袋に入れ、口を固く縛ってすぐに廃棄するか、中性洗剤を数滴たらした水に沈めて完全に駆除してから処分するのが確実です。
シャンプーで洗い流す

ノミは水に弱いため、シャンプーで洗い流すことでも一定の駆除効果が期待できます。
殺虫成分が配合されたノミ取りシャンプーを使えば、さらに効果は高まります。
ただし、シャンプーで駆除できるのは成虫のみで、卵やさなぎには効果がありません。
卵が残っていると、やがて孵化して再び繁殖してしまう可能性があります。
シャンプーはあくまで、一時的に成虫の数を減らすための補助的な方法と捉えましょう。
ノミ駆除薬を投与する

猫についたノミをしっかり駆除したいなら、「ノミ駆除薬」を使うのがベストです。
ノミ駆除薬を投与すると、数時間で猫の体にいるノミをほぼ100%駆除。「今すぐなんとかしたい!」というときも確実に駆除が可能です。
また、成虫だけでなく幼虫や卵にも効果があるノミ駆除薬を選べば、ノミのライフサイクルを完全に断ち切ることができ、再発もしっかりと防げます。
市販のノミ駆除薬でいい?
ノミ駆除薬には首輪タイプなどさまざまな商品があり、ホームセンターやオンラインストアでも手軽に購入できます。
しかし、こうした市販品は、動物病院で処方される駆除薬に比べると効果が限定的。およそ60%の効果しか期待できません。
手軽に入手できるメリットはありますが、確実な駆除と予防を望むなら、動物病院で処方してもらったノミ駆除薬を使うことを強くおすすめします。
猫にノミがいた!部屋のノミ対策はどうする?

愛猫の体からノミが見つかった場合、室内にもノミが潜んで繁殖している可能性があります。
部屋にノミがいる限り、猫の体をきれいにしてもすぐに再寄生され、根本的な解決にはなりません。
この悪循環を断ち切るために、猫の体と同時に部屋全体のノミ対策も行いましょう。
掃除機でノミを吸い取る
まずは掃除機を使い、ノミの幼虫のエサとなるホコリやフケ、食べかすなどを徹底的に除去しましょう。
ただし、ノミを生きたまま吸い込むと、掃除機の内部で繁殖する可能性があります。
事前に床に塩をまき、ノミや卵の水分を奪って死滅させてから掃除機で吸い取ると被害が抑えられます(※1)。
掃除が終わったら、紙パック式の掃除機の場合はすぐにパックを交換し、ビニール袋に入れて密閉してから廃棄。
サイクロン式の場合は、ダストカップ内のゴミをすぐに捨て、内部をきれいに洗浄してノミの繁殖を防ぎましょう。
(※1)機種によっては故障の原因となるため、取扱説明書を確認した上でお試しください。
粘着クリーナーやスチームクリーナーも有効
ノミのさなぎは粘着性のある繭に覆われているため、掃除機だけでは完全に取り除くのが難しいことがあります。
カーペットやラグには粘着クリーナー(コロコロ)をかけ、フローリングは水拭きをするなど、掃除機と併用して除去効果を高めましょう。
また、ノミは熱に弱いため、スチームクリーナーの使用も非常に効果的です。
ファブリック製品は熱湯で洗濯
猫が使っているベッドや毛布、クッションカバー、飼い主さんの衣類といった布製品は、60℃以上のお湯で洗濯するか、つけ置き洗いしましょう。
その後、乾燥機で高温乾燥させるとより万全です。
ラグや布団など、洗濯が難しい大きなものには、くん煙剤や殺虫スプレーなどが活用できます。
しっかり予防!猫にノミを寄生させない対策
一度ノミを駆除しても、再び寄生されるリスクは常にあります。
そのため、日頃から予防を続けることが重要です。
ノミ駆除薬を毎月投与する

ノミを確実に予防するには、動物病院で処方されるノミ駆除薬を毎月定期的に使用するのが最も効果的です。
猫用の駆除薬は、首筋に液体を垂らす「スポットタイプ」が主流で、月に1回の投与で手軽に予防できます。
費用や手間はかかりますが、万が一ノミが大量発生したときの駆除や治療を考えると、定期的に予防しておくほうが結果的に負担は少ないといえるでしょう。
猫のノミ対策は4月~11月が一般的
ノミが活発になる4~11月が、おもな予防シーズンとなります。
しかし最近は、温暖化やエアコンの普及によって冬でもノミが活動しやすくなっており、年間を通して寄生リスクが高い状態です。
こうした背景から、季節を問わず予防を続ける「通年投与」を推奨する動物病院も増えています。
こまめにブラッシングをする

定期的なブラッシングは、ノミの早期発見につながります。
数日に一度、できれば毎日おこなうのが理想です。
ノミに寄生されやすい猫の特徴として、ブラッシングの習慣がない、自分で毛づくろいをするのが苦手、あるいは高齢でセルフグルーミングが難しくなったという子が挙げられます。
お手入れを怠ると、毛玉ができてその中にノミがびっしり…といった状態になりかねません。
日頃から毛並みを整え、清潔な状態を保ちましょう。
室内飼育を徹底する

猫が屋外に出ると、ノミに寄生されるリスクは格段に高まります。
完全室内飼育を徹底することは、愛猫をノミから守る有効な手段です。
また、室内飼育はノミだけでなく、マダニの寄生、猫コロナウィルスへの感染、交通事故など、さまざまな危険から愛猫を守ることにも繋がります。
ただし、飼い主が外出先からノミを持ち帰ってしまう可能性もあるため、完全室内飼育であっても定期的なノミ予防は欠かせません。
ノミ対策マスト!ノミにつかれやすい猫の特徴
ノミに寄生されやすい猫には、いくつかの共通点があります。
最もリスクが高いのは、屋外に出る機会のある猫です。
自由に外出する猫はもちろん、飼い主さんと一緒に散歩やアウトドアへ出かける猫も注意が必要です。
ほかにも、次のような猫は気をつけましょう。
- グルーミングが苦手な長毛種
- グルーミングを上手にできない子猫やシニア猫
- 湿気が多い場所でよく寝ている
- 多頭飼育している
- 飼い主さんが保護猫活動に関わっている
これらに当てはまる猫には、より一層の対策が求められます。
『ノミ駆除薬』が最も確実な猫のノミ対策
ここまでノミを発見したときの対策をご紹介しましたが、最も確実で効果的な方法は、やはりノミ駆除薬の定期的な投与です。
こうした駆除薬は、猫の体にいる成虫を駆除するだけでなく、お薬の種類によっては卵や幼虫の発育を阻害する効果もあり、ノミのライフサイクルそのものを断ち切ることができます。
春~秋が予防シーズンではありますが、近年は季節を問わず一年中予防を続ける「通年投与」が推奨されています。
どの薬が愛猫に適しているか、まずはかかりつけの獣医師に相談し、適切な予防を継続してあげましょう。

ペットのお薬通販『ぽちたま薬局』スタッフです。
10年以上の犬の飼育経験と動物介護士の知識をもとに、ペットの病気やお薬の情報を発信します。











