迎え入れたばかりの犬は、留守番中にうんちまみれになってしまうことはよくある悩みです。
仕事で疲れているのに、愛犬がうんちにまみれにした部屋と体を綺麗にしなければならないのはとても大変なことです。
この記事では、犬が留守番中にうんちまみれになる原因や、対策について紹介していきます。
どうにかしたいと悩んでいる飼い主さんは、ぜひ読んでみてください。
犬が留守番できる時間や注意点については、こちらの記事で詳しく解説しています。
目次
犬が留守番中にうんちまみれになる原因
まずは、犬が留守番中にうんちまみれになる原因を解説していきます。
飼い主さんが愛犬について理解してあげることで、うんちまみれにさせないための対策につなげることができるでしょう。
ひとりで退屈
犬はひとりで退屈なときに、うんちで遊んでしまうことがあります。
留守番に慣れていない子犬は、好奇心旺盛で遊びや運動が大好きな時期なので、飼い主さんと一緒に過ごせないひとりの時間は退屈になって当然です。
さらに、人間と違ってうんちが汚いものだとは認識していません。
そのため、留守番のときは体力を発散させる方法のひとつとして、うんちで遊んで汚れてしまっている可能性も考えられます。
不安やストレス
不安やストレスも、犬が留守番中にうんちまみれになる原因のひとつです。
一緒にいるときは問題なくても、留守番のときのトイレは飼い主さんがいない不安や、ひとりで過ごす時間に慣れていないことからストレスにつながり、トイレに失敗してしまう犬もいます。
愛犬が留守番に慣れていない時期から長時間留守番させると、ストレスになったり、粗相したりする原因になりかねません。
また、成犬なのに留守番中だけトイレを失敗して、飼い主さんの後も追いかける場合は分離不安症の可能性もあります。
分離不安症と獣医師さんに診断された場合は、お薬が処方されるケースもあります。
トイレトレーニングの不足
犬が留守番中にうんちまみれになる場合、トイレトレーニングの不足も原因として考えられます。
特に、子犬は排泄のコントロールが上手ではなく、迎え入れたばかりでもあるので、トイレをして良い場所とダメなところを判断する能力が完璧ではありません。
特定の場所でうんちできないので、留守番中に歩き回っているうちに踏んでしまい、うんちまみれになっている可能性もあります。
老犬
老犬は認知症や筋力が低下することで、うんちまみれになる可能性があります。
成犬のときは問題なくトイレできていても、高齢になると認知機能が低下することで排泄のタイミングや場所がわからなくなって、失敗してしまうことがあります。
他にも、老犬は筋力が低下してトイレまで移動できなくなったり、立ち上がった刺激で漏れてしまったりするので、うんちを我慢すること自体が難しくなります。
老犬の場合は、獣医師に相談して健康状態を確認しておくことも大切です。
留守番中の犬をうんちまみれにさせないための対策
次に、留守番中の犬をうんちまみれにさせないための対策を紹介します。
飼い主さんができる対策をして、うんちまみれになる状態を回避してあげましょう。
出かける前に排泄させる
飼い主さんが出かける前は、排出を促してあげましょう。
愛犬が散歩中や散歩した後にうんちする習慣がある場合は、留守番させる前の散歩も対策として有効です。
うんちを済ませておけば、愛犬も留守番中に我慢する必要がなくなって、のんびり過ごせます。
さらに、しっかり散歩してエネルギーを発散できれば、留守番中は疲れて眠りやすくなります。
留守番させる前は愛犬の散歩をして、うんちを先に済ませておきましょう。
おもちゃを与える
おもちゃを与えることも、犬が留守番中にうんちまみれにならないために効果的な対策です。
うんちまみれになる原因のひとつには、ひとりの時間が退屈でおもちゃ代わりに遊んでしまうことが挙げられます。
そのため、うんちで遊ぶよりも楽しいおもちゃを教えることで、愛犬は退屈な時間を解消できます。
留守番させるときはおもちゃを与えて、うんちまみれにならないように対策してあげましょう。
お留守番エリアを見直す
愛犬をうんちまみれにさせないためには、お留守番エリアを見直すことも重要です。
基本的に、犬は広いスペースより狭くて暗い場所が落ち着くので、室内を自由に行き来できる環境での留守番は、不安に感じてしまう可能性があります。
留守番に適した環境はケージやサークルなど中ですが、犬は寝床での排泄を避ける習性があるので、トイレを学習している場合はうんちすることが難しくなります。
サークルの中にクレートを置くとより快適な環境が整うので、対策としてお留守番エリアも見直してみましょう。
ペットカメラを設置する
留守番させるときは、ペットカメラを設置することも対策のひとつです。
うんちまみれになってしまう犬は、飼い主さんがいなくて不安や退屈を感じている場合があります。
ペットカメラは映像を確認できる以外にマイク機能が充実している商品もあるので、飼い主さんが声をかけてあげることで愛犬は安心できるかもしれません。
さらに、おやつを出せるペットカメラを使って成功したときにタイミング良く褒めてあげれば、トイレトレーニングもできます。
お留守番パンツを使う
うんちまみれにならないための対策には、お留守番パンツを使うことも有効です。
お留守番パンツは、犬用として売られている普通のオムツとは違い、履かせるとうんちだけキャッチしてくれる仕組みで、おしっこはトイレに排出できます。
排泄物は、お留守番パンツの中に物理的に隠せる対策なので、愛犬がうんちまみれになるのも避けられるでしょう。
子犬や老犬のお留守番は短時間に
子犬や老犬の留守番は、短時間にしましょう。
排出をコントロールできない子犬のお留守番は、3~4時間ほどが目安です。
子犬は、トイレトレーニング不足などが原因でうんちまみれになる可能性があるので、生後間もない場合は留守番できる時間がさらに短くなります。
また、老犬に留守番させる際の目安は4~5時間ですが、介護しなければならない場合や健康状態によっては、もっと短くなるケースもあるので注意しましょう。
トイレトレーニング
トイレトレーニングは、犬をうんちまみれにさせないために重要な対策です。
特に、子犬や迎え入れたばかりの犬には、トイレトレーニングが欠かせません。
トイレトレーニングの成功率は、なるべく早い段階で開始すると、より高くなります。
多くを吸収できて、学習能力が高いと言われる生後2~3ヶ月くらいの時期からトレーニングして、自然とトイレが身に付くようにしてあげましょう。
プロに任せる
プロに任せることも、うんちまみれ対策のひとつです。
費用はかかりますが、ペットシッターやペットホテルなどを利用することで、飼い主さんの負担は軽減できる可能性があります。
排泄のコントロールができるようになるまではペットシッターに頼んだり、ペットホテルなどに預けたりすることで飼い主さんがいない間にお散歩やお世話をしてもらえます。
愛犬もひとりの時間が無くなることで、不安や退屈が解消できるでしょう。
よくある質問
ここからは、犬が留守番中にうんちまみれになることに関してよくある質問をまとめています。
悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
Q.うんちまみれになった犬の洗い方は?
うんちまみれになった犬は、蒸しタオルやぬるま湯で汚れた部分だけ洗いましょう。
犬は人よりも皮膚が薄いので、毎日シャンプーすると大きな負担になります。
毎日のようにうんちまみれになる場合は、蒸しタオルで汚れをふやかして綺麗なタオルでふき取り、それでも綺麗にならないのであれば、ぬるま湯で部分的に洗い流します。
さらに、蒸しタオルやぬるま湯で洗った後はドライタオルで乾かして、菌が繁殖しないように注意しましょう。
Q.犬はうんちをどのくらい我慢できる?
犬がうんちをどのくらい我慢できるかは、ライフステージによっても異なります。
成犬の場合は12時間ほど我慢できると言われていますが、子犬は月齢に1ヶ月加算した数字が最大で我慢できる目安なので、3ヶ月であれば4時間ほどです。
しかし、犬がうんちを我慢できる時間は体調や体質、食べたものによっても異なります。
留守番は、愛犬が排泄を我慢できるように、なるべく短い時間にしてあげましょう。
Q.犬が留守番中にうんちを食べてしまう原因は?
犬が留守番中にうんちを食べてしまう原因には、以下などが考えられます。
・お腹が減った
・うんちを片付けたい
・ストレスや退屈
長い時間の留守番はお腹がすいたり、退屈な時間が増えたりして、うんちを食べてしまう原因になります。
留守番させる前に散歩でうんちを済ませておくと我慢する必要がなくなり、エネルギーを使って疲れて眠りやすくなるので、退屈な時間も減らせます。
犬に留守番させるときは、うんちを食べてしまう原因を解消してあげることが大切です。
まとめ
迎え入れたばかりの犬は、留守番中にうんちまみれになることが多く、悩んでいる飼い主さんも珍しくありません。
うんちまみれになる原因には、退屈や不安、ストレスやトレーニング不足などが考えられます。
留守番が退屈や不安な場合は、散歩をして排泄を促す、おもちゃを与えて退屈な時間を解消するなどの対策が有効です。
また、ストレスやトレーニング不足が原因の場合は、まず短い時間から留守番させて徐々に時間を延ばす、プロに任せるなどの対策もできます。
他にも、お留守番エリアを見直す、ペットカメラを設置するなど有効な対策はあります。
愛犬のことをよく理解して、留守番中にうんちまみれにさせないために原因に合った対策をしてあげましょう。
ペットのお薬通販『ぽちたま薬局』スタッフのブログです。
このブログではペットのご飯を中心にペットの健康について考えたいと思います。