ファモチジン錠（ガスター）

ファモチジン錠10「サワイ」
ファモチジン10mg

ファモチジン錠20「サワイ」
ファモチジン20mg

●胃潰瘍や十二指腸潰瘍を改善
サワイのファモチジン錠は胃酸の分泌を抑えるお薬で、一般的にはガスターの名前で知られています。
本来はヒト用のお薬ですが、犬猫の消化性潰瘍治療薬として使用されます。

ペットの胃や十二指腸の病気の原因として挙げられるものに、細菌・ウイルスなどの感染の他、誤飲などにより胃の粘膜が傷つけられる、または、逆流性胃腸炎などで腸で分泌された胆汁が胃へ逆流することで胃壁を傷つけ、胃が炎症を引き起こします。

こうした、胃酸が原因の胃潰瘍や十二指腸潰瘍の治療において、胃酸の分泌量をコントロールして胃の出血や胃炎、潰瘍などを改善します。

・胃潰瘍
胃潰瘍は、病気や薬物、寄生虫、ストレスなど、さまざまなことが要因で引き起こされる病気です。
初期の段階と重度の段階で見られる症状はかなり異なってきます。

初期の段階では、胃の粘膜が機能を果たさなくなることで胃壁の表面が傷ついて発症します。
元気消失や食欲低下、嘔吐などの様子が見られます。

重度の段階になると胃壁の奥深くの粘膜下層や、筋層まで傷がついている状態になります。
胃の出血が混ざった黒っぽい嘔吐や吐血、発熱などが見られ、最悪のケースとしてショック死の危険性もあります。

・十二指腸潰瘍
十二指腸潰瘍とは十二指腸に潰瘍ができ、そこに開いた穴から腸液が腹部に漏れてしまう病気のことです。
十二指腸潰瘍を発症すると、嘔吐が続くようになります。
はっきりとした原因は解明されていませんが、他の疾患や食事、ストレスなどが起因となって起こると言われます。

●ファモチジンが効果的に作用
ファモチジン錠には、有効成分としてファモチジンが含有されています。
ファモチジンはH2受容体拮抗剤と言われ日本でも胃腸薬として有名なガスター錠と同じ成分です。
胃粘膜上の胃酸分泌に関する受容体を遮断することで、過度に胃酸が分泌されるのを抑えます。
このようにファモチジン錠は消化性潰瘍原因である胃酸の分泌を抑えることで、出血や胃炎、潰瘍などを改善します。

体重1kgあたりファモチジンとして、0.5〜1.0mgを1日1〜2回、経口投与する。

・腎臓クリアランスが低下する場合があります。
・副作用が認められた場合には、速やかに獣医師の診察をお受けください。

・本剤は定められた目的にのみお使いください。
・本剤は定められた用法、用量をお守りください。
・本剤は獣医師の指導のもとにお使いください。
・使用期限が過ぎたものは使用しないでください。

沢井製薬

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